テトラパック製紙容器の回収好調


(2014/07/14)印刷する

点数証明はがき、忘れずに財団へ

 協賛会社の日本テトラパック(ベルマーク番号17)が行っている紙容器の回収量が、2013年度は約560トンになりました。初年度の11年度は約100トン、12年度は約400トンでした。回収した紙パックの重さに応じてベルマークの点数がつきます。点数アップになって、環境にも貢献できる活動です。

 回収に参加している学校・団体も、12年度の3500団体からさらに増えて5月末現在、全国で4523団体になりました。ベルマーク運動には全国で約2万8000団体が参加していますから、まだまだ伸びる余地がありそうです。

 集めた紙容器を同社の回収センターに送ると、重量を確認したうえで学校に「点数証明はがき」が送られてきます。これをベルマーク財団に送ると入金手続きがとられてベルマーク預金になります。

 しかし、はがきを学校に置いたままにすると点数になりません。「点数証明」という表現から、入金済みだと勘違いされるようです。3年間分のはがきを財団に送らず、18万点も宙に浮いていた学校もあります。はがきが学校に眠っていないか、どうかご確認ください。インクカートリッジも事情は同じです。

 財団にベルマークと点数証明はがきを送ると、点検したうえで「検収済み送り状」をお返しします。協賛会社ごとの確定した点数と合計が記載されています。テトラパック社の項目もありますから、点数が計上されているかどうか分かります。

 牛乳などの紙パックは、針葉樹から作られていて紙の繊維が長く、古紙に再生するのに適しています。中国などの経済成長で、資源として奪い合いの状況だそうです。紙パックには、飲料の保存性を良くするため、中にアルミが張ってあるものもあります。自治体の古紙回収の対象外になる例があったため、捨てられるケースがあるのですが、テトラ社の場合、アルミ付きパックも回収し、アルミも資源化します。回収率を上げるため、ベルマーク点数も通常のパックの倍ですから、効率的です。

 同社は、世界で40%の回収率をめざしていますが、北ヨーロッパが好成績だそうです。環境本部の渡辺宏マネージャーは「日本では、ベルマーク運動をリサイクルの核に位置づけて展開していきます」と話しています。

ベルマーク商品

ソプラノリコーダー 104A(G) / 105A(E)

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
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