学校訪問


達成校目次

★ 700万点達成校を訪ねました!

京都教育大付属京都小 ベル預金で一輪車買い揃える

★ 500万点達成校を訪ねました!

日立市大沼小学校 児童と保護者が協力、市内でトップ
兵庫県加古川市立野口小学校 マークの多い会社は児童が仕分け

★ 400万点達成校を訪ねました!

横浜市立綱島小学校 マーク集めが支援に役立つことを伝えたい
豊田市立美山小学校 防犯活動用特注腕章610枚を購入

★ 300万点達成校を訪ねました!

宮城県仙台市立東二番丁小学校 少人数でも力を合わせ大きな成果
千葉県松戸市立柿ノ木台小学校 作業を分担し、無理なく活動
神奈川県茅ヶ崎市立今宿小学校 校長室が子どもたちの遊び場に
新潟県柏崎市立半田小学校 学年縦割りの「フレンズ班」が活躍
鳥取県米子市明道小学校 1人10枚運動を展開
広島県尾道市立日比崎小学校 児童も仕分けの一部お手伝い
佐賀県佐賀市立日新小学校 協賛会社別に担当者、作業は自宅でも

★ 200万点達成校を紹介します!

福島県いわき市勿来第一小学校 埼玉県所沢市立小手指小学校
埼玉県川越市立泉小学校 東京都昭島市立拝島第一小学校
東京都練馬区立泉新(せんしん)小学校 川崎市若宮学園若宮幼稚園


700万点達成校を訪ねました!

ベル預金で一輪車買い揃える

京都教育大付属京都小学校
 京都市北区の京都教育大付属京都小学校(田岡文夫校長、546人)がベルマーク運動に参加した1962年からの収集点数が累計で府内4校目の700万点を達成しました。昨年度廃止したベルマーク担当部署が保護者らの要望で2009年度、わずか1年で復活しました。
700万点達成の感謝状を受け取る藤田隆司育友会長(右) 京都教育大付属小学校は2010年に小中一貫校になりますが、育友会はひと足早く合同態勢に。一昨年までは教育助成委員会でベルマークを担当してきましたが、付属小学校という性格上、遠方から通う児童が多く保護者がベルマーク活動に参加するにも大変なことから、育友会の態勢替えの際、廃止になりました。ところが保護者から「ベルマークを集めるくせができているので、もったいない。活動を続行してほしい」などの声があり、会計担当の臼井康実さん、合場頼正さんが中心に対応しました。
ベルマーク預金で購入した一輪車ロングフラミンゴと、職員の大槻金逸さん(左から2人目)が手作りした乗り台。育友会会計担当の臼井康実さん(左端)、合場頼正さん(右端)も喜んでいました。 昨年度は、いつもと違い変則的なこともあり、仕分け集計は年2回でした。本部役員17人のほかボランティア15人ほどで仕分け集計をしました。1年間で6万点ほどの収集でしたが、特にインクカートリッジ類が多かったそうです。
 新年度から再びベルマーク担当委員会を復活、本部役員と学年から1人の計9人の態勢がスタートしたばかりです。仕分け作業の手伝いなどベルマーク活動への保護者らの盛り上がりが復活につながりました。
 ベルマーク預金での買い物は同校の場合、基本的に一輪車ばかりで、校庭に30台ほどがずらりと並んでいます。管理する職員の大槻金逸さん(71)が着任した9年前には12台だったのが買い揃えられたそうです。
ずらりと並んだ一輪車約30台。長年かけてベルマーク預金で買い揃えました=京都市の京都教育大付属京都小学校で 昨年秋には待望の背の高い一輪車(ロングフラミンゴ)1台と部品のサドル18個を購入しました。1人で乗るのが難しいため、大槻さんは廃品のパイプを使ってハシゴ形の乗り台を手作りしました。壊れたサドルも大槻さんが修理します。一輪車遊びは児童の人気が高く、特にロングフラミンゴは順番待ちするほどだそうです。


《写真上から》
・700万点達成の感謝状を受け取る藤田隆司育友会長(右)
・ベルマーク預金で購入した一輪車ロングフラミンゴと、職員の大槻金逸さん(左から2人目)が手作りした乗り台。育友会会計担当の臼井康実さん(左端)、合場頼正さん(右端)も喜んでいました。
・ずらりと並んだ一輪車約30台。長年かけてベルマーク預金で買い揃えました=京都市の京都教育大付属京都小学校で

500万点達成校を訪ねました!

