学校訪問


達成校目次

★ 700万点達成校を訪ねました!

  山口県下松市の下松小学校   児童とPTAが両輪で ベルマーク活動を推進

★ 500万点達成校を訪ねました!

  下関市立向山小学校   ベルマーク運動に取り組み 会員に和気あいあいの雰囲気が
  松山市立椿小学校   創立30周年に花を添える500万点達成 二重の喜びにわく
  大分市立宗方小学校   PTA・地域・学校の自然な連携が支え

★ 400万点達成校を訪ねました!

  鶴岡市立大山小学校   子らの活動を支える歴史と自然豊かな町
  船橋市の薬園台小学校   学年ごとに日時を変えて活動
  横浜市の末吉小学校   学校は地域のふれあいの中心

★ 300万点達成校を訪ねました!

  所沢市立清進小学校   校庭に「ハクビシン」が2頭いた 整理作業は仲間と和気あいあい

★ 200万点達成校

  埼玉県川口市立上青木南小学校   さいたま市立浦和大里小学校
  東京都北区岩淵小学校   横浜市立川島小学校
  岡山市立吉備東幼稚園   神戸市立小部中学校
  福岡県福津市立神興小学校    

700万点達成校を訪ねました!

児童とPTAが両輪で ベルマーク活動を推進
山口県内で2校目 700万点達成

山口県下松市の下松小学校
 山口県下松市の下松小学校(中山寛之校長、684人)が、参加44年で11月に県内2校目の700万点を達成しました。
  ベルマーク運動は、PTA学年部(天野順子部長ら41人)と5、6年生児童の環境美化委員会(委員長=6年・塩足誼君ら26人)が両輪になって活発な活動を推進しています。
  ベルマーク収集は毎週火曜日に児童が家庭から持参し、クラス担任の先生が回収。このあと児童の環境美化委員会が昼休みに、各クラス別にベルマークの枚数を数えます。ベルマーク収集でクラス対抗を行い、表にして記録しています。学年末に集計して5位までに賞状を贈り、3位以上は校内テレビで表彰式を放送しています。
  委員長の塩足君は「委員会活動を始めてから、ベルマークがノートなどいろんな物に付いているのがわかった。作業は楽しいです」と目を輝かせていました。
 児童が枚数を数えたあとは、PTAのお母さんたちの作業に移ります。4年前に導入した17項目のボランティア活動の中から「ベルマークの仕分け作業」を選んだボランティア24人のお母さんたちが、子供が持ち帰ったベルマークを家庭で仕分けをします。仕分けしたベルマークは各自が学校に持参して番号別に入れます。次に学級委員(40人)が、夏・冬休みを利用して家庭で点数計算をします。学年委員が全体集計して、学年部長が9月と1月の2回発送します。
  買い物は、3年前に全クラスにCDラジカセを購入して以後は購入していません。児童のクラブ活動で吹奏楽部と鼓笛隊が、中国大会や地域の催しなどに出場して活躍しています。楽器類の傷みがひどくなるため、中山校長は「購入リストを作り、優先順位を決めて購入したい」と話していました。
  700万点達成について天野部長、瀬来悦子副会長、日柳園美副会長は「ベルマークで生み出される資金は、学校にとって貴重な財源です。働いているお母さんが多くなり、これからも分担しながらベルマーク活動をがんばりたい」と力強く語りました。

500万点達成校を訪ねました!

ベルマーク運動に取り組み 会員に和気あいあいの雰囲気が

下関市立向山小学校
  山口県下関市の向山小学校(日野原民雄校長、432人)が、11月に500万点を達成しました。参加43年目、1995年に400万点を突破し、この10年間で100万点を上積みしました。
  活動の中心は、PTA環境部(上本庄子部長、60人)のお母さんたち。PTA(西山由洋会長)の中に専門部がスタートした2年前から部会活動として、取り組んでいます。学校内での集計作業は年2回で、毎回30人前後のお母さんが集まるそうです。上本さんによると、作業日に顔を出せない人も、事前に家庭で仕分け、点数計算など発送するばかりの状態にまで作業を終えており、部員の間に「役割分担」意識が浸透しているということです。
 西山会長も「ベルマーク活動に取り組むことで、和気あいあいとした雰囲気が生まれました。会員間の横のネットワークづくりにも役立っています」と話しています。
  これまでベルマーク預金で購入したものは、一輪車やなわ跳びの大なわ、電動鉛筆削りなど、児童が手にとってすぐに使えるものがほとんど。「子どもたちがいつも利用することで、ベルマークを身近に感じることができる」と、木下敬徳教頭。
  向山小には市立向山幼稚園が併設されています。下関市内には、ほかにも幼小併設校はありますが、同じ敷地に幼稚園が入っているのは向山小だけ。園児と小学生が日常的に触れあい、交流しています。2年前から合同運動会を開くなど、併設校ならではの試みも行われています。

500万点達成校を訪ねました!

