学校訪問


達成校目次

★ 600万点達成校を訪ねました!

  茨城県牛久市向台小学校   児童会とPTAの協力で大きな成果
  福井市豊小学校   1年各学級に鉛筆削り贈りベル意識

★ 500万点達成校を訪ねました!

  山形県寒河江市寒河江小学校   児童と保護者、教職員が協力して作業
  川越市武蔵野小学校   仕分け、発送が年7回も

★ 400万点達成校を訪ねました!

  蕨市北小学校   長続きへ「気負いなく気楽に」
  奈良県斑鳩小学校   予備仕分けは自宅で
  岡山市幡多小学校   自宅で仕分け、学期に1回集計
  宮崎県高鍋町立高鍋東小学校   全校に102人の整理作業担当者
児童も手助け、学校ぐるみ活動
  宮崎県延岡市南方小学校   マーク整理は朝と夜の分業

★ 300万点達成校を訪ねました!

  青森市泉川小学校   仕分け整理は学年ごと自由に
  栃木県大田原市大田原小学校   子どもとPTAが両輪で活動
  柏市柏第二小学校   児童とPTAが一緒に作業し連帯感
  千葉県八千代市大和田南小学校   活動を活性化、子らの笑顔が励み
  金沢市泉野小学校   バンドフェスティバルとマーチングバンドでW金賞
  大阪府池田市五月丘小学校   委員会活動で子どもが仕分け整理
  防府市立牟礼小学校   自宅で整理、全体作業は年3回
買い物の一輪車は引っ張りだこ

★ 200万点達成校!

  東京都杉並区井荻聖母幼稚園   名古屋市長根台小学校

600万点達成校を訪ねました!

児童会とPTAの協力で大きな成果

茨城県牛久市向台小学校
 茨城県牛久市の向台小学校(小林相=たすく=校長、679人)は、開校した28年前に運動に参加し、県で4番目に600万点を達成しました。児童会とPTA双方で取り組み、活動は定着しています。
  児童会のベルマーク委員は5、6年生約20人です。各教室に専用の入れ物を置いてマークを集め、毎月1回の委員会活動で仕分けます。特に呼びかけなくてもマークは集まるそうですが、枚数が多かったクラスを委員会発行のベルマーク新聞で発表して、関心を高める努力も。10番台、20番台と大まかに分類してPTAに引き継ぎます。
  PTAの担当は教育環境整備委員会。船嶌洋子委員長ら14人のお母さんたちが、4、8月を除く毎月活動しています。学校で仕分けたマークを家で数えやすく整理し、学期末ごとに集計して発送します。マークは整理庫に入れて保管しますが、会社ごとに2段の引き出しを使い、上は未整理、下は整理済みのものを入れ、作業の進み具合が一目で分かるように工夫しています。円滑な活動の秘訣は、毎年交代する委員に代わって、任期2年の本部役員が活動を把握しサポートしていることにあるようです。
 お母さんたちは「集まる回数は多いけど、皆さんと仲良くなれる」「主婦感覚でこつこつと集めていますが、チリも積もれば山、ですね」と楽しそうに話していました。3年前に市の陸上競技大会に出場する児童たちのために、ベルマーク預金でユニホームを新調しました。「子どもの役に立つということで、保護者も教師も一生懸命に取り組んでいます」と小林校長は話しています。
 ベッドタウンとして宅地開発が進む牛久市ですが、学校の周りは雑木林と田畑。昨年、5年生が使わなくなった田を借りて稲作を始めたところ、手入れの行き届いた田んぼに蛍が戻り、7月に開かれた鑑賞会に大勢の人が訪れたそうです。地域の良さを再発見したこの「ホタルの光を取りもどそう!」プロジェクト。小林校長は「2年目の今年は計画的に取り組み、教育活動にも役立てたい」と話していました。

<写真上> 一生懸命にマークを仕分けるベルマーク委員の児童たち(学校提供)
<写真中> 整理作業に余念がない本部役員と教育環境整備委員会の皆さん
<写真下> 整理庫の使い方にもひと工夫がありました=いずれも茨城県牛久市向台小学校で

600万点達成校を訪ねました!

