学校訪問


達成校目次

★ 800万点達成校を訪ねました!

  京都市の仁和小学校   年間1〜2回、町内会が回覧板で収集支援

★ 700万点達成校を訪ねました!

  福島市の福島大学付属小学校   「地デジ対応テレビ」の
購入を検討しています
  さいたま市の大成小学校   さいたま市でナンバー1を
目指した取り組みをしたい
  静岡市の横内小学校   ベルマーク改革2年目
成果が着実に出てます

★ 600万点達成校を訪ねました!

  さいたま市の芝川小学校   26年続くホタルの飼育で自然の大切さを学ぶ子供たち

★ 500万点達成校を訪ねました!

  豊橋市の新川小学校   「マークは昨年より増えたみたい」
子どもたちの整理作業に熱心です
  横浜市の新吉田小学校   収集・整理は年2回の学級懇談会
無理せずに、和気あいあいと作業

★ 400万点達成校を訪ねました!

  船橋市の高根東小学校   学校自慢は、「ジャンボ滑り台」
初めて見る人はびっくりしますよ!
  兵庫県尼崎市の塚口小学校   今年は太陽電池式電波修正
ポール時計購入目指し収集

★ 300万点達成校を訪ねました!

  藤沢市の鵠南小学校   海が大好き!学校の目の前は湘南海岸です
  光市立室積小学校
宇部市立恩田小学校
  子どもたちとPTAが連携
山口の2校相次ぎ300万点達成
  小平市の小平第九小学校   買いたい運動用具があり活動に一段と力が入ります

★ 200万点達成校!

  千葉県松戸市立小金小学校    

800万点達成校を訪ねました!

年間1〜2回、町内会が 回覧板で収集支援

京都市の仁和小学校
 京都市上京区の仁和小(藤内純一校長、445人)が800点を達成しました。府で3校目目。参加から41年でした。同校のベルマーク活動で特徴的なのが町内会の全面支援を受けての収集活動です。
  ベルマークはPTAの地域委員会が担当します。ブロックごとの町内会から委員が選ばれ、そのうちベルマークを担当するのが21人(役員含む)です。05年度委員長の宮脇美和さん、副委員長の石井愛子さんに聞きました。
  収集は子どもたちが集め、クラスの収集箱に入れるのと、町内会を通じてのと2つの方法がとられています。町内会の場合、町内会にベルマーク収集のお願いのチラシを配り協力を要請します。続いて町内会長に収集封筒を配り、回覧板で封筒を回してベルマークを入れてもらいます。これが年1回か2回あります。
  仕分けは町内会で集めたのは町内の地域委員が企業別、点数別に分けます。学校で集めたのは年2回、地域委員会役員が持ち帰り整理します。
  仁和小の05年度収集点数は約85000点(府内12番目)。そのうち町内会から集まったのが約8割だそうです。児童のいる家庭でも町内会の回覧ルートに回す人もいるとか。宮脇さんらは「町内会の活動が盛んな地域で、ベルマークも全面協力を得て大変ありがたい」と話していました。

700万点達成校を訪ねました!

「地デジ対応テレビ」の 購入を検討しています

福島市の福島大学付属小学校
 福島市の福島大学付属小学校(松崎博文校長、886人)は、運動参加44年で700万点を達成しました。5年半で100万点を積み上げたことになります。市内で初めて、県内では郡山第一中学校、原町第一小学校に次ぐ3校目の快挙です。
  学校はJR福島駅から北東に約1・5`。市役所や裁判所など官庁や公共施設が多く集まる市の中心部にあります。
  子どもたちが楽しみにしている秋の「スポーツフェスタ」は、ダンスを交えた応援合戦から始まる縦割りクラスごとの対抗戦です。保護者や地域の人たちなど約4000人もの参加者で運動場は歓声の渦に包まれます。中でも全員で行う「全校玉入れ」は、スポーツフェスタ最大の競技種目です。
  ベルマーク活動は、PTAの厚生施設委員会(田村良子委員長)の24人のお母さんたちが取り組んでいます。
  児童たちは毎月20日の「ベルマークの日」にマークを学校に持ってきます。委員はクラス分を家庭に持ち帰って仕分け分類し、年3回の全体集計日には全員が集まり、集計作業をして発送しています。
  「ベルマーク便り」は毎月収集日の前に発行します。4月には年間目標点数20万点のお知らせをして、翌月からは毎月の集計報告を載せてPTA活動への意欲を高めています。その結果、地域への協力のお願いはしていませんが、毎年目標点数に近いベルマークを集めています。
  「6月からこの地域でも地上デジタル放送が始まりました。ベルマーク預金で地上デジタル放送対応テレビの購入を検討しているところです。早く子どもたちにも見せてあげたいですね」と教務の難波和生先生は話していました。

700万点達成校を訪ねました!