児童と保護者が協力、市内でトップ

茨城県日立市大沼小学校
 校門を入るとネモフィラが芳しい香りを漂わせ、赤や白、黄色のパンジーが競うように咲いています。茨城県日立市の大沼小学校(橋本富夫校長、739人)が、500万点を突破しました。ベルマークに参加して41年、日立市内では3校目ですが、2008年度日立市内でトップの13万点以上を集めました。右からベルマーク担当黒澤真知子先生、橋本校長、500万点感謝状を持つ2008年度川又委員長と、PTAベルマーク委員会のみなさんです
 同小の取り組みは、5、6年生児童ベルマーク委員会(24人)とPTAベルマーク委員会(2008年度川又由美子委員長、8人)、ボランティアとして各学年約10人のお手伝いの方が協力していることが特徴です。 PTAベルマーク委員会は、ベルマークに対する意識を高めるために、活動内容を知ってもらうことに重点をおき、注意点や集計報告や児童の委員会活動の様子などを織り交ぜ、毎月「ベルマークだより」を発行しました。
  「ベルマークだより」の中で、子どもたちの委員会活動の様子が目を引きます。児童は、毎月第1水曜日に各教室からベルマークを回収し、大まかな番号別に仕分けています。整理している真剣な様子の写真と、「みんなで集めるとたくさんあつまるんだなぁー」、「気がつかないで捨てていたマークもありました」という子ども達の感想があります。ベルマークだよりで、子どもたちの仕分け作業の様子が紹介されました(大沼小提供)
 川又委員長は、「その時、児童の熱心な様子に感心しました」と話していました。また毎月、学年ごとにお手伝いの協力で集計したマークは、7月、12月、2月の年3回、発送していますが、作業の後に皆さんからアンケートを取りまとめて、できることから改善しました。「作業中は情報交換ができ良かった」「良くやったという満足感があり、楽しく出来ました」「担当の方の負担を少なくするために切り方などを工夫したい」など、充実した活動の様子がうかがえます。
  ベル預金では、ボール類や万国旗、オルガンやハーモニーキーボードなど子どもたちに必要な備品を数多く購入しています。お訪ねした日はちょうど、3月に注文のビデオカメラとDVDデッキ6台が届いたばかり、PTAの皆さんも手に取りうれしそうです。「協力してくれた6年生にお披露目できないのが残念です。次は早めに備品を選び、子どもたちが使えるように注文してほしい」と、2009年度の方々に引き継いでいました。整理したマークが備品に。DVDデッキなどが届き、大変さが喜びにかわります=いずれも日立市立大沼小学校で
 同小の橋本校長は、学校ニュース「ともに」を年間50回以上発行しています。「連続8の字跳び」で、県内の小学校(参加学級数1279)の中で、6年3組の子どもたちが、県大会で準優勝。連続逆上がり・低学年の部門では、2年3組が見事に県内1位(ともに2007年度)になったなどの、自慢話やほほ笑ましいエピソードが掲載されています。

《写真上から》
・右からベルマーク担当黒澤真知子先生、橋本校長、500万点感謝状を持つ2008年度川又委員長と、PTAベルマーク委員会のみなさんです
・ベルマークだよりで、子どもたちの仕分け作業の様子が紹介されました(大沼小提供)
・整理したマークが備品に。DVDデッキなどが届き、大変さが喜びにかわります=いずれも日立市立大沼小学校で

500万点達成校を訪ねました!

マークの多い会社は児童が仕分け

兵庫県加古川市立野口小学校
 兵庫県加古川市の野口小学校(田尻由朗校長、810人)がベルマーク運動に参加した1965年からの収集点数累計が500万点を超えました。
 ベルマークを担当するのはPTA厚生委員会(18人)です。委員は1、2年生のクラスから選ばれ08年度は福島陽子さん(1年)と古賀美幸さん(2年)が代表を務めました。
感謝状を手に500万点達成を喜ぶ08年度厚生委員長の福島陽子さん(前列右)、古賀美幸さん(同左)ら厚生委員のみなさん=兵庫県加古川市の野口小学校で 収集や仕分けの一部を5、6年生児童でつくるベルマークを担当する委員会も手伝います。委員たちは担当のクラスからベルマークを回収、月1回の委員会活動の時間に、キユーピーや日清食品など収集量が多い協賛会社のマークを切ったり仕分けたりします。作業時間も足りないため子どもたちが仕分けるのは全体の1、2割ほどですが、この後はPTAが担当します。
 厚生委員らは月1回、学校に集まり3時間余で会社別、点数別に分けます。発送は2カ月に1回です。ちなみに昨年度、収集点数が高かったのは1.キユーピー 2.白鶴酒造 3.味の素 4.日清食品 5.日本水産でした。  野口小は北京オリンピックで大いに沸きました。ソフトボール日本代表の捕手乾絵美さんの出身校だからです。乾さんは上
野由岐子投手とバッテリーを組み大活躍でした。同校で北京出発前に激励を受け、さらに金メダル獲得後の報告会でも児童らから大歓迎を受けました。

《写真》感謝状を手に500万点達成を喜ぶ08年度厚生委員長の福島陽子さん(前列右)、古賀美幸さん(同左)ら厚生委員のみなさん=兵庫県加古川市の野口小学校で

400万点達成校を訪ねました!

