学校訪問


達成校目次

★ 800万点達成校を訪ねました!

  福井市松本小学校   児童数減少乗り越え、地道な活動で達成
  魚沼市小出小学校   ベルマークの大切さ、劇で呼びかけ

★ 600万点達成校を訪ねました!

  横須賀市久里浜小学校   人気のプラ板はマークと交換

★ 500万点達成校を訪ねました!

  広島市古田小学校   回収箱運びも子どもたちが活躍
  長崎市大浦小学校   学校統合で一挙に500万点 過去の体験生かし取り組み

★ 300万点達成校を訪ねました!

  弘前市東小学校   大きさ畳並み、迫力ある刺繍絵本
  札幌市美園小学校   ノウハウを引き継ぎ円滑な活動
  相模原市淵野辺小学校   独自のビデオや各学級で呼びかけも
  市川市八幡小学校   300万点達成を機に新たな活動へ

★ 200万点達成校!

  仙台市立長町南小学校   横浜市立三ツ境(みつきょう)小学校
  長野市立裾花(すそばな)小学校   玉里(たまり)保育園

800万点達成校を訪ねました!

児童数減少乗り越え、地道な活動で達成

福井市松本小学校
 福井市の松本小学校(五十嵐幸春校長、667人)のベルマーク収集点数が、運動参加から44年の累計で800万点になりました。県内では2校目です。
  同小ではPTAと児童が一緒になってベルマーク活動に取り組んでいます。PTAは厚生部(伊藤美枝部長、17人)で、1年生の保護者で構成しています。児童はフラワーベルサークル(19人)で、5、6年生が所属しています。
 各クラスには1〜10番、11〜20番など、10番ごとに仕分けできるポケットがついたベルマーク回収袋が置いてあり、子どもたちは毎週火曜日に家庭からベルマークを持ってきてそれぞれのポケットに入れます。これをフラワーベルサークルのメンバーがPTA会議室に届け、やはり10番ごとの箱に分けて入れます。
  次からはPTA厚生部の作業です。まず役員が番号ごとに分けます。続いて1年生の保護者全員に協力を求め、年に3回集まって番号別、点数別に仕分けし封筒に入れます。ここで点数計算、送票も済ませます。
  同小は1873(明治6)年の開校で、市中心部の北約1`に位置しています。かつては1300人を超える児童を抱える県内一の大規模校でしたが、近年は少子化やドーナツ化現象で児童数が減少し、ベルマーク収集もペースダウンを余儀なくされています。
  それでも800万点にこぎつけたのは、長年にわたって県内のベルマーク運動をリードしてきた伝統が生きているからです。
  PTA会議室には何十年と使っているような、さびた仕分け箱があります。各クラスに置いてある回収袋も色あせて決して新しくはありません。これらの品物に同小がベルマークに取り組んできた歴史を感じます。厚生部長の伊藤さんも同小の卒業生で、子どものときにベルマーク委員でした。部長を引き受けるとき、「ベルマークを集めるのは当たり前」という感覚で、抵抗はなかったそうです。
  児童数の減少をカバーするため、8年前から地域の公民館や保育園、郵便局などに回収箱を置かせてもらっています。また異動していった先生が「新しい学校ではベルマーク活動に取り組んでいないから」とベルマークを送ってきてくれることもあるそうです。
  ベルマーク預金を使ったお買いもので恒例になっているのは、新1年生各クラスへの電動鉛筆削り器とボールです。1年生の保護者がベルマークの担当になるのも、6年間のベル意識が身につくという意味で、よく考えられた制度です。

800万点達成校を訪ねました!