1年各学級に鉛筆削り贈りベル意識

福井市豊小学校
 福井市の豊(みのり)小学校(黒田不二夫校長、575人)が県内5番目の600万点校になりました。ベルマーク運動参加から43年での到達です。
  日常的にベルマークの収集・整理にあたっているのは、同小の豊教育振興会(PTA)のベルマーク委員会(相上敦子委員長、30人)と児童会のボランティア委員会(5・6年生、18人)です。
  ボランティア委員は年に9回、それぞれ担当するクラスでベルマーク袋を配布し、数日後に回収。集まった全校分のベルマークを一つの箱にまとめ、ベルマーク袋にお礼のシールを張ります。
  回収日翌日の午前9時半から11時半にかけて、ベルマーク委員がベルマークを仕分けします。3、4人が1組になって大箱からベルマークを取り分け、イチゴパックなどを使って番号別に分けています。作業場所は家庭科室などです。年に3回はベルマークの点数計算をして財団に送っています。
  ベルマーク預金で毎年、電動鉛筆削りを購入しています。入学式で新入生の各クラスに1台ずつ贈り、新入生の保護者にベルマーク収集への協力と理解を求めているのです。昨年度は、このほか跳び箱や展示ネットを購入しました。
  同小は、福井市南部の福井赤十字病院近くにあります。昔からの住宅街で祖父母と一緒に暮らしている子も多く、家族や地域のつながりが強いのが特徴です。ベルマーク集めでは校区内の10カ所に収集箱を置かせてもらうなど、地域の協力を受けています。
  学校のすぐ裏手は足羽三山の一つ八幡山で、山頂に続く坂道は、生活科の授業の現場として、また校内マラソンのコースとして子どもたちに親しまれています。

<写真上> 07年度最後の活動日。多くのお母さん方が整理・集計作業に参加しました
<写真下> ベルマーク収集に取り組んでいるボランティア委員の皆さん=いずれも福井市の豊小で

500万点達成校を訪ねました!

児童と保護者、教職員が協力して作業

山形県寒河江市寒河江小学校
 「さくらんぼ」で有名な山形県寒河江市の寒河江(さがえ)小学校(荒木利見校長、459人)が、500万点を突破しました。山形県では2校目。今年度集めたベルマークの点数も15万点以上あり、県内で2番目です。こうした大きな成果は、年に1回の「ラブ・ベルマークフェスティバル」へ、児童と保護者、教職員が協力して仕分け、点数計算を重ねていることが原動力です。
  活動を支えるのは、5年生以上のベルマーク委員の14人と、PTA文化整美部(鈴木誠部長、教職員5人を含む17人)です。ベルマーク委員は児童、教職員に「ベルマーク袋」を配布し、5月から毎月1回の「ベルマークの日」に回収しています。「フェスティバル」の集計作業に向けて約5回、文化整美部員と4年生以上の児童229人で、各会社別に仕分け作業を行います。この下準備が、11月の学習参観日にあわせて行われる「フェスティバル」当日の点数集計作業の能率を上げています。「子どもたちが一生懸命活動している様子は素晴らしいです。作業の様子を、お見せしたいです」と整美部の牧野利香さんは話していました。
  さらに、6月から2月までの9回収集するうち、強化月間として8月「チャレンジベルマーク」や1月「ベルマーククラスマッチ」を企画。集まったベルマークは学年ごとに集計、委員会児童が手書きで作った「ベルマーク委員会たより」で報告しています。児童は、ベルマーク袋の全ての月に、お礼のスタンプ「めざせ!パーフェクト賞」を楽しみに、頑張るそうです。
  また長年、全世帯約2700軒へ、町内会の回覧版と一緒にベルマーク収集の依頼文と、収集袋を添付して協力を呼びかけているほか、学区内の会社の方にもPRして収集していることも特徴です。
  寒河江小の大きな取り組みにボランティア活動があります。山形発で地球の課題に取り組もう、と生まれたボランティア団体「NPO法人『IVY』国際ボランティアセンター山形」へ、毎年のベルマーク集計点数から1割程度を出して、希望のバレーボールやネットなどを寄贈してきました。1994年の200万点達成を記念に始まったこの活動が認められ、ベルマーク委員会の児童が「寒河江青年会議所児童文化賞最優秀賞」を昨秋受賞しました。ベルマーク委員長、渡邉皐月さんは、「私は、卒業しても寒河江小の収集に参加したいと思います。そして世界の人を助けられたらいいなと考えています」と学校広報紙「やなぎ」に書いています。
  「忘れられがちな“もったいない”の意味を再認識し、物を大切にする心を育てると同時に、学校教育と温かい地域との架け橋になっています」と荒木校長は話していました。

<写真上から>
・500万点達成と児童文化賞最優秀賞受賞、二重の喜びのベルマーク委員会の皆さん(寒河江小提供)
・児童と保護者、教職員が協力して点数計算。親と子の息も合い、熱心さがうかがえます(同小提供)
・右から、吉田恵里ベルマーク担当教諭、感謝状を持つ荒木校長、整美部の牧野さん
・ベルマーク委員会児童が手作りの「ベルマーク委員会たより」。年6回以上お知らせします=いずれも寒河江市立寒河江小学校で

500万点達成校を訪ねました!

