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ベルマーク便りコンクール(2012)

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 第27回ベルマーク便りコンクール(2012年度)の入賞校が応募85点の中から決まりました。優秀賞10校には賞金3万円、佳作10校・園と特別賞1校には1万円を贈り、ともに副賞の額入り表彰状も差し上げます。応募された学校・園には図書カードをお贈りしました。

楽しんで、触れあって、工夫して、愛を込め
ベルマーク便りコンクール「審査から」

 ベルマークだよりコンクールに多数のご応募をいただき、ありがとうございました。全国各地の小学校など85校から、いずれ劣らぬ傑作の数々が送られてきました。すべての作品に目を通し、10件の優秀賞、10件の佳作、それに特別賞1件を選びました。 優秀賞に輝いた学校の作品に共通するのは、作っている皆さん方が楽しんでいることです。ベルマーク運動に参加し、他の保護者の方々、先生方、そして子どもたちと触れ合って楽しい。こんな記事を載せたら、読者は楽しんでくれるのではないかしら。こんな記事が読みたいわ。そんな思いが伝わってくるベル便りばかりなのです。 読者を意識してつくる、というのは、プロの編集者の世界では優先順位ダントツ1位のことなのです。初心者にとっては、スペースをどう埋めようか、書くことがない、といった心配がどうしても先に立ちます。でも応募作品の多くは、読者といかにコミュニケートしていくか、運動に読者をどう巻き込んでいるかをよく考えており、感心させられました。 小金井第三小(東京)は、学校創立60周年にあたり、1家庭で60点を目指そうという目標を掲げました。「目指せ、4万点越え」。生徒数と60点を掛け合わせると4万点になるのでしょう。「現在○○○点。目標に対して76.6%」などと毎号、達成状況を報告し、盛り上げていきました。学校をあげて楽しんでいこうというわけですね。特別賞の高岡市立平米小(富山)も、創立100周年で大きな目標を掲げて奮闘しました。 那覇市立小禄小(沖縄)は学習ノートに着目しました。協賛会社のキャンペーンに応募して賞品をゲットしつつ、点数も増やそうという作戦です。学校で購入するノートをそのメーカーのものにしてもらい、さらに日曜参観日には販売店に来てもらって即売会を開きました。売れたノートの冊数から見て、まだ何点のベルマークが眠っていますよと確認を呼びかけました。 横浜市立東山田小(神奈川)は、キャンペーンで160冊のノートをゲットしたそうです。横浜市立豊岡小もキャンペーンをうまく活用しているようです。 西東京市立上向台小(東京)も工夫が盛りだくさんです。校長先生への突撃インタビューあり、ベルマーク性格占いあり、間違い探しありと、作り手の方々もノリノリです。横浜市立稲荷台小(神奈川)は毎月のように、4社ほどの協賛会社のマークを並べ、その製品にちなんだクイズを掲載。「ファミマのスローガンは?」「高野豆腐ができるまで何日かかる?」といった感じで、次号には全問正解者を載せます。 吉川市立栄小(埼玉)は資源リサイクルと一緒に運動を進めています。古紙や雑紙を年間1660キロも集めたそうです。テトラパック、インクカートリッジの回収にも熱心で、エコへの関心を高めようとしています。 ユニークなのが北斗市立久根別小(北海道)。ベルマークの担当者をベルマーカーと呼び、その委員長さんでしょうか、「ワイルドなリーダー」を名乗る方が「お母さんの最大の武器は笑顔です」などと、運動のヒケツを伝授していきます。佐久市の岸野保育園(長野県)はバザーの際、ベルマークを持ってきてくれたお友だちは「釣りゲーム」やクイズに参加でき、楽しみながらマーク集めができるよとPRしていました。 摂津市立別府小(大阪)で運動をひっぱっている図書館リーダーの釜木尚美さんには脱帽です。昨年の標語コンクールで「ベルマーク、切れば聞こえる、ありがとう」を考えてくれたアイデアウーマン。お得意の漫画はプロ顔負けで、手作り絵本をつくったり、自らのケガまで題材にした4コマ漫画で笑いをとったり。まるでベルマークの国からやってきた魔法の先生のようです。校内中が楽しみにしているに違いありません。 運動の進め方についても、皆さんが知恵を絞っていることがよく分かりました。入間市立狭山小(埼玉)は、枚数が多い主なベルマークについて整理袋をあらかじめ作っておき、子どもたちに持ってきたマークを分類しながら入れてもらう方式にしたそうです。 夏休みは、昼食をふくめて全食事が家庭の担当です。お菓子やアイスクリーム、カレールーなどを買いだめしておくなら、このベルマーク商品はいかが、とさりげなく紹介する帯広市立稲田小(北海道)や茅ケ崎市立鶴嶺小(神奈川)のような知恵ものもありました。瑞穂市立穂積小(岐阜)は、協賛会社ニッスイのホームページにあったお料理のレシピを利用して紹介していました。 学校内の話題から外のニュースに関心を広げる紙面も多くみられました。柏特別支援学校(千葉)は、ベルマーク財団のホームページに掲載されたエプソンミズベの作業所の記事をさっそく便りで紹介しました。障がい者の雇用に熱心なところだからでしょう。ほかにも、ベルマーク新聞に載った記事を転載した学校もありました。ホームページなどには大震災支援の話題もたくさん載っていますので、ぜひご利用ください。 最近のベル便りはパソコンのソフトを使い、カラー印刷が主流ですが、多賀城市立多賀城小(宮城)はモノクロ、すべて手書きです。きれいな字も素敵ですが、紙面全体から手作り感が香り立ってくるようで、母の愛を感じます。ベルマークの仕分けボランティアにも参加してくれました。

