Dr.ナダレンジャーの新作動画


(2021/10/06)印刷する

 防災科学教室などでの楽しい実験授業で知られるDr.ナダレンジャーの、新しい動画がアップされました。大地震で発生する「津波現象」、雪崩や土石流・火砕流などの「重力流現象」、気象に関係した「対流現象」の3本。独自に考案した器具を使い、楽しい話術を交えながら、それぞれの現象がよく分かる実験を披露してくれます。


 「津波現象」では、水を入れた容器を揺らして波を起こします。すると、水の深さによって、波の伝わるスピードが違うことがわかります。高さ10mの津波なら速さは秒速10mにも。「津波と競走して勝てるのはウサイン・ボルトしかいない?」とDr.ナダレンジャー。

 「重力流現象」では、発泡スチロールの小さな玉をまとめて斜面に流します。流れの先端が大きくなってオタマジャクシのような形になり、玉の量を増やすとスピードも上がりました。もしも東京ドーム一杯分を流したら、速度は新幹線並みにもなるそう。「もっと重たい土砂や岩だったら、もっと怖いのもわかりますね?」

 「対流現象」では、容器にぬるま湯を入れ、湯気で曇る側面の様子を観察します。すると、空気が上昇するところは曇り、下降するところは曇りません。つまり空気が対流を起こしている様子が分かるのです。「これが巨大な積乱雲だったら? 嵐になったり、雷が鳴ったり……」

 Dr.ナダレンジャーは、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)の納口恭明博士が、サイエンスショーのために〝変身〟した姿です。実験は、同じく防災科研の罇優子さんが変身した助手のナダレンコとやりとりしながら進められます。今までの「エッキー(液状化実験)」「ゆらゆら(地震の揺れ実験)」「Dr.ナダレンジャー(なだれ実験)」とあわせ、これでDr.ナダレンジャーの動画は計6本。防災科研のホームページ(https://www.bosai.go.jp/introduction/movie.html)からもご覧になれます。

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