旭松、味の素、明治が出展/大阪で「食と科学のふしぎ博」


(2018/10/25)印刷する

 身近な「食」を通じて科学の面白さや大切さを体験するイベント「食と科学のふしぎ博」が9月22日、大阪市住之江区の大阪南港ATCであり、ベルマーク協賛会社の旭松食品(大阪市淀川区)と味の素(東京都中央区)、明治(同)もブースを出展しました。

 旭松食品は「こうや豆腐のカガクを体験しよう!」と題し、かたい高野豆腐をやわらかく戻すにはどうすればいいかを、子どもたちと一緒に実験しました。①やわらかくなる膨軟加工が施された通常の高野豆腐+水②膨軟加工していない高野豆腐+水③膨軟加工した通常の高野豆腐+酢を加えた水――の3種類のタッパーを用意。約5分後に比較したところ、やわらかさの度合いが高いのは①②③の順となりました。膨軟加工した高野豆腐はアルカリ性で、酢を加えて酸性化した水だと、性質が違うためやわらかくなりにくいのだそうです。

 子どもたちは、高野豆腐の作り方や、低カロリー高タンパク質で生活習慣病の予防にも効果的ということも学びました。「高野豆腐が料理でちゃんとやわらかくなるように製造されているなんて、初めて知った」と驚きながら、「いっぱい食べて元気になりたい」と話していました。

高野豆腐のあれこれを学ぶ旭松食品のブース
高野豆腐をやわらかくする実験中


 一方、味の素は、タンパク質を構成するアミノ酸が味の成分としても重要な役割を果たしていることを知ってもらおうと、「味のふしぎ~アミノ酸ってなあに?」を開催。薄めのリンゴジュースに味の素を加えると、あら不思議、ジュースがトマト風の味に。リンゴの甘みや酸味に、味の素の主成分であるグルタミン酸のうま味が加わると、トマトの味の成分に似てくるのだそうです。

 アミノ酸にはそれぞれ、甘み、苦味などの味がある▽うま味は昆布のダシを口に含んだ時に感じるコクやまろやかさで、料理をおいしく感じさせてくれる▽味の素はおもに天然のサトウキビからできており、主原料のグルタミン酸塩は昆布、チーズ、トマトなどの天然食材に含まれているものと同じ――といった説明もありました。

味の不思議を体験する味の素のブースもにぎわいました

 明治はヨーグルトの秘密を楽しく学べるブースを出し、たくさんの親子連れで賑わいました。

 ふしぎ博は、教科書や教材を発行する新興出版社啓林館(大阪市)が主催し、17の企業・学校などが協力しました。

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