創立30周年に花を添える500万点達成 二重の喜びにわく

松山市立椿小学校
 愛媛県松山市立椿小学校(田中和紀校長、955人)の500万点達成は、11月20日に祝賀式典があった創立30周年に花を添える形になりました。創立当初からベルマーク運動に参加してきており、500万点達成と学校の歴史が重なり、関係者は二重の喜びとなりました。
  ベルマークを担当するのはPTA学校教育部(西岡真美部長、29人)。クラス1人の理事がいて、実際の仕分け作業は、理事のもとで1人1役のベル係りのお母さんが参加して行います。同校では全保護者が何か役を1つ受け持つことになっています。11月29日には4年生の、理事とベル担当お母さんの計約20人で約2時間かけて作業をしました。最終集計は全理事が集まって10月と2月の年2回します。
  最近の取り組みとして、インクカートリッジ収集に力を入れています。校舎入り口に回収箱を置くほか、授業参観日には父母に持ってきてもらおうと呼びかけの手紙を保護者宅に出し、今ではインクカートリッジがベルマ―クになるということが保護者にも浸透してきました。
 同校は1975年、当時関西一のマンモス校といわれた石井小学校から分離、創設されました。今なお児童数は955人と松山有数の大規模校で、地域との関わりを大事にしています。月に1、2回、土曜日に子どもたちを集めて遊びクラブを開いています。PTAやおやじの会の人たちが子どもと一緒にテニス、ドッチボール、竹トンボなどをして楽しみます。ほかに総合学習の時間を利用してお米、おイモつくりなどに地域のひとたちが協力しています。

500万点達成校を訪ねました!

PTA・地域・学校の自然な連携が支え

大分市立宗方小学校
 大分市立宗方小学校(西本達男校長、472人)が500万点を達成しました。県内で6番目。宗方小は1975年4月に開校、ベルマークへの参加は半年後の10月なので、30年の学校の歴史と活動の歩みが、ほぼ重なっています。
  PTAには7専門部があり、ベルマーク部(後藤恵美部長、学年から1人の計6人)が年5回、学校のPTA会議室に集まり、集計作業を担当しています。作業日には、全校14クラスから各1人の保護者も参加します。PTAは、年間行事への活発な参加を呼びかけるため、「1家庭1協力」の方針を掲げており、集計作業もそのひとつ。
  PTA広報部も学期ごとに発行しているPTAだより「むなかた」で、ベルマーク活動を支援し、毎号、回収の呼びかけや話題を掲載しているそうです。11月25日の作業日には、永井美保・広報副部長が次号用の取材に訪れ、筆者も写真を撮られたり、質問をされたりのC逆取材Dを受けました。
 この日は19人で作業をしましたが、お母さんたちの中に1人だけお父さんが加わっていました。これまでの学校訪問取材で、お父さんを見かけたのは初めてだったので驚きました。お母さんたちに溶け込み、ごく自然な様子だったので、質問してみると「ベルマークに男も女もないでしょう」。2、4年生のお子さんがいる恵本龍次さんで、勤務を夜勤に変更して、参加したそうです。
  宗方小は大分市の中心部から約7キロ、丘陵地の住宅団地にあります。校区の「我が校」意識が強く、自治会の回覧板にも回収の呼びかけが載るということです。PTA、地域、学校の自然な連携が活動を支えています。後藤部長は「今年の目標は10万点です」と、力強く話してくれました。

400万点達成校を訪ねました!

