400万点達成校・能代市立第四小学校(秋田県)


(2014/07/16)印刷する

こつこつ集めて400万点
木の香とぬくもりの校舎

秋田スギの校舎が栄える能代市立第四小学校

 どっしりとした構えの校舎が目に入ってきました。ゆとりのある2階建ての3棟が渡り廊下でつながっています。しかも、木造です。秋田スギをふんだんに使った、木の香ただよい、ぬくもりのある校舎が迎えてくれました。4年前に新築され、かつて「木都」とも言われた秋田県能代市の風情を表しているかのようです。

 ここ、市立第四小学校(川尻茂樹校長)が集めたベルマークの累計点数が400万点を超えました。ベルマーク運動に参加したのが1980年ですから、34年間での達成です。単純に計算すると、1年間に11万7千点になります。

 さぞかし、いろいろな工夫やコツもあるのでしょう。

 そう思って聞くと、PTA母親委員長の菅原春奈さんは、きょとんとして「とくに変わったことをしているわけではないんです」と言います。文字どおりこつこつと続けてきた活動の成果です。

ベルマークは豆腐の空きパックにまず切りそろえ、

 活動の方法は──子どもたちが月に1回、給食費などの集金日にあわせて、家からベルマークを持ち寄ります。それを児童会ボランティア委員会の面々が校内の資料室に集めます。先生たちも協力してインクカートリッジを資料室に置いておきます。

次にプラスチック容器に入れて、集計まで保管します

 母親委員会の人たちが6、7、9月にそのマークをきれいに切りそろえて豆腐の空きパックにまず小分けし、さらに、やや大きめのプラスチック容器に会社別に入れ直して保管します。1回に十数人が集まりますが、仕事をしている人も多く、各自できる範囲で作業します。10、11月は集計に当て、12月にベルマーク財団に一括して送るのが基本だそうです。

 児童数が564人と、秋田県北地域では最も大きな規模であることも、マーク集めには有利です。また、子どもが学校をすでに卒業してしまった家庭や近くのホームセンターなどの協力も受けています。

400万点の感謝状を手に、PTA母親委員会のみなさん

 ためたベルマーク預金で掃除機や黒板ふきクリーナーなどをそろえました。バスケットボールの能代工業高校が全国的に有名なこともあるのでしょうか、バスケットボールも購入しました。

 校庭は、野球とソフトボールが同時にできるほどの広さがあります。きれいな芝の校庭です。ただこれは、もともと風の強い地域なので、土ぼこりで周囲の住宅に迷惑がかからないようにするための対策だそうです。学校から遠くない海沿いには、広大な防風林の名所「風の松原」があります。

ベルマーク商品

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ベルマーク検収

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