★ 800万点達成校を訪ねました!
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クレヨンしんちゃんの舞台「カスカベ」から埼玉県内で初めて800万点校誕生
埼玉県春日部市の粕壁小学校
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ベルマーク運動に1005校が参加する埼玉県内で初の800万点校が誕生しました。明治5年創立の春日部市立粕壁小(渡辺研二校長、826人)です。
春日部市は埼玉県の東部に位置し、桐ダンス・桐箱などの桐細工、押絵羽子板などの伝統工芸品づくりが今も行われており、麦わら帽子の生産地としても有名です。最近では、アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台として「カスカベ」の名は全国に広まりました。 粕壁小の特色として、英語教育に力をいれています。1年生から6年生まで、毎朝の英語レッスン、週1回の授業で子どもたちはメキメキ上達しています。 ベル活動は、PTAの厚生部(山本有希子部長)を中心とする24人のお母さんたちです。毎月第2火曜日を収集日と決めています。活動日はその日の午後に図書室に全員が集まり、仕分け、集計作業をします。 発送作業は年4回。2学年ずつ担当して3回送付、最後は厚生部全員で行います。 これまでに、たくさんのボールをベル預金で購入しています。 「ベルマークのしくみを詳しく知りました。買い物をする時など、ベルマークが付いているかどうかを以前より意識するようになりました」と山本さんは話していました。 |
子供たちに読書の習慣をつけるためベルマークで買った児童図書を活用
北海道江別市の江別小学校
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北海道江別市の江別小(浅見晴宣校長、214人)が400万点を達成しました。1963年の運動参加以来42年間の努力の結果でした。1430校余りが活動する北海道で400万点に届いたのはこの学校が6校目です。
江別市は札幌からJR函館本線で30分ほど。記録によると明治11年に屯田兵が入って開拓を始めたそうですから、広い北海道の中でも、かなり早くから開かれた土地と言えましょう。 ひところは、29学級もあって1000人を超す児童が学んだこの学校も、新設校の分離によって、今では7学級。あまった教室をさまざまな使用法で使い、日ごろの授業や福祉活動などに役立てています。 ベルマーク運動を進めているのはPTAのベルマーク委員会(菅野一美委員長)のおかあさんたちです。 16年度の場合、年間7回の収集日を設定。PTA会議室で仕分けなどの作業をしますが、毎回一般のお母さんたちが手伝ってくれるので、大いに助かっています。 また、校区内の農協や郵便局、コンビニなど5カ所にベル箱を置かせていただき、町内会の回覧板で協力のお願いをしています。卒業生の家庭やお年寄りが入れてくれたりして、学校の規模が縮小した分をおぎなってもらっています。 ベル預金では、これまでにさまざまな物を購入しましたが、平成13年度には、30万円を投じて児童図書を購入。「読書を愛する子どもを育てる」をいう学校の目標を実践しています。 菅野さんたちは、「これからも、まとまったベル預金で、子どもたちの役に立つものを購入したいですね」と夢を語り合い、藤崎利博教頭先生たちは、「ベルマーク運動が、自分たちの学校だけでなく、よそのお友だちの学校のために役立っていることを、児童につたえていきます」と話していました。 |
ベルマークのリサイクル運動 「張り切って取り組みたい
秋田市の八橋小学校
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秋田県秋田市立八橋(やばせ)小学校(村上義孝校長、520人)がベルマーク集票点数累計400万点を達成しました。
八橋小は、県庁や市役所のある市中心部から北へ約1.5キロの住宅街にあります。落ち着いた環境の中で、地域と結びついた総合学習、クラブ活動などが特色です。 例えば、高学年生は、お手玉とか竹馬など伝統的な遊びについて、地域のお年寄りから学びます。そうした学習は年間を通じて企画され、「八橋ゲームズ」と呼ばれています。 ベルマーク集めも、地域との連携を大切にしています。スーパー、郵便局、公民館、パン屋さんなどに収集箱を置かせてもらって、ベルマーク集めにひと役買ってもらっています。 3月下旬に訪問した時、佐藤光子教頭先生のほか、PTAベルマーク部副部長の神戸博美さん、今井恵子さんが迎えてくれました。 昨年から始まったエプソンのインクカートリッジリサイクルにも参加して千点近いマークを獲得。4月からキヤノンも参加すると知って、「周りにたくさんあります」と張り切っていました。 佐藤教頭先生も「ベルマークがリサイクルにも結びついて良かったですね」と話してくれました。 |