仕分け、発送が年7回も

川越市武蔵野小学校
 埼玉県川越市の武蔵野小学校(秋山武敏校長、615人)が、ベルマーク運動に参加して37年で、500万点を達成しました。
  低学年の子どもたちが、縄跳びの練習をしていた校庭に隣接した市民の森からは、いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえてきます。ナラやクヌギなどの武蔵野の面影を残す林が生い茂り、四季の移り変わりを肌で感じながら過ごすことができる、武蔵野小は「野鳥が飛び交う花と緑のある美しい学校」として、県内外へ紹介されているそうです。
  ベルマーク運動は、学年委員会(八木原晴恵委員長、19人)の取り組みです。年に7回、5月、6月、9月、10月、12月、2月、3月の発送に向けてベルマークを回収していきます。回収日の1週間前に袋を配り家庭から集めて、ベルマークとインクカートリッジを各クラスに常設の箱へ、別々に入れてもらいます。回収後の袋には必ず「ありがとう」の印を押してから児童に返しています。
  仕分け作業は、午前9時半から正午まで行い、仕事は時間内に終わらせることをモットーにしています。手が空いた人がいたら自主的に、ベルマークの量の多い会社から順番に集計していたのには、感心しました。マークはその日の内に発送するように心がけているそうです。
  お訪ねした2月29日は、6回目の集計作業の日、秋山校長からは、500万点達成に対して、PTAの皆さんへお礼の言葉が述べられました。さらに「先日行われた役員会とスピーチ朝会で、1月に届いた購入品の万国旗やライン引き、巻尺、ダブルタッチ用ロープなどを、お披露目できて良かったです」と喜びの報告がありました。
  武蔵野小のランチルームの壁には、児童の背丈ほどある大きさの紙で作った「はしの模型」が飾ってありました。川越市は、小浜市と姉妹都市として交流を図っていますが、小浜市が若狭塗りの「はし」では「日本一」の特産品ということから、市内の全校生徒へ配布しています。「はし」は、深緑をベースにして赤、黄、緑のラインが入っていますが、赤は体をつくる色、黄色はエネルギーの基になるもの、緑は体の調子を整える食べ物で、全体の深緑は、不足しやすい栄養素を表わしているのだそうです。同小は、1994年からランチルームで交歓給食をして、学年の違う児童と楽しい一時を過ごしています。

<写真上から>
・500万点の感謝状を持つ秋山校長、左側は八木原委員長。それに学年委員会のみなさんです。
・作業も6回目。マークにも慣れて話も弾みます。緑の箱は今年、たくさん入る深い物に換えました。卵パックよりもこぼれません
・縄をまわす人も、はいる人も真剣そのもの。お買い物で届いたばかりのダブルタッチ縄跳びは、リズム感と機敏さが要求されるスポーツです(武蔵野小提供)
・紙で作ったはしの模型です。不足しやすい栄養素の色を使ったデザインにしています(同小提供)=いずれも川越市立武蔵野小学校で

400万点達成校を訪ねました!

長続きへ「気負いなく気楽に」

蕨市北小学校
 「気負いなく、気楽に」をモットーにベルマーク活動を進めている、埼玉県蕨市の北小学校(志摩範夫校長、575人)が、400万点を達成しました。埼玉では42校目ですが、蕨市内では初めてです。
  ベルマークの収集は、5〜6年の福祉委員会児童(11人)が、回収日などを知らせるポスターを作り、校内の掲示板に貼り呼びかけています。毎月1回、第1水曜日に各教室のベルマーク箱から回収し、職員室前にあるベルマークポストにいれています。
  ベルマークの仕分けや集計作業は、8人いるPTA執行部の中で、世話役として佐々木直美さん。ボランティアとして協力している「ベルマークサークル」の22人が、月に1〜2回学校に集り整理します。「いつでも気負いなく、気楽に参加できることが、活動を長く続ける秘訣です」と皆さんは作業をしながら、にこやかに話をしていました。
  以前は組織的にベルマーク委員会として活動しており、1987年に200万点を達成してから、5年で100万点上乗せするほどでしたが、役員の負担が多くなり現在のシステムに変わったそうです。
  作業の後、反省会がありましたが、意見はとても熱心なものばかり。「関心を持ってもらえるようにPRの方法を工夫する必要がある」、「マークの切り方について全校生徒にお願いした方が良いのでは」など。「来年度もボランティアとして参加しますか」という私の質問には、半分位の方が手を上げていました。
  これまでベルマーク資金で、スポンジ体操マットやフットボール、デジタルカメラなどを購入し、子どもたちに喜ばれています。
  北小は、市内全ての小学校から通級する「ことばの教室」があることも特徴です。発音が正しくできない子どもや吃音のある子どもが「ことば」や「聞こえ」の練習をして、その子が本来の持っている自分らしさや良さを、のびのびと発揮する事ができるように、指導しているそうです。
  同小は、「ムク1枚板」を張り詰めた広い廊下、瓦屋根や木のぬくもりたっぷりの校舎も自慢ですが、体育朝会や、音楽朝会などで学年をこえた活動を行うほか、折り紙や押し花の遊びなどで、親子で地域の方と触れ合いながら思いやりの心を育てています。

<写真上> 各教室で集めたマークをベルマークポストに入れる福祉委員の児童たち
<写真中> 400万点の感謝状を持つ世話役の佐々木さんと左側は谷眞弓教頭、それに「ベルマークサークル」のみなさんです
<写真下> 一覧表を確認しながら各会社別の容器に分けていきます。作業はとても和やかに行われます=蕨市の北小学校で

400万点達成校を訪ねました!

