400万点達成校・茨城県日立市立成沢(なるさわ)小学校
(2014/10/17)印刷する
ボランティアに支えられ、楽しくにぎやかに仕分け作業
茨城県日立市立成沢小学校(窪木雅啓校長、376人)が1962年からの取り組みで累計400万点を達成しました。県内685団体の内、29番目の成績です。100万点達成が87年で、このときは県内48番目でした。それが、200万点達成時(95年)には43番目、300万点達成時(2002年)には31番目と、大台達成のたびに順位を上げていきました。
ベルマーク運動は、PTA厚生委員会(黒澤美枝委員長、7人)とボランティアに支えられています。ボランティアの募集は、収集日ごとに配布するお知らせや、最近では時代を反映してか一斉メールで行います。毎回十数人が協力してくれるそうです。
ベルマークの回収は毎月1回です。担任から児童へ回収袋を手渡し、各家庭で集めたものを持ってきます。回収袋は、各クラスに置いてある大きめの缶に封筒ごと入れてもらいます。これを厚生委員会が、中休みに回収します。
集まったベルマークは、PTA室で年7回の整理日に、会社ごと・点数ごとに仕分けをします。作業は三つのテーブルに分かれ、おしゃべりしながら、お茶を飲みながら、楽しくにぎやかに行われます。ハサミで縁を切ったマークは、牛乳パックを利用した仕分けケースに入れていきます。活動の時間は1回につき2時間ほどですが、手と口を動かしながらみるみるマークがたまっていきました。
点数計算は、厚生委員が自宅に持ち帰り集計します。財団にマークを送るのは、年に3回ほどです。
同小は、これまでベルマーク預金でドッジボールやえんぴつ削り、CDラジカセを購入しました。黒澤委員長は、「これからもたくさんのマークを集め、先生方と相談して子どもたちが必要とするものを購入していきたい」と話しました。
成沢小は、父親たちも積極的に学校運営に参加しています。「おやじの会」と呼ばれ、子どもたちと運動をしたり、水泳を教えたりします。9月には子どもたちと学校に泊まりこみ、ダンボールハウスを作り、2泊3日の合宿をしました。その様子はNHKで取り上げられ、若い父親たちが父親として成長していく姿が放送されました。