マーク集めが支援に役立つことを伝えたい

神奈川県横浜市立綱島小学校
 横浜市港北区の横浜市立綱島小学校(吉原健司校長、771人)が、累計で400万点を超えました。開校11年目の1961年に参加、地域の皆さんのバックアップも受けながら48年かけての達成です。
綱島小学校学年委員会の皆さん。前列左から、吉原健司校長、榊原真純PTA会長、提箸由紀学年委員長。 正門から見る風景は、学校とは思えないような印象を受けます。左手には木々に囲まれ、ベンチなどが整備されたミニ公園があり、右手には畑や田んぼが並ぶ。畑には、ナスやピーマンが植えられ、田んぼではちょうど5年生が田植えの真っ最中で、どろんこと格闘しながら歓声をあげていました。収穫した作物は給食などに使われるのだそうです。 泥んこになりながら田植えに歓声 先に進むと、今度は運動場わきに目を見張るような立派な屋根付きの相撲の土俵。「毎年夏には、地域の人の協力で相撲大会が開かれています。近隣の小学校からも参加しています」と吉原校長。この土俵も地域の協力で作られたほか、かつては「1円募金で講堂が建設された」歴史もあるほど、地域から大事にされているということです。
シンボルのイトスギの木 綱島小学校には、もう1つ誇れる「名物」がある。4階建ての校舎よりも高く伸びた「イトスギ」の木です。正式な名前はイタリアサイプレス(ヒノキ科)だそうです。赤十字思想誕生百年を記念して贈られたと言われ、同小学校のシンボルとして、校庭わきで子どもたちを見守っています。
 ベルマーク活動は、PTAの学年委員会(22クラスに各1人)が担当して続けています。毎月5日ごろ子どもたちに回収袋を渡し、10日ごろまでに持ってきてもらいます。各クラスの学年委員はまず、自分の子どものクスで集まったマークを自宅で会社ごとに仕分けし、毎月の定例会で学校に持ち寄ります。学年委員には、それぞれ協賛会社の担当も割り振られ、自分の担当の協賛会社のマークを再び自宅に持ち帰り、整理と点数計算などをします。「ベルマークの実際の活動はほとんど自宅でします。仕事を持っている保護者の方も、PTA活動に参加できるように、とこの仕組みになったようです」と、学年委員長の提箸(さげはし)由紀さん。もちろん、地域密着はベルマークにも生かされ、地元の銀行やマンションのサロンホールなどにも回収箱を置かせてもらっているということです。
 最近のお買い物は、バスケットのユニホームや、約230冊の本。毎年何かを購入するのでなく、3〜4年ごとに必要なものを購入するのが、パターンのようです。
並んだ本には「ベルマークで買いました」のシールが張られています=いずれも横浜市立綱島小学校で 今年度の学年委員会の活動はまだ始まったばかりですが、提箸さんは「ベルマークを集めて、設備を買うということは子どもたちにも定着していると思います。ですから、自分たちがマークを集め、設備を買うことが、へき地の学校や海外の子どもたちのためにも役に立つということを子どもたちに伝えたい。学年だよりなどでPRしていきたいと思います」と話していました。

《写真上から》
・綱島小学校学年委員会の皆さん。前列左から、吉原健司校長、榊原真純PTA会長、提箸由紀学年委員長。
・泥んこになりながら田植えに歓声
・シンボルのイトスギの木
・並んだ本には「ベルマークで買いました」のシールが張られています=いずれも横浜市立綱島小学校で

400万点達成校を訪ねました!

防犯活動用特注腕章610枚を購入

愛知県豊田市立美山小学校
 愛知県豊田市の美山小学校(樋口邦彦校長、857人)のベルマーク累計点数が400万点を超えました。県内25校目、市内ではトップを切っての到達です。開校5年後の1967年に運動に参加して以来42年、毎年10万点近くを送り続けてきた計算です。
財団からの感謝状を囲んで記念撮影。前列中央右が08年度育友会学年PTA委員長の佐藤直美さん、左が09年度委員長の古庄真由美さん 育友会で中心になってベルマーク活動に取り組んでいるのは、学年PTA委員会(古庄真由美委員長、12人)です。
 6、7月と9〜1月の毎月5日ごろ、各クラスの担任の先生が児童にベルマーク袋を配布し、10日ごろに回収します。ベルマークは学校の多目的室に集められ、学年PTA委員会のお母さんたちが整理、集計します。楽しく話しながら、和気あいあいと作業ができるので、育友会のいくつかある委員会の中で希望者の多い人気の委員会になっているそうです。
 ベルマークは校内で回収するだけでなく、学校前の郵便局の窓口に回収箱を置かせてもらって一般の協力も得ています。
育友会でベルマークを担当するのは学年PTA委員会の12人。月に1回集まり、仕分け、集計しています また今年度は、校区内の信用金庫の窓口に置かせてもらえないかと検討する予定です。
 使用済みカートリッジの回収は、子どもだと手が汚れたりするので、授業参観や運動会、学芸会などの行事に合わせて保護者が学校に持ってきて、回収箱に入れるようにしています。
 たまったベルマーク預金で、これまでにテントなどを購入しましたが、08年度は計36万3346円で防犯活動用の特注腕章610枚を買いました。「自主防犯会 美山小学校育友会」と書いてあり、保護者たちが子どもの登下校を指導したり、防犯パトロールに参加したりするときに着用します。
08年度は36万余円で育友会の防犯活動用腕章610枚を買いました=いずれも豊田市美山町の美山小学校で 美山小は、トヨタ自動車の城下町である豊田市の玄関口ともいえる東名高速豊田インターチェンジのすぐ近くにあります。校舎は建築後10年になりますが、学級の枠を越えて触れ合い、学習できるオープンスペース(学年広場)、可動式で開閉する壁面のある教室、交流会食ができるランチルームなど、斬新なデザインの空間で、子どもたちは明るく、生き生きと学校生活を送っています。
 また市教委が進める「特色ある学校づくり推進事業」の一環である「チャレンジ&ドリーム校推進事業」に取り組んでいます。08年度は、1年生が「昔の遊び」、2年生が「町の探検」、3年生が福祉などを考える「やさしさ探検」、10歳になる4年生は「二分の一成人式」、5年生は「コメ作り体験」、6年生は自分たちでテーマを決めて校区の姿を探る「わくわくタウン美山」を実践しました。

《写真上から》
・財団からの感謝状を囲んで記念撮影。前列中央右が08年度育友会学年PTA委員長の佐藤直美さん、左が09年度委員長の古庄真由美さん
・育友会でベルマークを担当するのは学年PTA委員会の12人。月に1回集まり、仕分け、集計しています
・08年度は36万余円で育友会の防犯活動用腕章610枚を買いました=いずれも豊田市美山町の美山小学校で

300万点達成校を訪ねました!