予備仕分けは自宅で

奈良県斑鳩小学校
 現存する世界最古の木造建造物「法隆寺」の近くにある奈良県斑鳩町の斑鳩小学校(大谷鉱三校長、760人)は400万点を達成しました。県内8校目、ベルマーク運動に参加して43年目です。働いている人が多いため、自宅での予備仕分けが重要になっています。
  ベルマークを担当するのはPTAベルマーク委員会(阿波角真実子委員長)の22人。各クラスから1人選ばれます。毎月1回、収集したベルマークは、クラスのベルマーク委員の子が自宅に持ち帰り、委員の母親が自宅で企業別、点数別に10枚単位で仕分けします。 これを毎月貯め、1学期に1回、学校に集まり、最終仕分けをし、集計、発送となります。作業は2時間〜2時間半で終わります。その作業がスムーズにいくかどうかは、自宅での予備仕分けが鍵になります。
  PTA活動の中ではベルマーク委員会は結構、人気があるそうです。自宅作業が主になるので、時間の融通がつけやすいといのが理由らしい。
  ベルマーク預金で、これまでに作品展示パネルや発表用ひな段などを買いました。
  斑鳩町は大阪への通勤圏にあり法隆寺の町として有名。同小は創立120年を超え、半径500b以内に、法隆寺のほか、藤ノ木古墳、能楽金剛流発祥の地である龍田神社などがあります。
こうした古い歴史を踏まえ、児童らは法隆寺管長らの話を聞いたり、能楽の謡い、仕舞いなどを学習しています。

<写真上> 400万点達成の感謝状を手に喜ぶ斑鳩小PTAベルマーク委員長の阿波角真実子さん=奈良県斑鳩町の同校で
<写真中> 斑鳩小学校
<写真下> 斑鳩小学校の近くにある法隆寺=奈良県斑鳩町で

400万点達成校を訪ねました!

自宅で仕分け、学期に1回集計

岡山市幡多小学校
 岡山県岡山市の幡多小学校(友信正校長、1146人)が401万7142点に達しました。1962年4月に参加して以来の累計です。400万点は県内10校目。
  ベルマークを担当するのはPTA学年部(鶴田裕美部長、32人)で、部員は各クラスから1人ずつ選ばれます。
  毎月15日がベルマークの日。回収したマークを、担任を通じて各クラスの部員の子が自宅に持ち帰ります。部員は自宅で企業別、点数別に10枚単位で整理して、毎月保存します。
  集計は学期に1回、部員が学校に集まって作業します。1、2学期の集計は各家庭で10枚単位で整理したのを全体集計して発送します。10枚単位から外れた端数分は3学期の集計のときに整理して集計、発送します。端数を最終回に回すことで、1、2学期の集計作業が早く済みます。
  ベルマーク預金でメガホン、黒板クリーナー、ボール類などを購入しています。鶴田部長らは「役員になって初めてベルマーク運動がボランティア活動だということが分かりました」と言っています。
  幡多小学校は市内有数の大規模校です。近くの操山の麓のカキ産地の休耕田を借りてカキ山学習をし、児童が収穫や観察などを通して自然や地域のことを学んでいます。
 
<写真> 番号別の木箱にベルマークを仕分けして入れるお母さんたち=岡山市の幡多小学校で

400万点達成校を訪ねました!

全校に102人の整理作業担当者
児童も手助け、学校ぐるみ活動

宮崎県高鍋町立高鍋東小学校
 宮崎県高鍋町立高鍋東小学校(大川周士校長、732人)が参加47年でベルマーク収集点数400万点を達成しました。宮崎県内では11校目です。
  PTAの担当はベルマーク委員会(田中ひとみ委員長、5人)で、このほか各クラスに4人、計102人の整理作業担当者がいます。1年3回の土曜日午前の作業日は1〜2年生、3〜4年生、5〜6年生の2学年ごとに担当者が参加し、ベルマーク委員と一緒に、マークの整理・仕分けと集計作業を行います。作業にはPTA執行部役員1人と大川校長をはじめ先生たちも加わるそうです。4〜6年生の児童のJRC(青少年赤十字)委員会も委員会活動の時間や昼休みにマーク回収と仕分けを手助けしていて、学校ぐるみで活動を支えています。
  今年度最後の作業日は2月23日。作業開始の午前9時半が近づくと、校舎2階のPTA会議室に続々と保護者が詰めかけました。この日は1〜2年生のクラス担当者で、お母さんたちに混じって「仕事が休みなので妻の代役です」というお父さん2人も。田中さんらベルマーク委員を合わせると40人余りが集まりました。岡田征浩PTA会長が「今年度のPTAの活動スローガンは『小さな協力、大きな力』です。ベルマークは、この目標にぴったり」と、あいさつしてスタート。協賛会社別に仕分け、点数ごとに50枚単位で整理し、全体集計まで、大人数が総がかりなので、作業は手際よく進みました。
  高鍋町は宮崎県の中央部にあり、宮崎市からは車で約1時間、JR日豊線特急で約30分の日向灘に面しています。江戸時代は秋月家3万石の城下町で、高鍋東小は7代藩主・種茂公が開いた藩校「明倫堂」の流れを引き継ぐ伝統校です。JR高鍋駅と町役場の中間にあり、県道に面した正門は石造り、校舎まで林が広がり、長い歴史をうかがわせています。
 
