岩倉市立岩倉北小学校が400万点/作業場の壁に企業別仕分け袋を掲示


(2015/12/11)印刷する

 愛知県岩倉市の市立岩倉北小学校(尾関俊徳校長、790人)のベルマーク送票点数が、1976(昭和51)年の運動参加以来の累計で400万点を超えました。児童会とPTAが両輪となって活動しています。児童が仕分けの手伝いをして、保護者が集計・発送作業をしています。

透明ケースの回収ボックスに集められたベルマーク

 ベルマーク運動を担当しているのは、児童会の「ボランティア委員会」(24人)とPTAの「厚生委員会」(14人)です。

 毎月10日が「ベルマーク収集日」です。各家庭で、古封筒などに回収日が記載された日程表を貼り、ベルマーク袋を各自で作ります。それに集めたベルマークを入れて10日に児童たちが持参します。

 5、6年生で構成されたボランティア委員たちは、児童たちが持参した「ベルマーク袋」にお礼の気持ちを示した確認の押印をして、返却しています。

 仕分けをする作業場は、校内の多目的スペース「ふれあいホール」です。透明ケースを活用した回収ボックスがベルマークコーナーに置かれ、そこにベルマークを入れています。児童会のボランティア委員は委員会活動日などに集まり、透明ケースの中のベルマークをできる範囲で協賛企業ごとに仕分けています。

壁に貼られた協賛企業別の仕分け袋。とても便利です

 仕分けたベルマークは、ボランティア委員が企業別品番袋に入れています。袋はベルマークコーナーの壁に企業の品番ごとに掲示され、ベルマークを入れやすく工夫されています。

 その後の作業は、PTAの厚生委員会にバトンタッチされます。月に1度、学校に集まり、回収ボックスの中に残ったベルマークの仕分けをしています。カップめんのパックケースを利用して、スムーズに仕分けています。

 品番号ごとに担当委員をあらかじめ決めています。決められた企業別品番袋のベルマークを各自、家庭へ持ち帰り、自宅で集計作業を行っています。年明けの1月をめどにベルマーク財団に発送しています。

点数の高いインクカートリッジ。たくさん集まります

 点数の高いインクカートリッジやテトラパックの回収にも力を入れており、地元の商店などに協力してもらっています。委員が回収し、学校で随時、詰め込み、発送の作業をしています。

慢の「ビオトープ」。多くの児童たちが自然観察をしています

 PTAの広報紙でベルマーク運動への協力を呼びかけ、ベルマークやインクカートリッジの収集方法を紹介します。1年間の集計得点や購入物品についても、保護者のみなさんに報告しています。

 吉田美樹委員長と石黒春奈副委員長は「子どもたちもベルマークを一生懸命に集めており、私たちも応えなければという思いで頑張っています。親子で社会貢献を考える場にもなっています。子どもたちの笑顔を支えに500万点を目指していきたい」と話しています。

 同小は名鉄犬山線岩倉駅から北に約1キロ離れた住宅街にあります。1873(明治6)年に創立された歴史のある学校です。児童数は市内で最多です。校内には「ビオトープ」がつくられ、児童たちは水草や水生植物、メダカなどの自然観察を通して、生命をとりまく環境の大切さを学んでいます。

厚生委員会のみなさん。尾関校長(前列中央左)と吉田委員長(同右)を囲んで

 木造校舎が取り壊されて広くなった中庭を活用し、「歌声の会」を開催していましたが、昨年度からは「感謝をこめて響け歌声の会」と名称を改めました。登下校時に「スクールガード」としてお世話になっている地域の人たちを招き、お礼の意を込めた合唱を体育館で披露しています。

 尾関校長は「長年にわたり、ベルマーク運動に対する保護者や地域の方々の高い関心と協力に支えられてきた賜物です。感謝申し上げます」と話しています。

ベルマーク商品

インクカートリッジ

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中