山梨・甲州市内のマークが集まる「勝沼授産園」


(2018/01/16)印刷する

 山梨県甲州市にある社会福祉法人「ぶどうの里・勝沼授産園」では、開園2年目の1993年からベルマークを集めています。24年間ほぼ毎月マークを財団に送り、10万点を超える月も多く、集票点数ランキングにも毎年上位に入っています。累計がまもなく500万点を超えます。

 

会社ごとに仕分け
ストローと鏡を使ってベルマークの数をかぞえます

 勝沼授産園は生活介護と就労継続の二種類の事業があります。週5日、午前9時から午後3時半の通所時間の中で、利用者に合わせたサービスをしています。

 ベルマークは、社会福祉協議会を通じて近隣の学校や市内はもちろん、県内各地から送られてきます。全国の企業や個人からも衣類や使用済み切手、ウエス用のタオルなどが届きます。日々、ダンボール加工やビスの小袋詰めなど委託業務をしつつ、ベルマークの仕分けは「毎日、誰かがしている」と言います。利用者が協賛会社ごとに10枚ずつに仕分けしたものをホチキスで止め、スタッフが最終的に集計し、財団に発送します。

 

紙カップのラベルを外す委託業務も
縁をきれいに切ります

 「できる範囲で進めて、なるべく月末までには財団に送るようにしています」とベルマークを担当する手島睦美さん。「自閉症の方は集中力があるので作業に没頭されますし、ストローを使って数えて下さる脳性麻痺の利用者さんもいて、皆さんそれぞれ楽しみながら作業されています」と話します。

 園内の備品の多くがベルマーク預金で交換したもので、成果が目に見えるため、張り合いになっているそうです。

 総合施設長の田村正人さんは「大勢の方がマークを送って下さる事が本当に有り難い」と、感謝を口にしました。礼状で結果も報告しているそうです。

 各地から送られて、未集計のベルマークのストックも残りダンボール一箱になったそうです。手元で眠っているベルマークがあれば、「ぜひ、送って頂きたい」との事でした。

ベルマーク預金で購入した品々
遠くに南アルプスが広がるブドウ畑の中に授産園があります
総合施設長の田村正人さん(左)とサービス管理責任者の小林剛さん

ベルマーク商品

カラムーチョ

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中