《優 秀 賞》
  小金井市立小金井第三小学校(東京都)
  那覇市立小禄小学校
  摂津市立別府小学校(大阪府)
  七尾市立高階小学校(石川県)
  阪南市立朝日小学校(大阪府)
  横浜市立東山田小学校
  西東京市立上向台小学校(東京都)
  糸田町立糸田小学校(福岡県)
  吉川市立栄小学校(埼玉県)
  京都教育大学附属京都小中学校
  
《佳   作》
  帯広市立稲田小学校(北海道)
  横浜市立豊岡小学校
  茅ケ崎市立鶴嶺小学校(神奈川県)
  横浜市立稲荷台小学校
  千葉県立柏特別支援学校
  多賀城市立多賀城小学校(宮城県)
  入間市立狭山小学校(埼玉県)
  北斗市立久根別小学校(北海道)
  瑞穂市立穂積小学校(岐阜県)
  社会福祉法人 双緑会 岸野保育園(長野県佐久市)
  
《特 別 賞》
  高岡市立平米小学校(富山県)

 

ベルコン入賞校を訪ねました

わかりやい斬新な紙面追求 運動再開1年目に初受賞果たす
石川県七尾市高階小学校

 優秀賞に選ばれた石川県七尾市の市立高階(たかしな)小学校(谷口忠校長、55人)は今春、長年休止していたベルマーク運動を再開し、PTAの役員たちが「たかしなベル通信」を発行したばかりでした。コンクール初応募で、初受賞を果たす快挙となりました。PT優秀賞の盾を手に受賞を喜ぶ先田みゆきさんと坂口美保さん、谷口忠校長(左から)=石川県七尾市の市立高階小学校でAや学校関係者は「新鮮で、読みやすさと分かりやすさを追求した『こだわり』が認められたのでは。再開したベルマーク運動への大きな励みになります」と喜んでいます。
 同校は、3年と4年が複式学級で、計6クラスの小規模校です。能登地方で初めて、学区を越えて通学できる「小規模特別認定校」と認められた学校です。
 今年2月に新年度の母親代表に内定した坂口美保さん(副会長兼務)と先田みゆきさんの2人が、「私たちが子どもたちのためにできることは何か」ということについて話し合いました。小学生時代にベルマーク運動に関わった経験のある2人。自ずと「休止しているベルマーク運動を再開しよう」と意気投合しました。
 PTAの役員会で了承され、今年4月から、休止状態になっていたベルマーク運動を再開することにしました。児童数が少ないので、保護者の方たちの負担を軽くしようと仕分けや集計作業を軽減する方法を検討。学校や保護者の自宅、勤務先で、大量のインクカートリッジが出ることが判明しました。学校指定の児童シューズも活用できることが分かりました。
 そこで、ベルマークを集める対象商品を「インク・トナーのカートリッジ」と「(学校指定)のシューズ」の2種類に限定しました。
 第1号(4月1日発行)で、ベルマーク運動を再開した「経緯」と、「ゆっくり、コツコツと細く長い活動に」という活動スローガンを紹介。質疑応答形式で、ベルマーク運動の意義と、集計作業の負担軽減策などについて分かりやすく説明しました。
