新ベルマーク大使・倉光陽子さん


(2018/10/10)印刷する

 「どの商品にベルマークがついているのか知るところから、新鮮な気持ちでスタートしました」。豊橋市がベルマーク収集を開始した2016年4月、倉光さんも教育委員会に異動してすぐにベルマーク担当になり、まさに手探り状態で活動がはじまりました。

 市役所の各課に回収箱を設置するほか、商工会議所を通じてマークやカートリッジを集めてくれる企業を募り、現在では162社(支店含む)が応援企業として登録しています。企業が集めたカートリッジは連絡がくると学校用務員が取りに行き、市役所に届けてもらう仕組みも確立しました。

 市内の小中学校の設備をより充実させるために始められた活動でしたが、当初は市内のベルマーク参加校が半数にも満たない状態でした。校長会を通じて参加登録を呼びかけるとともに、毎年5・6月に行われるベルマーク運動説明会で、豊橋会場の発表者として収集をよびかけたり、広報誌「PTAとよはし」でベルマーク特集を組むなど、さまざまな方法で認知度を上げていきました。

 同時にマークの整理・集計の負担を減らすため、「くすのき特別支援学校」と「庁内障害者ワークステーションわくわく」で仕分けする仕組みを軌道に乗せました。その結果、開始から2年半で240万点余りが集まりました。

 「日常生活でベルマークに気づかず捨ててしまうのはとても残念なこと。市の活動がベルマーク運動を知ってもらうきっかけになれば」と倉光さん。毎年10月に開かれる「豊橋まつり」でもPRブースを出展、クイズやベルマーク商品の展示などを通じて大勢の来場者に収集を呼びかけています。

 「必ずベルマーク付き商品を買わなければと縛られるのではなく、マークを見つけたら切って楽しく集める。それが5年後、10年後の未来を変えていくのだと思います」。

 豊橋市の目標点数は「1000万点」。今後はテトラパック回収など新しいことにも挑戦しながら、地道にコツコツ続け、息の長い活動にしていきたいと意気込みを語ってくれました。

ベルマーク商品

白鶴 料理の清酒 糖質ゼロ

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中