500万点達成校・神奈川県横須賀市立根岸小学校


(2014/07/18)印刷する

多数の参加で活気いっぱい
暑さも何のその、こまめに水分補給

 神奈川県横須賀市立根岸小学校(望月俊一校長、486人)のベルマーク累計点数が500万点を超えました。1980年5月に運動に参加して35年目の実績です。快足の達成度の活動ぶりを7月中旬、見学しました。

 ベルマーク活動の主体は、学級厚生委員会(田中須美恵委員長、16人)です。メンバーは各クラスから一人ずつ選ばれた保護者のみなさん。それに、ボランティアの保護者の方たちが加わって、作業室は総勢60人超のみなさんで活気にあふれていました。

望月校長を囲んで、感謝状を持つ田中委員長らみんなで記念撮影

 この日が今年度初の作業で、この後、9月、11月、1月にも行われ、2月に最後の集計・発送を済ませて反省会で活動を締めくくります。

 根岸小学校のベルマーク活動は、児童一人ひとりに配布される専用の封筒が原点になります。結構大きめの封筒は各家庭で収集袋となり、作業日に教室で集められます。各教室から封筒の束が作業室へ運び込まれ、切り抜き、仕分け作業が行われるという次第です。

 封筒は一通ずつ、委員が回収済みの判を押し、再び教室を通じて家庭へと戻ります。委員会から教室の先生方、それから家庭へとスムースな連携が活動の支えになっています。

次々と50人近いボランティアも学校に

 作業室となった集会室には、小さなお子さん連れもいて、9テーブルに7、8人ずつ座りました。

 プラスチック製の卵容器やトレーを使ってマークを整理していきます。最後は、協賛会社別のトレーに集めますが、切り抜き、仕分け作業の要点は両サイドの壁に貼った大きな説明書きでも確認することができます。たとえば、切り抜き作業の欄には「丸いマークも四角に切る。能率的で数えやすい」などと書かれていて、図解入りで明快です。培ってきたノウハウをきちんと伝えられるのは、任期2年目の委員が正副委員長を務めるからです。

 作業日は、午前中から蒸し暑い一日でした。広い集会室は、教室と違ってクーラーはありませんが、しっかり、「お茶当番」がいて、お茶、お菓子を用意。時々、「お茶のお代わりを」と水分補給を呼び掛けていました。扇風機が回っていても暑かったのですが、みなさん、真剣な面持ちで、しかし和気あいあいとお昼前まで作業をしました。

 ベルマーク預金での購入品は保護者や先生方の意見を聞いて決めます。昨年は図書室の椅子を購入しました。「以前購入したウオータークーラー(2台)が子どもたちの熱中症対策にとても役立っている」と学校のホームページで紹介しています。

 田中委員長は「運動に携わるようになって、家でもベルマーク付きの商品を選んで買うようになりました。代々の、そんな積み重ねが500万点につながったのでしょう。また、へき地校支援にもつながっているなど、ベルマークの社会性について認識させられました」と話しました。

多くの保護者が参加して作業しました

 望月校長は「ベルマーク運動が参加民間企業の商行為で成り立っていると言えばそれまでですが、教育が社会に支えられている、育てられているという思いがします。また、地域の方がお子さんの卒業後もベルマークを集めていて、持ってきてくれます。学校と地域の絆を感じます。地域に育てられているという実感があります。ベルマーク運動が学校と社会・地域をつなぐ媒介役として機能していると言えるでしょう」と語ってくれました。

 根岸小学校は1980(昭和55)年、大津小学校から分離独立して創立されました。久里浜海岸近くの学校を訪れた日には、プールから元気な声が響いてきました。「かがやく心 かがやく力」の教育目標のもと、子どもたちが、文字通り陽光あふれる校舎で、のびのびと学校生活を送っていました。

ベルマーク商品

スコッチ・ブライトTM シンク・洗面台用クリーナー

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/16までの受付分を作業中