 通信の編集と作成は坂口さん、最終の校正は先田さんが担当しています。紙面のテーマは2人が話し合って決めています。
 学校通信は、文章が堅苦しい、読みにくいといった傾向に陥りがちです。そこで、アルバイト先の会社でチラシなどの作成編集経験のある坂口さんが、その豊富なノウハウを生かして、イラストや写真を多く取り入れ、文章は自分の言葉で素直に表現し、読み手にとって、簡潔でわかりやすい紙面作りに努めました。
 第4号(9月12日発行)では、点数の高い日本酒の「白鶴」を回収対象に加えたことを報告しました。ベルマーク活動のために、お酒を飲む銘柄を白鶴に代えてくれた、おじいさんやおとうさんもいたようです。
 第5号(9月25日発行)では、2人の長男(いずれも5年生)がベルマークの集計作業に協力参加した光景を撮影した写真を掲載。ベルマーク運動に対する児童たちの率直な感想を取材して紹介したため、ほのぼのとした紙面になり、好評でした。
 玄関ホールにベルマークの回収箱を設置。仕分けと集計の作業は2人が担当し、集計結果を通信で報告しています。年末号には、コンクール初受賞の報告をしました。
 また、地域の人たちの協力を得るため、イラストや写真を取り入れた分かりやす文面のお願い状を配布しています。
 通信を読んだ保護者や地域の人たちから、「読んだよ」「分かりやすくてよかった」「次の通信が楽しみ」などと好評の声が相次いで届いています。
 坂口さんと先田さんは「負担を少なくすることで長い活動になればと回収対象商品を限定しました。スタートして間もないですが、負担を感じることなく、小さいながらもコツコツと実績を積み上げてきました。学校規模から、ほかの大規模校のような大きな成果を得ることは難しいですが、運動を通して、子どもたちが環境問題や社会貢献の大切さを学ぶきっかけになればと思います。こんな小さな学校でもベルマーク活動ができるんだということを証明していきたいです。今回の受賞はその大きな力と励みになります」と話しています。
 同市は能登半島の中央部に位置し、同小の周囲は山や田畑が多く、恵まれた自然環境の中にあります。菜の花米づくりや試食会、相撲大会など地域に根ざした教育活動に取り組んでいます。
 谷口校長は「ベルマーク通信は、趣向をこらし、分かりやすく作っているところが評価されたのだと思います。ベルマーク運動を子どもたちのために再開していただき、ありがたいことです。地道な運動ですが、今回の受賞は大きな推進力になるでしょう」と、PTA役員たちの活躍を祝福していました。

《写真》優秀賞の盾を手に受賞を喜ぶ先田みゆきさんと坂口美保さん、谷口忠校長(左から)=石川県七尾市の市立高階小学校で

 

