学校訪問


達成校目次

★ 600万点達成校を訪ねました!

  東京都杉並区光塩女子学院   頑張る部員に、生徒みんなが協力

★ 500万点達成校を訪ねました!

  大津市立堅田小学校   マンモス校、目立つカートリッジ

★ 400万点達成校を訪ねました!

  中野区立向台小学校   開校70周年の記念に読書ルーム新設
  岐阜県池田町立温知小学校   ピッチ上げ400万点の大台に
  広島県海田町立海田小学校   金メダリスト母校38年目の大台達成
  福岡市立小笹小学校   無理なく効率的に 仕分けは家庭で

★ 300万点達成校を訪ねました!

  岐阜市立三輪南小学校   最近5年間は集票で県1、2位をキープ
子どもたちに「ほしいもの」アンケートも

★ 200万点達成校!

  東金市立東小学校   小田原市立豊川小学校
  宇都宮市立御幸が原小学校  

600万点達成校を訪ねました!

頑張る部員に、生徒みんなが協力

東京都杉並区光塩女子学院
 東京都杉並区の光塩女子学院が、都内で12番目に600万点を達成しました。幼稚園から高等科までを併設したカトリック系の学校で、75年前に開校。ベルマーク運動に参加して42年、生徒たちが力を合わせて取り組んできました。
  ベルマーク活動は、中等科・高等科(尾ア越子校長、中等科472人、高等科422人)の校友会活動のひとつで、生活委員会経済部が担当しています。各クラスの経済部員の中から2、3人のベルマーク係を決めて、毎学期クラスごとに中等科は500枚、高等科は600枚を目標にマークを集めています。終礼で呼びかけたり、まだ提出していない友だちに催促するなど、係の生徒は一生懸命です。そして「呼びかければ呼びかけるほどみんなが持ってきてくれるので、やりがいがあります」と話していました。
  ベルマーク係が整理したマークは、経済部長がクラスごとの合計枚数を計算して、結果を発表します。「家の人が意識するかしないかで集まる量が大きく違います。どんなことに役立っているのかもっと詳しく知って、皆にも伝えたい」と経済部長。顧問の新井晶子先生は「全て生徒に任せていますが、毎年部長がよくやってくれます」と笑顔で話していました。
  初等科(538人、太田牧子校長)でも、専用のケースを校内に置いて、随時マークを集めています。「ケースの引き出しに別の会社のマークが入っていると自発的に入れ直してくれる子がいますよ」と話してくれたのは、元教員で運動参加以来40年以上も点数計算を一手に引き受けてこられたシスター芝崎睦子さん。退職して15年経つそうですが、今も面倒をみています。「ベルマークはとても良いボランティア運動。生徒たちはとても熱心で、今回も計算しやすいようにと、マークをきれいに切りそろえて届けてくれました」と喜んでいます。
  10数年前に講堂が落成した時には、ベルマーク預金でグランドピアノを買い備えました。先輩たちからの贈り物のピアノの音色が、いまも生徒たちを励ましています。

500万点達成校を訪ねました!

マンモス校、目立つカートリッジ

大津市立堅田小学校
 滋賀県一のマンモス校、大津市立堅田小学校(中村長七校長、1194人)が500万点を達成しました。ベルマーク運動に参加して45年目、県内6校目です。
  ベルマークを担当しているのはPTA保健厚生委員会(藤井浩美委員長、22人)です。毎月10日がベルマークの日。児童が持ち寄ったベルマークを、児童のベルマーク委員が各教室から集め、PTAへ。保健厚生委員会のおかあさんたちが数日後に学校に集まり、仕分けします。 訪れた10月12日には13人ほどがイチゴパックなどにマークを分け、会社別の箱に入れていました。作業は午前中に終わり、ジュースを飲みながらの休憩は笑いが絶えません。
  マンモス校なので、2005年度の収集点数は14万2600点で県内4番目でした。最近の傾向としてインクカートリッジ収集が目立ちます。夏休みに集計したら、エプソン、キャノンともに2箱ありました。お父さんが会社から持ち帰ったのが多かったそうです。
  堅田小が最も力を入れているのが児童の体力づくりです。けがが絶えないため、3年前から取り組み、県の「体力向上実践推進校」の指定も受けています。中村校長手作りの遊具が校庭にいっぱいありました。廃材の梁(はり)などを活用した遊具は、PTAのお父さん方の全面支援を受けて完成しました。子どもたちは、こうした遊具を使って遊びまわっています。音羽穣司教頭は「子どもたちが外でよく遊ぶようになった。けがも少なくなりました」と話しています。

400万点達成校を訪ねました!