少人数でも力を合わせ大きな成果

宮城県仙台市立東二番丁小学校
 「杜の都」、「七夕」で名高い仙台市の青葉区にある東二番丁小学校(今野英二校長)が、300万点を達成しました。ベルマーク運動に参加して38年、県内では17校目です。
300万点の感謝状を持つ丹野富雄教頭とPTA福利厚生委員の皆さん。左側は、PTA担当の鶴田忠幸先生 若葉の美しい季節に達成の東二番丁小は、ドーナツ化現象で児童144人と少ないのですが、JR仙台の駅に近く、青葉通りや広瀬通りが東西に走り、大勢の人々でにぎわう東北一の繁華街にあります。
 東二番丁小のベル活動は、PTA福利厚生委員会6人が中心になり、クラスから4、5人のベルスタッフとスクラムを組み、年2回の発送を予定に進めます。少人数ながら効果を上げているポイントは、児童、教職員、保護者が何らかの形で関わり協力し、ベルマーク収集の意識を高めている事です。
「キヤノンのカートリッジはどこに入れるの」。整理ボックスに各自で入れるので、マークも覚えるそうです。 年度初めに、各学年のベルスタッフの顔合わせを行い、みんなが集まりやすい日時を調整し「ベルマーク週間」を決めます。また新入生と、転校生に家庭で収集したマークを入れる「クリアファイル」の購入もします。児童は6年間、これにマークを入れ学校に持ち寄ります。5、6年生は、自分が持ってきたマークを、会社ごとの整理ボックスに入れることで、会社別仕分けのお手伝いをします。低学年の分は、福利厚生委員とスタッフ合わせて約20人の保護者が、学校で仕分け作業から点数計算を行います。先生たちも、作業の会場の手配や準備、回収マークを運ぶなどの協力をしています。福利厚生委員は、このあとのマーク発送や、ベルマーク週間の集計作業日を知らせるお便りを作成します。「このベルマーク整理はとても楽しい時間です」と話す菅原敏江さんは、昨年度は福利厚生委員、2009年度は委員長として活動を盛り上げています。
購入のゲームベストはいつも運動会で活躍しています(東二番丁小提供)=いずれも仙台市立東二番丁小学校で ベルマークでのお買い物は、2001年にゲームベスト60枚を購入しましたが、預金がたまってきたので、テントのような大きな備品を検討しているところだそうです。
 同小では、2007年度学校文集「ひかり74号」が、宮城県小学校文集展で最優秀賞を受賞しました。さらに、仙台市学校Webページコンテストで優秀賞を受賞したことも自慢です。同小ホームページには、「今回の文集が75号というのは驚きです」という、今年3月16日の学校文集発刊に寄せた、今野校長のコメントや、特色ある活動として、地域の夏祭りに欠かせない「ぶち合わせ太鼓」や「すずめ踊り」の練習に励んでいることを知ることができます。

《写真上から》
・300万点の感謝状を持つ丹野富雄教頭とPTA福利厚生委員の皆さん。左側は、PTA担当の鶴田忠幸先生
・「キヤノンのカートリッジはどこに入れるの」。整理ボックスに各自で入れるので、マークも覚えるそうです。
・購入のゲームベストはいつも運動会で活躍しています(東二番丁小提供)=いずれも仙台市立東二番丁小学校で

300万点達成校を訪ねました!

作業を分担し、無理なく活動

千葉県松戸市立柿ノ木台小学校
 正門を入ってすぐ、柿の木が目に付きます。校庭には10本以上の柿の木があり、実りの秋には、6年生が色づいた柿をもぎ、1年生にプレゼントするのが伝統だそうです。
 千葉県松戸市の柿ノ木台小学校(平彰夫校長、938人)が、300万点を突破しました。ベルマークに参加して35年、2008年度は12万点以上も収集しました。
亀ヶ谷教頭と300万点感謝状を持つ松原委員長を囲み、前列が2008年度学級委員と後列は2009年度の委員のみなさん 同小のベルマーク活動は、PTA学級委員会が中心で、毎月の学年委員定例会の日を回収日として作業を行います。2008年度は松原千代子委員長以下27人で、ベルマーク運動説明会に参加する人、インクカートリッジの仕分け担当、送り状の作成や発送担当などと役割分担を決めて、各々が責任を持ちながら楽しく活動し、成果をあげています。
 各教室に回収箱を置き、1週間前には回収の案内を出してお知らせ、クラスの委員が回収します。案内のお便りは、「ベルちゃん」と名付けて、目に付きやすく工夫しています。マークを財団へ送るのは7月、12月、2月の年3回。それ以外は、会社別に仕分ける作業に専念します。当日、都合で学校に来られない人は、自宅で作業することもあるそうです。「お子さんのいる方には、ベルマーク担当は時間の調整がきくので喜ばれます。3年続けて担当している人がいます」と松原委員長。「子ども達もベルマークに関心が高く、新しい会社のベルマークを教えてもらうこともかなりあります」と話していました。
横断幕は保護者が校名にちなんでデザインしたものだそうです。いろいろな大会で愛用され、親しまれています=いずれも松戸市立柿の木台小学校で ベル資金でのお買い物は、2007年に横断幕2枚や、鼓笛隊が演奏する時のプリーツスカート16枚を揃えました。横断幕には、校名にふさわしく柿の絵柄がデザインしてあります。始めて目にした今年の学級委員さんからは「可愛いー」と声があがりました。「運動会やいろいろな大会で活躍しています」と亀ヶ谷俊夫教頭は話していました。
 同小のミニバスケットボール部は、昨年6月に行われた松戸市中央大会で、市内44校の中から、見事に勝ち抜き優勝しました。「がんばれ柿小」の横断幕は、その時も活躍、賞状や優勝トロフィーを手にしてうれしそうな部員の笑顔と成績を、学校便りの「号外」で皆さんにお知らせしたそうです。

