「愛」がテーマ、尾木ママがとっておきの講義


(2017/10/11)印刷する

ベルマーク版オーサー・ビジット、山口県宇部市の黒石中学校

 子どもたちに人気の本の作者が、学校を訪ねてとっておきの授業をする「ベルマーク版オーサー・ビジット」が9月14日、山口県宇部市立黒石中学校(鶴永幸彦校長、生徒数358人)で開かれました。全校生徒が待ち受ける体育館に大きな拍手で迎えられたのは、尾木ママの愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹さん。授業のテーマは、生徒たちの強いリクエストで「愛」でした。

熱く愛を語る尾木直樹さん

 6人のオーサー(作者)の中から来てもらいたい人に手作りの色紙を送って、その思いが一番強烈に伝わった所を行き先に選ぶオーサー・ビジット。黒石中の色紙は中央に「愛」という文字と大きな赤いハート、それに「真面目な私たちから先生に聞けないこと教えて! 尾木ママ!! 」というメッセージを添えた作品でした。「アピール力抜群。一発で決めちゃった」と尾木さん。色紙づくりの中心となった生徒会メンバーも大喜びです。

 訪問に先駆けて尾木さんは全校生徒に愛についてのアンケートを取っていました。「恋愛に興味がありますか」「今、恋人がいればいいなあと思いますか」などの質問に生徒たちの素直な答えが返ってきました。「とっても面白くて、貴重なデータ」。尾木さんもうれしそうです。

君はどう思うかな?

 活躍するテレビ界の裏話などで生徒の気持ちをほぐした後、いよいよ本番。授業はアンケートの結果を基に進んでいきます。恋愛に興味が「ある」は「ない」を上回りましたが、恋人については逆に「欲しくない」が「欲しい」を上回りました。尾木さんは「恋愛に淡泊な若者が増えています。少し前に『草食系』って言葉がはやったけど今や『絶食系』」と話します。

 「欲しい」理由は「楽しいから」がトップ。「青春って感じがするから」なんていうのもありました。笑いを呼んだのは「欲しくない」理由です。「興味がない」「勉強に集中したいから」といったメジャーな答えに次いで、「めんどくさい」が第3位でした。中には「アニメがあるから、二次元が好きだから」というクールな答えも。男子が「女の子はわがままだから」と答えると、女子からは「男子という存在が最近めんどくさいものと思えてきたから」と、強烈な球が返ってきます。

 「恋とは何?」の問いには「誰かを好きになること」「自分がするもの」などが上位。「したくなくても勝手になってしまうもの、落ちるもの」という答えには、尾木さんも脱帽でした。「そうだよね、最近もそれで仕事を棒に振ったタレントとか政治家、いたよね」とフォローすると、参観していた約100人の保護者からも大きな笑いが起きました。一方、「愛とは何?」には「2人で一緒に育む思い」「人や物などを大切に思うこと」などの答えが多く、「恋」とは区別を付けているようです。「恋愛を奨励しているわけではないけれど、他人と互いに励まし合える関係を作ってください」と尾木さんはアドバイスしました。

 時に生徒たちの中に入ってマイクを向けながら、尾木さんのお話は縦横無尽、アンケートから次第に離れて行きます。スマホと恋愛の話題では、ラインで仲良くなった2人が実際に会ったら何を話したらいいか分からなくて、結局別れてしまった例を紹介すると、会場は驚きの声に包まれました。男女の脳の働きの違いも説明し、さらにLGBTQといった「いろんな性」へと話題は移っていきます。国内や国外での「いろんな性」の受け止め方にも触れながら、「時代は多様性を認める方向にある。男女平等から様々なグラデーションを経て人間平等へ。男女関係なく一人ひとりが互いを人間として尊重して生きていって下さい」。2時間ノンストップ、つい残り時間を間違えてしまうほど熱のこもった尾木さんの授業は、このメッセージで締めくくられました。

笑いの絶えない授業

 生徒会長の藤本梨那さんは「恋についての考え方や男子に対する気持ちが変わった。男子との考え方の違いなども理解していきたい。想像していた以上にすごい尾木ママで、思い出になりました」。

 尾木さんも「冷房もない体育館で2時間、一生懸命聞いてくれて嬉しかった。これだけの情報化の中で恋愛がしんどいというのもよく分かる。変化の中で生きている実感かも。アンケートの自由記述も楽しくて話がかみ合った」と手応えを語りました。

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