学校訪問


達成校目次

★ 500万点達成校を訪ねました!

  さいたま市立蓮沼小学校   厚生部と協力員のコンビで積み重ね

★ 300万点達成校を訪ねました!

  三浦市岬陽小学校   学校も「お知らせ」などで協力体制

★ 200万点達成校!

  仙台市立遠見塚小学校   福島県郡山市立芳賀小学校
  横浜市立綱島東小学校    

500万点達成校を訪ねました!

厚生部と協力員のコンビで積み重ね

さいたま市立蓮沼小学校
 「すんだ人は、まだ終わっていない人を手伝ってください」。作業の様子を見て仕切り役のPTA厚生部の月担当者が声をかけます。7月初め、風がなく、蒸し暑い校舎4階の会議室に集まったお母さんたちがうなずきながら動きます。各学級から集まったベルマークが仕分けられ、切りそろえられていきます。さいたま市見沼区にある市立蓮沼小学校(今村信哉校長、938人)が累計500万点を達成しました。開校と同時の1974年に参加して34年での成果です。
  同小では、毎月第2火曜日がベルマーク収集日です。前日にベルマーク袋を家庭に配布し、当日回収します。「直前だと忘れないから」という理由です。クラスから持ってきたベルマークを朝9時20分から11時半頃まで、仕分け、切りそろえます。
  担当はPTA厚生部(小林えり子部長、27人)ですが、各クラス1〜2人いる協力員が大きな力になっています。役員を出来なくても、バザーの手伝いや運動会、マラソン大会の交通整理などをしてPTA活動に参加するもので、この日は合わせて30人以上。大規模校とあって27クラスに協力員がいるので、多い時には60人にもなります。作業をしていた皆さんは「細かい作業なので慣れるまで大変」「預金で備品を買い、子どもたちが喜んでくれればうれしい」などと話していました。
  同小では、各家庭のベルマーク収集の意識が高いのですが、地域にも広げようと今年から校区内の医院に協力してもらい収集箱を置きました。秋にはスーパーにも広げる予定です。また最近では長胴太鼓や、折り畳みテーブルやパイプイスなどを購入しています。
  東武野田線七里駅と大和田駅の中間の住宅地にある同小は、見沼区役所や大宮武道館、大宮東図書館といった公共施設の他、堀崎公園など緑にも恵まれた環境にあります。英語、道徳教育などに力を入れており、学校便り「はすぬま」では、「江戸しぐさ」ならぬ「蓮小しぐさ」の実践が紹介されています。地域との連携も伝統的に強く、読書ボランティアは卒業生を含め約70人おり、毎週の読み聞かせの他、図書館司書がいない日は図書室に詰めています。

<写真上> 感謝状を手に500万点達成を喜ぶ今村校長と、厚生部長の小林さん(右隣)。それにPTAの本部、厚生部の皆さん
<写真下> 蒸し暑い中、ベルマークの切りそろえ、仕分け作業がてきぱきと行われました=いずれもさいたま市見沼区の蓮沼小学校で

300万点達成校を訪ねました!

学校も「お知らせ」などで協力体制

三浦市岬陽小学校
 神奈川県三浦市の岬陽(こうよう)小学校(松本幸雄校長、262人)が、300万点を達成しました。開け放たれた校門を入ると、3年前に創立50周年を記念してベルマークで備えたという、雲梯をひねったような面白い形の遊具が目を引きました。活動の成果は学校の皆さんに知れ渡っているようです。
  中心になって取り組んでいるPTA学年委員会は、各クラスに1人ずつの15人。井上由紀委員長によると、忙しいので集まって作業するのは年4回だけ。5月と7月、11月と3月の2回に分けてマークを整理して発送します。細かい点数計算は、分担して家で片付けているそうです。
 それでも47年のたゆまぬ取り組みで活動は浸透し、毎月1日が収集日として定着しています。児童が持ち寄ったマークを、担任の先生が職員室の専用の箱に運んだり、毎月配布する「学校通信」で収集日をお知らせするなど、学校側の協力体制は整っています。さらに、学年委員会の正副委員長がPTA運営委員を兼ねていることも活動にとっては好都合で、年度初めに全保護者に呼びかけて有志を募り、5月の作業を共に行って理解を深めてもらいます。今年は、1学期だけ在校していたポーランド人の子どものお父さんも参加して、国際的なベルマーク活動になりました。運営委員の任期は3年と長いのですが、「委員になって楽しい仲間を得ることができました」と、副委員長の高梨直美さんと高橋勝子さんは笑顔でした。
 ベルマーク預金で昨年は、テレビと竹馬、両足を入れてジャンプして遊ぶホップサックを購入しました。ホップサックは運動会の障害物競走にも使われ、PTA広報誌「どじょっこ」に大きな写真が掲載されて注目されました。「喜んで遊具で遊んでいる子どもたちを見るにつけ、保護者の力が形になって感慨深い」と松本校長。大隈多恵子教頭は「先生たちの間から買いたい物があげられていて、ベルマークでとても助かっています」と話していました。
  坂の多い港町で、学校の敷地も大きな段差があり、校庭は校舎の3階の高さです。この落差を利用した長い滑り台と、思いっきり遊び回れる広い斜面は児童たちのお気に入り。PTAの現役とOBとでつくる「おやじの会」が主催する、そうめん流しや餅つき大会など、楽しみがいっぱいの学校です。

<写真上> 感謝状を手に300万点達成を喜ぶ松本幸雄校長(前列右)と大隈多恵子教頭(前列左)、後列左から高橋勝子学年委員会副委員長、井上由紀同委員長、高梨直美同副委員長
<写真中> 職員室に置いてあるベルマーク箱を手にするPTA学年委員会担当の湊けい子先生
<写真下> 創立50周年記念に設置した遊具は父母と先生の努力の結晶。右端は設置を計画された松本校長=いずれも神奈川県三浦市岬陽小学校で

200万点達成校!

★ 200万点達成校!


仙台市立遠見塚小学校
 菅原雅晴校長、389人。前方後円墳で知られる遠見塚古墳隣にあり、校内の郷土資料室には出土した土器、副葬品などが展示されています。学区民大運動会、盆踊り、古墳まつりなどを通じて地域との関わりが盛んです。ベルマーク活動はPTA研修委員会(12人)が担当しており、年4回、家庭にベルマーク回収袋を配ります。仕分けは学校で、集計作業は自宅で行っています。

仙台市立遠見塚小学校
 菅原雅晴校長、389人。前方後円墳で知られる遠見塚古墳隣にあり、校内の郷土資料室には出土した土器、副葬品などが展示されています。学区民大運動会、盆踊り、古墳まつりなどを通じて地域との関わりが盛んです。ベルマーク活動はPTA研修委員会(12人)が担当しており、年4回、家庭にベルマーク回収袋を配ります。仕分けは学校で、集計作業は自宅で行っています。

福島県郡横浜市立綱島東小学校
 江本朝生校長、674人。港北区にあり校章の桃はかつて「綱島の桃」で知られたことからとりました。お年寄りを招いての「ふれあい会食」など地域との連携に取り組んでいます。ベルマークは毎月1回収集しており、PTA学年学級委員会21人が中心ですが、仕分けでは一般のPTA会員も協力しています。またコンビニやスーパー、郵便局など5カ所に収集箱を置いており、地域の協力も大きな力です。
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