楽しく参加してもらうためにわかりやすく    阪南市立朝日小学校

 大阪府阪南市立朝日小学校・分校(草竹幸一校長、291人)のPTAが発行する「ベルマーク便り」が優秀賞に選ばれました。ベルマークを担当するのはPTA会計監査を務める牛田賢子=たかこ=さん、松本伊津子さんの2人。「やる限りはとことんやろう」と話しあって1年間の任期中に「便り」を5回発行することを決め、大まかな掲載内容を考えた上で、取材して編集しています。イラストやカラーをうまく使い分けて、簡潔で分かり易く、しかも多彩という点も評価されてのことです。
 朝日小学校のある阪南市は府の南部、関西新空港に近い新興住宅地にあり、人口の増加に伴い1977(昭和52)年に東鳥取小学校から分かれて同市自然田に開校しました。府内では2校しかない分校が和歌山との府県境に近い同市山中渓にあるのも特長で、1~4年生までの6人が学んでいます。
 「ベルマーク便り」を発行するかどうかは担当役員さんに任されているそうで、今年度担当した牛田さんたちが一念発起して「井戸端会議のような雰囲気にして、ベルマークやPTA運動に『楽しそう』と思って参加してもらえるように心がけながら」発行することにしたそうです。牛田さんは、15年ほど舞台美術関係の仕事をしていたといい、全体の構成を考えて、関心を持ってもらえそうなことをどう盛り込んでいくか工夫しているそうです。
 7月の第1号は、発行のあいさつ、児童たちでつくるベルマーク放送委員会がベルマークをきれいに切る手伝いをしてくれることの報告、ベルマークが東日本大震災の被災校や海外の学校の援助にもつながっていることの紹介のほか、今年度の目標を「2万3千点」にしたことを緑地の枠で囲んで目立つようにして、5月の集計で集まった点数が9673点だったことを灰色地に太い文字で、目標までの点数1万3327点を薄い紺地で目立たせています。2回目となるベルマーク集計の日時と参加協力お願いと盛りだくさんの内容をA4判に要領よくまとめています。
 9月の第2号は、運動会特集。集計作業などで保護者に聞いた「運動会は春・秋どっちがいい?」「弁当は作る?買う?」などのアンケートを掲載。「運動会の楽しみのお弁当の食材にベルマークが……」と呼びかけるコーナー、子どもたちを見守ってくれているスクールサポーターの人たちがベルマーク集めに協力してくれている話題のほか、決まりものとして「7月集計の点数」や「9月の作業参加呼びかけ」など盛りだくさん。
 11月の第3号は、学校給食特集。給食の歴史、全国の実施率、泉州地区の現状、阪南市の中学校給食実施を保護者の86%が賛成している一方、子どもの賛成は29%と親子の相違とそれぞれの意見なども紹介。決まりものの「9月集計の点数」や「11月の作業参加呼びかけ」とこの号はA4判2ページになっています。
 新年発行の第4号は、始まったばかりの小学校の英語の授業はどんなようすなのか、海外にベルマークに似た活動があるのかどうかなどを特集する予定といい、取材を始めているそうです。
 草竹校長は「新鮮な内容を提供してくれて、あーそうなんだという発見もさせてくれる内容になっていて感謝いっぱいです。これからもがんばって出していただければありがたい」と話していました。

《写真》受賞を喜ぶ牛田賢子さん(中央)。草竹幸一校長(左)とPTA担当の福田公美子教務主任(右)=大阪府阪南市自然田の市立朝日小学校

 