《写真上から》
・亀ヶ谷教頭と300万点感謝状を持つ松原委員長を囲み、前列が2008年度学級委員と後列は2009年度の委員のみなさん
・横断幕は保護者が校名にちなんでデザインしたものだそうです。いろいろな大会で愛用され、親しまれています=いずれも松戸市立柿ノ木台小学校で

300万点達成校を訪ねました!

校長室が子どもたちの遊び場に

神奈川県茅ヶ崎市立今宿小学校
 一瞬、目を疑いました。部屋を間違えたか、と。校長室に子どもたちが10人余りいて、トランプやオセロ、将棋、お手玉をにぎやかにやっています。「うるさくて、電話の声も聞こえないんですよ」。校長先生が、こぼしながらにこにこながめています。「雨の日だけ」と休み時間に校長室を開放しているのに、天気が良くても、おもに1年生が押しかけてくるのだそうです。
休み時間、校長室に子どもたちが押しかけて、オセロゲームやトランプ遊びをしていました。 神奈川県茅ケ崎市の市立今宿小学校(高田実校長、児童数600人)が、1978年6月にベルマーク参加以来の累計300万点を達成しました。
 この学校にはPTAはなく、保護者たちの「手をつなぐ会」があります。その中にベルマーク委員会があって、各クラスから2人ずつ、合計38人の委員がいます。そして、各学年のリーダー6人が本部委員になります。
 年に何回かプリントを配ってベルマークへの協力を呼びかけます。授業参観の後の集まりの時にも、委員がお願いします。各クラスに箱を置いて、子どもたちが随時、家から持ってきたベルマークを入れます。地域の郵便局や公民館にも箱を置かせてもらい、協力してもらっています。
各クラスから集めたベルマークを、まずこの整理棚に分けて入れます。 月に1、2回ベルマーク委員会を開いて整理、集計をします。その朝、委員が各クラスに集まったベルマークを作業室の整理棚に分けて入れておきます。作業は9時半から11時ごろまでかかります。ベルマーク財団へは、年に2、3回まとめて送ります。数年前に全クラスに2台ずつ扇風機を買いました。鉛筆削り器も買っています。
 前年度委員長の鶴田壽美(すみ)さんは、現在高1と中1の2人の子どもの在学中、ほとんどベルマーク委員をしていたそうです。「一度委員になると、また次の年も、という人が多いですね。子どものおやつや弁当にかかわる身近なことが作業につながっているので、親しみがわくからでしょうか」。マークを一つ一つ切り取ることの大切さ、ちりも積もれば…を子どもたちに教えることもできる、と鶴田さんは話していました。
 この学校の教育目標の一番は「あいさつ」です。「あいさつをして、人の話を聞く。これがすべてのスタートですから」と高田校長は話します。着任以来4年間、毎朝校門に立って子どもたちを迎え、朝のあいさつをしているそうです。卒業生から校長に贈られた寄せ書きには、毎朝の出迎えへの感謝の言葉が並んでいました。
ベルマーク教育助成財団から贈られた感謝状と。右から高田実校長、前年度委員長の鶴田壽美さん、野上教頭=茅ヶ崎市立今宿小学校で 学校は相模川流域に接する田園地帯にあって、農家や住宅地の間に近年、大型マンションも出来ています。新住民も増えていますが、地域の人たちは学校にとても協力的だそうです。毎年9月に地域の幼稚園や中学校、自治会を招いて運動会「愛の輪フェスティバル」を催しています。
 2階の校長室から校庭が見下ろせます。休み時間、1年生の一部が校長室を「占拠」しますが、ほとんどの子どもたちが広い校庭に出て、ボール遊びや鉄棒、なわとびなどをしています。「うちの子どもたちは外遊びが好きですよ」と高田校長は目を細めていました。

《写真上から》
・休み時間、校長室に子どもたちが押しかけて、オセロゲームやトランプ遊びをしていました。
・各クラスから集めたベルマークを、まずこの整理棚に分けて入れます。
・ベルマーク教育助成財団から贈られた感謝状と。右から高田実校長、前年度委員長の鶴田壽美さん、野上浩教頭=茅ヶ崎市立今宿小学校で

300万点達成校を訪ねました!

