400万点達成・横浜市立平安小学校


(2014/04/22)印刷する

給食のテトラパックで集票点数アップ

 横浜市立平安小学校(神津〈かみつ〉厚子校長、816人)のベルマーク累計点数が400万点に達しました。

 1952年(昭和27)年に開校し、62周年を迎えます。62年の運動参加から52年間、通算110回の送票で大台に乗りました。

小川香委員長(前列左から2人目)ら学年委員会のみなさん。感謝状を持つ神津厚子校長、右端が飯島嘉奈江先生

 ベルマーク活動の中心は、クラスから1人ずつ出ている「学年委員会」(小川香〈かおる〉委員長)の26人のお母さんたちです。ベルマークのほか、各クラスのカーテン洗濯(7月)や親子絵付け教室(10月)を担当します。

 5月に「ベルマークだより」でマークの回収日、回収方法、切り方の注意点や地域の協力店を案内し、1年間の協力をお願いします。ベルマークだよりは、10月と3月にも「学年委員会だより」と一緒に発行します。

 回収は5月から2月まで(8月はお休み)の計9回。毎月10日~15日を回収日とし、1週間前にベルマーク袋を配ります。ベルマーク袋は担任の先生により集められ、メッシュケースに入れ20日ごろまでに担当の学年委員に渡されます。インクカートリッジは印刷室の段ボールに入れてもらいます。マークを受け取った委員は、自宅で協賛会社別に仕分け、点数別枚数を書いた集計メモと一緒に小さなチャック付きビニール袋に入れ、翌月の委員会に持ち寄ります。

委員は担当クラス分を自宅で仕分けて持参します(写真は1クラス分)

 訪問した日は、中学の入学説明会などのため欠席がありましたが、マークはほかの委員が預かり、16人が仕分けを行う家庭科室に集まりました。児童が授業を終え、部屋が空く時間帯です。さっそく隣接するPTA会議室の整理ケースから協賛会社トレーを運び、テーブルに並べました。時間は1時間半。全員がマークをビニール袋に入れたまま仕分けました。ベルマーク袋は、キャラクタースタンプを押して返します。

 地域の郵便局やコンビニ、商店、町内会館など20カ所にもベルマーク回収箱を設置し、協力をお願いしています。委員が年に2回、マークを回収します。

 仕分けしたマークは小さなビニール袋から出され、各委員が数社ずつ、協賛会社別に、大きなビニール袋に集めていきます。集計メモも整理しました。全クラスの集計メモは、委員長と副委員長の2人が自宅へ持ち帰り、エクセルにデータ入力を行います。

 印刷室へ集められたカートリッジは、学年代表により分別作業が行われました。午後5時過ぎ、窓の外はもう真っ暗です。送付は次回の作業としました。

 給食の牛乳パックがテトラパック社製で、これが集票点数に大きく貢献しています。栄養教諭が協力してくれます。

 送票は年に2回(前期は10月・後期は3月)、委員長と副委員長が行います。前期分は全体で約10万点、そのうちテトラパックは約5万点ありました。

委員みんなで仕分け作業を行います

 ベルマーク預金では、ポータブル書画カメラ、太鼓、逆上がり補助器、スポーツタイマーなどを購入、どれも役立っています。小川委員長は「皆さんが協力的で、感謝の気持ちでいっぱいです。集めたマークは、商品を買う段階で形になります。13年度に集めたマークが目標に達したので、特定小電力トランシーバーを購入します」と話してくれました。

 平安小は、学校教育目標に「豊かな心と自ら学び続ける力を育み、たくましく生きていくことができるようにします」と掲げています。住宅に囲まれ、近くを流れる鶴見川の土手沿いをのんびり散歩することもできますが、学校前には「ゴム通り」と呼ばれる京浜工業地帯につながる片側2車線の直線道路が通っています。箱根駅伝の鶴見中継所も学区内です。

 学校の自慢は、全国大会で3年連続金賞を受賞した「マーチングバンド」の活躍です。「祝全国大会金賞受賞」と書かれた正門の貼り紙のことをお尋ねすると、神津校長は「地域や保護者の皆さまが、日頃から温かく応援してくれます。ご近所の方が貼ってくれました」と教えてくれました。12月には毎年恒例の「もちつき大会」があります。日本古来の行事に親しみ、地域の方との交流を深めています。当日は東京横浜独逸(ドイツ)学園の児童も来校し、日本舞踊など日本の文化を紹介して交流します。国際理解教育推進のために88年から始まりました。3月には独逸学園を訪問し、相互交流の機会となっているそうです。


過去の大台達成校

ベルマーク商品

毎日の記録

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中