東京・北区の小1が財団見学


(2019/08/20)印刷する

 東京都北区立滝野川小学校1年生の詩織さんと、3歳の綾音さん、お父さんの敦さんが8月16日、夏休みの自由研究のために財団を見学しました。はじめての自由研究です。普段の生活の中で不思議に思っていることや、不自由に思っていることを書き出して、テーマを考えました。小学生になって初めて知ったベルマークですが、「どうすれば効率よく集められるか」「どんなものにベルマークがついているのか」が気になり、勉強してみることにしました。


 DVD「未来を育むベルマーク」で運動の大まかな流れを理解したあと、財団からの資料を職員が説明しました。「ベルマーク一覧表」を見た詩織さんは「これ学校で配られたよ」と教えてくれました。一覧表を冷蔵庫などに貼っていつでも見られるようにすることも、効率よく集めるポイントです。

 事務所には、ベルマーク付き商品の一部が飾ってあります。詩織さんと敦さんは商品を眺めて「こんなところについてるんだね」「これはよく買うよね」と話しあっていました。「意外といろいろな商品についているのに、見落としているかもしれない」と気づいてくれたようです。

 その後は、届いたベルマークがどうやってベルマーク預金になるのかを見学しました。郵便や宅配便などで届いたマークは、まず「倉庫」で保管します。倉庫の中では「証票管理係」が、ベルマークそのものと、ピンク色の「ベルマーク送り状」とを照合し、受け付けた順に整理して棚にしまいます。この日、倉庫にあったベルマークの総点数は、約9000万点。1点が1円なので9000万円分になります。詩織さんは大事なポイントを欠かさずメモしていました。最後に、綾音さんと一緒に倉庫の棚にのぼり、山積みになった箱の間で記念撮影しました。

 マークは受け付け順に確認作業をしていきます。その仕事をしているのが「検収係」。皆さんが書いてくださった明細をもとにチェックしていきます。整理袋の中に他社のマークが入っていたり、0を多く書いてしまってケタ違いになっていたり、ベルマークではないものが入っていたり……。そんな場合は「検収済み送り状」に理由を明記してお返ししています。一連の確認作業は、機械ではなく人の目で行われ、長年積み重ねた経験が必要です。

 見学を終えると、積極的に質問を続けていた敦さんは「とても感銘を受けました」と笑顔で話してくれました。

 小学校に入学してまだ4カ月半しか経っていない詩織さん。きっと、ベルマークを知らない同級生がたくさんいるはずです。ぜひお友達に、この見学で知ったことを教えてあげてください。

ベルマーク商品

タフビズ工事補償保険

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
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