<写真上> 今年度最後の作業日、1〜2年のクラスの担当者が手分けして、整理・集計を進めます。この日は約40人が参加しました
<写真中> 土曜日なので学校はお休み。2年3組の鈴木拓馬君もお母さんと一緒に作業をお手伝い
<写真下> 高鍋藩校「明倫堂」を受け継ぐ伝統校。石柱の正門の奥に林が続き、はるか向こうが校舎 =いずれも宮崎県高鍋町の高鍋東小学校で

400万点達成校を訪ねました!

マーク整理は朝と夜の分業

宮崎県延岡市南方小学校
 宮崎県延岡市南方小学校(大塚範広校長、844人)が参加42年で累計点数400万点を達成しました。2007年度に県内2位の12万1443点を集めたことが、大台達成につながりました。400万点は県内で12校目です。
  PTAの担当は厚生部(堀口千代美部長)。毎月1回、約30人のメンバーが午前10時半からと午後7時半からの2組に分かれて約1時間半、マークの整理・集計作業をしています。児童24人のベルマーク委員会も、毎月1回の委員会活動の時間や昼休みにマーク回収と仕分けを手伝っています。
  全体作業を朝と夜に分けているため、仕事を持っていたり、幼児の面倒をみたりと、なにかと忙しいお母さんたちにとっては、時間の都合がつけやすく、出席率は、とても良いそうです。
  今年度最後の3月の午前10時半からの作業には、約15人のメンバーが集まりました。なかにはベビーカーに赤ちゃんを乗せ、小さな男の子の手を引いた人も。このお母さんは作業が始まると、赤ちゃんをおんぶして、仕事にかかっていました。この日は合わせて5人の幼児が、お母さんを手伝ったり、おとなしくお絵かきをしたりして、作業が終わるのを待っていました。
  ベルマーク預金で今年度は、全校28クラスに鉛筆削り1台と、一輪車3台を購入しました。 
  南方小は、市中心部のJR延岡駅から約4キロの住宅街にあります。正門のすぐ横でも住宅用地の整備が進んでいて、校区の人口はこれからも増えそうです。児童数は、ここ数年800人台で大きな変化はありませんが、県北部の小学校では最多です。

<写真> 幼児を連れたお母さんが目立った厚生部の整理作業。子どもたちはお手伝いをしたり、遊んだり=延岡市の南方小学校で

300万点達成校を訪ねました!

仕分け整理は学年ごと自由に

青森市泉川小学校
 青森市泉川小学校(永井隆校長、481人)は学校創立の翌年に運動に参加し、32年の取り組みで300万点を達成しました。学校は青森市郊外の稲作地帯にあり、この季節、目の前は一面の雪原です。雪のスロープが造られた校庭では、スキーの授業を受ける子どもたちの元気いっぱいの姿が見られました。
  ベルマーク活動は、その時々の状況に応じて仕方を変えており、ここ数年はPTA本部事務局のサポートで、学年委員会が取り組んでいます。「これといって目立った活動はしていません」とPTA副会長の白戸美也子さんは控えめに話していますが、活動の中に工夫がみられました。
  マークは、児童にベルマーク袋を配って教室の専用の箱に持ち寄ってもらい、年2回の集計日までに整理しますが、特徴は、ここまでの収集、仕分け作業などは各学年が自由に日を決めて行っていること。全体で動くよりも小回りが効き、仕事を持つお母さんが都合を付けやすいからだそうです。PTA会議室には、学年専用の会社別袋一式、仕分けに使うイチゴパックなどが備えられていて、いつでも作業できる状態です。
  集計作業は本部事務局が音頭をとって全学年で行います。2月半ばの作業には30人ほどが集まり、午前中の約2時間、今年度最後の集計作業に打ち込みました。白戸さんによると、70人余りのメンバーのうち参加するのはいつも決まった人なので、来期は組織を見直すことにしているそうです。「PTA活動は親同士が親しくなれる場。ベルマークなどがきっかけになってより多くの保護者に参加してほしい」と白戸さんは言い、作業のあとはお茶を飲みながら親睦を図っています。
  これまでにベルマーク預金で万国旗や横断幕、投球的セットなどを購入しました。永井校長は「細かい仕事で大変ですが、PTAの皆さんが熱心に取り組んでくださってありがたい。横断幕は市内小学校の陸上競技大会で大活躍でした」と笑顔で話していました。

<写真上> 慣れた様子で年度最後の集計作業をするPTAの皆さん
<写真中> ベルマーク預金で作った横断幕を見せてくれる永井隆校長(中央)と久保田陽子教頭(手前)、後方は白戸さん
<写真下> 投球的セットを囲むPTA本部事務局の白戸さん(後列右)、神淳子さん(同左)、金見妙子さん(前列右)、澤田留美子さん(同左)=いずれも青森市泉川小学校で

300万点達成校を訪ねました!