子らの活動を支える歴史と自然豊かな町

鶴岡市立大山小学校
 山形県で4校目の400万点を達成した鶴岡市立大山小学校(天野卓夫校長、生徒395人)をお訪ねしました。
  鶴岡市は山形県の日本海側で庄内平野の南部にあります。海、山、川、温泉と豊な自然に恵まれ、歴史と文化が調和した人情厚い城下町です。学校の西側に位置する高館山は、県立自然公園、自然休養林の指定も受け「森林浴の森100選」にも選ばれています。ふもとには上池、下池があり豊富な動植物が自生しています。この時期、下池には数多くの渡り鳥が飛来しており、堤防沿いに設置してある「尾浦愛鳥館」から、コハクチョウ、カモ等の野鳥観察ができました。夕方、下池に群れをなして戻ってくるコハクチョウの姿は、残り紅葉の高館山に映えて見事な景観でした。
 学区の歴史は古く酒造業を中心とした職人の町として栄え、地区民は地域特有の歴史や伝統に誇りを持ち、進取の気質に富んでいる。学校の敷地内には、旧校舎の一部が「新民館」として保存されており、当時の机やいすをそのまま展示して昔ながらの教室風景を再現しています。地域の方が寄贈した古い教科書や通知表なども見ることができ、歴史など総合的な学習で利用するほか、空手や居合道の道場としても使われており、幅広い年齢層の人が訪れています。
 学校では兄弟グループで協力しながら登る「高館山登山」などの異年齢交流活動を通して、高学年のリーダー性を養い下級生が上級生を慕う気持ちを育てる取り組みや、児童会では近くにある養護老人ホームを訪問し、お年寄りと遊んだり,お話をしたりしながら交流を図っています。また図書活動が盛んで、PTAで実施している「親子図書」は36年間受け継がれてきている伝統ある活動の一つです。
 ベルマーク運動は児童会のベルマーク委員20人が中心で、年3回(7月、11月、2月)発送します。各児童に毎月初め回収袋を配布、ベルマーク委員が10日後に袋を回収、子供たちの手で会社番号ごとの整理棚に仕分けします。点数計算には、2年、4年、6年の保護者の方(1回の点数計算に一学年が担当、3回の合計約150人)とPTA事務局のメンバーが世話役として携わっています。点数計算の作業は夜7時から行なわれます。図書室に集まったお母さんはいくつかのグループに分かれ、箱に準備されたベルマークを点数別に分けながら数え、整理袋に点数明細を記入していきます。おしゃべりを楽しみながら手際良く進みました。送り状の作成はベルマーク担当教論2人が行い発送します。
 ベルマークでの購入は、紅白玉、ノ−パンク一輪車、ワンタッチテントなどいろいろ有りますが、以前車いすを2台購入、それを近くの福祉施設に寄贈しました。その他ユニセフ、新潟中越地震の友愛援助へ協力していただきました。
  改めて地域への呼びかけをしていないのに,卒業生の保護者が自発的に持ち寄ってくださって、ベルマーク運動が地域にしっかりと根付いています。

400万点達成校を訪ねました!

学年ごとに日時を変えて活動

船橋市の薬園台小学校
 千葉県船橋市の薬園台小(山崎一政校長、756人)が400万点を達成しました。運動参加42年目。県内では1110校中41番目でした。
  学校は新京成電鉄習志野駅から徒歩3分。近年、東葉高速鉄道の開通によってさらに便利になり、大きな団地や住宅が増えるなど都市化が進んでいます。
  児童公園や幼稚園、保育園、郷土資料館、公民館などと隣接し、道を隔てた薬園台高校とは野菜作りを通して交流を続けています。
  ベルマーク活動の中心は、PTAの学年委員会(田向美千代副会長)の44人のお母さんたちです。
  マーク回収は年2回。仕分け作業は各学年で募ったお手伝いのお母さんと一緒に行います。各クラス10人前後の参加者で大会議室のテーブルが足らなくなるほどです。活動は学年ごとに日時を変えて行います。全体集計は、学年委員と本部役員が担当します。
 昨年、ベル預金でセノーから「ソフトすのこ」を11枚購入(総額236,500円)しました。古くなった木のすのこに替えて、表面が柔らかく肌にやさしい「ソフトすのこ」を校舎とプールとの間に敷いたところ、子どもたちからは「色がとってもきれい」「裸足でも歩けるよ」と好評でした。
  「毎月の運営委員会便りと学級からのプリントで、各家庭にはベルマークのお願いをしています。子どもたちの喜ぶ顔をみるともっとマークを集めようという気持ちになります。これからは、地域に協力を呼びかけることも考えたいですね」とお母さんたちは話していました。

400万点達成校を訪ねました!


学校は地域のふれあいの中心

横浜市の末吉小学校
 今年創立132周年目を迎えた横浜市鶴見区の末吉小(森徹校長、756人)が400万点を運動参加43年で達成しました。1319校が参加する県内で63校目です。
  学校はJR鶴見駅から北へ約2`離れた住宅地にあり、学区の中を南北にはしる県道の両側には、古くからの商店が軒を並べています。親子3代にわたって、同校の卒業生という家庭も多く、学校は地域のふれあいの中心になっています。
  ベルマーク活動は、PTAの学年委員会(平野真由美委員長)の24人のお母さんたちです。
 年6回の収集月の第3火・水・木の3日間がベルマーク収集日です。児童は玄関内に置かれたベル整理箱に会社番号ごとに分けて入れます。学年委員のお母さんたちが交代で1、2年生の手助けをしています。翌日の金曜日を集計作業日と決めて、各クラス2人以上のお手伝いのお母さんと一緒に点数計算をして発送します。
 ベル便りも年6回発行、地元の信用金庫にもベル箱を置いています。
  ベル預金で、バスケットとサッカークラブのユニホームを購入しました。
  「子どもたちの文化祭、末吉フェスティバルの時には、地域の方も大勢いらっしゃいます。今回からベルマーク箱をおいて、協力を呼びかけようと思っています」とお母さんたちは話していました。

300万点達成校を訪ねました!

