愛知県江南市立布袋小学校が500万点/児童会委員が啓発ポスターで収集呼びかけ


(2015/12/17)印刷する

 愛知県江南市の市立布袋(ほてい)小学校(土井謙次校長、797人)のベルマーク送票点数が、1964(昭和39)年の運動開始以来の累計で500万点を超えました。PTAと児童会が両輪となって活動し、地域の人たちも協力しています。

 ベルマーク運動を担当しているのは、児童会の「総合委員会」(25人)と、PTAの「環境委員会」(伊藤玲子委員長、7人)です。

仕分けする環境委員たち。作業が夕方近くまで続く日も

 児童会の総合委員会は5、6年生で構成され、各クラスから3、4人ずつ選出されています。委員それぞれがベルマーク運動への協力を訴える啓発ポスターを作って校内に掲示し、児童たちにベルマークの収集を呼びかけています。

 各クラスに、ベルマーク専用の回収箱と、それ以外のカートリッジやテトラパックなどの回収箱が置かれています。児童たちは随時、家庭で集めたベルマークやインクカートリッジ、テトラパックを持参しています。委員たちは、2週間に一度ある委員会活動日を利用し、各クラスで集まったベルマークなどを回収しています。

 集められたベルマークなどは、PTAの環境委員会にバトンタッチされます。

 環境委員は、PTAの常任委員の中から選ばれています。集合するのは、常任委員会のある日(今年度は7回)。委員会の会議のあとに、会場の共同テーブルに集まり、整理作業が始まります。作業が夕方近くまで続くこともあります。

牛乳パックを活用した仕分け箱

 委員たちの負担を軽減するため、集計作業は自宅で行うようにしています。各委員は、担当する企業のベルマークを自宅に持ち帰って集計作業をしています。

 「ベルマークだより」を発行し、ベルマーク運動の流れやベルマークを切るときの注意点、インクカートリッジやテトラパックの回収方法などを周知しています。

 発送は年に2回(9月と2月)、することにしています。

 地域の人たちも協力しています。校区内の二つの郵便局、信用金庫、公共施設の4カ所にインクカートリッジの回収箱を設置してもらっています。

 伊藤委員長と岩田あけみ副委員長は「歴代の多くの保護者や地域の方々の協力のおかげです。活動は保護者同士のコミュニケーションの貴重な場にもなっています。子どもたちの笑顔を支えに頑張っていきたいです」と話しています。

仕分けに便利な薬箱
自宅で集計されるベルマーク

 布袋小は、愛知県の北部にある江南市の南部に位置します。名鉄犬山線の布袋駅から南に約300メートル離れた住宅街にあります。古い街並みと古民家が残されています。

 学校の沿革は1873(明治6)年にまでさかのぼる歴史のある学校です。

 北に木曽川が流れ、校歌にも「木曽川のつきせぬながれ おおらかに」と歌われています。

「よく勉強する子(知)」「よく身体を鍛える子(体)」「よく働く子(徳)」を校訓としています。

「地域の人と語る会」(6年)、「邦楽体験」(5年)、「花いっぱい運動」(4年)、「五条川の植栽活動」(4年)、「町探検活動」(3年)などに取り組んでいます。

 土井校長は小中学生時代にベルマークを一生懸命に集めた経験があります。教師として初めて赴任した布袋小学校でも、ベルマーク運動を担当する教諭となってベルマーク活動に携わってきました。「子どもの頃から、常にベルマークとともに歩んできた思いがあります。大台に到達した500万点の中には、教師として子どもたちと一緒になってベルマークを集めた分も含まれており、感慨深いですね。長年にわたる多くの方たちのご協力に感謝申し上げます」と話しています。

PTA環境委員会のみなさん。土井校長(前列中央)と伊藤委員長(同左)、岩田副委員長(同右)を囲んで

ベルマーク商品

日清純正 香りひき立つごま油130g瓶 

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/31までの受付分を作業中