子どもとPTAが両輪で活動

栃木県大田原市大田原小学校
 栃木県大田原市の大田原小学校(常磐厚一校長)がベルマーク運動に参加して24年、2007年度に10万点を集め、累計で300万点になりました。県内では8番目、子どもたちとPTAの2本柱で、活動を引っ張ります。
  PTAは環境美化部(石崎なおみ部長、36人)が、6月から3月まで、夏、冬休みを除くほとんど毎月、学校に集まり仕分け、集計をしています。それも1日に午前(9時〜正午)と夜(6時〜8時)の2回の集まりがあるのが特徴です。働いている人が多いためですが、年度初めに希望をとると、夜の方を選ぶ人が多いそうです。「午前で作業が残ったら、夜の部がそれを片づけます。毎回6人から10人は集まるのではかどります」。自身も介護の仕事をしている石崎さんはこう話していました。
  学校を訪れた2月8日(金)は、2階の会議室に6人が集まり午前の部の作業中でした。プラスチック製のお皿でまずマークを切りそろえ、ベルマーク番号の付いた小さな牛乳パックの空き箱に仕分けしていきます。この仕分け箱は、環境美化部に代々伝わる必需品です。皆さん、手を動かしながらも話が弾み、笑い声も響きます。小さな女のお子さんも一生懸命お手伝いしていました。環境美化部は、運動会のバザーや窓ふきなどの奉仕作業も担当しますが、ベルマーク活動があるので人気のある部だそうです。その理由は、時間が都合に合わせて選べる他、「みんなでおしゃべりや情報交換しながら作業が出来るし、お買い物で子どもたちが喜んでくれるから」だそうです。
  5、6年生で作る児童のベルマーク委員10人は各クラスからのベルマーク収集を引き受けます。一人一人のベルマーク回収袋を月末に集めるほか、掲示板に「いっぱい集めましょう」などの呼びかけもしています。「昨年秋にポップコーン機を買ったけど、楽しみ会で使ってとてもよかったです」。6年生の委員はこう話していました。
  市中心部にある大田原小は、1873年(明治6年)創立の那須野地区では最も古い歴史がある学校で、木造校舎も一部残っています。「自立と共生」を掲げ、「大好き自分、いつでも元気、親切みんな、よくばれ勉強、歌声響け」の「大小スピリッツ」が合い言葉。自転車部が2年連続県大会準優勝し、ソフトボール部は昨年夏の関東大会でベスト8に入るなどスポーツも盛んです。
  大田原市は、中央部をアユ漁で有名な那珂川が流れ、稲作、ネギなど農業が盛んですが、俳人松尾芭蕉が「おくの細道」紀行で長期逗留した町(旧黒羽町)としても知られ、記念の全国俳句大会はことしで20回目を迎えます。

<写真上> 300万点の感謝状を持つ石崎なおみ部長と環境美化部の皆さん。後列右は常磐校長、左は渡邉昭教頭
<写真下> 仕分けでは、小さなお子さんもお手伝いをしていました=いずれも栃木県大田原市の大田原小学校で

300万点達成校を訪ねました!

児童とPTAが一緒に作業し連帯感

柏市柏第二小学校
 千葉県柏市柏第二小学校(中村公一校長、1041人)が、44年の取り組みで300万点を達成しました。児童会ベルマーク委員会とPTA厚生部が仲良く手を組み、運動を推進しています。
  2月1日の午後、1年3組の教室で委員会活動が始まりました。24人の児童に厚生部のお母さんが数人。各教室からペットボトルで作った収集箱を持ってきて、中のマークを切りそろえて番号別に分類し、それぞれの封筒へ入れていきます。45分間の活動時間が終了する頃には、誰からともなくホウキを持ってきて、床に落ちた切りくずを掃除していました。
  児童たちは「委員会活動は奉仕活動」と理解していて、率先してベルマーク委員になった5、6年生たちなので、みんな一生懸命です。男子が半数以上を占めています。6年生の鳥海拓都委員長は代表委員会で活動のPRを提案したり、「児童会だより」に活動日を掲載するよう手配したりと、頼もしいリーダーぶりです。「思っていたより大変だけどやりがいがあります。目標は前よりたくさん集めること」と鳥海君。5年生の武部将君は「マークを集めると物が買えるのでよい運動だと思います」と話してくれました。購入品は竹馬やボールなど。児童たちも活動の成果を実感しているようでした。
  「子どもたちが一生懸命なのでこちらも手が抜けません」と言うのは厚生部長の大和田麻由美さん。委員会でし残したマークを整理して学期末ごとに集計して発送しますが、9人きりの部員なので、12月には毎週のように集まって作業したそうです。PTA会議室には、長年の活動を偲ばせるベルマーク整理庫が置いてありました。連帯感を深めるために大和田さんたちは、学期初めの委員会には必ず出席するようにしています。
  江戸時代の牧場の名残である「野馬土手」が校内に残る、創立120周年の学校です。児童数が増え続き校舎にゆとりはありませんが、児童たちは学校が好き。朝の昇降口の清掃や落葉掃きに積極的に参加しています。クラブ活動のマラソンの練習でも100人以上が早朝、校庭に来て走っているそうです。

<写真上> 2月の委員会活動で厚生部のお母さんたちと一緒にマークを整理するベルマーク委員の児童たち
<写真下> ベルマーク預金で各クラスに備えたボールを手にするベルマーク委員長の鳥海拓都君(左)と同委員の木村勇太君=いずれも千葉県柏市柏第二小学校で

300万点達成校を訪ねました!