校庭に「ハクビシン」が2頭いた 整理作業は仲間と和気あいあい

所沢市立清進小学校
 所沢市立清進小学校(塙博昭校長、生徒694人)は、ベルマーク運動に参加して37年、52回の送付で300万点を突破しました。埼玉県では91校目です。
  清進小学校は、西武新宿線新所沢駅から商店街を抜け10分ほど歩くと、住宅街の中にあります。門を入るとシンボルツリー「くすのき」と校庭には桜の木が数多くあります。なんとこの木に「変な動物がいる」という児童からの知らせで、県西部環境管理事務所で調べ「ハクビシン」と分かりました。ハクビシンはジャコウネコ科の雑食性の動物であることが、5月25日付けの読売新聞埼玉版で紹介されました。住宅街にある学校で2頭のハクビシンを見ることが出来るなんて、とても珍しいです。
 埼玉県では11月1日を「教育の日」と定め、清進小学校では10月31日から11月5日までの期間を学校公開週間として、保護者や地域の方に教育活動を全クラス公開しています。それぞれの立場で理解を深めていただき、教育のあり方を考えていただけるように講師、早稲田大学教授医学博士・前橋明先生をお招き、演題「早寝、早起き、朝ご飯」についての教育講演会を行ないました。社会的な背景と改善策についてお話ししたそうです。
  ベルマーク活動は、各学年から1人計6人の厚生委員会(委員長上野京子さん)が中心になり、年6回ベルマーク収集、整理を学校でおこないます。収集日1週間前に児童に専用封筒を配布、当日早く来たお母さんが封筒を回収します。整理日には全クラスから2人選出、40人のベルマーク委員さんが学年ごとのテーブルに分かれ会社別に仕分けします。その時の仕分けボックスは、半分にした牛乳パックの中に卵パックを重ね、会社別番号を貼り付けた物で、長年使い継がれてきた入れ物です。初めて担当した方もベルマーク一覧表を見ながら仕分け計算を手際よく、とても和やかに和気あいあいと整理作業が行なわれていました。
 「ベルマークでのお買い物は、2年にわたり「マルチ雛壇」を購入、音楽会などで活躍しています。これからの購入品の希望としては「優勝旗」が買えたらうれしいです。現金を集めての購入はいろいろ問題がありますが、ベルマークでの買い物なら時間はかかるけれど保護者の負担無く、ちりも積もれば何時の日にか子供たちのために役立てる事ができます。」とみなさんは話していました。
  気が付かなければ捨てられてしまうベルマークが、自分の学校の利益になるだけでなく災害援助にも貢献できる事は、ぜひこれからも引き継いでいきたいことです。


★ 200万点達成校


埼玉県川口市立上青木南小学校
 萩原繁校長、503人。川口は映画「キューポラのある町」として有名で鋳物の町です。ベルマークはPTA保健厚生部が担当。子供たちも回収日以外でもマークを持ってきてくれ、1点1点を大事にするようになりました。

さいたま市立浦和大里小学校

 浅田俊夫校長、898人。四季折々、豊かな自然の中で学習をしています。活動はPTA環境衛生委員会です。2カ月に一度委員が集まって整理をしています。小さなことの積み重ねですが、ベルマーク図書を毎年子供たちに贈っています。

東京都北区岩淵小学校
 長谷川一恵校長、227人。昭和13年創立の学校です。PTAの学年成人委員会が担当。収集日は6月と11月の年2回。回収したマークは企業別に振り分け、役員7〜8人で各自家に持ちかえって点数計算をしてきます。PRは年2回です。

横浜市立川島小学校
 中村善哉校長、458人。学校では農業体験を学習の中に取り入れています。農家の人たちと一緒に栽培して交流を深めています。活動は学年学級委員会が担当。収集箱は各教室に専用箱を置いて、年間を通じて行っています。

岡山市立吉備東幼稚園

 加藤泰子園長、148人。ベルマークを担当しているのはPTA学級部です。今年度は、インクカートリッジ収集に力を入れています。
  同園は行事や読み聞かせの会などを通じて地域、小中学校との連携を深めています。

神戸市立小部中学校

 兼氏敏幸校長、617人。ベルマーク運動参加23年で達成です。生徒会が集めて大体の仕分けをしPTAが最終集計をします。最近のトピックスは、丸山里佳子さん(3年)が、今夏の全国中学水泳大会800b自由形で優勝したことだそうです。

福岡県福津市立神興小学校

 池田典彦校長、438人。PTA学級委員会が担当、今年から自治会も回収呼びかけに加わり、活動が広がりました。地域に根ざした学校がモットー。3年前から11月に神興小ふれあいフェスタを開催、今年も学習・音楽発表会、バザーなど25の催しに、多くの市民が訪れたそうです。
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