さいたま市でナンバー1を 目指した取り組みをしたい

さいたま市の大成小学校
 700万点を突破した、さいたま市大宮区大成小学校(町田二郎校長、955人)はベルマーク運動に参加して44年。埼玉県の参加1023校のうち6番目、送付回数171回での達成です。
  JR大宮駅、西口から国道17号線を北へ徒歩15分、交通量の多い国道沿いに位置していますが、周辺は落ち着いた住宅街で、大成公民館、大成中学校などが隣接、恵まれた学習環境にあります。
  「さいたま市の中で、大成小学校のベルマーク集票累計は上位何番ですか」とPTA会長関口和良さん。1983年7月に200万点を達成してから、4年から5年ごとに100万点を集めており、1999年11月には600万点を達成しました。その時は県で5番目でした。「今年は、市内で1番になれるよう工夫をしたい。まだ、始めていない使用済みカートリッジの回収に力を入れ、児童、先生、地域に呼びかけ協力をお願いしよう」。消防庁にお勤めのPTA会長さんは「職場に呼びかけてみよう」と熱くお話していました。
  ベルマーク運動は、PTA総務部28人で取り組み、整理作業は3ケ月に1度(6、9、12、3月)学校に集まり行います。ベルマーク収集日や連絡事項は「総務便り」に掲載して、収集日の1週間前に配布、お知らせします。そのほか、学校の昇降口にポストを設置、学区内の郵便局、公民館にもパンフレット、ポストを置き協力をお願いしています。各家庭で集めたベルマークは収集袋に入れて、児童が学校へ持ってきます。次の日、総務部全員が各クラスから回収、マークを会社別に仕分け作業、点数計算、発送まで行います。作業が終わった後は、今年度の方針、注意点、次回の連絡などのミーティグをします。
  最近のお買い物は、ポータブル耕運機1台、ショルダー式掃除機2台、CDラジオカセット5台、VHSハイファイビデオデッキ5台などがあります。
  「700万点達成できたことは、700万円相当の学校備品が充実したということですね。そのため10%の割り戻し寄付金が生まれ、子供たちのために社会貢献することができた訳ですね。大勢のみんなさんから、協力をしていただいたお陰と感謝しています」と町田校長先生のお話でした。

700万点達成校を訪ねました!

ベルマーク改革2年目 成果が着実に出てます

静岡市の横内小学校
 「本校のベルマークは今年、改革2年目です。活動が停滞していたのですが、昨年度のPTAが立て直してくださったのです」。静岡県内3校目の700万点校・静岡市の横内小学校(591人)を訪ねると、豊田公敏校長はこんな言葉で出迎えてくださいました。
  ベル参加から43年。県内だけでなく全国的にも有数の集票点数を積み上げてきた横内小ですが、近年、急激に落ち込みました。02年度に12万9400点あったのが03年度9万5500点、04年には2万6600点。活動がマンネリ化して、子どもたちのベルへの関心も薄らいでいたらしく、この事態に昨年度のPTAベルマーク委員会の山本妙子委員長らは盛り上げに全力をあげました。
  とりわけ力を入れたのは「ベルだより」。子どもにも親しみやすく、おもしろい、をモットーに、ベルマークのあれこれを歌詞にした「かえ歌コーナー」やベルマークのホームページのアドレスを載せたり、イラストをふんだんにあしらいました。子どもたちからベル預金での買い物希望アンケートを取りました。回覧板での校区への協力呼びかけもしました。この結果、05年度の集票は前年度の2倍、5万3200点に跳ね上がったのです。
  改革2年目の今年度。ベルマーク週間は年4回。マークを持参した子どもたちは廊下に置かれたケースに自分で仕分けして入れ、それらをPTAベルマーク委員が自宅で整理しますが、着実に「横内小のベル活動」がよみがえりつつあるようです。
  「プレッシャーは感じるが、やれることをやります」と、今年度ベルマーク委員長の小澤美雪さん。地域からのマークとインクカートリッジ回収のため3カ所に箱を置いていますが、新たに公民館への設置を検討しているそうです。80年を超える校史で初の女性PTA会長・小泉智子さんも「ベルマークへの関心を高めるためにも、PTA活動を楽しく盛り上げることが大切と思っています」。山本さんにならって会合通知に4コマまんがを入れたり、ベルマーク委員会の集計作業にも顔を出して盛り上げを確認しあったとか。
  校内行事などあちこちに「いずみ」の冠がつきます。昔、この付近は安倍川の伏流水らしい泉が湧き出ていたからですが、「いずみっ子」たちの児童会もベルマークだけでなくアルミ缶回収に力を入れており、昨年度も県補助犬使用者協会に10万円を贈ったそうです。