開校70周年の記念に読書ルーム新設

中野区立向台小学校
 創立70周年の記念の年に、東京・中野区立向台小学校(石澤博通校長、240人)は400万点を突破しました。「記念になる備品をベルマークの資金で購入したい」と話し合い、学習準備室を活用して読書ルームを作ることにしました。絵本整理棚(81,400円)、雑誌スタンド3台(63,300円×3)など合計333,668円で購入しました。読書ルーム「ほんのもり」は12月中に完成予定で、子どもたちへの素晴らしいお年玉になりそうです。
  「11月11日に行われた記念式典は、地域の方たちに支えられ大成功でした。とくに子どもたちの振るまいが見事で、本校の教育方針“人とのかかわりを通じて自分で考え、進んで行動する子”が身についたあらわれでしょう」と前田佐和子副校長とPTA会長落合輝久さんがうれしそうに話していました。
  向台小は、地下鉄丸ノ内線の駅から歩いて15分、渋谷区と新宿区に隣接していて、神田川に面した学校です。東には新宿高層ビル群が間近に見えます。
  ベルマーク活動は、PTA集金助成委員会(委員長水野礼子さん)18名が中心になって進めます。ベルマーク運動に参加して45年、送付回数116回。児童数は少なくても10年間で100万点以上を集めました。学区内には親子三代にわたって“向台っ子”という家庭も多くあり、学校への協力はとても熱心です。そのほか地域センターや児童館にもお願いしています。4月の「ベルマークだより」で、全家庭に集め方をお知らせして協力を呼びかけ、7月の「ベルマークたより」では前年度の集計報告をします。児童には収集袋を配布、回収したマークは委員が自宅で仕分けをしてきます。
  「ベルマーク運動が被災地などへ備品の援助を手助けしていることなど、運動の意義を子どもたちに話し、より意欲的にベルマークを集められるよう工夫していくつもりです」と副校長は話していました。

400万点達成校を訪ねました!

ピッチ上げ400万点の大台に

岐阜県池田町立温知小学校
 地道で息長い活動を続ける岐阜県池田町立温知小学校(野口正直校長、606人)が400万点校の仲間入りを果たしました。100万点校になったのは県内28番目でしたが、200万点は18番目、300万点は9番目、そして400万点は7番目。「ムリなく、ムダなく、根気よく」活動を続ける中で、前を走っていた学校を次々と追い抜いて大台に達しました。
  活動そのものは、他校に比べて必ずしも目新しいものではありません。しかし、児童のいる家庭だけでは集める数に限りがあるため、児童がいない家庭にも収集袋を配り、校区全体に協力を依頼しています。袋を集めるのは基本的には子どもたちで、大人は整理を担当しています。年に2回、PTAの21の支部長らが学校に集まって仕分け、集計作業をしています。
  「1点でも2点でも、チリも積もれば…の思いで各家庭に声をかけています」とPTA会長の木下昌市さん。校区内の全家庭に「集めよう」という習慣づけができていると感じているそうです。
  小学校の名称は地名に由来するものが多いのですが、温知小は故事成語の「温故知新」からきています。1873(明治6)年に地元11カ村の組合が学校を創設した際、論語にある「古きをたずねて新しきを知る」理念から「温知義校」と名づけたそうです。江戸時代に各藩が設けた藩校の名前のようで、地元の人たちの学校に対する思いの深さをしのばせます。
  こうした思いは、現在進行中の校舎移転改築にも表れています。9月30日に旧校舎から引っ越しをし、10月2日から勉強を始めている新校舎は、和風を基調にした落ち着いた雰囲気の建物です。広い廊下や高い腰板には白木の材がふんだんに使われ、校舎内全体にさわやかな木の香が漂っています。「子どもたちに安らぎを与えたい」という地元の人たちの思いが込められているのが分かります。
  工事中の校庭の一角に建つ石碑には、同小の表彰の歴史が刻まれています。歯の優良学校の表彰が多いのですが、1999年度にベルマーク収集300万点達成の感謝状を受けたことも、しっかりと刻まれています。

400万点達成校を訪ねました!

金メダリスト母校38年目の大台達成

広島県海田町立海田小学校
 広島県海田町の海田小学校(山田恵次校長、502人)は日本人初のオリンピック金メダリストとして知られる故織田幹雄さんの母校で有名ですが、このほどベルマーク収集400万点を達成しました。県内21校目、ベルマーク運動に参加して38年目です。
 校庭に立つ国旗掲揚ポールは織田ポールと呼ばれ、1928年の第9回オリンピック・アムステルダム大会の三段跳びで優勝したときの記録15b21aと同じ高さ。廊下にも、織田幹雄コーナーがあり、織田さんの色紙やオリンピック時の写真などが展示されています。
 さて、同校のベルマーク運動ですが、児童とPTAのそれぞれのベルマーク委員会が担います。児童は5、6年生12人で作っており、毎月、各クラスからベルマークを集めます。番号別に仕分けもしますが、大半は残ります。
 PTAの委員会(クラスから1人で計18人)は2カ月に1回ほど学校に集まり、児童が残したマークの仕分けをし、集計は自宅に持ち帰って済ませます。発送も2カ月に1回の割合になります。
 PTAベルマーク委員長の古賀裕美子さんらは「思った以上に収集点数が多いので喜んでいます」と話しています。

400万点達成校を訪ねました!