活動を活性化、子らの笑顔が励み

千葉県八千代市大和田南小学校
 集まったベルマークの量は、前年の倍はありそうでした。「それを見て、すごくうれしかった。ドキドキしながら集計しました」。そう話すPTA学級委員長の山村妙子さんの目が、輝きました。千葉県八千代市の大和田南小学校(須堯福美校長、児童603人)のみなさんが、2007年の秋からベルマーク運動の活性化に取り組んできました。300万点の大台も達成して、活動の歯車は力強く回りだしています。
  大和田南小では、山村さんが呼びかけて、07年の9月からベルマーク回収を強化する工夫を打ち出しました。以前は、新入の1年生に収集用の封筒を渡して6年間そのまま使い、すきな時にクラスの回収箱に入れてもらっていました。それを改革して、毎月1回の「ベルマークの日」を設け、収集封筒を回収し、ハンコを押して返すようにしました。児童や親たちに関心を深めてもらうために、ドッジボールとサッカーボールそれぞれ10個ずつの購入を目標に掲げた呼びかけのチラシを、2学期の初めに全児童に配りました。
  山村さんがベルマーク強化に動いたきっかけは、「近くの学校のPTAが、ベルマークで一輪車を10台も購入したのを聞いて、とても刺激になったから」。児童会の福祉委員会と連携して進めた結果、2007年度は、12月までで目標を大きく上回る5万7千点以上も集まりました。ドッジボール10個、サッカーボールは21個も購入できて、その殊勲を、全校集会で学校に発表してもらいました。
  「子どもたちが喜んでくれるのですから、私たちの喜びは、5万7千という数字よりずっと大きいんですよね」。08年度からはPTAに「ベルマーク委員会」を新設して、この充実感をさらに膨らませる計画です。
  大和田南小は、社会科教育の全国公開研究会を自らの主催で30年以上も連続して開くなどの実績で知られ、先生方も熱心に子どもたちと向き合っています。ベルマークの活性化が学校全体で軌道にのった背景に、そうした校風もあるように感じました。

<写真> 明るく談笑しながらベルマークを集計する、各クラスのベルマーク係りのお母さんたち=千葉県八千代市の大和田南小学校で

300万点達成校を訪ねました!

バンドフェスティバルとマーチングバンドでW金賞

金沢市立泉野小学校
 金沢市立泉野小学校(松本哲幸校長、610人)のベルマーク点数の累計が、運動に参加してから20年で300万点になりました。石川県内で19番目の到達です。
  中心になって取り組んでいるのはPTAのベルマーク委員会(久保真衣委員長、18人)です。毎月10日のベルマークの日(土日祝日の場合は前倒し)の前に、回収を呼びかける「たより」を発行。ベルマークの日に子どもたちが各家庭から持参したベルマークを、次の日に体育館わきのミーティングルームで仕分け、点数計算しています。近隣の郵便局2カ所に回収箱を置かせてもらうなど、地域の協力も受けています。
  たまったベルマークの預金で前年度は一輪車を購入、今年度は竹馬を買う予定です。「保護者と子どもが一緒になって努力した結果が、教育備品という形で目の前に現れるのがベルマークのいいところ」と松本校長は話していました。
  市南部の文教地区にある同小の子どもたちは、何ごとにも全力で取り組んでいます。とくに金管クラブは、今年度の全日本小学校バンドフェスティバルとマーチングバンド・バトントワーリング全国大会で、いずれも金賞に輝きました。
 また毎年6月に全クラスの授業の様子を公開する「教育研究会」を開いており、今年度は45回目を数えました。これだけ長く継続しているのは珍しいそうです。
  同小が求める児童像は「かしこく、やさしく、たくましく」、つまり知・徳・体の充実です。同小の子どもたちからは「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉が自然に出てきます。「保護者と学校が両輪となって、感謝の気持ちを素直に言える子どもを育てたいと取り組んでいる成果」と松本校長。自校の子どもたちに注ぐ優しいまなざしが印象的でした。

<写真上> 楽しく話しながらも手元は休まず整理作業に取り組むお母さん方
<写真下> 取材の日にちょうど届いた感謝状を囲んで、みんなで記念写真=いずれも金沢市の泉野小学校で

300万点達成校を訪ねました!