600万点達成校を訪ねました!

26年続くホタルの飼育で 自然の大切さを学ぶ子供たち

さいたま市の芝川小学校
 埼玉県で10校目の600万点を達成した、さいたま市立芝川小学校(吉澤敏昭校長、754人)をお訪ねしました。本校は昭和49年開校、3カ月後にはベルマーク運動に参加して32年、71回のマーク送付で突破しました。
  芝川小学校はJR大宮駅の東方にあり、駅から歩いて25分ほどの距離です。校地は「見沼たんぼ」の中の市街化調整区域に位置しているため緑が多く、子どもたちは稲の生育や野鳥の観察をしながら通学できます。
  この見沼田んぼの中を流れる見沼代用水は、以前はホタルが乱舞するきれいな川でしたが、今ではホタルを見ることができなくなりました。この自然を残そうと昭和54年、ホタルの飼育を始めました。生態観察などを通じて、自然環境の大切さを学ぶため現在も続いています。平成16年「全国環境美化教育最優秀賞受賞」、平成17年「第21回時事通信社教育奨励賞」受賞。今年も、500匹のホタルが飼育されて、7月1日にホタル観賞会が行われました。ほかにはアルミ缶リサイクル活動で得た資金で車いす2台を購入、近くの福祉施設に寄贈しました。
  ベルマークの取り組みは、昨年までは学年部の中で活動していましたが、今年度から単独のPTAベルマーク委員会(熊田都委員長)ができました。各クラスから1人計23人が中心で、6月と10月と12月と2月に学年ボランティアの皆さん(1回に17人位)が当番を決めて整理作業を行います。作業する教室が狭いため、1回の仕分け作業に1学年ごと午前と午後に分け3日間かかります。発送は11月と3月、全体集計として3学年が担当、2回分をまとめて送ります。
  家庭で集められたマークは、各児童に回収袋を配布、収集日を決めて袋を回収。そのほか、スーパー3カ所にベル箱を設置して、協力をお願いしています。作業は、おしゃべりを楽しみながら手際良く進みます。
  ベルマークでの購入は、2002年から図書室の書棚を各種(片面書架、5段書架、オープン書庫など)購入。合計金額は98万5121円になります。「子供たちが必要としている備品を購入できることはうれしいですね。ベルマーク運動に参加して、ボランティア活動に役立っていることを知りました」と皆さんが話していました。

500万点達成校を訪ねました!

「マークは昨年より増えたみたい」
子どもたちの整理作業に熱心です

豊橋市の新川小学校
 愛知県豊橋市の新川小学校(白井正康校長、293人)が、県内13校目の500万点校になりました。44年間の成果ですが、児童数が最多時から8分の1にまでに減少した現在もPTA、地域、児童の三位一体の活動はきちんと引き継がれており、とりわけ5年生の授業の一環として取り入れられたベルマークの整理作業が特筆されます。
  5年生は2クラス。総合学習で社会奉仕やボランティア体験などを学んでいますが、ベルマークもその一環として取り上げ、毎月集まるマークを交代で仕分けします。訪ねた日は2組が当番でした。
  特別活動室に各教室のベルマーク袋入りボックスが集められ、袋からマークを取り出します。「これ、すごく入ってるよ」「わあ、これも」。子どもたちはベル袋に「ありがとう」のスタンプを押すと、マークを机に広げて会社番号別に仕分けし、番号の入った缶に入れていきます。同じ色のマークから分け始めたり、大きなマークから始めたり、友だち同士で楽しそうです。
  「この番号を入れる缶がありません」と、マークを手にした子が何人か先生のところへやってきました。脱退した会社のマークです。「それはもう、無効だよ」「100点も付いてるのに……」「このマークもだめ?痛いなあ」「じゃあ、ゴミと同じ?もったいないよ。いっぱいあるのに」。子どもたちの残念がる様子に、ベル記者も申し訳ない思いです。
  時間が終わり近くになっても、仕分けの済んでいないマークがかなり残っています。「去年より、マークが増えたみたい。もう一度、仕分けすることになりそうですね」と先生。三位一体の活動でベル熱が一層高まっているのでしょう。
  子どもたちが仕分けたあとは、PTA事業部のお母さんたちが集計してくれます。事業部では校区内11カ所にもベル箱をおき、インクカートリッジ回収箱も校区の市民館へ置いています。
  消防署や裁判所などの官庁も建ち並ぶ市中心部の学校。ドーナツ化もあって児童は急減しましたが、「3世代新川小の家庭も少なくなく、学校に寄せる地域の思いは熱い」と白井校長。7年前新築された校舎は、廊下と教室の壁が可動式になっていて快適なオープンスペースをつくりだすなど、子どもたちをのびのび育んでいます。