ベルマークの大切さ、劇で呼びかけ

魚沼市小出小学校
 公園で遊んでいた2人が湖池屋のポテトチップスを購入。食べ終わった袋を捨てようするとベルマークマンが登場。ベルマークがどのように役に立つかを説明します。
「たとえば、グランドの遊具がもらえたり、おじいさんやおばあさんが使う車いすがもらえたりするんだよ。たくさん集めればこんなプレゼントがもらえたりするかもしれないよ」(ショウワノートキャンペーン、北陸甲信越3位入賞記念品の本をみせる)
2人はベルマークの大切さを知り、頭を下げて落ち込みます。
「おちこむことない。これからどんどんベルマークを集めてくれれば、それでいいんだ」
「うん、そうするよ」
――これが新潟県魚沼市小出小学校(高橋健一校長、633人)の、児童会朝会で行われた「ベルマークげきじょう」の内容です。シナリオは、児童会ボランティア委員会(22人)が構想を考え、衣装なども工夫しました。
  同小は、新潟県で2番目に800万点を達成しました。児童会の呼びかけ劇が、ベルマーク運動の興味と理解を深め成果をあげています。
  ベルマーク活動は、児童会ボランティア委員会とPTAベルマーク委員会(委員長韮澤智子さん、20人)の協力で行われます。5、6年のボランティア委員は、毎月20日をベルマークの日と決め、各教室のベルマーク箱からマークを回収してきます。整理作業、点数計算は、PTA全員に呼びかけ年2回6月と11月に作業、発送します。
  これまでのお買い物は、劇の中にも登場したスクェア−ジャングルジム(39万7100円)や3連ステンレス鉄棒(24万9755円)など高価な備品が数多くあります。「児童数のわりには備品が不足しているので、今後も鉄棒、サッカーゴールの購入を目標にしています」と担当の関矢麗子先生は話していました。
  帰りの車中からは、黄金色に色づいた稲穂が揺れ、収穫を前に豊かな実りの田園風景が見えました。

600万点達成校を訪ねました!

人気のプラ板はマークと交換

横須賀市久里浜小学校
 ベルマーク運動発足当初から参加している神奈川県横須賀市久里浜小(木村美之校長、636人)が、運動が盛んな神奈川県で16番目に600万点を達成しました。学校は1873年(明治6年)の創立。近くには、徳川幕府に開国を迫ったペリー提督の上陸記念碑があり、歴史感漂う港町の学校です。
  ベルマーク活動の推進役は各学級から1〜2人、合計22人で構成するPTA厚生委員会です。活動は6、12、2月の年3回。伺った日は、宮田祐子委員長と内山晶子副委員長、そしてPTA副会長の韮澤昌代さんが話しを聞かせてくれました。
  集票の2週間前に「ベルマークだより」と収集袋を全校児童に配ってマークを集め、作業の前日に正副委員長が各教室から回収してきて準備をします。作業は朝10時から午後2時ごろまで。普通2日間、多い時は3日がかりだそうですが、宮田さんと内山さんによると、いろいろな人と知り合えたり、地道な活動から連帯感が生まれるなど、活動を通して得られることが多いとのこと。昨年委員長だった韮澤さんは「荷物を送り出したあとの達成感がたまらない」と笑顔で話していました。
  各教室には白地に赤いベルマークが描かれた木製の立派な収集箱が置いてあって、それだけでも十分にPR効果がありそうです。道を挟んで隣り合う明浜小学校もベルマーク仲間で、駅前の銀行や郵便局には2校のベルマーク収集箱が仲良く置かれています。
 校庭にはイチョウの木が多く、毎年11月にPTA主催の「ぎんなんまつり」が行われ、採れたぎんなんの販売を皆さん楽しみにしています。児童に人気があるのは、プラスチックの板に自分で絵を描き焼き付けて作る飾り。べルマークと交換するとあって、児童たちは日ごろから熱心にマークを集めているそうです。この催しのためにベルマーク預金で綿菓子機やポップコーンの機械を購入しました。
  「予算が限られているのでベルマークはありがたい。もっと企業が参加してくれるといいですね」と、木村校長は話していました。

500万点達成校を訪ねました!

回収箱運びも子どもたちが活躍

広島市古田小学校
 広島市の古田小学校(円並地法雄校長、861人)がベルマーク運動に参加して43年目で累計500万点を達成しました。県内7校目です。今年度から、ベルマークを仕分け作業中のPTAのもとに運ぶことになった児童に、お母さんたちは「ありがとう」と声をかけていました。
  同校のベルマーク活動はPTA執行部が担当という珍しいケース。これまでは委員会が担当していたのですが、委員会の統合整理などで執行部が昨年度に続き試行することになりました。
  執行部の元に「1人1役お手伝い」のベルマークのお手伝いが約90人います。仕分け整理の年5回のうち1回参加することになっています。
  毎月17日がベルマークの日。子どもたちは持ち寄ったベルマークをクラスの回収箱に入れます。その回収箱を係の子どもが、休憩時間に、お母さんたちが仕分け作業をしている部屋まで運びます。昨年度までは、PTAが各クラスに集めに行っていましたが、子どもたちができることは手伝ってもらおう、ベルマークへの関心を持ってもらおう、ということで運搬までお願いすることになりました。
  訪れた7月17日は、ちょうどその日でした。お母さんたちから「ご苦労さんね」「ありがとう」とねぎらいの言葉をかけられると子どもたちはニッコリ。子どもたちとお母さんたちのほのかな交流に、仕分け作業の世話役、06年度副会長・置塩千明さん、小倉しのぶさんらはうれしそうでした。
  仕分け作業には毎回18人ほど参加することになっており、2時間で作業を終えます。出来なかった分は次回に持ち越します。これまでに、ベルマーク預金でソフトバレーボールなどを買いました。昨年度は約10万点集めました。
  古田小は創立134年目の歴史のある学校。「誠実、勤勉、感謝」を校訓にしています。最近は算数を通してのコミュニケーションの力を高めることに力を入れています。

500万点達成校を訪ねました!