「伝える」を心掛け年4回発行 キャラクターも大人気    横浜市立東山田小学校

 横浜市都筑区の市立東山田小学校(菅原惠市校長、959人)のPTA本部が発行する「ベルマークだより」が優秀賞に選ばれました。決め手は、オリジナルのキャラクターと分かりやすさにこだわった紙面です。
 同小は2001年4月に開校し、同年7月からベルマーク運動に参加しています。活動自体はまだ丸11年ですが、07年と08年にもベ右から、表彰状を持つ菅原校長と、テトラパック回収箱「おいらテトラ」を持つ蟹江さん、大泉さん、ベルマーク回収箱「ベルマくん」を持つ伊藤さん=横浜市都筑区の市立東山田小学校でルマーク便りコンクールで入選しました。教育応援隊の一つ「ミズノ走り方教室」にも2年連続で参加しており、PTAの熱心さがうかがえます。
 おたよりを作っているのは、PTA副会長の蟹江千里さんと、本部書記の大泉和代さんです。大規模校だけあって、ほんの少し意識するだけでたくさんのマークが集まりますが、その「ほんの少し」が難しく、活動の理解・浸透に苦労していました。「いつ持って行けばいいの?」「どこに持って行けばいいの?」といった基本的なことから、「どう役立ってるの?」といった運動の意義まで、とにかく「伝える」を心掛け、年4回(6・9・11・3月)発行することにしました。
 ただ、それだけでは足りないと考えた2人は、今日はここの委員会、明日はあちらの委員会と、PTAの会合があるたびに出向いて行き、ベルマークの役割について話をしました。
 そんな中、新しい出会いもありました。ベルマーク係をしている伊藤多佳子さんです。実はこの伊藤さん、07年と08年に入選したベルマークだよりを作った人物でもあり、子どもたちに大人気の回収箱、ベルマくんの生みの親でもあるのです。熱心な活動をする2人のうわさを聞き「わたしにもお手伝いできることはない?」と声を掛けました。11年から協賛会社になった日本テトラパックを定着させようと、キャラクターを作り、おたよりで宣伝していこうと考えていたところに来た伊藤さんの呼びかけでした。待ってましたとばかりに、伊藤さんに新キャラクターの依頼が舞い込みました。
 テトラパックマークの帽子をかぶり、手には紙パックの牛乳を持った、ちょっとわんぱくそうなキャラクター「おいらテトラ」の誕生です。さっそく3人でテトラパック用の回収箱も作りました。
 学校にマークを持ってくるときの回収封筒も工夫しました。1年生から6年生までの児童全員が、自分で切って、折って、のり付けして作る、手づくり封筒の台紙を配りました。自分で作る楽しさと、自分で作ったからこそ大切に使う気持ちが生まれました。
 秋のこどもまつりも盛り上がりました。「せっかくたくさんの人が集まるのだから、ついでにベルマークや牛乳パックを集めちゃえ」と、号外で「こどもまつりニュース」を発行しました。子どもたちは、牛乳パックでポップコーンや綿菓子と交換したり、ベルマークでゲームを楽しんだりしました。このときに集まったベルマーク点数は、友愛援助に寄付しました。
 かわいいキャラクターと蟹江さんたちの熱い思いで、学校中にベルマークやテトラパックが浸透しました。蟹江さんは「今の6年生が卒業すると少子化で児童数がガクンと減ります。今後の課題は、地域や、子どもが卒業してマークを集める習慣がなくなった家庭をいかに巻き込んでいくかです」と話しました。

《写真》右から、表彰状を持つ菅原校長と、テトラパック回収箱「おいらテトラ」を持つ蟹江さん、大泉さん、ベルマーク回収箱「ベルマくん」を持つ伊藤さん=横浜市都筑区の市立東山田小学校で

 

