東京・調布市職員有志が熊本にベルマーク寄贈


(2016/12/22)印刷する

「被災地への支援を続けていきます」

 東京都調布市の市職員有志が、被災地の学校を応援しようとベルマークを集め、2カ月間でたまった約1万8千点を「熊本地震の被災校のために使ってほしい」と12月19日、ベルマーク財団に寄贈しました。初めての取り組みでした。

 財団を訪れたのは市行政経営部の城戸雅幸・広報課長です。城戸さんら3人が仕事のあとに、ベルマークを会社ごとに仕分け、集計して、会社別封筒に入れて届けてくれました。

 東日本大震災のあと、財団が東北の被災校支援をしていることを城戸さんが新聞で知り、「ベルマークのこんな使い方もあるんだ」と、思い立ったそうです。5月に東京・新宿であったベルマーク運動説明会にも参加して、作業の仕方を見聞きしました。

 活動は市職員共済組合ボランティアクラブ(代表=大貫貞夫・総合防災安全課長)が担いました。8月末に市役所の庁舎や出先機関に呼びかけ、10月に回収用の封筒を各職場に配布しました。整理は城戸さん、大貫さんと山崎守係長があたりました。

 城戸さんは「マークの大きさや材質もいろいろ違い、作業の大変さを実感しました」と言いながら、「これからも被災地の学校支援のために続けます」と話しました。

 ボランティアクラブの結成は1997年。1月に日本海でロシア船籍のタンカーが重油流出事故を起こし、北陸・山陰地方に流れ着いた重油回収のボランティアに加わったのがきっかけでした。約20人が参加しており、阪神・淡路大震災や新潟中越地震の復旧作業に駆けつけたり、いまは多摩川クリーン作戦などに参加したりしています。

 

寄贈ベルマークを手にする城戸雅幸課長=ベルマーク財団事務所

ベルマーク商品

にらもやし 220g

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中