500万点達成・千葉県鎌ヶ谷市立鎌ヶ谷小学校


(2015/02/23)印刷する

PTAベルマーク委員会、児童委員会の応援を得て年間6回活動

 500万点達成校に仲間入りした千葉県の鎌ヶ谷市立鎌ヶ谷小学校(松岡康太郎校長、1039人)のベルマーク活動は、PTAベルマーク委員会(木下弘枝委員長、30人)が、児童のベルマーク委員会の協力を得て取り組んでいます。

3つのテーブルに分かれての仕分け、台紙張りつけ、点検作業

 鎌ヶ谷市は千葉県北西部にある人口約10万8千人の街です。ナシを中心とする果樹栽培など農地が広がっていましたが、都心から25キロ圏という立地から宅地化が進み、首都近郊の住宅都市として発展してきています。

 現在、市立小学校は9校ありますが、そのうちの7校は鎌ヶ谷小=1874(明治7)年創立=の児童数増加に伴って分離独立した学校です。人口増加は今日でも続いていて、2007(平成19)年には31学級979人、11年には34学級1060人となるなど、15年度も児童数増加が見込まれています。

 大規模校ですが、子どもたちへの対応はきめ細かく、松岡校長は「6年生児童の思い出づくりの一助に」と、1月16日から公務に支障ない範囲で、一回7人ずつ児童を校長室に招き会食をしています。5クラス約170人との会食が終了するのは3月第2週になりそうというお話です。

感謝状を囲む、左からベルマーク委員会会計の福丸陽子さん、委員長の木下弘枝さん、副委員長の小倉真琴さん、PTA副会長でベルマーク委員会窓口の清水祐子さん

 マークは6月から翌年3月までの、8月を除く各月、児童ベルマーク委員会の活動日の第一木曜日に回収します。収集の封筒は家庭単位(829世帯)の配布で、2人以上の児童がいる場合は年長のお子さんに持たせてもらいます。使用済みインクカートリッジ、紙容器も一緒に回収しますが、こちらはポリ袋などに入れて提出してもらいます。

 5年生、6年生によるベルマーク委員会(26人)は、活動日の第6校時(午後3時45分から)、手分けして全学級を回って収集封筒を回収し、全員でマークの仕分けに取り組みます。ベルマーク番号に従って、8つのグループに分別します。これをベルマーク回収箱に収め、回収した使用済みカートリッジ・紙容器と一緒にPTA室へ運び入れます。収集封筒は「ありがとう」「次回も協力を」のスタンプを押して、各クラスへ戻します。

 子どもたちの活動は3人の先生=北舘惠子さん、荒川悠さん(産休中で、海老根洋子さんが応援)、平井美和さん=が見守ります。

 PTAベルマーク委員会は、6月から年間6回活動します。委員は、学級委員会委員と一緒に、31の普通学級からクラスで2人ずつ選ばれ、ベルマーク委員会には30人が配属されます。委員長、副委員長、会計の三役を除いた27人は、作業を円滑に進めるため、1班9人ずつの3班に分けられます。

張りつけ台紙と、100枚張られたマーク

 活動日は三役と当番班が午前9時に登校、会場設営をします。9時半、2つの班の委員も集まり、3班は3つのテーブルに分かれて、まず全員でマークを協賛会社別に仕分ける作業に取り掛かります。仕分けには、ホームセンターで購入したプラスチック製の箱(13×19×深さ7.5センチ)を利用していました。積み重ねて収納できる箱です。仕分けがある程度進んだところで、第1班は不ぞろいなマークの切りそろえに着手します。この切りそろえ作業の進み具合をみて、第2班は企業別ごと、マークを点数別に選別して台紙にテープで張りつける作業に移ります。第3班は仕分けを続けます。3つの作業は活動日ごと、担当が変わります。

 台紙は、キユーピーなどのサイズの大きなマークでも100枚張れるようB4判の用紙を使っています。台紙にベルマーク番号を記入してから、罫線に沿ってマークを張りつけます。1種類の点数のみではなく、数種類のマークを張ることもあるため、点数と枚数、合計を書き込みます。また、マーク数が多く複数枚になった企業の台紙には通し番号をふります。一通りの作業を終えた後、台紙に点数別マークの混同はないか、集計に誤りはないかを点検、検算します。

 次の作業は協賛会社別の集計ですが、これは送票日を改めて設け、三役とお手伝い可能な委員とで行います。まず、集計用紙を使って、1枚から複数枚ある協賛会社ごとの台紙結果を1枚にまとめます。たとえば、台紙が5枚できた企業の場合、1枚目の台紙には0.5点が何枚、1点が何枚などと書き入れ、点数別マークの枚数、合計を記入します。こうすることで縦の合計欄には台紙ごとのマークの枚数と点数が、横列の合計欄には点数種類ごとの枚数と点数合計が得られます。点数種類の多い企業のため、20とおり記入できる用紙も準備しています。

協賛会社別集計に使う用紙の一つ

 この集計をもとに、各協賛会社の整理袋を作成します。この後、三役が送り状を作成し、2014年度は7、9、12、2月に送票しました。

 平日、午前中の作業ですので、勤めを持った委員は欠席する場合もあります。その場合に備え、欠席者には相当分を自宅で行うとの約束を決めています。マークは3月にも回収しますが、整理は次年度へ引き継ぎとしています。

 500万点達成について、PTA副会長でベルマーク委員会担当の清水祐子さんと、委員長の木下弘枝さんは「50年をかけての達成と聞き、驚きました。また日々の取り組みが精いっぱいで、ベルマーク預金での買い物がへき地の学校や途上国の援助につながっていることを知りませんでした。感謝状をいただき、さらに意欲的に取り組みたい気持ちが生まれました。PTAだよりや口コミで協力の輪を広げてゆきたいですね」などと話していました。

ベルマーク商品

ほしいぶんだけ 口どけなめらか コーンクリームコロッケ

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中