コンパクトに読みやすく    福岡県糸田町立糸田小学校

 福岡県糸田町立糸田小学校(森秀二校長、447人)の「ベルマークだより」は、PTAベルマーク委員会(委員6人)の藤本明美委員長が中心になって月1回発行しています。昨年度まで2回(第16回、第26回)、佳作に入選したことはありますが、優秀賞は初めてなの優秀賞の賞状を手にする藤本委員長(前列中央)を囲む委員さんや森校長(後列中央)たちで、委員会は大喜び。藤本委員長が文章を短くしてイラスト、写真を随時に折り込むなど工夫を凝らしたそうです。
 糸田小学校がベルマーク運動に参加したのは1962(昭和37)年6月。ベルマーク委員会では、毎月15日を「ベルマークの日」と決めて収集しています。春、新1年生に委員手作りの「ベルマーク袋」を渡しています。その袋にベルマークを入れて学校に持参し、各クラスに備え付けの収集箱に入れます。委員6人は月1回、整理と仕分けをしています。そして学期末に6人が学校に集まり、全体集計をして、ベルマーク財団に送ることにしています。
 藤本委員長や仲島美穂・副委員長ら今の委員6人は約4年間、交代しておらず、仕分け・集計などの作業には慣れている方ばかり。特に子ども4人の母親である藤本委員長は約15年間、ベルマークを担当している大ベテランです。
 「ベルマークだより」のサイズは通常、A4判1枚。毎月、発行していますが、新1年生入学時の春や運動会、夏休みなどの時は臨時発行。藤本委員長が自宅のパソコンで作っています。「皆さん、仕事が忙しいこともあり、私が夜、家で作ります。文章やレイアウトを考えるのは大好きです。だいたい1時間ぐらいで作ります」と話しています。
 「ベルマークだより」をコンパクトにしたのは、ベルマークに関心を持ってもらう狙いがあります。藤本委員長は「長い文章は好まれま和気あいあいで仕分け作業をする委員の皆さん=福岡県糸田町立糸田小学校せん。子どもたちも見やすく、読みやすくするため考えました」と説明。今年度分を見ると、5月号にベルマーク運動の仕組みをイラストで掲載。6月号には使用済みインクカートリッジを写真、点数付きで紹介しました。さらにお弁当を作るための「運動会編」を臨時発行して、ベルマークが付いている商品を取り上げました。また7月号には、1学期の全体集計日を予告して、「夢は大きく・・こんな品物が買えます!」と、運動会用のテントや跳び箱、一輪車、ドッジボールなど写真付きで購入品を紹介しました。
 藤本委員長は「私の子ども(6年生)が来春卒業するので、小学校のPTAとしては最後の仕事だと思い、今年度のコンクール応募には力を入れたつもりです。委員の人たちは経験者ばかりなので、説明することはありません。今回の優秀賞の賞金の使い方は検討中です」と話していました。
 糸田小は福岡県筑豊地域の北東部、旧炭鉱町にあり、1876(明治9)年4月に創立されました。校舎が2010(平成22)年夏に新築され、子どもたちは明るく過ごしやすい環境のもとに学んでいます。月1回の漢字・算数コンクールなどを行っています。

≪写真上から≫
・優秀賞の賞状を手にする藤本委員長(前列中央)を囲む委員さんや森校長(後列中央)たち
・和気あいあいで仕分け作業をする委員の皆さん=福岡県糸田町立糸田小学校

 

