学校訪問


達成校目次

★ 1000万点達成校を訪ねました!

  三重県小俣町の小俣小学校   三重県では初の1000万点 1年生の保護者対象にマーク仕分けや切り方体験会

★ 900万点達成校を訪ねました!

  武生市の武生南小学校   福井県に初の900万点校誕生 児童・学校・PTAと地域が一丸

★ 700万点達成校を訪ねました!

  横浜市の三ツ沢小学校   学校自慢は地下水を利用した「ホタルドーム」

★ 600万点達成校を訪ねました!

  千葉県市川市の平田小学校   全国小学校ホームページ大賞で2年連続優秀校
  京都市の深草小学校   最初に購入品目決めると集まりよくなる
  兵庫県尼崎市の武庫北小学校   図書の検索システム購入 朝の読書タイムに役立つ

★ 500万点達成校を訪ねました!

  横浜市の横浜英和小学校   14人の里子を応援する児童会
  静岡県磐田市の城山中学校   活動をスムーズにするため 委員長の人気を工夫
  大阪府堺市の湊西小学校   運動をして、1点が1円の大きさを知る
  熊本市の託麻原小学校   4年で百万点上積み 地域の協力のおかげ500万点達成した

★ 400万点達成校を訪ねました!

  千葉県船橋市の八栄小学校   集計作業は100人体制で行います
  東京都台東区立の東泉小学校   学区には一葉記念館 ベル袋に一覧表つけ配布
  新潟県柏崎市の枇杷島小学校   どもたちが会社別に仕分けしてもらい助かります
  愛知県豊川市の国府小学校   ベルマーク活動を総合学習に取り入れ
  奈良市の六条小学校   ベル袋の絵、お母さんたちが知恵絞り、毎年更新
  広島市の中筋小学校   2人でペアを組んで計算と点検を分担
  高知市に小高坂小学校   有志のお手伝いさんも参加、部員たち励みに

★ 300万点達成校を訪ねました!

  青森市の大野小学校   友愛援助をこれからも続けて行きたいですね
  茨城県水戸市の見川小学校   黄門様お手植えのしだれ桜が学校のシンボルです
  金沢市の押野小学校   校庭にあるクスノキが学校のシンボルです
  愛知県岩倉市の岩倉北小学校   子どもたちのベル袋はみんな色が違います
  愛知県大府市愛光園   活動支える主婦らのボランティア 月1回のペースで作業しています
  兵庫県姫路市の高岡小学校   子どもの安全に気を使いながらベル運動 ベルマークで図書の購入しました

★ 200万点達成校

  青森市三内西小学校   埼玉県上尾市東小学校
  千葉市千城台東小学校   長野県高遠町高遠小学校
  岐阜県高山市国府(こくふ)小学校   大阪府枚方市春日小学校
  東大阪市鴻池東小学校   神戸市ひよどり台小学校
  長崎県五島市福江小学校    

1000万点達成校を訪ねました!

三重県では初の1000万点
1年生の保護者対象にマーク仕分けや切り方体験会

三重県小俣町の小俣小学校
三重県初の1000万点校の誕生です。小俣(おばた)町の小俣小学校(仲世古公男校長、700人)。伊勢神宮に向かう参宮街道の最終宿場町である面積12平方`足らずの町の学校が、41年余、PTAを核に児童・先生・地域が一体となって取り組み、県内トップ、全国で12位、小学校では6位という成果を築いたのです。
  毎月、児童が持ち寄るベル袋の中には子袋がいくつか入っています。ロッテなど多いマークはあらかじめ家庭で仕分けしてもらうのです。これらを5・6年生のベルマーク委員が委員会活動で整理したり、ベル袋に「ありがとう」印を押したりします。
 後を引き継ぐのが、委員長の小川浩子さんら各クラス2人ずつ、計約50人のPTA教育設備委員会(教設委)のみなさん。年4回整理・集計しますが、出席できなかった委員には自宅でやってもらいます。
  毎年5月初めには、1年生の保護者を対象にしたマークの切り方や仕分け体験会も。これで6年間の活動は大丈夫、というわけです。バザーで扱うアイスクリームはマークが付いているのだけ、といった取り組みもさすがです。
  ベル箱は、スーパーやお年寄りの施設、生協、郵便局などにも。設置場所に掲示するポスターは子どもたちがかいてくれました。
  「教設だより」もほぼ毎月発行。ベル運動の意義はもちろん、きめ細かな情報やデータで編集され、04年度のベル便りコンクールでは佳作に選ばれました。
  ベル預金は買い物の他に毎年、一部を友愛援助に寄せています。ベル財団が呼びかけた中越地震の緊急友愛援助にも応じて下さいました。
  教設委員長の小川さんが話してくれました。
  「1000万点は骨身を惜しまぬ取り組みが引き継がれてきた結果ですね。合理性や効率性が優先される社会ですが、ベルマーク運動のようなコツコツやることの尊さを広め、実を結ぶようにしていくのが、私たちの役割だと思っています」

900万点達成校を訪ねました!

