牛乳石鹼共進社「石けん工場」オープン


(2016/08/10)印刷する

キッザニア甲子園に次いでキッザニア東京に

 協賛会社の牛乳石鹼共進社(ベルマーク番号37)が7月15日、「キッザニア東京」(東京都江東区)に「石けん工場」パビリオンをオープンしました。「キッザニア甲子園」に次いで2カ所目です。子どもたちが楽しみながら100種類の仕事やサービスを体験でき、伝統の石けん作りに夢中になっています。

「けん化釜」内部の様子を小窓越しに見る「けん化チーム」の子どもたち
交代でベルトコンベアを動かして石けんが出来る工程を教わる「成形チーム」の子どもたち

 8月4日午後、キッザニア東京は夏休み中の子どもたちの熱気であふれていました。作業服を着た子どもたちがパビリオンに元気よく入っていきます。「石けんの匂いがする」「いい香り」という歓声が響きます。

 石けんの原料となるニートソープを作る「けん化チーム」と、ニートソープを乾燥させて固形石けんを作る「成形チーム」に分かれます。手作りの良さを受け継いだ同社伝統の「釜だき製法」で、石けん作りを体験します。

 食用にもなる天然油を主原料に、熟練の技術で加熱、かくはん、静置という工程に約一週間費やし、じっくり熟成させます。この過程で生成されるグリセリンや天然油脂の中の良質な成分が「天然うるおい成分」として含まれ、肌にやさしい石けんが出来上がるといいます。

検品作業に従事する子どもたち

 けん化チームは「けん化釜」のスイッチを押しながら、石けんの材料になる牛脂やヤシ油、カセイソーダなどを注入していきます。仕上げに香料、色素を混ぜてニートソープを作ります。成形チームは、乾燥して押し出された棒状のニートソープが固形石けんの大きさに変わる工程を、手動でベルトコンベアを動かしながら教わります。

 最後は、全員で検品作業をします。

 世田谷区から参加した奥秋ひなさん(小5)は「小さい時から、石けんってどうやって作るのか興味がありました。 実際に体験してみて、こうやって作るんだぁ~ってわかりました。とても楽しかったです」と話しました。

小学校5年の奥秋ひなさん(右)と幼稚園年長の妹のこうちゃん

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 キッザニアでは働いた仕事に応じて給料としてキッザニア内の専用通貨「キッゾ」がもらえます。買い物を楽しんだり、銀行でキャッシュカードを作ったり、レンタカーを借りて専用サーキットで運転できるといったサービスを受けることに使えます。

 石けん工場パビリオンは1回の体験が定員8人で、約30分。キッザニア内の専用通貨8キッゾとキッザニア限定のしっとりタイプの赤箱石けんがもらえます。

 キッザニア東京は東京メトロ有楽町線「豊洲」駅の最寄り出口「2番」から徒歩8分、ゆりかもめ「豊洲」駅から徒歩8分のアーバンドッグららぽーと豊洲内にあります。営業時間は午前9時~午後3時と午後4時~午後9時で、不定休です。

帰りに「給料」の8キッゾと赤箱の石けんを受け取る子どもたち

ベルマーク商品

「バヤリース」オレンジ PET 430ml

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中