読みやすさを心がけ/2年連続の佳作果たす/ホームページでもPR
岐阜県瑞穂市立穂積小学校

 岐阜県瑞穂市の市立穂積小学校(高田かがり校長、745人)PTAの「厚生委員会だより」は、2年連続で佳作として表彰されました。ベルマークの年間集票点数もこの数年間でいずれも、県下の上位にランクされており、優れた広報「たより」で、ベルマーク活動の着実な成果に結びつけていることが評価されました。同委員会の関係者も「読みやすさと分かりやすさを追求し、ベルマークを楽しく集めてもらうための紙面が認められてうれしい」と喜んでいます。
 これまでも、厚生委員会の「たより」に写真や図表を多く取り入れ、ベルマークのキャラクターを採用するなどして、簡潔で見やすい紙面作りに努めてきました。
 この編集方針を継承しつつ、さらに分かりやすさを追求して「たより」の作成を目指してきたのが、12年度厚生委員会(12人)の委員長を務める日比野さちえさんと、同委員会書記の森厚子さん、同顧問の近藤陽子さんです。森さんが紙面作りに専念。日比野さんが校正を担当し、近藤顧問が最終チェックをしています。
 「たより」のキャラクターを年度ごとに交代しており、今年度は、副委員長の坂(ばん)純子さんが、「ベル頭巾(ずきん)ちゃん」という名のキャラクターを描きました。長女(5年)をイメージしながら、「みんなにかわいがられて、好感がもてる」ように作成したそうです。「たより」の中で、このキャラクターを随所に登場させて、紙面の内容に目を向けてもらうようにしています。
 今年度は6回の発行予定で、最終号で集計結果と、今年度に購入する備品などを報告する予定です。
 また、ホームページの「e-たより」でも、近藤顧問らが、仕分け作業などの活動を記録撮影して、ベルマーク活動の内容を詳しく紹介。運動を保護者のみなさんと共有してもらうように努めています。
 毎月第2木曜日に集まる委員会の機会に、委員長の日比野さんと書記の森さんが「次はどんなテーマにするか」、「何を一番に伝えるか」などを話し合い、委員みんなと協議することにしています。年度初めは不慣れで編集に時間がかかりましたが、徐々に慣れているそうです。
 特に今年度の「たより」で、力を入れたのは、得点の高い「カートリッジの回収」の告知です。
 年賀状で出た使用済みカートリッジを集めようと07年度から始めたカートリッジキャンペーンでは、校区内の各家庭に協力を求める案内を作成し、回覧しています。
 今年度の「たより」でも、テトラパックの「開いて」「洗って」「乾かして」の工程をわかりやすく説明。毎月号で、「テトラパックの回収」を呼びかけ、同校のベルマーク集票を堅実に伸ばしてきました。
 近藤顧問は「みなさんのお力で昨年に続き、佳作をいただき、とてもありがたいことです。過去の蓄積があっての受賞で、みなささまのご協力に感謝したい。ベルマーク運動に力を入れている学校であり、ほかの委員会に比べても、会報づくりは活発です。このコンクールが委員会の一つの大きな目標になっていのは、確かです」と話しています。
 日比野委員長と森書記も「昨年までの広報の内容の水準は高く、よりよいものをつくることは大変でした。ベルマークを少しでも多く集めるためにはどうすればいいのか。そういう視点で、編集してきました。今回の受賞を励みに編集方針を引き継ぎながら、ベルマーク運動を盛り上げていきたいです」と話しています。
 高田校長は「趣向をこらし、分かりやすく作っているところが評価されたのだと思います」と、同委員会の活躍を祝福していました。
 同市は県下1、2位の岐阜市と大垣市に挟まれたベッドタウンで、同小はその南端に位置しています。
 1873(明治6)年の創立で、歴史と伝統のある学校です。教育目標は「かしこくて、あたたかくて、たくましい子」を育成することです。「児童と保護者、職員が『喜びと感動を味わうことができる』学校」を目指し、特色ある活動を展開しています。「弁当の日」(5、6年生対象)を設け、食材の買い物から弁当作りまで、できるだけ児童が取り組み、自分たちで課題をみつけ、解決する活動を実践しています。

《写真》ベルマーク運動に携わる厚生委員会のみなさん。「佳作」の盾を手に受賞を喜ぶ日比野さん(前列中央)、森さん(同右)、近藤さん(同左)を囲んで記念撮影=岐阜県瑞穂市立穂積小学校

 

