600万点達成・香川県三木町立平井小学校


(2015/02/17)印刷する

児童がボランティア活動で「仕分け」、PTAにバトンタッチ
PTAの担当もボランティア、任期決めず4年目の人も

 香川県の三木町立平井小学校(太田憲良校長、609人)がベルマークの収集累計が600万点の大台を達成しました。児童、PTA、地域の人々がボランティアで取り組み、みんなで力を合わせて集めた結果です。

600万点を達成した平井小学校のPTAと太田憲良校長(奥右から2人目)

 平井小学校はJR高松駅から高松琴平電鉄に乗り換え約30分のところにあります。三木町は県東部にあり高松市に隣接しているため、ベッドタウンとして発展しています。香川大学の医学部と農学部があり、学生の町でもあります。一方、田畑も多くイチゴや野菜の栽培が盛んです。

 2月13日、月に一回のPTAの仕分けの日に同校を訪問しました。校内の一室でPTA6人がベルマークの仕分けをしていました。「人数が少ないな」と思いましたが、お世話係の赤松亜紀さんが、その理由を教えてくれました。「児童があらかじめ仕分けをしてくれているので、私たちはその残りをするだけでいいのです」とのことです。

 同校では、家庭や地域社会と学校の連携を深めるため、児童がボランティアグループに入っています。そのうちの一つにベルマークボランティアがあり、約20人の児童が活動しています。学校では月に一回、各グループの時間があり、そこで児童が集まったベルマークを仕分けします。その時間内で仕分けしきれなかったマークをPTAらが仕分けします。

 先生らもベルマークの収集に熱心です。月に一回の児童の収集日に、クラスの全員がマークを持って来たことがあったそうです。すると担任の先生が「今日はみんなが持ってきたので宿題なし!」と言って児童が大喜びしたこともあるそうです。

菓子箱を利用した箱で仕分けするPTA

 PTAのベルマーク担当もボランティアで募っています、現在、約10人でお父さんもいます。また任期もありません。赤松さんは4年目です。

 集まった多くのマークを仕分けしていきますが、仕分けのための容器がユニークです。4つの菓子箱の中に小さな小箱が25個ずつ並んでいます。それにベルマーク番号を付けて分けていきます。「クリスマスのいただきものの箱が可愛く、仕分けにぴったりと思ったので持ってきました」と4年目になる山地千寿子さん。

 同校では毎年、約10万点のマークを集めています。使い道は児童に聞き、昨年は図書館の本を購入しました。太田校長は「学校の備品を揃えるのにベルマークは本当に重宝しています。児童らも集めるのが楽しそうです」と話しました。

ベルマーク商品

こどもがよろこぶ・かるい学習帳B5連絡帳14行

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中