学校統合で一挙に500万点 過去の体験生かし取り組み

長崎市大浦小学校
 長崎市の大浦小学校(倉本龍弥校長、506人)が県内3番目の500万点を達成しました。大浦小は今年4月、南大浦、北大浦、浪平の3小学校が統合されて、北大浦小の校舎を使って開校しました。3校ともベルマークに参加していたため、それぞれの累積点数142万〜199万点が合算され、4月時点で499万余点になっていました。
  PTAの担当は、教養委員会(下田美登里委員長、16人)。このほど大浦小の活動として初めてベルマークを発送したところ、一挙に500万点を突破、県内3位に躍り出ました。3校分のマークをまとめたこともあって、約5万3000点になり、1回の発送分としては、驚くほど多かったそうですが、下田委員長は「1年生がマークを随分たくさん集めてくれました。新しい学校なので、良かったと喜んでいます」と話しています。
  旧3小のベルマーク活動は、PTAの専門委員会が担当していたり、担当する委員会がなかったりと、バラバラでした。収集や整理・仕分け、発送など作業方法もそれぞれ違います。教養委員会は、委員が担当分のマークを自宅で整理し、各学期に集計・発送する、と大まかな作業の流れを決めただけで、「それぞれの学校の経験を生かし、良いところを採り入れて、大浦小の活動方式をつくっていきたい」と、しています。
  大浦小は、長崎観光の名所・オランダ坂を上り詰めた高台にあり、校区にはグラバー園や大浦天主堂、山手洋館群などがずらり。旧南大浦小の跡地に新校舎を建設していて、2年後の4月に移転する予定で、備品購入は、それまでお預けだそうです。

300万点達成校を訪ねました!

大きさ畳並み、迫力ある刺繍絵本

弘前市東小学校
 ベルマーク運動に参加して25年で300万点を達成した、弘前市立東小学校(立花茂樹校長、445人)は、「本に興味を持ち、じかに触れてほしい」と、2004年からベルマークでのお買い物は本を購入しています。図書室には「ベルマーク文庫」(210冊)のコーナーを開設。読書を楽しみにしている子どもたちは、休み時間になるのを待ちわびています。立花校長も「読み物の楽しさを知り、心を耕すということではありがたいことです」と話しています。
  自慢の一つに、PTAの図書ボランティア10人のメンバーによる「おはなし会りんごっこ」があります。図書管理を手伝うほか「より多くの子どもたちに本を楽しんでほしい」との願いから、工夫を凝らした読み聞かせ会が定期的に行われています。既存の絵本を基に、畳1枚もの大きさの布に、手差しで一針一針縫い取り刺繍した「大型刺繍絵本」は、内容が立体的で実際の本より迫力のある作品でした。そのほか、クレヨンなどで色付けした縦約80センチ、見開くと横約2メートルの「巨大絵本」など20以上の作品を、子どもたちの前で読み聞かせをして喜ばれています。
  ベルマーク活動は、児童ベルマーク委員会(12人)とPTAベルマーク委員会(委員長豊巻幸江さん、65人)の担当です。月1回の児童会活動は、5,6年の児童が各クラスからベルマークを集め、クラスごとの回収枚数を数えます。たくさん集まるキユーピーやロッテなど数社のマークは仕分けまでします。集計結果は各クラスに報告、活動の励みにしています。その後の整理作業、点数計算は、PTAベルマーク委員会メンバーが月1回集まり、カップラーメンの空きケースなどを使って作業、発送は年3回を予定にしています。和気あいあいとおしゃべりをしながらの仕分けの作業は、東小で人気の委員会です。
  今年、弘前の説明会に参加して、使用済みカートリッジがベルマークの点数になることを初めて知り、早速回収の取り組みを開始しました。職員室はもちろん、近くの東中学校にも協力をお願いしました。以前から協力してもらっている地域の商店街17カ所の回収箱に、仕組みを強調したパンフレットをはったところ、少しずつ集まってきているそうです。

300万点達成校を訪ねました!