百周年をきっかけに運動活性化/「ヒラホウくん」とベルマークファミリーが活躍
富山県高岡市立平米小学校

 富山県高岡市の市立平米(ひらまい)小学校(川上悦子校長、128人)には、もっと多くのベルマークが集まるようにと呼びかけるキャラクターがいます。その名は「ヒラホウくん」です。同校の創立(創校)百周年を記念して、児童から募集して誕生したマスコットです。PTAでは、ベルマークファミリーのキャラクターとともに活用しながら、ベルマークの役割だけでなく、インクカートリッジやテトラパックの回収などを大活躍するマスコットキャラクター「ヒラホウくん」のマーク分かりやすくPRしています。この楽しく親しみやすい広報作品とユニークな試みが評価され、特別賞に輝きました。
 同校でベルマーク運動を担当しているのは、同小PTA教養委員会の室紀代子さんと、保護者のみなさんたちです。
 同校は今年5月に創立百周年を迎ました。教養委員会では、記念すべき年に「ベルマーク運動を盛り上げて、体育館になかったジェットヒーター(約30万円)を購入しよう」という目標を定め、活動に取り組みました。
 室さんと委員たちは、創立(創校)百周年で生まれた「ヒラホウくん」のマスコットキャラクターの人気に着目。同校の校章の「おおとり」をイメージしたかわいいキャラクターです。
 百周年を記念したパレードには、「ヒラホウくん」があんどん姿で参加。地元の人たちが二対、竹と和紙で作ってくれた力作で、児童たちは「ヒラホウくん」を神輿(みこし)にかついで練り歩きしました。
 学期末に発行され校区内の全世帯に配布されるPTA広報紙「おおとり」の中のコーナーで、「ヒラホウくん」に登場してもらい、ベルマークの集計状況を報告しながら、ベルマーク運動への協力を訴えてきました。広報紙を読んだ保護者と地域の人たちの間からは、確かな手ごたえがありました。
 同校のベルマーク運動も長年の経過の中で、ややマンネリ化していました。
 そこで、担当教諭に任せていた収集袋の回収をやめ、校内の玄関近くに専用回収箱を設置。児童たちが回収袋を投函し、ベルマーク委員たちが自力回収することにしました。あんどん型のヒラホウくんにも協力してもらい、ベルマーク運動の一層の協力を訴えてもらいました。
特別賞の盾を手に喜ぶ5年生有志と、後列左から川上悦子校長、室紀代子PTA副会長、菅野克志会長。後ろは、あんどん型のヒラホウくん=富山県高岡市立平米小学校
 これまでは、児童たちが集めた収集袋を各クラスで担任が回収し、受領を示すシールを袋に貼ってもらっていましたが、専用回収箱で回収された児童たちの袋には、室さんらが考案したハンコを委員たちで押印することにしました。
 考案されたお礼のハンコは、ベルマークのファミリキャラクターを活用。年に9回、ベルマークを回収することになっており、「ベルマーくん」「りんちゃん」「パパベル」「ママベル」のベルマークファミリーのマークを活用して、ハンコを作りました。1度目の回収袋には、「ベルマーくん」の頭部分のハンコを押印。2度目の回収には顔部分のハンコを押して、完成。3度目の回収には、「りんちゃん」の頭部分の印を押印します。4度目の回収には顔部分の印を押して完成します。これを繰り返して、8度目の回収で、4人のベルマークファミリーが完成する仕組みです。最後の9回目の回収には、「ヒラホウくん」の印を押す予定です。子どもたちは、このキャラクターのハンコを楽しみにしながら、ベルマークを集めています。
 この結果、目標のジェットヒーターは、残っていたベルマーク預金も活用しながら、購入する見通しがつきました
 PTAの菅野克志会長は「担任任せの部分が多かったベルマーク運動は大きく変わり、保護者や地域の人たちと、児童たちが一体となって、その成果を体感できる参加型の運動になりました。ベルマーク運動に対するみんなの意識が向上した点が今回、評価されたのでしょう」と喜んでいます。
 室副会長は「運動を変えるきっかけになればとコンクールに応募しましたが、まさか、特別賞をいただけるとは大変光栄です。この受賞を励みに、運動を地道に続けていきたいです」と話しています。
 平米小の校区は、歴史のある商家の街。伝統的な土蔵造りの街並みや自然豊かな古城公園などがあります。教育目標は「心身ともに健康で、すぐれた創造力と確かな実践力を身につけた子どもの育成」です。身近な人に焦点をあててキャリア教育を軸とした教育活動を実践しています。
 川上校長は「保護者と卒業生の方たちは、歴史のあるこの学校に深い愛着をもっており、創立(創校)百周年をきっかけに、ベルマーク運動に対しても一丸となって推進してくれました。児童たちもその姿を見て、自分たちにできることを自主的に考えて活動してくれたことがうれしいです。その成果を評価していただいたと受け止めております。今後も、ベルマーク運動をみなさんと手を携えて頑張っていきたいですね」と話しています。

《写真上から》
・大活躍するマスコットキャラクター「ヒラホウくん」のマーク
・特別賞の盾を手に喜ぶ5年生有志と、後列左から川上悦子校長、室紀代子PTA副会長、菅野克志会長。後ろは、あんどん型のヒラホウくん=富山県高岡市立平米小学校

 

(2012/12/21)

     あなたの愛が鳴り響きます。
            ベルマークから、ありがとう。

ベルマーク教育助成財団 tel:03-5148-7255