金沢市立大徳小学校が600万点達成/自宅で仕分け・集計、無理なくマイペースで


(2015/11/25)印刷する

 金沢市の市立大徳小学校(細川章校長、894人)のベルマーク送票点数が約46年をかけ、累計で600万点を超えました。県内で6番目です。自宅で仕分けと集計の作業をしており、無理なくマイペースで運動を展開しています。地域の人たちも支援しています。

 ベルマーク運動を担当しているのは、育友会(PTA)の厚生委員会(山本妙子委員長、29人)です。委員は各クラスから一人ずつ選出されています。

 毎月1日を「ベルマークの日」と定め、各クラスの担任の先生が児童にベルマーク収集封筒を配布して、回収しています。10日以降に、担任から委員の子どもを通じて、ベルマーク封筒の入った「集金袋」と呼ぶ回収袋が届けられます。委員は自宅で、託されたベルマークを仕分けていきます。

家庭で集められたベルマークの封筒には、お礼にベルマークの印が押されます

 仕分けたベルマークは、校内にある育友会室に20日までに出向き、設置されている企業別の整理ケースに入れています。

厚生委員が自宅で仕分けたベルマーク。きれいに切り取られています

 点数計算は7月と2月の2回です。委員には集計する企業があらかじめ決められており、委員は担当する企業のベルマークを自宅に持ち帰ります。集計作業を終えたら、登校の際に再び、企業別の整理ケースに入れています。

 以前は委員たちが学校に集まり、仕分け作業と集計作業をしていました。保護者の負担が大きいことから、いずれも自宅で行うようにしました。

 発送は、集計を終えた9月と3月の2回。端征子副委員長と上見嘉子副委員長、発送担当の委員ら計5人で行っています。

 地域の人たちも協力しています。校区内のスーパー2店と郵便局にベルマーク回収箱を設置させてもらい、担当の委員6人が回収しています。

 保護者は「一人一役」の原則で、PTA活動に関わるようにしています。

「集金袋」と呼ぶベルマーク回収袋。学校と家庭を結ぶ往復便になっています

 山本委員長と端副委員長、上見副委員長の3役は、小学生時代にベルマークを集めた経験があります。「慣れ親しんだベルマーク。限られた時間に効率的に作業を行うように心がけています」と話しています。ベルマーク運動については、「親子で一緒にベルマークを仕分けることもあり、絆を深めています。お母さん同士の情報交換の貴重な場にもなっています。無理なく息長く、運動を続けていきたいです」と話しています。

 大徳小は、JR金沢駅から北西に約3・5キロ離れた住宅街にあります。1873(明治6)年の開校で、歴史のある学校です。児童数は市内で最も多いです。

自宅で仕分けたベルマークを親子で届けてくれます

 「明日も来たくなる学校、明日も行きたくなる学校」を学校経営の基本方針にして、「安心・安全な学校づくり」「確かな学力が図れる学校づくり」「思いやりの心を育む学校づくり」を目指しています。

 細川校長は「ベルマーク運動を通じて、国内外の恵まれない子どもたちへの支援のお手伝いができて、とても光栄に思います。多くの保護者の方々や地域の皆さまのご協力に感謝申しあげます」と話しています。

厚生委員会のみなさん。ベルマーク財団からの感謝状を持つ山本委員長(前列中央右)と石田浩二教頭(同左)を囲んで

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ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中