クツワの「愛される文具」キャンペーン、入賞アイデアに東京学芸大附属世田谷小学校の3人の作品選ばれる
(2015/11/11)印刷する
協賛会社のクツワ(ベルマーク番号55)がこの夏、「100年後も愛される文具」と銘打って斬新な文具のアイデアを募集していたキャンペーンで、東京学芸大学附属世田谷小学校(松浦執校長、634人)6年1組の女子3人の作品が入賞アイデアに選ばれました。
キャンペーンでは文具や事務用品、とくに子どもが使う学童文具を対象に、クツワの商品をベースに工夫を凝らしたアイデアを求めていました。10月に大賞や優秀賞、入賞アイデアが発表されました。
大坪咲希(さき)さんは「夢のペン」を応募しました。クツワの耳ノックボールペンがベースです。色の三原色(シアン・マゼンダ・イエロー)のインクがペンの中に入っていて、ペンの中でインクを調整して、いろんな色がだせるようにするというものです。「このペンが1本あればインクが切れない限り、たくさんの色が出せるから便利。もう、筆箱はぎゅうぎゅうにならない!」とコメントしています。
橘川美緒(きつかわ・みお)さんは「すべり止め付き下じき」を考えました。A4の下じきをベースにしました。ノートにはさんでいる時に下じきが動かないように、四隅にすべり止めを付けました。
矢島弘奈(ひろな)さんの作品は「まっすぐカットくん」です。ケース付きはさみをベースにしました。大事な書類を切る時に失敗しないように、という狙いです。小さな車のおもちゃの下に刃を付け、車を「ぽこっと」押すと刃が出て、切りたい部分の上をそっと走らせながら切っていく仕組みです。刃をしまえば、車を転がして遊ぶこともできます。
今回は、矢島さんがクツワのホームページでキャンペーンを見つけ、クラスのみんなで応募したそうです。
「締め切りが7月31日で夏休みだったこともあり、子どもたちだけで応募しました。結果発表を子どもたちと一緒に見て入賞を知ったんですよ」と担任の沼田晶弘先生はにこやかに話しました。
東京学芸大学附属世田谷小学校はベルマーク参加校で、1964年から運動に取り組んでいます。