学年縦割りの「フレンズ班」が活躍

新潟県柏崎市立半田小学校
 2年前の7月、新潟県中西部を襲った中越沖地震で、柏崎市も大きな被害を受けました。仮設住宅がいまも市内各地に残っています。すぐ隣の刈羽村にある東京電力の原子力発電所は、まだ操業が再開できません。小中学校も、大きな被害は免れたものの、校舎や校庭に亀裂が入ったり、段差ができたりしたところもあります。
新年度の役員が集まって第1回の打ち合わせをしていました。 市立半田小学校(和田英史校長、児童数433人)も、窓ガラスが割れ、プールサイドに亀裂ができました。体育館はひと月間、避難所になりました。この学校の子どもも何人か、一時この避難所で過ごしました。
 でも、子どもたちはすっかり元気を取り戻しています。そしてこのほど、1978年6月にベルマーク参加以来、300万点を達成しました。
 この学校では、PTAにベルマーク委員会があります。委員は各学年2人の合計12人。年に3回、ベルマーク新聞を発行して協力を呼びかけます。6月か7月にベルマーク週間をもうけ、集中作業をします。まず、子どもたちが家から持ち寄ったベルマークを昼休みに全員で分類、仕分けします。1,2年生の分は5,6年生が代わってやります。各委員も加わり、ほぼ1週間昼休みを費やします。そして夏休みに、保護者にボランティアを募って、30人ほどで点数の集計をします。
ベルマーク教育助成財団からの感謝状を囲む新年度役員のみなさん。右端が担当の柳郷子先生 さらに、秋に催す「松の実フェスティバル」の日にベルマークを持ち寄ってもらい、ボランティアにも手伝ってもらって整理、集計します。学校の裏山がアカマツ林なので「松の実」がシンボルになっています。
 4月末に新年度の委員の初会合が開かれ、作業の進め方などを話し合いました。その席で、ベルマーク「週間」では短すぎて作業が集中し大変なので、「月間」にしては、という提案があって、その方向で検討することになりました。
 この学校には、各学年縦割りの「フレンズ班」があります。新井一和教頭によりますと、年度初めに1年から6年まで各学年ほぼ2人ずつ、合計12人ほどで班をつくります。運動会はフレンズ班の対抗戦です。年2回開くゲーム大会「松の実トライアル」もフレンズ班対抗です。さらに、年2回、公園や公共施設などのごみ拾いをしますが、これもフレンズ班単位です。「これらを通じて低学年の児童は上級生からいろいろなことを教わり、上級生は思いやりやいたわりの心を身につけます」。
校庭から米山が見えます=いずれも新潟県柏崎市半田小学校で 地域の人たちも熱心で、コミュニティセンターの活動に子どもたちを加えてくれています。昔の遊びや絵手紙の書き方を教わり、6年生は地域特産の笹だんご作りも教わります。俳句の先生からも指導を受けています。昨年、広島県尾道市で開かれた尾道俳句まつりで、全国から1245句集まった中から、4年生(現5年生)の宮嶋太雅君の「つばめの巣もうすぐひなが飛び立つぞ」が特選3点の一つに選ばれました。
 校庭から、地元の民謡「三階節」で「米山さんから雲が出た〜」とうたわれる米山(992m)が見えます。訪れた4月末には、まだ、たっぷり雪をいただいていました。

《写真上から》
・新年度の役員が集まって第1回の打ち合わせをしていました。
・ベルマーク教育助成財団からの感謝状を囲む新年度役員のみなさん。右端が担当の柳郷子先生
・校庭から米山が見えます=いずれも新潟県柏崎市半田小学校で

300万点達成校を訪ねました!

1人10枚運動を展開

鳥取県米子市立明道小学校
 鳥取県米子市の明道小学校(石脇昭弘校長、264人)がベルマーク運動に参加した1961年からの収集点数累計が300万点を超えました。300万点達成は県内7校目ですが仕分け集計作業に特徴があります。
 ベルマークを担当するのが保護者の育英会教養部(藤井加奈江部長ら14人)で各クラスから部員1人が選ばれます。教養部のほかに他部の役員にも手伝ってもらい育英会全体で取り組む形をとっています。
300万点達成を喜ぶ石脇昭弘・明道小学校長(右端)と育英会教養部長の藤井加奈江さん(右から2人目)ら教養部のみなさん=米子市の同小学校で 仕分け集計作業はAとBグループに分かれ、主にAが仕分け、Bが集計を担当し、教養部は準備、取りまとめ、最終集計発送を担います。
 例えば1学期Aは6年生の役員約10人、同Bが3年生の役員約10人というふうに全学年の他部の役員を年間の作業に割り振ります。教養部員は月1回集められたベルマークを10人分の袋に分け、仕分け担当学年の役員に渡し、その役員は自宅で仕分けします。この仕分けもマーク収集の多い23社とその他に分ける形で仕分けてもらいます。
 仕分けが終われば、教養部はこれを回収し、23社とその他分を10人分に分けます。キユーピーなら1人1社、枚数の少ない会社なら複数社という風に均等になるようにし、B作業の担当学年の役員に渡します。Bの人は枚数計算をし、整理袋に記入して入れます。教養部はこれを回収し保管、年1回、最終集計し発送します。
 藤井部長は「最初は仕分け作業が複雑かなと思いましたが、慣れれば大変スムーズです。児童数が少なく、保護者の役員も少ない中、全体でカバーしながらベルマーク活動を進めなければなりません。そういう意味からも、この流れが一番良い方法だと思います」と話していました。
 藤井さんら教養部は昨年度、ベルマーク1人10枚運動を展開しました。保護者が懇談会や授業参観に訪れたときに、玄関などにベルマークと仕分け箱などを置き1人10枚だけ仕分けを手伝ってもらうというものです。23社の分を10枚台紙に貼ったり、その他の企業分は会社ごとに仕分ける形です。保護者みんなが協力してくれました。親たちの作業を見ていた子どもたちが「私たちもやります」と手伝ってくれ、あっという間に仕分けが終わったといううれしい出来事もありました。
 「みんながやらないとベルマークの意義が実感されない」と藤井さんは部長3年目の今年度も、ベルマーク盛り上げへ知恵を絞ろうとしています。

