滋賀県甲賀市立伴谷小学校が600万点/マーク収集、地区の「子ども会」が活躍


(2015/12/11)印刷する

 滋賀県甲賀市の市立伴谷小学校(田中義一校長、403人)のベルマーク送票点数が、1961(昭和36)年の運動開始以来の累計で600万点を超えました。県内で7番目です。PTAと地域が一体となって活動を展開し、各地区の「子ども会」も頑張っています。

整理作業をする厚生部員たち

 ベルマーク運動を担当しているのは、PTAの「厚生部」(市村美雪部長、12人)です。

 多くの学校では、ベルマーク活動は、PTAが児童を通じて各家庭に集まったベルマークを回収する方法を取っています。伴谷小では、校区内に9地区の組織があり、地区の「子ども会」が中心となって、住民たちの協力を得ながらベルマークを集めています。

 厚生部では、年度の初めに、チラシや回覧板などでベルマーク活動の協力を地区内の全世帯に呼びかけます。子ども会では、役員や子どもたちが一緒になって地区内の家庭を回り、ベルマークを収集します。週末には、地区内の集会所に集まり、ベルマークを仕分け、整理しています。

子ども会が集めてくれたベルマークは、きれいに整理されます
寒さが厳しい日には、ストーブがつけられます

 地区内にいるPTAの厚生部員が整理されたベルマークを回収し、部員のいない地区では部長らが集めています。

 地区内で集められたベルマークは、厚生部員たちの手で集計されます。作業は年に2回。校内のPTA会議室に集まり、仕分けや集計をします。寒さが厳しくなった作業の日には、ストーブがつけられ、一心に取り組んでいます。作業の合間の「ティータイム」も楽しみの一つです。学校の情報交換やコミュニケーションの場になっています。

 また、校区近くの積水化学工業滋賀水口工場や写真館もインクカートリッジを届けてくれています。

 ベルマーク預金でこれまでに購入したのは、サッカーやバスケットなどのボール類や石油ストーブ、ホームベンチなどです。

 

 市村部長と林田弥生副部長は「多くの住民や企業の方々が長年にわたり、ベルマーク活動を支援してくれています。子ども会の頑張りも私たちの大きな支えになっています」と話しています。

作業の合間の「ティータイム」も楽しみの一つ

 伴谷小は滋賀県南部にある甲賀市の北部にあります。里山と谷あいの水田が広がり、工業団地や住宅団地も開発されました。1874(明治7)年に創立され、「郷土を愛し 心豊かでたくましく学び合う児童の育成」を教育目標にして、「確かな学力」「豊かな人間性」「健やかな体」を目指しています。恵まれた自然の中で、4年生は「茶摘み体験」、5年生は「米づくり体験」に取り組んでいます。

 田中校長は中学生時代にベルマークを一生懸命に集めた経験があります。「目に見えない地道な努力が大きな成果になりました。充実した環境のもとで子どもたちが学校で学べるのも、ベルマーク運動を長年にわたり支えていただいた地域の方たちのおかげです。感謝申し上げたい」と話しています。

PTA厚生部のみなさん。ベルマーク財団から送られた感謝状を持つ市村部長(前列左)と林田副部長(同右)を囲んで

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