活動メンバーの層の厚さが大台達成の原動力です
福島市の森合小学校
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福島市立森合小(古内利勝校長、709人)が運動参加33年目という早いスピードで集票400万点を達成しました。620校余りが参加する福島県内で11校目です。
同小は、JR福島駅から北西に車で10分ほどの静かな住宅街の一角で、周辺には県立図書館や美術館などのほか、テニスコートやプールなどの公共施設があります。 毎週水曜日の午後に開く「地域学習クラブ」では、地域住民の皆さんに、パソコンや生け花、折り紙、囲碁、科学などのテーマで講師になっていただき、ふれあいを深めながら地域の良さを生かした勉強に励んでいます。 この学校のベルマーク活動を中心になって進めているのはPTAベルマーク委員会(林寿美江委員長)です。ベルマークの仕分け作業に集まるのは年間9回ですが、最近はお母さんたちも何かと忙しいので、なかなか時間を空けて学校に集まるのが困難です。そこで、時間を融通し合えるようにと、委員のメンバーには78人ものお母さんたちが名前を連ねて中身の濃い活動を続けてきました。 こうした活動メンバーの層の厚さがわずか33年間で400万点を達成した原動力なのでしょう。 お母さんたちは、「これからは、子供たちの学校生活が少しでも豊かなものになるよう、がんばります。また、子供たちにも、ベルマーク活動が、よそのお友達のために役立っていることを、もっと知ってもらえるよう、先生方と協力して考えていきたいですね」と話していました。 |
PRと工夫を重ね児童たちにベルマークへの関心高まる
上越市の春日新田小学校
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新潟県上越市の春日新田小(丸山徳雄校長、849人)が運動参加43年目で集票400万点を達成しました。633校が活動する県内では400万点校が同小で2けたになりました。
新潟県の南部に位置する上越市は、直江津と呼ばれてきました。古くは甲斐(山梨県)の武田信玄と川中島の戦いで雌雄を決した上杉謙信の居城・春日山城があったところです。 市の中心部を流れる関川の河口にある直江津港も昔から日本海の海運の拠点であり、近代になってからは、JR直江津駅が陸上交通の拠点として大切な役目を果たしてきました。 春日新田小は駅から車で5分ほど。前身校から数えると131年の歴史を誇る伝統校です。 ベルマーク活動の中心は、PTAの厚生部(原田万千子部長)の26人のお母さんたち。各教室に専用の収集袋を備え、今年度からいつでもマークを持ってきて入れられるようにしたところ、収集点数が増えました。 お母さんたちが日ごろの買い物で貯めやすいマーク16社分と、その他に分け、仕分け・分類の効率化も打ち出しています。 お母さんたちは、常時収集に加えて、毎月ベルマークの日を設定して収集にメリハリをつけたり、児童たちにベルマークに付いてもっと知ってもらえる方法を講じるなど、これからも工夫を重ねて行きたいですね、と話していました。 |
子どもとのベルへの関わりに力を入れます
大垣市の北小学校
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岐阜県内6校目の400万点校に、大垣市の北小学校(河合正明校長、903人)が仲間入りしました。PTAの取り組みに加えて、児童のかかわりなどを改革することにしており、一層の飛躍が期待されます。
毎月15日のベルの日に集まるマークは年4回、PTAのベル担当役員と3学年の学年長の指導で、3年生の保護者がクラスごとに交代で仕分け・集計作業をします。3年生は4クラスなので、参加はひとり年1回ですみます。スーパーなど2カ所にもベル箱を設置。ベル預金で最近、竹馬と一輪車を買いました。 この取り組みに加えて、16年度PTA会長の山田毅さんやベル担当役員だった神谷直美さん、3学年長だった永澤登司子さんが17年度役員らと話し合って打ち出したのが、子どもたちのかかわりを強めること。マークを家庭から持ってくるだけでなく、低学年以外は自分たちで大まかに仕分けしてもらうことにしたそうです。 「人のために役立つボランティア精神を身につけてもらいたい。集票の目標を設けたり、ベル預金での買い物は子どもの意見を聞いて決めるようにしたい」と、17年度もPTA副会長を引き受けた山田さん。これまでやってなかったインクカートリッジの回収も手がける考えです。 JR大垣駅の北側にある岐阜県西部の最大規模校ですが、自己存在感を持った子どもを養おうと、教育目標も「ひとりひとりが北斗の星」。合唱と英語教育に力を入れており、「英語特区」に指定された大垣市の推進校として、週1回の英語授業など歌や会話で力を身につけています。 |