ノウハウを引き継ぎ円滑な活動

札幌市美園小学校
 札幌市豊平区美園小(前澤利幸校長、480人)が、43年の取り組みで300万点を達成しました。道内で15番目でした。ベルマークはPTA活動のひとつとしてしっかり根付き、毎年担当者は替わりますが長年培われた活動のノウハウは引き継がれ、円滑な取り組みです。
 推進役はPTA研修委員会。各学級に1人ずつの合計15人です。6、9、1月の年3回、収集と整理を行っています。9月7日の作業日に伺うと、木をふんだんに使った明るい多目的室で、40人あまりのお母さんたちが和やかに作業していました。各学級から2人ずつ“お手伝いさん”も参加しているとのこと。各教室から回収してきたマークを会社ごとに仕分けてから、各学年が数社ずつ点数計算します。部屋の正面に会社別のケースを一列に並べ、テーブルの配置図や仕分け方などを書いた模造紙を張って、はじめて参加する人にも分かるようにセッティングは万全です。委員長の梅木久美子さんは「全て前任者から引き継いだもの。私も初めてですが、お手伝いさんの中にベテランの方がいて何かと助けられています」と話していました。4年生以上の児童には、教室に4つに区切った収集箱を置いて、多く集まる3社とその他のマークとに分類して入れてもらいますが、仕分け作業がはかどるばかりでなく、子どもたちの関心を高めることにもなっているそうです。
  PTA副会長の中山早苗さんと宮本悌子さんは「ベルマークは心掛けひとつで関われる活動」「購入品は学級懇談会にも諮って大事に使っています」と話していました。これまでに和太鼓や鉄琴などを購入しています。
 「子のために保護者が一生懸命。地域も支えてくれてありがたいことです」と前澤校長。今年創立52周年を迎えるこの学校を、地域の人たちが親しみを持って応援し、登下校時には街角にたって子どもたちの安全を見守るなどしてくれるそうです。「平岸リンゴ」の産地であったことから、近くを走る環状通りの分離帯にリンゴ並木があります。美園リンゴ会が進める並木の保存活動に児童たちも参加。昨年、上田文雄市長と一緒に作った「つがる」「あかね」などの樹名板の傍で、今年も見事なリンゴが実っていました。

300万点達成校を訪ねました!

独自のビデオや各学級で呼びかけも

相模原市淵野辺小学校
 神奈川県相模原市の淵野辺小(藤本博通校長、882人)が43年の取り組みで300万点を達成しました。PTAは昨年、県PTA協議会から表彰され、その活発な活動は折り紙付き。各学級に1人ずつの合計25人で構成するPTA学年委員会が進めるベルマーク活動も、長年培われた工夫が随所に見られ、委員の皆さんの熱心な取り組みがうかがえました。
  マークの収集と整理は6月から3月までの夏休みを除く毎月です。全校生にかわいいイラスト入りの収集袋を配って、給食費の集金に合わせて回収します。収集期間中は昇降口にも会社別になった手作りの収集ケースを置きますが、とても目立ってよいPRに。作業当日は、始業前に校内からマークを回収してきて朝9時には作業を始めます。
 仕分けに使っているのは、スコップの形にカットした牛乳パック。重ねやすく、マークを移し替えるのに便利なアイデア品です。学年ごとに割り振る会社はローテーションを組んで、負担が偏らないように配慮しています。昼前には集計も終わり、毎回発送しています。桂田結子委員長は「仕事を持つ人も多いのですが、皆さんやりくりして出席してくれます」と話していました。
  児童たちに関心を持ってもらおうと、年度初めの“朝の時間”に各学級に出向いてベルマークについて説明し、低学年向きにコアラがナビゲートするビデオも2年前に作りました。入学前の説明会で呼びかけるのも恒例になっています。今年から地域のスーパーや公民館に収集箱を置かせてもらって自治会の回覧板で協力をお願いしたところ、1800枚ものマークが集まって、予想を超える反響に桂田さんたちもびっくりしたそうです。これまでにベルマーク預金で、集会用テントや電波時計、耕運機などを購入しました。
  相模原市は3年後に政令指定都市への移行を目指す人口70万人の大きな都市です。創立65年の同小も児童が増え続け、増築を重ねた校舎が広い校庭を囲むように建っています。校舎の前には「神樹の木」と呼ばれて親しまれている学校のシンボルツリー、ニワウルシが大きな枝を広げていました。

300万点達成校を訪ねました!

