「Dr.ナダレンジャーの防災実験教室」出版/自由研究の参考にも


(2021/08/16)印刷する

 ユーモラスなサイエンスショーで知られるDr.ナダレンジャーの本がこのほど出版されました。タイトルは「Dr.ナダレンジャーの防災実験教室」。地震による建物の揺れの違いや、地震で液状化する地盤、そして専門の雪崩について、楽しい実験をもとに優しく軽妙な語り口で教えてくれます。自由研究の参考書としても使えます。

内容の一部

 筆者は国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)の理学博士、納口恭明さん。サイエンスショーのとき、納口さんは子どもたちの心をつかむため、金髪カツラ・派手なメガネ・付けヒゲを使って変身します。それがDr.ナダレンジャーです。ベルマーク財団と防災科研が共催で実施する「防災科学教室」や、財団のへき地支援ソフト事業のひとつ「理科実験教室」で、納口さんには長年講師を務めていただいています。様々なアイデア器具を使った実験を通して子どもたちに科学の楽しさ、災害の怖さを伝えるその授業は、とっても面白くて人気です。

 この本では、おじいちゃんがナダレンジャーだと知った孫で小学3年生の、かなたさん、というモデルを設定。おじいちゃんと一緒にショーのビデオを見ていく、という形で話が進められます。ショーの内容について、かなたさんは色々と質問し、おじいちゃんが答えていきます。自分で実験器具を作れる工作教室のページもあります。全体に写真やイラストがふんだんに使われ、ナダレンジャーを知らない人でも楽しめます。実際の納口さんにも小学3年生のお孫さんが2人いて、女の子と男の子だそう。なので、女の子とも男の子ともとれる「かなた」という名前を使ったとのことです。

防災科学教室でのDr.ナダレンジャー

 大人が読んでも面白くてためになりますが、あとがきで納口さんはこう書いています。「楽しそうに見える実験も、大きくするとこわい災害になることもわすれてはいけません。そのうえで、どうそなえ、どう行動するかを考えてみましょう。この本が、そのきっかけのひとつになれば……と思っています」。いつも教室でナダレンジャーが強調している言葉です。これを機会に親子で防災について、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

 ナダレンジャーのイベントを体験した編集者が、ぜひ本にしたいとお願いしたことから本作りが始まり、2年半ほどの時間をかけて、イラストを多用した分かりやすい内容に仕上げました。対象は小学校の中学年以上。内容ごとにレベルの高さを★~★★★のマークで示してあります。絵:鈴木逸美。子どもの未来社刊、1800円+税。


◇以下のリンクは子どもの未来社がHPで『Dr.ナダレンジャーの防災実験教室』を紹介しているページです。本の目次をご覧になることができます。
 http://comirai.shop12.makeshop.jp/shopdetail/000000000286/

◇ベルマーク財団の理科実験教室、防災科研と共催の防災科学教室の最近の記事はこちら。
 <災害の話、身近に感じて/山梨県立盲学校で防災科学教室>
 https://www.bellmark.or.jp/how_to_use/education_support/30004768/

◇2021年度の防災科学教室は希望する学校を募集中です。コロナ禍に配慮したオンライン開催も可能です。詳細はこちらから。
 <「防災科学教室」募集中/オンライン開催も可能>
 https://www.bellmark.or.jp/how_to_use/education_support/30004677/

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