《写真》300万点達成を喜ぶ石脇昭弘・明道小学校長(右端)と育英会教養部長の藤井加奈江さん(右から2人目)ら教養部のみなさん=米子市の同小学校で

300万点達成校を訪ねました!

児童も仕分けの一部お手伝い

広島県尾道市立日比崎小学校
 広島県尾道市の日比崎小学校(大垣公子校長、559人)がベルマーク運動に参加した1961年からの収集点数累計が300万点を超えました。
300万点達成の感謝状を手にする久野晃義・PTA会長(左から3人目)と大垣公子校長(同4人目)を囲んで歴代のPTA文化委員長、左から04年度・葉名真紀さん、05,06年度・大岡光代さん、07年度・佐々木恵子さん、08,09年度・森田雅代さん  ベルマークを担当するのはPTA文化委員会(森田雅代委員長、18人)。各クラスから1人選出し委員長は森田さんが昨年度に引き続き努めます。
 児童は毎月10日にベルマークを持ち寄ります。5、6年生のベルマーク委員が各クラスから回収し、月1回の委員会活動のときに、1〜10、11〜20という風に協賛会社10番単位で仕分けします。時間内に済まない場合、休憩時間などを使って作業するので大方の仕分けが済んだ状態でPTAへ渡しています。
 PTA文化委員は年4回、自宅で仕分け作業をします。会社別、点数別に分け集計記入もします。これを年2回、集めて最終集計し発送します。
締め太鼓の購入を喜ぶ大垣校長 5月1日に訪れたときは、ベルマーク袋の作成など09年度活動の準備作業中でした。久野晃義PTA会長や04年度・葉名真紀さん、05,06年度・大岡光代さん、07年度・佐々木恵子さん、08,09年度・森田雅代さんら歴代の文化委員長も集まり、思い出話に花を咲かせながら300万点達成を祝いました。
 同小は35回「ショウワノート」ベルマークキャンペーンで1万0595点を集め中四国ブロックで1位になりました。クラスにマークを貼り付ける台紙を用意するなど取り組みを強化した効果が現れました。
玄関には手作りのインクカートリッジ入れ=いずれも広島県尾道市の日比崎小学校で 今年度はベルマーク未参加の地元の日比崎中学校にもベルマーク回収箱を置かせてもらうことになりました。また、小学校内にインクカートリッジの回収箱も手作りしました。
 ベルマーク預金で3月に、締め太鼓を買いました。「和太鼓クラブや音楽の和楽器の授業に使わせてもらいます」と大垣校長。

《写真上から》
・300万点達成の感謝状を手にする久野晃義・PTA会長(左から3人目)と大垣公子校長(同4人目)を囲んで歴代のPTA文化委員長、左から04年度・葉名真紀さん、05,06年度・大岡光代さん、07年度・佐々木恵子さん、08,09年度・森田雅代さん
・09年度ベルマーク活動の準備をする文化委員ら
・締め太鼓の購入を喜ぶ大垣校長
・玄関には手作りのインクカートリッジ入れ=いずれも広島県尾道市の日比崎小学校で


300万点達成校を訪ねました!

協賛会社別に担当者、作業は自宅でも

佐賀県佐賀市立日新小学校
 佐賀市立日新小学校(北村勢津子校長、563人)が佐賀県で12校目の累計点数300万点を達成しました。ベルマークに参加して42年目です。達成したのは今年3なごやかな雰囲気の全体作業。笑顔でおしゃべりしながら手は休みません月でしたが、担当のPTAベルマーク部のメンバー交代時期だったことなどから、7月中旬の今年度初めての全体作業日に学校を訪ね、取材しました。
 ベルマーク部は、部長の岩崎瑞代さんのほか、各学年3クラスから1人ずつの部員18人がメンバーです。
 毎月10日にベルマーク袋を児童に配り、15日に回収、25日以降に整理します。協賛会社ごとに部員の担当を決めていて、担当分のマークの仕分け・集計は、自宅でも学校でも、都合のよいほうで作業できるよう部員に任せています。
PTAの山田泰寛会長と小野康子副会長 全体作業は年4回。7月の作業日は午後1時半スタート。PTAの山田泰寛会長と小野康子副会長が作業を見守り、広報部もPTAだより用に写真撮影していました。「女性は手先を使うのが好きな人が多いので、ベルマーク部は、お母さん方に人気があります」と岩崎部長。自宅でも作業できることや、全体作業が午後からというのも人気の理由のようです。
 日新小には「築地反射炉跡地」と「カノン砲」の碑があります。校庭にある反射炉とカノン砲の碑=いずれも佐賀市の日新小学校で佐賀藩が1850(嘉永3)年、現在の日新小付近の築地に、大銃製造方という役所を置き、日本最初の洋式反射炉(溶鉱炉)を建造、国内で初めて鉄製大砲の鋳造に成功したことにちなんだものです。佐賀県、佐賀市は、日本の近代産業遺産として、「反射炉」の世界遺産登録をめざしていて、この夏休みから日新小の駐車場で、遺構の発掘調査を進めています。

