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災害支援をきっかけにベルマーク再開

阿蘇の内牧小学校

 2012年の九州北部豪雨で床上浸水などの被害があった阿蘇市の内牧小学校(児童数337人)が、ベルマーク教育助成財団からの災害援助がきっかけで、休止状態だったベルマーク収集活動を約40年ぶりに再開しました。子どもたちが地域に呼びかけてベルマークマークの仕分けをする児童たちを集め、仕分けもして昨秋に42年ぶりに財団に送り、1万8334円の預金になりました。
 財団によると、内牧小はベルマーク運動が始まって間もない1962年に参加登録し、1971年3月までに5万2千点(円)余を集めた記録があります。しかし、その後はマークが送られておらず、活動は休止状態でした。
 再開のきっかけは、一昨年7月の豪雨。同小は1階が床上浸水し、教室や職員室が使えなくなり、2階と3階だけで授業するなど不便を強いられました。こうした状況に財団が「学校が希望する設備品30万円分」を援助。学校は保健室のベッドや掃除機、トランシーバーなどを要望。さらに同小がベルマーク登録校だったことから、一般の人から財団に寄せられた寄贈マークから10万円も贈られ、サッカー用のゴールネットなどをそろえました。
 ベルマークの仕組みや援助について中野晃校長(59)が全校集会で児童に紹介すると、当時の6年生たちが「恩返しに自分たちも集めて、役に立とう」と提案して再開が決まったのです。地域への協力呼びかけの「チラシ」も自分たちで作って配りました。
 現在、校内の2カ所にマーク回収箱を設置して、いつでも持って来て入れられるようになっています。箱は5、6年生のユニセフ・ベルマーク委員会(12人)のメンバーインクカートリッジやトナーも集めますが毎日交代でチェックし、入っていたマークを協賛会社別に仕分けします。月に1度の委員会活動では、地域の人たちから届けられたマークの整理や使用済みインクカートリッジの仕分けなどに取り組んでいます。仕分け用の道具も、ペットボトルを工作して自分たちで作ったそうです。
 昨年6月には、5年生約60人が2泊3日の集団宿泊学習に行った際、弁当と一緒に出たお茶の紙パックが「回収すればベルマーク点数になる協賛会社製」と気づき、学校に持って帰ってベルマーク点数にしました。
 担当の北由佳里教諭は「子どもたちの関心が高く、地域の人たちにも理解が広がっている」と話します。昨年秋、最終的な点数の集計などをPTAの役員が手伝い、再開後初めてのマークを財団に送りました。
 6年生の伊藤ほのかさんは「面倒くさいこともあるけど、自分の学校や困っている子どもたちの役に立つので、活動を引き継いでいきたい」と話しています。

(朝日新聞阿蘇支局長・野中正治)

≪写真上から≫
・マークの仕分けをする児童たち
・インクカートリッジやトナーも集めます

(2014/02/24)

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ベルマーク教育助成財団 tel:03-5148-7255