400万点達成校・横浜市立本宿小学校


(2014/10/14)印刷する

大台達成を機に、紙容器回収にさらに努力

 横浜市立本宿小学校(石井英明校長、739人)のベルマーク活動が累計で400万点を超えました。1962(昭和37)年から52年をかけての大台達成です。

 58年創立の学校は、横浜市の西部に位置する旭区にあります。旭区では58年ごろから大規模な団地、分譲地が造成され人口が急増しました。2014年9月末現在、約25万人を数え、これは横浜市18区のうち4番目です。一方、区の昆虫がホタルとされているように、豊かな自然も残されています。日本最大級の動物園・よこはま動物園ズーラシアは旭区にあります。

 ベルマーク活動は、PTA(家庭数591)の4つある専門委員会の一つ、保健厚生委員会(古岩井博美委員長、24人)が担当しています。委員は、全校24クラスに1人ずついますが、学年単位での選出であるため、子どもが在籍する学級とは違うクラスの担当となる場合もあります。

家庭で仕分けたマークを協賛会社別のケースに入れる委員

 委員会は、参加希望者を募っての給食試食会(有料)の開催、梧桐祭(あおぎりさい=学校文化祭)手伝いの担当もあるため、多忙となる古岩井委員長、粟津久美子副委員長は委員会運営に当たり、ベルマーク活動には2人のベルマーク担当(秋岡直美さん、吉田恵美さん)を置き、作業円滑化を図っています。

 マークは5月から2月まで、年間9回、集めます(4、8、3月休止)。収集に使う封筒は、3年間使ってもらう方式で、毎年、1年生分の新規作成と4年生の更新をします。ベルマーク担当2人で準備します。

 各収集月の15日に封筒を配布、20日に回収します。各クラスは、封筒をビニール製ケース(33×23センチ)にまとめ、クラス担当委員のお子さんに託します。

感謝状を持つ委員長の古岩井博美さん(左)と副委員長の粟津久美子さん。後列はベルマーク担当の吉田恵美さん(左)と秋岡直美さん

 委員は自宅での作業です。不ぞろいなマークを切りそろえながら、協賛会社別に仕分けます。仕分けたマーク入れは、各人にお任せです。100円ショップで購入したという茶封筒、ビニール製小袋が目立ちます。仕分けたマークは、委員会定例会(第2木曜日)に持参します。収集封筒は、収集日程欄に「ありがとう」の気持ちを込めたシールやスタンプを張ったり、押したりして、次回配布日朝、クラスへ戻します。

 定例会は、PTA室に午前10時集合です。学校からのお知らせ、PTA執行部からの連絡事項などの説明があります。この後、長テーブル2つに、整理棚から引き出した協賛会社別ケースを並べ、マークを集約します。協賛会社別の集計作業に移りますが、この作業も自宅で行います。

 集計作業は委員長と副委員長を除く、22委員で取り組みます。枚数の多いキユーピー(ベルマーク番号07)は3人で、湖池屋(77)は2人で、少ない企業は1人で5社などと、前年度実績に基づいて22人に案分され、委員は担当分を引き取ります。テープ止めに10枚つづりを作り、送票作業日まで保管します。

 自宅での作業は、ほとんどの委員は「子どもが寝た後、テレビを見ながら」。「お小遣いをあげて、子どもに手伝ってもらうことも」という委員が数人。ご主人に手伝ってもらう人が2人。「あら、うらやましい」の声がもれました。

 ベルマーク教育助成財団への送票は9月と2月です(2学期制)。これに先立ち、7月と1月の定例会当日、22委員に「仮集計用紙」が配られます。受け持ち各企業の点数別枚数と小計などの集計を記入してもらうためです。送票作業日当日、委員は2人一組で着席し、お互いの担当企業を交換して、点検しあいます。10枚つづりにマークの混同はないかを確認しながら、点数別に枚数を数えて集計し、集計用紙に記入します。仮集計用紙と集計用紙の結果を突き合わせ、間違いがないことを確認してから整理袋を完成させます。

届いた給食の白衣を4年生のクラス別に分ける委員たち

 この後、ベルマーク担当2人で送り状を作成、コンビニから送票します。

 使用済みインクカートリッジは、職員室隣の印刷室に専用箱を置いて、通年で回収しています。このメーカー送りは委員長、副委員長の担当です。

 紙容器の回収は、子どもたちが給食の牛乳パックを開いて洗って、乾かして、メーカー送りは、現在は栄養士の先生の協力を得ています。

 ベルマーク預金では基本的に、児童が使用する給食の白衣、帽子を購入しています。5・6年生用、4年生用と続き、今年度は3年生用購入を予定しています。

 400万点達成について、委員長の古岩井さん、副委員長の粟津さん、そしてベルマーク担当の秋岡さんと吉田さんに感想をうかがいました。「引き継いで取り組んでこられた先輩たちのおかげ。感謝しています。私たちも負担にならない範囲で取り組み、次の人たちへ引き継いでいきたいです」と口をそろえます。

 そして「400万点達成を機に、これまで取り組みが不足していた保護者を対象とした紙容器の回収に本腰を入れようと決めました。年度内に取り組みます」。さっそく、家庭用チラシの送付を日本テトラパックへ請求しました。

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