視野広く足もとから行動を(前財団大阪事務所長)


(2017/04/14)印刷する

 

 ベルマーク教育助成財団 前大阪事務所長  田中昭宏

 

 Think Globally, Act Locally  財団の理科実験教室でへき地校の児童にクモの面白さを伝えてくれる、せきねみきお先生のマイカーに貼られているステッカーの標語です。「地球規模で考え、地域で行動を」という意味でしょうか。せきね先生はこの標語が気に入ってわざわざ米国からステッカーを取り寄せたそうです。

 せきね先生の授業では、校庭でクモを見つけ出し、網をなぜ張るのか、また網を張らなくなったクモもいることなどを話し、生物の進化を面白く説明します。最初は気味悪がっていた児童も、最後にはクモに興味津々になっていく様子は見ていて感心させられます。日本蜘蛛学会員のせきね先生はいまもマイカーを運転して各地を飛び回り絶滅危惧種や珍しいクモを探されています。

 標語の由来は諸説ありますが、70年代の米国の環境保護の運動から生まれたようです。日本では標語が様々に解釈されて、環境保護のほか、都市計画や教育、ビジネスなどの分野で盛んに使われています。筆者もステッカーを最初に見たとき「広い視野で考え、地道に行動を」と勝手に解釈し「ベルマーク運動にぴったりの言葉だな」と思いました。

 商品からマークを切り取り、会社別、点数別に仕分けし、手作りの台紙に張るといった、コツコツとした作業が全国のPTAで続けられています。なかには校区内の自治会の集会に顔を出しマーク集めをお願いしているPTAや、地域の学校のためにと子どもが卒業した後も集められている方も大勢います。こういうPTAらから話しを聞くと「子どものために学校の設備を良くしたい」というのは当然ですが「震災の被災地の子どもたちにも役立っている」と言われる方も多くいます。

 一方で「面倒くさい」「時代遅れ」という声もあります。財団ではPTAの負担を出来るだけ減らす方法がないか考えていますが、なかなか名案がないのが実情です。

 せきね先生よると、クモが網を張るようになったのは、エサの虫が羽を持ち空を飛ぶようになったため、空中で捕まえるように進化したためだそうです。ベルマーク運動も今後、どんな進化をするか、運動に関わる多くの人と考えていきましょう。

ベルマーク商品

インクカートリッジ

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