キーワードは「引継帳」と「土曜日」/静岡市立葵小学校が800万点


(2018/10/03)印刷する

 7月に800万点を達成したのは、ちょっとおもしろい立地にある学校です。

 静岡市立葵小学校(山田欣也校長、児童626人)の校門前から見えるのは、なんとお堀。というのも、葵小は駿府城公園を囲む二ノ丸堀と外堀のあいだにあるからです。静岡駅から徒歩20分ほどとアクセスが良く、区役所や県庁も近いのに、落ち着いた環境です。2007年に城内小学校と青葉小学校が統合して葵小学校になりました。

 9月のある土曜日、取材で同校の会議室に向かう途中、廊下の突きあたりに、明らかにベルマーク活動で使われるとわかる棚を見つけました。PTA活動に関する道具が置いてある書庫に入りきらず、別に置いてあるそうです。

ベルマーク活動の道具

 会議室に近づくと、にぎやかな声が聞こえてきました。集計作業のために集まったのは、環境教育委員の皆さん、総勢61人です。各クラスに1人「正委員」がいて、児童からのベルマーク袋回収や事前仕分け、連絡役の仕事をします。ベルマーク袋を回収するのは年5回。この日のような集計作業は年2回で、働いている方も参加しやすいよういずれも土曜日です。時間は9:30から、正委員の皆さんは9時からです。

 葵小のベルマーク活動の特徴は、しっかり確立された活動方法が代々正しく受け継がれていること。委員長の鈴木多恵子さんが手にしているのは、ベルマーク財団がまだ教育設備助成会という名だった1985年に発行した、「ベルマーク運動引継帳」です。全ての活動のヒントはその分厚い引継帳の中にあるそうで、「代々引き継いでいたら800万点を達成したようです」と鈴木さんは言います。

全てはこの引継帳の中に
頑張るお母さんの腕の中で
たくさん集まりました
カートリッジ担当の4年生保護者の皆さん
工夫しています
すばやいです


 集計が始まると、皆さん世間話をしながらも素早く手を動かしていました。事前に会社ごとに分けてあるマークを、ひたすら10枚ずつにまとめていきます。ただし、ホチキスで綴じるか、テープに貼りつけるかは自由。鈴木さんは周りを常に見回し、あちこちに動いて何か困っている様子がないか気にかけていました。実は鈴木さん、環境教育委員になるのは上の子の時と合わせて6年目になる大ベテランです。お買いもの額の1割が支援につながることを理解し、活動してくださっています。

 皆さんからは「話しながらなので意外と楽しいです」「こういう作業、嫌いじゃないです」「活動日が土曜だから選びました」「転校生なんですが、ベルマークなら学校が違ってもやりやすいと思ってこの委員会を選びました」といった声も聞かれました。

 仕分けが終わり、皆さんが解散すると、鈴木さんと副委員長の岩崎絵美さん、舘林利依子さん、鈴木麻記さん、瀧昇子さんが残ってまとめをします。最終チェックと送り状の記入をしました。

委員長と副委員長の皆さん
最後のチェックと送り状の記入
全体の様子

 葵小のベルマーク活動の特徴は、定期的にお買いものをして、預金を有効に活用していること。特に2010年からは毎年、主にボール類や一輪車を購入し続けています。購入した商品は全校集会で先生が児童に伝えるそうです。

 財団事務所にはもう1冊も在庫がない「引継帳」を使い、土曜日を活動日にするという工夫。そんなふうに活動してくださっていることに感動した取材でした。

左から鈴木麻記さん、瀧昇子さん、鈴木多恵子さん、舘林利依子さん、岩崎絵美さん(小さく写してというご要望)

◇葵小の位置をご紹介します

葵小の位置(googlemapより引用)

ベルマーク商品

ストロベリーチョコレート 46g

ベルマーク検収

今週の作業日:12/17~12/21
11/5までの到着分を作業中

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