300万点達成・三重県四日市市立常磐小学校
(2014/12/19)印刷する
PTAと児童会、地元企業の三位一体で活動
三重県四日市市の市立常磐小学校(加藤剛校長、776人)のベルマーク送票点数が、累計で300万点を超えました。約53年をかけての達成です。PTAと児童会、地元企業の三位一体で活動し、大きな成果を遂げました。
ベルマーク運動は、PTAの厚生部(田中美喜部長、40人)と、児童会のベルマーク委員会、そして近隣の会社の方たち。
5、6年生の児童たちで編成されたベルマーク委員会が集会などで、児童たちにベルマークの収集を呼びかけます。
児童たちが各自、収集袋を持ち帰り、家庭でベルマークを集めて学校に持参します。
学校では、ベルマーク委員会の児童たちが、委員会活動の日を利用して毎月1回、仕分け作業をしています。
児童たちも仕分け作業に加わることで、ベルマーク運動の一体感を感じています。
大まかに仕分けされたベルマークは、PTAの厚生部にバトンタッチされます。
厚生部は、四つの班に分かれて年5回、活動しています。
年度初めの1回目は、全部員が参加します。
児童たちが仕分けてくれたベルマークをさらに、精査します。
年度末の最後の作業日は、仕分けしたベルマークをまとめ、集計します。
ベルマーク預金で買い物するのは2年に一度。昨年度には、災害時にも活用できるカラーマット4枚を購入しました。今年度は、ベルマークを貯める年になっています。
作業場は、いつも楽しい会話の場になっています。家族や学校のことなどを話題にしながら、にぎやかにベルマークの仕分けをしています。
田中部長と、厚生部をサポートする林理恵・本部副部長は、「多くの先輩たちや子どもたちの尽力の賜物です。子どもたちの笑顔を支えに頑張っていきたいです」と話しています。
地元の人たちも協力的です。近隣の会社では、定期的にベルマークを集めて、寄贈してくれます。
同校は、近鉄四日市駅から西に約1・5キロ離れた住宅街にあります。創立は1875(明治8)年で、歴史のある学校です。創立139周年目の創立記念日にあたる12月5日には、児童会主催の「絆フェスティバル」があり、趣向をこらしたゲームやクイズを楽しみました。
加藤校長は、小学校時代にベルマークを一生懸命に集め、教諭時代もベルマーク運動を担当した経験があります。「ベルマーク運動の大変さは十二分に理解しています。ただただ、感謝の気持ちしかありません。児童たちも小さな活動が大きな力になることを学んでいます。近隣の会社の方たちも、ベルマークを贈っていただいており、多くの方々のご協力の賜物です」と話しています。