地域の人の協力、大きく親子で力合わせて活動
広島県大竹市の小方小学校
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広島県大竹市の小方小学校(荻谷智志校長、449人)が3月、400万点を達成しました。県下で17校目です。子どもたちとお母さんが力を合わせて作業します。まず、5、6年生の各クラスから3人ずつ選ばれたベルマーク委員が毎週火曜日に集まって、マークの整理をします。回収日などは校内放送で呼び掛けます。会社別に分けられたマークはお母さんたちにバトンタッチ。
PTA(谷岡茂会長)のベルマーク部(秦明子部長、24人)が年に6回集まります。午前9時から12時までPTA室で作業しますが、部員以外に毎回、学年ごとに分かれて、15人のお手伝いさん「動員さん」が駆けつけてくれます。ベル箱は市役所、郵便局、スーパー、総合体育館など5ヶ所に置かせてもらっています。地域の人たちの協力が大きく、電気屋さんが1回に1千個近いインクカートリッジを持って来てくれたことがあります。すでに5千個が集まりました。同校は「学校へ行こう週間」を設けて、保護者だけでなく、地域の人にも学校に来てもらい、子どもたちの授業の様子を見てもらっています。地域との連係はベルマーク運動でも成果をあげています。子どもたちのベルマーク委員、田熊健人君、野上詩織ちゃんたちは「マークの計算は大変だったが、ボールが買えて嬉しい。楽しい学校生活がおくれました」。 |
会員は2グループに分かれて作業します
米原市にある米原小学校
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滋賀県米原市にある米原小学校(谷村敏博校長、452人)の400万点達成は県内14番目です。ベルマーク運動参加38年の成果です。大きく拡大コピーした表彰状が誇らしそうに廊下に貼ってありました。
ベルマーク活動は5、6年生の各クラスから3〜4人出てつくるボランティア委員会(宮川舞委員長、16人)が担当します。委員会の仕事はベルマーク集め、1人暮らしのお年寄りへのお便り、赤い羽根募金ですが、ベルマークは月1回、クラスごとマークを回収し、委員に余裕があれば整理もします。5月の委員会では、担当の勝屋容子先生からベルマーク集めの進め方などを聞き、マーク集めを呼び掛けるポスター制作に取り掛かりました。委員たちは、全クラスに出向きベルマーク呼び掛けのプリントを配り協力をお願いしました。新年度の活動が動きだしたところです。 PTAは整備部が中心になって年2回、会員に呼び掛けてマークの整理をし、財団に送ります。会員は2グループに分かれる形で参加します。 同校ではベルマーク資金でピアノを買ったこともあるそうです。先生方はベルマーク運動などを通じて子どもたちの自治活動の芽生えを大切にしていきたい、と話していました。 同校は、子らに心豊かに育ってほしいと昨年から「絵本の読み聞かせ」運動を始めました。地域のボランティアの方が週1、2回、1〜4年生を対象に、絵本や紙芝居、童話などの朗読をしています。今年は高学年まで広げる予定だそうです。 |
委員とサポーターが和気あいあいと作業
佐賀県みやき町の中原小学校
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佐賀県みやき町の中原小学校(白木淳二校長、468人)が参加28年で、県内6校目に累計300万点を達成しました。
みやき町は3月1日に中原、北茂安、三根の3町が合併して発足しました。 白木校長は「合併しても教育予算の厳しさは変わりません。PTAががんばってくれているベルマークはありがたいです。ベルマーク運動は、これからますます貴重になります」と感謝していました。 ベルマーク運動はPTA環境委員会の受け持ち。小屋町富美子副会長は2003年度の環境委員長、二宮雪恵環境委員長は04、05年度の2年続けて委員長のベテラン。学校側は柴田昌範先生が担当しています。 PTA活動は、委員の他にサポーター制をとっており、年度初めに募集しています。環境委員はクラスから1人出て14人。05年度は7回作業して79人のサポーターがお手伝いしています。 小屋町副会長と二宮委員長は「ベルマーク活動は『みんなでかかわろう! みんなで楽しく活動しよう』をモットーにして、和気あいあいに作業をしています。作業の終わりにはお茶を飲んで反省会もしています」と話していました。 |
★ 200万点達成校 |