★ 500万点達成校を訪ねました!
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成果を知って児童にやりがい茨城県日立市金沢小学校
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茨城県日立市金沢(かねさわ)小(石川善憲校長、553人)は、学校創立の2年後にベルマーク運動に参加して37年。児童と保護者の息の合った連係プレーに加えて、先生たちの細やかなサポートで、県で8番目に500万点を達成しました。
毎月10日が活動日です。朝、児童会福祉委員会の5、6年生(12〜13人)が各教室からマークを回収してきて、始業前に会社別に仕分けます。9時になるとPTA学年委員会(和田淳子委員長、16人)のお母さんたちがやってきて、同じ点数のマークを10枚ずつにつづります。こうして毎月整理したマークは、3月にまとめて発送します。 たくさんのマークを、朝の短時間でどうして仕分けられるのか、福祉委員長の秋庭沙耶(さや)さんと副委員長の加藤木翔(かとうぎ・かける)君に尋ねると、3年生以上の各学級にベルマーク係がいて、多く集まる会社のマークを予め分類して教室の専用ケースに入れておいてくれるとのこと。低学年のマークは、前日の内に回収して整理するそうです。収集前に「福祉委員会だより」で呼びかけ、回収した収集袋にスタンプを押すなど、児童たちは一生懸命に取り組んでいます。秋庭さんは「マークは見にくくて分けるのは大変だけど、貯金になるので頑張りました」と話していました。 一方、母親たちの学年委員会は毎年人が入れ替わりますが、活動はスムーズです。それは、これまでの活動状況や注意点、気づいた事やベルマーク運動の動きなどを詳細に記したノートがあって、「これを見ると何でも分かります」と和田委員長。毎月の集計結果は、福祉委員会担当の樫村広子先生を通じて児童たちへ報告され、児童たちを“やる気”にさせているようです。 毎月発行の学校便りや保護者に届ける1週間の時間割など、学校発信の文書にベルマークのことを掲載する先生方の熱心さも、大きな力になっています。 これまでに跳び縄やボールなど、児童が使うものを中心に購入しており、一輪車は休み時間になると引っ張りダコです。石川校長は「ありがたいことです。お母さんたちが集うことに意義があり、楽しく活動できるのはベルマークの副次的プラス面です」と話しています。 昔は「つるし米」と言ってお米が薬の様に貴重だったという、田んぼの無い山の手にある学校で、校庭からは太平洋が広々と望めました。 |
月ごとの当番制で負担なく活動埼玉県蕨市東小学校
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創立129年の歴史を持つ埼玉県蕨市東小(竹内良雄校長、313人)が、300万点を達成しました。「子どもの頃マークを集めた記憶がありますよ」と話す鈴木英明PTA会長は、親子3代この学校に通学。42年間続くベルマーク活動を、今度はPTA代表として後押ししています。
活動の中心はPTA文化委員会。1学級4〜5人、総勢55人のお母さんたちです。教養講座やコンサートの企画・実行なども受け持っていますが、メインの仕事はベルマーク。月初めに先生を通して児童たちに回収袋を配ってマークを集めます。月ごとに当番を決めて交代で、家に持ち帰って会社別に仕分けるので、仕事などでなかなか学校に来られない人でも参加しやすいようです。「毎月でないので負担にならない」と、委員になるのは3度目という方もいます。委員長の小山千秋さんは、働いている飲食店で使ったベルマーク商品のマークをたくさんもらってきますし、勤め先から使用済みのインクカートリッジを持ち帰って届けてくれる人もいます。集計は半年に1回で、各学級の文化委員の代表が集まって行い、その都度発送します。 収集箱を置かせてもらっている隣の東公民館は、昨年ベルマーク運動に参加した後も、引き続き協力してくれています。「PTAや地域の皆さんはベルマーク活動をよくご存知です。そこで、大きなものはベルマークで買うようにしています」と鈴木会長。ベルマーク預金で買ったデータプロジェクターはパソコンルームに備えられ、授業で活用されています。次の購入目標は、体育館に置くヒーターだそうです。 広い敷地には、学校のシンボルで“市指定樹木”になっているしいの木をはじめ樹木が多く、お父さんたちが造った水田やビオトープがある「しぜん広場」ではトンボの羽化が観察できます。かつてキューポラがあった隣接地は、木々が生い茂る市民公園になって、学校は緑に包まれています。 |
★ 200万点達成校! |