500万点達成校を訪ねました!

収集・整理は年2回の学級懇談会 無理せずに、和気あいあいと作業

横浜市の新吉田小学校
 横浜市港北区新吉田小(見城伸一校長、774人)は、運動に参加して34年で500万点を達成しました。学校は静かな住宅地の中にあり、近くを鶴見川が流れています。学校が開校した昭和46年当時から57年まで、毎年のように鶴見川の氾濫(はんらん)に悩まされていたようです。校史をみると「出水のため休校」という項目が目に付きます。
  ベルマークはPTAの学級委員会(大森菜穂子委員長、24人)が担当しています。訪ねた日は、猛暑のなか学級委員さんのほぼ全員が集まり、ベルマーク収集袋やベルマークの一覧表をまとめ、学級委員会からの「お願い」をつけて、子どもたちに渡す荷物を作っていました。新吉田小のベルマークの収集・整理は、9月と2月に行っています。
  「きょうは9月に学級懇談会がありますので、それに向けての準備です。いわばこの日が私たちのベルマーク活動のスタートです。夏休みに集めていただきマークを懇談会が終わったあと、参加されたお母さんや4年生以上の児童たちに仕分け・整理作業を手伝ってもらいます。毎回、みなさん会話が弾み、楽しんで作業をしています。おかげさまで新潟県中越地震の友愛援助に寄付をすることができました」と、17年度委員長の須賀史恵さん。
  「ベルマーク運動が国内外の学校に、こんなに援助活動をしているとは知りませんでした。これからはお母さんたちに、もっともっとベルマークをPRしてゆきたいですね」と、学校のPTA広報部・浜田孝子さんは話してくれました。
  見城校長は、「PTAのみなさんは、ベルマーク活動に大変熱心に取り組んでいます」と、廊下に掲示された「500万点感謝状」を見上げながら話しました。

400万点達成校を訪ねました!

学校自慢は、「ジャンボ滑り台」 初めて見る人はびっくりしますよ!

船橋市の高根東小学校
 千葉県船橋市の高根東小(小林昇校長、488人)が400万点を達成しました。運動参加33年目。県内では1110校中43校目でした。
  学校は新京成電鉄高根公団駅から曲がりくねった道を歩いて約15分。視界が広がると小高い丘の上に建つ学校の校舎が見えます。南斜面の下の中学校と地続きの校庭は13、931bと広く、豊かな木々に囲まれて、子どもたちや訪れる人たちの心をなごませてくれます。自然の斜面を生かした25bもの「ジャンボ滑り台」は、家庭と地域と、学校の協力で完成しました。平成15年に「ジャンボ滑り台設置委員会」をつくり、バザーの収益金や学区内に募金箱を置いて寄付を募り1年足らずで出来上がりました。
  ベルマーク活動は、PTAの学年部(南昭子部長)のお母さんたちが中心です。
  マーク回収は毎月。仕分け作業は、年度初めに募った協力員のお母さんたちと一緒に年2回行います。1回の協力員は約40人で、家庭に持ち帰って仕分けしてくださるお母さんもいます。
  昨年、ベル預金で「S-VHSビデオ一体型DVDビデオレコーダー」を188、100円で購入しました。音楽の授業では、クラシックコンサートやオペラの様子を体験でき、子どもたちは喜んでいます。
  「公民館やパン屋さんにもベル箱を置いています。たくさん寄せられたマークを見ると私たちも頑張らなくっちゃという気持ちになります」とお母さんたちは話していました。

400万点達成校を訪ねました!

