700万点・金沢市立三馬小学校


(2014/12/19)印刷する

自宅で仕分け作業/「手製ベルマーク仕分けフォルダー帳」が活躍/「ベルマーク週間」も設定/県内2位

 創立140周年を迎えた金沢市の市立三馬(みんま)小学校(橋本有可校長、763人)のベルマーク送票点数が、累計で700万点を超えました。約48年をかけての達成で、県内で2番目です。家族ぐるみでベルマークの仕分けを自宅で実施。「手製ベルマーク仕分けファイルフォルダー帳」も考案しながら、大きな成果を遂げました。

歴代の先輩から引き継がれてきた手製の「ベルマーク仕分けファイルフォルダー帳」

 ベルマーク運動を担当しているのは、育友会(PTA)のベルマーク委員会(畠山直美委員長、24人)。

 同校では、第1週を「ベルマーク週間」と定めています。全児童に封筒を配布し、クラスで回収します。

 収集されたベルマークは各クラスでまとめられ、ベルマーク委員の子どもが、自宅にベルマークを持ち帰るシステムになっています。

 ベルマーク委員は自宅で、家事の合間や余裕のある時間に仕分けをします。家族ぐるみで協力する家庭も多いそうです。

 学校で委員たちが集計する日は年4回。

 集計日に備えて、各委員たちは、自分の子どものクラス分のベルマークをまとめます。

 集計日には、ベルマークを持参。仕分けから発送までの作業をすべてやります。作業場では、委員たちが和気あいあいと話しながら、作業を進めています。

 仕分け作業で活躍しているのは、歴代委員から引き継がれてきた「手製ベルマーク仕分けファイルフォルダー帳」。

テープにベルマーク10枚を一気に張り付ける見事な技

 札入れ用の財布をやや大きくした形で、中には、いくつものビニールファイルが綴じられています。

 委員たちは、ファイルに企業番号をつけ、仕分け分別したベルマークをファイルに入れて貯めていくようになっています。

 これを集計日に持参して、指定された企業別のケースに、ベルマークを次々と入れていきます。

 なかなかの「優れもの」で、仕分け作業には威力を発揮しています。

 畠山委員長らは、「ベルマークの収集方法も効率的に確立しています。ここに至るまでの多くの先輩の方々のご苦労に感謝したいです」と話しています。

 同校は、JR北陸本線西金沢駅から東南に約4キロ離れた住宅街にあります。近くにアユやサケがそ上する伏見川が流れ、自然豊かなところです。

 同校の創立は1874年で、今年は創立140周年にあたります。11月28日には記念式典があり、3年生は「三馬のむかし・今・これから」というテーマで発表しました。

 運動会では、「三馬小の伝統を受け継ごう」と、3年生は「三馬っ子音頭」(38年前に6年生が作った歌)、4年生は「南中ソーラン」、5年生は「組体操」、6年生は「若い力」(石川国体の大会歌によるマスゲーム)を披露。それぞれの演目を下級生に伝えていく活動を長年にわたり行っています。

ベルマーク委員会のみなさん。感謝状を持つ橋本有可校長(前列中央)と橋本要佳子・育友会書記(後列中央)を囲んで=金沢市の市立三馬小学校で

 橋本校長は、長男が小学生の頃、ベルマーク委員として運動に関わった経験があり、今も家族ぐるみでベルマークを集めています。「伝統を大切にする学校であり、ベルマーク運動もその一つです。本当に地道な作業です。多くの方々の努力の結晶で、感謝に堪えません」と話しています。

ベルマーク商品

ブラックチョコレート 50g

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/16までの受付分を作業中