《写真上から》
・なごやかな雰囲気の全体作業。笑顔でおしゃべりしながら手は休みません
・PTAの山田泰寛会長と小野康子副会長
・校庭にある反射炉とカノン砲の碑=いずれも佐賀市の日新小学校で


200万点達成校を紹介します!

福島県いわき市勿来第一小学校
 長谷川教夫校長、490人。旧勿来町の中心部にあり、創立136年の歴史があります。「自分のよさを生かし、たくましく生きる子どもの育成」を教育目標に掲げ、縦割り班に分かれ大縄跳びを競う勿来一小杯や、地区のお年寄りを講師に、お手玉や竹とんぼ作りなど昔の遊びを楽しんでいます。ベルマーク活動には創設時から参加、PTA厚生部25人が担当しています。教室には回収箱が置かれており、月2回、学校で仕分け、集計しています。また校内放送でもベルマーク回収を呼びかけています。

200万点達成校を紹介します!

埼玉県所沢市立小手指小学校
 島ア晃校長、632人。校庭の大いちょうは高さ20メートル、周囲4.5メートル、今年で創立120年を迎えた同小の歴史より古く、所沢市の巨樹・巨木に指定された学校のシンボル。「あいさついっぱい 花いっぱい 歌声あふれる小手指小」が同校のモットーです。ベルマーク運動は、PTAベルマーク委員会6人が活動の中心で、7、12月の年2回、各教室に収集ボックスを置き集めます。その日に一般のPTAの方にも手伝ってもらい仕分けます。集計、送票はベルマーク委員が行います。インクカートリッジは回収箱を置き、随時集めています。近くのスーパー、公民館にも収集箱を置かせてもらい、地域の協力も大きな支えです。

200万点達成校を紹介します!

埼玉県川越市立泉小学校
 原口美佐子校長、539人。川越市の中心部にあり創立134年の歴史があります。毎週金曜の「ふれあいタイム」では学年が入り交じり一緒に外で遊んだり、11月のいずみっ子まつりでは、お店を出したり、ゲームコーナーを作ったりします。また5年生は体験学習として近くの農家の指導で田んぼを借りてコメ作りをし、年末にはPTAを交え餅つきをします。ベルマーク活動は、PTA学年委員会18人が担当しており、収集は1月を除く毎月。月初め3日に会議室で仕分け、集計しています。発送は年2回。収集の呼びかけは学年便りで、協力して頂いている学区内の酒店、スーパーにはポスターでお知らせします。

200万点達成校を紹介します!

東京都昭島市立拝島第一小学校
 濱野裕美校長、453人。ベルマーク活動は、PTAベルマーク委員会5人が中心で、各学期1回の学校公開日に合わせて収集を行っているのが特徴です。2週間前にベルマーク便りで収集を呼びかけ、回収から仕分け、集計、送票まで行います。自治会や公民館にも回収箱を置かせてもらっており、最近は逆上がり練習器、サッカーのゴールネットなどを購入しています。同小は今年で創立132年を迎え、親子3代、4代の卒業生が多く、地域とのつながりが密接で、毎年12月のPTA主催のもちつき大会は子どもたちだけでなく地域の方も含め700人を超す参加者があります。また縦割り活動の「作って遊ぼう集会」では6年生が中心になり、1年生にも丁寧に教えています。

200万点達成校を紹介します!

東京都練馬区立泉新(せんしん)小学校
 河田惠子校長、671人。今年で創立40年、総合的な学習の時間などを利用して泉新農園と呼ばれる農園でボランティアの指導を受けながら野菜を栽培、昨年12月には4年生が収穫したダイコンで味噌汁作りをしました。ベルマーク活動は、各クラスから1人ずつ選ばれたPTAベルマーク実行委員会19人が行います。児童には専用の1年間使う封筒があり、毎月10日までに教室の外にある回収箱に入れます。毎月中旬、実行委員が仕分け、ありがとうの判を押して子どもに返します。集計は実行委員が1人2〜3社を担当して自宅で行い、半年に1回送票します。これまでに図書やトランペット、アルトサクソフォンなどを購入しました。

200万点達成校を紹介します!

川崎市若宮学園若宮幼稚園
 中村美津子園長、229人。川崎区の川崎大師駅前、若宮八幡宮の境内にある創立58年を迎えた幼稚園で、「感動をともに」が合い言葉です。屋内温水プールがあるほか、集会やボール遊びが出来る表と、大型の遊具のある裏と、園庭も二つあり、スポーツに力を入れています。ベルマーク運動に参加して38年、PTAに相当する後援会の役員と担当者が、年6回収集しています。仕分け、集計後に、年2回送票しています。
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