無理なく効率的に 仕分けは家庭で

福岡市立小笹小学校
  福岡市立小笹小学校(大門裕美校長、942人)が参加42年で400万点を達成しました。県内では17番目です。 
 PTAの担当は経理委員会(有永直子委員長)で、メンバーは各クラスから1人の計27人。経理という名前からは、いかめしい感じを受けますが、受け持つ仕事は、ベルマーク専門だそうです。活動を盛り上げるため、毎年、スローガンを掲げていて、今年度は「ベルマーク、見つけて、切って、集めよう」です。
 毎月10日にクラスごとに回収したベルマークは、委員会メンバーの児童が家庭に持ち帰り、協賛会社別に10枚単位で仕分けします。年6回、第3火曜日の定例会にマークを持ち寄り、毎回20人ほどの委員が集計します。仕事を持っているお母さんたちが少なくないため、家庭でも役目が果たせる経理委員会は「まずまずの人気」とのことでした。
 11月の定例会は、19人の委員が学校2階の会議室に集まりました。持ち寄ったマークを、さらに6グループに振り分け、学年別に分かれた委員が集計します。同時進行で、年4回発行する「経理委員会便り」の編集作業を担当するお母さんもいます。「無理なく、効率的な作業」のため、毎回2時間弱で定例会は終了するといいます。
 小笹小は福岡市動物園、植物園に近い住宅地にあり、市内有数のマンモス校です。ベルマーク収集では、とくに地域への協力呼びかけはしていません。マンモス校の強みでしょうか。預金で今年6月に5,6年生の9クラスに扇風機を設置しました。当面の目標は、全学年に備えることだそうです。

300万点達成校を訪ねました!

最近5年間は集票で県1、2位をキープ
子どもたちに「ほしいもの」アンケートも

岐阜市・三輪南小学校
 岐阜市立三輪南小学校(吉村一雅校長、597人)が、ベルマーク運動参加20年で300万点の大台に到達しました。単純に計算して年に15万点ずつ集票したことになります。最近5年間011〜05年度)に限ると計166万余点で年平均33万余点。年間送票の県1位が3回、2位が2回で、全国順位も常に上位にランクされています。
  こうした熱心な運動を担っているのは各クラス1人のPTA総務委員で、中心は会長の岡部高嗣さん、総務委員長の玉井小百合さん、そしてベルマーク長の小野未香さん。年に8回設定しているベルマークの日に、集中的に回収、集計しています。
  ベルマークの日は、原則「15日」です。この日、子どもたちは専用の袋にマークを入れて登校。昇降口に置いた学年ごとの箱に袋を入れます。それぞれの昇降口には当番の総務委員が出て、子どもたちに声かけしながら受け取っています。年に1回は、子どもたちにベルマーク預金で何がほしいかのアンケートも実施しており、今年度は11月に書いてもらいました。マークとアンケートを回収した袋には検印を押し、次の回収日の1週間ぐらい前に返します。箱は1カ所に集め、中をテーブルの上に出して仕分け、番号ごとトレーに入れます。
  学校での作業はここまでで、あとは総務委員が手分けして自宅に持ち帰り、集計して整理袋に入れます。最後に小野さんがまとめてベルマーク財団に送ります。
  ベルマークの日には、総務委員が6人ほどずつ交代で登校します。当番になると午前7時半ごろから10時過ぎまで、場合によっては昼近くまで拘束されます。大きな負担ですが、あいさつ運動を兼ねて子どもたちと話を交わせることや、ベルマークを送ることで子どもたちの教育環境を整えられることに意義を感じるそうです。総務委員は毎年、総入れ替えですが、「1年間だけがんばろう、と思うから続いているのでしょう」と小野さんは話していました。
  昔からの家と新興住宅が混在する田園地帯にある同小は、地域とのつながりを大切に、さまざまな行事で地元の人たちと触れ合うようにしています。おかげで校区内の病院やスーパー、コンビニなど10カ所にもベルマークの回収箱を置かせてもらっているほか、子どものいない家庭からもたくさんの協力を得ています。

200万点達成校!

★ 200万点達成校!


東金市立東小学校
戸田俊雄校長、665人。田園地帯にあり、毎月1回の通学路クリーン作戦や、始業前10分間の読書、毎週火曜のボランティアによる読み聞かせなどに力を入れている。各学級から1人出ているPTA厚生部が活動を担当、毎月1回程度を整理の日としているが、その前にベルマークたよりを発行して子どもたちがマークを持ってくるよう呼びかけている。

小田原市立豊川小学校
北野則子校長、526人。学校田があり、5年生が、田植えに始まり、草取り、稲刈り、収穫したお米で餅つき大会、わら細工づくりまで、地域の人たちの指導で「コメのすべて」を体験している。活動はPTAの厚生委員会16人が中心で、各教室に常時収集箱を置く他、色々な行事でも会場に置いている。昨年購入した掃除機が夏休み恒例の大掃除で大活躍した。

宇都宮市立御幸が原小学校
戸ア克美校長、815人。今年創立30年を迎えた。毎月出る校長室だより「みはらのまど」は、学校行事の紹介あり、エッセーあり、校長先生の冒険?ありで「子どもたちのことがよく分かる」と自治会の回覧で読む地区のお年寄りにも好評だ。ベルマークの収集日は毎月。PTA厚生部会104人のメンバーが交代でその日に仕分け、点数計算をしている。
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