600万点達成・埼玉県川越市立霞ヶ関北小学校


(2014/12/18)印刷する

回収袋のデザインも工夫 活発なお買い物

 埼玉県の川越市立霞ヶ関北小学校(吉田一彦校長、586人)がベルマーク点数累計600万点になりました。参加団体が1100を超す埼玉県内で19番目の大台。PTAを中心に着実な活動を積み重ね、参加48年目での成果です。

ベルマーク財団からの感謝状を持つ米原恭淳PTA会長(前列中央)、吉田校長とPTA本部、第3学年委員会、第4学年委員会の皆さん

 活動の中心はPTAの第3学年委員会(新藤京子委員長)と第4学年委員会(岩﨑たまみ委員長)の委員長、副委員長などメンバー12人です。仕分け、集計作業は校内の多目的ホールを使って学期ごとに、それぞれ1日。全18クラスから2人ずつのベルマーク係の方が1~3年、4年~6年ずつに分かれて参加します。仕分けは、協賛会社の番号を書いた食品やコーヒーなどのプラスチックのカップに入れて整理し、次に点数ごとに分けます。マークが小さい物が多い上、似ているものがあるので、神経を使います。別の日の集計は、協賛会社の同じ点数を10枚ずつ台紙に貼っていき、計算します。作業はいずれも2時間で終わりますが、学年委員会メンバーが、混入や計算ミスがないかをチェックします。

川越市のマスコットキャラクターをあしらったベルマークの収集袋

 発送は学年委員会で学期ごとに行っています。インクカートリッジと使用済み紙容器(テトラパック)は、専用の回収ボックスを職員室と体育館前に置いていますが、授業参観などの時にたくさん集まるそうです。

 回収も学期ごとで、年間計画でお知らせした日に合わせ児童を通じて回収袋を配った後、1週間ほどで集め、ありがとうのスタンプを押して返します。回収袋は子供が興味を持つように人気のキャラクターなどを毎年変えて使っていますが、手書きでアレンジし、ベルマークを必ず登場させる工夫をしています。今年は川越市のシンボル、時の鐘とサツマイモをあしらった「ときも」を使っています。ありがとうスタンプも3種類ほど用意します。

 地域の協力も大きな支えです。回収ボックスは教室や職員室のほか、校区内のスーパー3ヵ所をはじめマンションや公民館、図書館、学童保育所にも置いてもらい、協力をお願いしています。学年委員会の皆さんは「少しずつですが、長年の積み重ねが600万点というすごい結果になったんですね」と喜んでいました。

体育館前に置かれたインクカートリッジと使用済み紙容器専用の回収ボックス

 特徴的なのは活発なお買い物です。4年前に購入したトランシーバー7台は近くの公園で行われる持久走大会や遠足などの連絡時に威力を発揮しています。マリンバ、シロフォン、アコーディオン、キーボードなど楽器が目立ちますが、高圧洗浄機、芝刈り機やテントなども購入し、集票点数のほとんどを効率的に使っています。吉田校長は「PTAの皆さんに熱心に活動して頂き、子どもたちにも役立つものが色々購入できて、感謝しています」と話していました。

 霞ヶ関北小の教育目標は「自分の良さを発揮し、心豊かにたくましく生きる子ども」の育成です。1969年に創立されましたが、12年前に移転した現在の校舎は、西図書館、伊勢原公民館と併設された市内初の複合施設です。文化祭や音楽祭である優鳩祭などの行事を合同で行っており、訪れた地域の人々が子どもたちの発表や合唱、合奏などを楽しみ、交流しています。

ベルマーク商品

日清チキンラーメン

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中