委員会活動で子どもが仕分け整理

大阪府池田市五月丘小学校
 大阪府池田市の五月丘小学校(馬場勝校長、555人)が300万点を達成しました。1962年にベルマーク運動に参加して以来の累計です。
  毎月末、5、6年生でつくるベルマーク委員会の委員13人が全クラスからベルマークを回収します。委員は月1回の委員会活動の時間(約45分)に集合し会社別に仕分けしプラスチックの容器に入れておきます。その後の点数別の仕分けや集計はPTA事業委員会(山本ひろみ委員長ら19人)の出番です。年1回集まっており、昨年12月に学校で作業をしましたが処理しきれず、残りは自宅に持ち帰り作業。終業式に最終集計して発送しました。
  児童が仕分けする方式はかなり古く、10年以上前からではないか、といわれています。自分で仕分けするため、子どもたちはどの商品にベルマークがついているか、よく覚えているそうです。目立って多いのは日清食品の製品とか。池田市は同社発祥の地で、世界初のインスタントラーメン記念館があることも関係しているのかもしれません。
  事業委員会はベルマークの他にバザーも担当しており、委員のエネルギーは年1回のバザーの方に注がれます。ビーズのアクセサリーなど手作り作品制作など準備が大変です。それでもバザーの月の前のベルマーク収集では、マーク持ち寄りの子どもたちにバザーの20円券を贈っています。子どもたちはそのバザーを楽しみにしているので、券欲しさに、その月のベルマーク収集量が大幅に増えるそうです。
  五月丘小は1960年開校、池田市のシンボル、五月山のふもとにあります。一時期1000人を超えていた児童も減り続けましたが、ここ5年ほど前から増加傾向。英語推進校として外国人講師を招いて全児童の英語教育を行っています。

<写真> 委員会の時間にベルマークの仕分けをするベルマーク委員の子どもたち=大阪府池田市の五月丘小学校で

300万点達成校を訪ねました!

自宅で整理、全体作業は年3回 
買い物の一輪車は引っ張りだこ

防府市立牟礼小学校
 山口県防府市立牟礼小学校(大庭敏幸校長、566人)のベルマーク収集点数が300万点を超えました。山口県内では42校目、参加45年余りでの大台到達です。
  PTAの担当は福祉厚生部(河村由美子部長)の12人。職員室の回収箱に集まったマークを、学級担当部員が自宅に持ち帰って協賛会社別に仕分け、毎学期に1回、午前9時からPTA会議室に全員が集まり、整理・集計し、発送しています。仕事を持っていたり、幼児がいたりと、部員のお母さんたちの様々な事情に配慮して、できるだけ負担を軽くしようと、自宅での仕分けと年3回の全体作業になったそうです。
  収集点数は年間7〜8万点、これを3回で整理・集計するので、午前9時から作業を始めて、終わるのはお昼を過ぎることも多いということですが、今年度最後の2月15日の全体作業は手際よく、正午までに約2万3200点の集計を終えました。
  最近のお買い物は、1月下旬に発注した黒板ふきクリーナーとノーパンク一輪車5台、収納スタンドです。学校の話だと、子どもたちの冬の遊びのベスト3は、サッカー、縄跳び、一輪車で、2月中旬に届いたピカピカの一輪車は、引っ張りだこになっているそうです。
  牟礼小のある牟礼地区は、市中心部から東に約3キロの住宅地。約6900世帯1万7000人で、市内15地区で人口が最大です。牟礼小も1980年代まで児童数が増え続け、最も多いときはいまの3倍の約1700人が在籍し、82年に牟礼小から分かれて牟礼南小が新設されました。

<写真上> 1年3回の作業日、午前9時から福祉厚生部のお母さんが集まり、仕分け・集計作業
<写真下> 2月に届いたお買い物の一輪車5台と収納スタンド =いずれも防府市の牟礼小学校で

200万点達成校!

★ 200万点達成校!


東京都杉並区井荻聖母幼稚園
 濱口ミドリ園長、園児468人。宗教法人カトリックカリタス修道会が1960年に設置、杉並区の西武新宿線井荻駅近くにあり、バザーや運動会、春の音楽会などには父兄もたくさん参加します。年度初めに家庭に配る専用ベルマーク袋には、子どもたちが喜ぶ塗り絵が描かれています。ベルマーク活動はPTAの聖母会役員4人が中心ですが、年3回の仕分け・集計には各クラスから3人、計50人以上が参加します。貯めたベルマークでこれまでピアノ2台を購入しています。

名古屋市長根台小学校
 安藤慶隆校長、児童517人。開校翌年の1975年に運動に参加、32年余で大台に到達しました。番号別に仕分けることができる手作りのベルマーク収集箱を各クラスに設置し、PTA文化委員会(田中治恵委員長)のメンバーが委員会の開催日に合わせて回収、整理しています。仕分け、点数計算は委員の中のベルマーク係の人が自宅で作業します。学校に「長根の里」と名づけられたビオトープ(生物の生息空間)があり、子どもたちが環境などを学ぶ場になっています。
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