NECグループ8万人が収集協力
(2015/04/10)印刷する
NEC(本社・東京)が4月下旬にも、グループをあげてベルマーク収集を始めます。国内のグループ社員は8万人にのぼります。集まったベルマークはNECフレンドリースタフの社員たちが仕分けし、集計します。さまざまな形で展開している社会貢献活動に、ベルマークが加わりました。
NECグループでは、東北復興支援活動を「NEC“TOMONI”プロジェクト」と名づけ、被災地の人たちと思いを「ともに」し、「ともに」復興に向けた取り組みを進めてきました。
被災地のなかでも、同社のシステムを導入していた関係で、宮城県南三陸町でのボランティア活動に軸足を置いてきました。ガレキ処理や田んぼ、ハーブガーデン作り、桜の植樹、毎月末に開かれる青空テント市「福興市(ふっこういち)」の支援に、社員のべ1500人が関わり続けてきました。
同町との縁はそれだけではありません。大震災の日、仙台市から町役場での会議に出張していた系列会社の男性社員(30代)が地震の後、隣の防災庁舎の電源を切りに戻ったところで津波にのまれ、行方がいまだにわかっていません。
こうしたこともあって、集めたベルマークは南三陸町にすべて寄贈することにしました。予想以上に集まれば、寄贈先を広げていくことも考えています。
まずは2016年末をめざして集め続けます。CSR・社会貢献室の池田俊一マネーシャーは「NECの社員なら共感してもらえると信じています」と期待しています。