心臓の手術跡は「ぼくのたからもの」


(2017/02/23)印刷する

手紙コンテスト最優秀賞の茨城の小2、霜田君

 協賛会社のファミリーマート(ベルマーク番号23)の「ありがとうの手紙コンテスト」で、全国3万8806通の応募作の中から関東2ブロック低学年の部で茨城県筑西市立竹島小学校2年、霜田湊真(そうま)くんの作品が最優秀作品賞に選ばれました。

表彰状を手にする霜田湊真くん。左からファミリーマート北関東ディストリクト藤田聡統括部長、母親の祐子さん。担任の谷島由加里先生、佐藤功夫校長

 「毎日おこられて、うるさいから耳をふさぎたくなるけどお母さんが一ばん大すきです」と、わんぱくな男の子を連想させる書き出しで始まります。

 霜田君は生後13日目に心臓の大手術を受けたそうです。お腹には、その時の手術の跡が残っています。

 「ぼくは、生まれたときから心ぞうにびょう気があって大手じゅつしたからお母さんはいつも心配してるけど、リレーのせんしゅだしサッカーも大すきだしたいいくがとくい。学校で「おなかのせん見せて」と言われるけど、お母さんが、がんばった人にしかないしるしって言ってたから、ぼくのたからものだよ」

 と母親への気遣いがにじみます。さらに、

 「けんこうに生んであげられなくてごめんね。って言うけど、ぼくは、元気だから心ぱいしないでね。まい日ぼくたちのせわでつかれているから、こんどお手つだいしてたすけてあげたいです」と続きます。

 そして、結びは

 「ぼくのお母さんでありがとう」。

 夏休みに家族が見ていないところで書いたそうで、母親の祐子さんは「ママに手紙書いたよ!」と手紙を渡された時は、涙で読むことができなかったそうです。

 審査委員長のジャーナリスト池上彰さんたちは、手術の跡を「がんばった人にしかない印」と言う母との絆に深い感動を覚える。母の愛情を受け、素直にまっすぐ育っている姿が目に浮かぶ、と講評しました。表彰式は2月8日に同校体育館であり、霜田君は大きな声で全校児童の前で読みました。最優秀賞に決まったことを聞いたときは「とても嬉しかったです」と笑顔で答えてくれました。

 コンテストは、次世代を応援する取り組みの一環として、2009年から小学生を対象に毎年実施しています。最優秀作品賞21作品、審査員特別賞35作品、学校・団体賞7校・団体が決まりました。

                  

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 ファミリーマートは全国1万8100店舗(2017年1月31日現在)で、おむすび全品にベルマークをつけています。

最優秀賞 霜田湊真くんの手紙「お母さんへ」

ベルマーク商品

中ザラ糖400g

ベルマーク検収

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