岡崎市の中学生から益城中に28万4千点


(2017/03/21)印刷する

 熊本地震の被災地に、「何か出来ることがないか」と考えた中学生の思いが、ベルマーク28万4千点になりました。愛知県岡崎市の市立葵中学校の生徒会が昨年8月、市の「生徒市議会」でベルマーク集めを提案したところ、全市的な取り組みに広がり、益城中学校の校長、生徒代表を招いて義援金とともに手渡しました。仕分けには市内のボランティアグループが活躍して、中学生の思いと努力を形にしました。「同じ中学生なのに、すごい。感謝と尊敬です」と益城中の生徒代表は実行力と思いやりに刺激され、復興に向けて中学生としての決意を新たにしました。

求めに応じて、握手を交わす葵中と益城中学校の前生徒会長たち
熊本地震の被災状況と復興の現状を報告する吉川君と、パソコンを操作するのは生徒会長を継いだ溝口葉介君

 葵中学校は全校生徒が参加して資源回収によって東北支援を続けてきました。熊本地震1カ月後には都筑祐一校長が募金で集めた義援金とメッセージカードを持って益城中学校を訪れ、松本正文校長らと交流してきました。

 過酷な環境の中でも頑張っている熊本地震の被災地の中学生のことを知り、「同じ中学生として出来ることはないだろうか」。前期生徒会長の大河原純太君(3年)ら生徒会役員が話し合い、「ベルマークならみんなが継続的に取り組み、思いやりを形に出来る」と考えました。昨年8月、市立中学校全20校の生徒会代表が集まる恒例の「生徒市議会」で提案したところ、市の福祉総務課や社会福祉協議会の協力もあって、全市的に呼びかけ、市庁舎や公共施設にも収集箱が置かれました。

 後期会長の千葉麻紘さん(3年)は「校長先生たちから過酷な環境の中で頑張っている様子を聞いて、もっと力になりたいと思った」と言います。市内の8中学校と12小学校が収集に協力してくれました。

贈呈式前に、岡崎市内の高校放送部の取材を受ける前生徒会長の吉川君(中央)
熊本地震で陥没した道路や建物被害について説明する吉川君

 仕分けに活躍したのが、仕分けボランティア「火曜会」(三田靖子会長、16人)とサークル「わ」(高橋四郎会長、約30人)です。11月半ばに両グループに市から依頼がありました。「ベルマーク大使」の1人でもある三田会長は、「せいぜい5、6万点だろう、と簡単に引き受けた」ところ、1月中旬にマークが届いて、びっくりしました。ベテランのメンバーたちも「見たこともない量」のマークでした。

 「中学生が頑張っているから、せめて10万点には乗せたい」と懸命の仕分けが続きました。「夫にも手伝わせた」と笑うメンバーもいます。

 今回、寄贈したのは集計が終わった28万4072点で、まだまだあるそうです。

「簡単に引き受けたら、見たこともないベルマークだった」と笑う「火曜会」の三田会長(左から2人目)らメンバーと、サークル「わ」の高橋会長(右端)

 贈呈式は岡崎市の福祉イベントに合わせて、3月18日にありました。

益城中の前生徒会長の吉川暉眞君(3年)が町や学校の被災と復旧状況をスライドで説明して、「皆さんや全国の方たちのご支援のおかげで被災家屋の解体や道路の復旧が進んでいます。益城中では使用不可となった7教室分のうち6教室分のプレハブ教室が2月にできました。2年生がその教室で頑張っています」と力強く話しました。生徒会長を12月に引き継いだ溝口葉介君(2年)は「多くの励ましのメッセージがあったから、苦難を乗り越えられたと思います。家族や地域の方に自分たちの元気を見せようとさまざまなことに全力で取り組んでいます。支えられていることに感謝し、これからも頑張っていこうと思います」と結びました。

支援に対する感謝の言葉を述べる溝口君(右から2人目)

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