福井市足羽小学校が600万点達成/PTAと児童会が連携、「目標」はグランドピアノの購入


(2015/11/19)印刷する

 福井市足羽(あすわ)小学校(大久保雪夫校長、238人)のベルマーク送票点数が約53年をかけて、累計で600万点を超えました。県内で14番目です。PTAと児童会が両輪となって活動を展開しています。目標は高く、「グランドピアノの購入」です。

お父さんたちも仕分けを手伝ってくれます

 ベルマーク運動を担当しているのは、児童会の「ハッピーライフ委員会」(市橋玄志委員長、10人)と、PTAの「学年部」(奥島実花部長、29人)です。PTAの執行部や各部の役員たちがサポートしています。

 ハッピーライフ委員会は5、6年生で構成され、全児童にベルマーク運動への協力を呼びかけています。

 毎月初めに、ベルマークの収集封筒を担任の先生を通じて配布し、家庭で集めたベルマークを回収しています。

給食調理用の金属ケースがベルマークの収容に便利

 委員たちは各クラスの封筒を回収し、封筒には「ありがとう」と記したスタンプを押して児童たちに返却しています。回収を終えると、各クラスの黒板にも「ありがとう」という文字を記し、感謝の意を示すことにしています。

 市橋委員長と橋詰有未副委員長は「学校のために、国内外の恵まれない子どもたちのためにも、少しでも役に立ちたいです」と話しています。

 この後の作業は、PTAにバトンタッチされます。

 学年部ではこれまで毎月1回、「整理日」を設け、学校に集まって仕分け作業をしてきました。しかし、保護者の負担が大きいことから、今年度から年に4回の活動にしました。整理日は、なるべく保護者が集まりやすい「授業参観日」などの日を選んでいます。

自宅で「宿題」として仕分けられたベルマークが届けられました。きれいな色紙で包装されています
仕分けするハッピーライフ委員会の児童たち

 それでも都合がつかなくて参加できない部員には、整理できなかったベルマークが「宿題」として児童を通じて配布されます。部員は自宅でベルマークを整理し、子どもに託します。なかには、自宅でていねいに企業別に仕分けし、色紙の袋にそれぞれ入れて提出してくれる部員もいます。

 仕分けされたベルマークは、企業別の仕分け整理棚に入れて一時保管します。年度末の3月に部員たちが集まって集計、発送することにしています。

 ベルマーク預金で毎年、新1年生のクラスのために鉛筆削り器を購入してきました。今年度からは、目標を高く設定して「グランドピアノ」の購入を目指しています。

 奥島部長と中尾文副部長、清水千佳副部長は「高額なので何年かかるのかわかりませんが、今回の大台達成を励みに、高い志を持って頑張っていきたいです」と話しています。

PTA学年部や執行部などの皆さん。財団から贈られた感謝状を持つ大久保校長(前列中央左)と奥島学年部長(同右)を囲んで

 同小は、JR福井駅から西に約7.5キロ離れた住宅街にあります。足羽川が北に流れ、南には足羽山があり、自然に恵まれています。

 1872(明治5)年に創立されました。校歌にも歌われている足羽山に全児童で毎年春に登る「足羽山児童集会」があります。

 大久保校長は小学生時代にベルマークを集めた経験があります。「私にとってもなじみの深い運動です。多くの卒業生や保護者の皆さまのご努力に感謝申し上げたい」と話しています。

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今週の作業日:4/22~4/26
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