300万点達成を機に新たな活動へ

市川市八幡小学校
  300万点を突破した市川市八幡小学校(横田恒幸校長、674人)の周辺は、京成八幡駅、地下鉄やJR駅が隣接したにぎやかな地域で、古くからの住宅地と新しい高層マンションなどが入り混じった、市の中心街です。
  ベルマーク運動は、PTAベルマーク係(車薫委員長)が、各クラスから2名選出された40人の活動です。委員長は5年生のPTA役員学級長が担当する決まりになっています。年間のベルマークの作業日は、あらかじめ学校便りで通知しますので、ベルマーク係は予定が立てやすく人気があります。
  ベルマークの回収は収集日にあわせ、校内放送などで協力を呼びかけします。年2回の整理作業は、7月と2月学校に集まり仕分け、点数計算を行ないます。委員のほとんどがベルマークの整理を始めて担当します。それを今年から前年度の委員経験者2人が引き続いて残り、指導したことで第1回の作業は早く進みました。
  ベルマーク運動に参加して44年、地域の商店街に収集箱を置くことなどはしていませんが、地域の方や卒業生が自然と持ってきてくれます。
  ベルマークでのお買い物は、子どもたちが喜ぶ備品をPTA本部役員と教職員が話し合い、選びます。昨年はジャンボボールやビデオカメラを購入、今年の運動会で活躍しました。
  お集まりの皆さんからは、今回の300万点の達成を機に、設備品の購入により一部がへき地校などの援助資金に役立っている事を、協力していただく方々に理解を深めていくためには、どのようにしたら良いかなど率直な意見が出ました。「引き継いだ事柄を継続すればそれで良いと思っていました。改善策は身近にいっぱいあるものね」と話していました。学校側には、「児童にも集めたベルマークが、災害にあった人々の助けになっていることを授業に取り入れてほしい」などの要望がありました。

200万点達成校!

★ 200万点達成校!

仙台市立長町南小学校
 佐々木良則校長、721人。1990年に長町、西多賀、鹿野、大野田の4小学校から分離して開校。壁のない教室と、全床カーペット敷きというオープンスペースの校舎が特徴で、現在でも、広い廊下を使い、集会や、読み聞かせなどをしています。廊下には、企業ごとに分けたペットボトルが置いてあり、子どもたちがいつでも集めたベルマークを入れる事が出来ます。ベルマーク活動はPTAの総務委員会(12人)が担当し、年3回、仕分け、点数計算をしています。

横浜市立三ツ境(みつきょう)小学校
 長友泰正校長、1029人。横浜市内でも有数の大規模校。地域を大切にする子を掲げ、道徳の公開授業を行うなど道徳教育に力を入れています。「まちとともに歩む読書活動推進校」で、夏休み中にも図書貸し出しをする他、朝の読書タイムの読み聞かせや、古くなった本の修理などボランティアによる協力も積極的です。ベルマーク活動は,PTA活動推進員会の自主活動グループ(19人)が担当。年4回の仕分け、計算時には募集したサポーター約30人が手伝います。校舎各階には、子どもたちがいつでも集めたベルマークをいれることが出来るように、番号別に分けられた透明な壁掛け(ウォールポケット)が置かれています。

長野市立裾花(すそばな)小学校
 村田登校長、769人。今年で開校58年目。校庭には開校前に植えられたポプラの木十数本があり、教育目標に「ポプラのようにたくましく」を掲げています。合唱とマーチングバンドが盛んで、県大会でも好成績を収めています。ベルマーク活動は、児童会のベルマーク委員会とPTA厚生部が両輪で、収集、仕分けと点数計算、送票作業を分担。児童会では、年2回ベルマーク大会を開き、6年と1年などで作る姉妹学級で、収集目標を決めるなどしています。

玉里(たまり)保育園(7月達成分)
 戸田しげ子園長、120人。茨城県小川、美野里町と玉里村が2006年3月に合併して出来た小美玉(おみたま)市にあり、子ども一人一人の持っている可能性を最大限に引き出すことを目標に掲げ、自然に恵まれた環境の中、0歳から就学前の園児が学んでいます。玉里第2保育園(90人)の他、ルンビニー学園幼稚園(245人)とも協力関係にあり、合同で行事をする事もあります。
  ベルマーク活動は、ベルマーク委員会が担当。毎月1日が収集日で、家庭からマークを持ち寄っていますが、卒園生の家庭からの寄贈もあります。参加して29年目。貯めたマークで3年前、ピンク色のグランドピアノを買い、コンサートなどで活躍しているそうです。
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