今年は太陽電池式電波修正 ポール時計購入目指し収集

兵庫県尼崎市の塚口小学校
 兵庫県尼崎市の塚口小学校(藤田義人校長、754人)が400万点を達成しました。県で64校目。参加から45年でした。ベルマークは育友会文化部がメイン担当です。22クラスに各1人おります。
  収集は子どもたちに袋を配り、教室備え付けの箱に入れてもらいます。このほかにスーパーにも回収箱を置かせてもらっています。
  仕分け、整理は育友会の学級委員が当たります。学級委員は、各クラス3人で、文化部1人、広報部1人、研修部1人のことを指します。集まったマークを学級委員3人が企業別、点数別に分けます。作業は1学期に1回です。授業参観日に、仕分けした各クラス分を持ち寄りベルマーク番号ごとに牛乳パックに入れていきます。その数日後に、今度は文化部員が集まり、最終集計をし、発送します。
  同校では、ベルマークで何を買うかを明確にした方が集めやすい、と購入目標を打ち出しています。今年は、「太陽電池式電波修正ポール時計」をあげています。
  塚口小は、校舎正面の屋根上にひときわ目立つ鐘が見えます。ベルマークの鐘に似ていますが、同校では「あゆみの鐘」と呼んでいます。創立50周年の1984年、子どもの成長を願って設けられました。6年生が毎朝、毎夕、鐘を鳴らしています。

300万点達成校を訪ねました!

海が大好き! 学校の目の前は湘南海岸です

藤沢市の鵠南小学校
 神奈川県藤沢市の鵠南小(中條典子校長、741人)が300万点を達成しました。ベルマーク運動に参加してから35年目、1318校が参加する県内で172校目です。
  小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅からサーファーの人波と一緒に歩いて15分。学校の目の前は湘南海岸です。少し足を伸ばせば江ノ島があり、採りたてのしらすやサザエなど新鮮な海の幸が味わえます。
  毎年5月の「砂の造形」は、学校の伝統行事です。全員で海岸の掃除をした後、「砂の造形」のスタートです。砂浜には子どもたちが作った「鎌倉の大仏」や「アンパンマン」などの傑作作品が並びます。
  ベルマーク活動の中心は、PTAベルマーク委員会の22人のお母さんたちです。
  マークの回収は年3回、委員は自分のクラス分のマークを家庭で会社番号別に仕分けします。学校に持ち寄ったマークは、会社番号ごとに担当者を決めて再び持ち帰り点数計算をします。全体集計日には全員が集まって発送作業をしています。また、学区内のスーパーや銀行、公民館などにベル箱を置かせてもらっています。地域の協力もベル活動を盛り上げています。
  「パソコンプリンターのカートリッジの回収にも参加したことで、子どもたちにもリサイクルに対する関心が高まったと思います」と昨年度委員長の古賀育美さんは話していました。

300万点達成校を訪ねました!

