カレーの香りで「子どものキライが好きになる」
(2016/11/15)印刷する
ヱスビー食品が「親子料理教室」
協賛会社のエスビー食品(ベルマーク番号09)が、子どもが苦手な食材を使ったカレー料理を学ぶ「親子料理教室」を名古屋市立平針北小学校(長谷正子校長、306人)で10月 22日に開きました。「香りとカレーができることPROJECT」として全国で開いており、ベルマーク運動参加校への出前教室はこれが初めてです。朝日新聞「料理メモ」でおなじみの料理研究家、今井久美子さんが作り方を指導しました。
参加したのは、保護者20人と小学生27人。まずドキュメント動画を見ました。子どもが泣いて嫌がる食材をカレー味にしたところ、おいしい、おいしいと食べる子どもの笑顔がはじけ、今度は作ったお母さんが「うれしいです」とうれし泣きです。
この日作ったのは、きのこのカレーのそぼろディップ、お魚のカレードーナツ、小松菜のカレーそぼろめしの三つです。
「見た目も大事! 演出も大事!」と今井さんは言います。大皿で並べずに、子ども1人分の器に並べること、お代わりをしたくなるように、少な目の盛り付けにすること、カラフルにすること、がポイントです。
エプロンに三角巾、マスク姿のお母さんたちが作り始めると、「子どもの口に合わせて、小さく切ってね」「カレー粉をお魚にまぶし、臭みをしっかりとってくださいね」「きのこだってわからないくらい細かく切って大丈夫ですよ」と歯切れのいい注意が飛びます。
向いの特別活動室では、子どもたちが3グループに分かれて座っていました。最初に、動画でスパイスとハーブについて教わりました。子どもたちの口から、「ターメリック」「ウコン」といった名前がポンポン出てくるのには驚きました。
次はゲームです。スパイスとハーブをおはしで渡したり、スパイスの写真でビンゴゲームをしたり、香りを頼りに箱の中に何が入っているかを当てたりしました。
最後は、オリジナルのカレー粉を作りました。コリアンダー、クミン、ナツメッグ、シナモン、ターメリック、ブラックペッパー、チリーペッパーの7種を適量または好みで、スプーンですくい、スパイスの袋に入れていきました。仕上げは、フライパンでごく弱火で2分程度煎るのですが、それは家に帰ってからのお楽しみです。
料理ができると、親子で試食しました。岩本知子さんは、「野菜嫌いな1年生の娘がお代わりしているのには、びっくりしました」と驚いた様子です。藤岡花咲(はな)さん(5年)は、「カレー粉作りが楽しかった。家族みんなで食べるのが楽しみです」と話しました。
エスビー食品コミュニケーション企画室の七野(しちの)知未さんがベルマーク運動説明会に参加して他の協賛会社の方たちと話し、さまざまな企画を知り、「うちでも何かしたいなぁ」と思ったのがきっかけでした。
平針北小は、PTA成人委員会(松本弘美委員長ほか11人)が年に2回、セミナーを開いており、その一つとして開催されました。
この日のレシピはエスビー食品のホームページ で紹介されています。