子どもたちとPTAが連携 山口の2校相次ぎ300万点達成

光市立室積小学校
   宇部市立恩田小学校
 山口県の光市立室積小学校(上田保明校長、444人)と宇部市立恩田小学校(谷輪弘明校長、672人)が相次いで300万点を達成しました。県内で39、40校目です。両校とも児童が委員会活動でベルマーク収集に取り組んでいて、PTAのお母さんたちの活動を手助けする大きな力になっています。
 室積小の児童委員会は図書、給食など10あり、5、6年生153人が所属しています。ベルマーク委員会は5年生9人、6年生8人の計17人で、3番目に人数が多い委員会です。毎週火曜日に全校15クラスから集めたマークを点検して、枚数を数えます。毎月初めの委員会活動日には、マークを切りそろえ、会社別の棚に仕分けします。
  7月3日の委員会活動の時間にお邪魔しました。6校時の午後3時5分になると、子どもたちが図画室に勢ぞろい。担当の山本美登里教諭がてきぱきと、この日の予定を説明すると、子どもたちは一斉に作業開始。もう一人の担当、武居利彦教諭は、子どもたちと並んで黙々とマークを切りそろえていました。委員長の6年生、弘中和美さんは「数えることが好きなので、ベルマーク活動は楽しい」。お母さんが昨年、PTAのベルマーク担当の厚生図書部役員を務め、自宅での集計作業を手伝ったこともあって、委員になったそうです。
  子どもたちの仕分けが終わると、厚生図書部(小泉由美子部長、20人)のお母さんたちの出番です。会社別に担当を決め、それぞれの自宅で集計します。9月と3月の発送前に集まり、全体集計とチェックを終えると、ベルマークの連携プレーが完成です。
  小泉さんは、この日の委員会活動に参加し、改めて子どもたちの仕事ぶりを見て、「子どもたちがかかわることで、ベルマーク活動の意義が分かり、ボランティア意識も高まるのではないでしょうか」と、話しました。
                      ◆       ◆
  恩田小の児童委員会では厚生委員会がベルマークを担当しています。6年生5人の委員が全校24クラスからベルマークを回収し、毎週、集計します。毎月1回、マークを集めた枚数の上位3クラスを校内放送で発表し、手作りの表彰状を贈っています。1カ月に3900枚集めたのが、これまでのベスト記録だといいます。昨年度の委員は10人でしたが、今年度は半分の5人ですから、集計作業は大変です。昼休みがつぶれることも多いそうです。
  恩田小はPTAを愛育会(河本大武会長)といい、ベルマークは4専門部のひとつ、厚生部(橋本由希部長、7人)が担当しています。毎学期に2回、校内の礼法室で仕分け・集計作業を行います。部員は7人と少ないのですが、愛育会には協力員制度があって、専門部の仕事をその都度手伝ってくれるそうで、毎回、部員を含め30人前後で作業しているといいます。7月上旬の作業日に出かけました。畳敷きの礼法室に30人のお母さんが集合、おしゃべりをしながら、手は休めず、マークの仕分けをしていました。橋本部長、竹中照久教頭とも「お母さん方には、ベルマークの仕事は人気があるようで、よく集まっていただけます」と、口をそろえました。この日は、次号の広報紙「おんだ」でベルマーク特集を掲載する広報部(上原重美部長)のお母さんも取材、「300万点達成を機に、さらに活動を盛り上げるようPRします」と、上原さんは話してくれました。

300万点達成校を訪ねました!

買いたい運動用具があり活動に一段と力が入ります

小平市の小平第九小学校
 東京都小平市小平第九小学校(大矢根怜子校長)は、40年前の開校と同時に運動に参加し、たゆまぬ活動で300万点を達成しました。都で96番目です。校区は防衛庁の宿舎や、マンションが立ち並ぶ閑静な住宅地、児童数は市内2番目に多い682人です。
  ベルマーク活動の中心は、PTA厚生委員会の18人。年6回、収集週間を設けてマークを集め、学校に集まって整理し、9月と2月に集計して財団へ送ります。各教室に木製のベルマーク箱を常置し、マーク収集の前には校内放送やベルマーク便りを発行して呼びかけるなど、きめ細かな活動です。年度初めに一年間の活動日程を決めることも、委員さんにとっては都合をつけやすく、毎回ほぼ全員が出席するそうです。昨年から自治会を通して、地域の皆さんへも収集の協力を呼びかけています。
  これまでにベルマーク預金で購入したのは、拡大コピー機やアンプなど。昨年秋には運動会で使う大玉を3個購入しましたが、「朝礼で子どもたちに報告したところ、『ベルマークってすごい』という声が返ってきました」と、大矢根校長はうれしそうに話していました。
  今年度から市の研究協力校として体育に力を入れている同校では、買い足したい運動用具はたくさんあって、ベルマーク活動にも一段と力が入っています。「小さな積み重ねですが、子どもたちに喜んでもらえる活動ということを実感しています」と田口玲子委員長。 「チリも積もれば山ですね」と坂爪一成PTA会長は話しています。
 東京学芸大学や津田塾大学など、市内や近隣に大学が多い小平市は、平成13年度から、教員を目指す大学生が小、中学校で教育活動を手伝う「学校支援ボランティア」制度を実施しており、同校にも年間延べ2千人ほどの学生が訪れ、児童との触れ合いを体験しています。

200万点達成校!

★ 200万点達成校!


千葉県松戸市立小金小学校
山本健治校長、725人。江戸時代、旧水戸街道の宿場・小金宿として栄え、いまでも近在には名所・旧跡がたくさん残っています。明治6年創立の地元の伝統校です。活動はPTA教養部ベルマーク部門が担当しています。収集日は毎月1日と決め、児童会の子どもたちが各教室の収集箱をPTAまでに持って行きます。これまでに和太鼓や拡声器などを購入しました。
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