福井県に初の900万点校誕生 児童・学校・PTAと地域が一丸

武生市の武生南小学校
小規模県ながら累計500万点以上が10校もある福井県に、初の900万点校が誕生しました。武生(たけふ)市の武生南小学校(奥谷崇校長、580人)。県1位、全国でも18位(小学校では10位)という輝かしい成果の背景にあるのは、通学団による地域からの回収など、児童・先生・PTA・地域が一丸となった取り組みです。
  武生南小のベル袋はA4の大きさ。マークをたくさん入れてもらえればとの思いも込められているようです。児童は月末に持ち寄り、3年生以上は自分で分類して各教室の仕分け箱へ。さらにベルマーク委員たちが、専用のベルマーク室で1、2年生の分とともに整理、袋にお礼のシールを貼ったりします。
 児童はまた、集団登校班の班長が通学生のいない家庭を5軒ずつ、計350軒ほど選んでベル袋を渡してお願いし、学期ごとに回収しています。
  PTA厚生部は八田暁子部長ら18人。マークを自宅で整理し、教室に置く仕分け箱を手作りします。04年度からは児童に習ってスーパーや医院、金融機関など、一気に20カ所にベル箱を置き地域からの回収を強化しました。このベル箱には、子どもらが素敵なイラストを描いてくれました。
  さらに特筆できるのはベル担当が4人もいる先生方の活躍。委員会の指導をはじめ、ベル便りや地域への呼びかけ、最終的な集計、財団への発送などを引き受けて下さっています。
  この3年間に100万点もの積み上げ。買い物も多く、最近は電波時計、落書きボードなどを購入しました。
  5年間厚生部に在籍、部長を4年も務める八田さんは話します。「900万点は地域のみなさんを含め、ベルマークは国内外への援助にもつながるというベルの意義を理解したうえで積み上げたものです。それにしても力強いのは先生方の支えです」
  1000万点達成も遠くないでしょう。

700万点達成校を訪ねました!

学校自慢は地下水を利用した「ホタルドーム」

横浜市の三ツ沢小学校
   横浜市の三ツ沢小(井上力校長、774人)が700万点を達成しました。1310校が参加する県内で6校目です。
  JR横浜駅から市営地下鉄で2つ目。近くには、Jリーグで有名な三ツ沢グラウンドや市民の森があります。校舎の近くには、地域の人たちの散歩道としても親しまれている「三ツ沢せせらぎ緑道」があり、地下水を利用した小川が流れています。
  敷地内にある「ホタルドーム」はこの水を利用しています。ここでは、ホタルとホタルの餌になるカワニナを中心に育てています。子どもたちは、地域の人と一緒に夢のあるホタルの愛育活動をしています。
  ベル活動は、PTAの学年委員会(吉田恵子PTA会長)を中心とする各クラス2人ずつ計46人のお母さんたちです。毎月1回マークを集めます。集めたクラスのマークを2人の委員が協力して家庭で数えやすいように切りそろえ会社番号ごとに分けておきます。
  学年ごとに集まる作業日にマークを持ち寄り、仕分け用の棚にマークを入れます。
  「これからは、子どもたちが少しでも活動に参加出来る方向で進めていきたいですね」と学年委員の吉川弥生さんは話していました。

600万点達成校を訪ねました!

全国小学校ホームページ大賞で2年連続優秀校

千葉県市川市の平田小学校
  千葉県市川市の平田小(松丸ひろ子校長、465人)が600万点を達成しました。1029校が参加する県内で9校目です。
  市川市は江戸川をはさんで東京都と接しており、保護者の大半は都内に通勤しています。動物写真家の星野道夫さんは同校の卒業生です。
  平田小の特色ある活動としては、J―KIDS大賞(全国小学校ホームページ大賞)で千葉県の優秀校に2年連続で選ばれました。充実したホームページは朝日小学生新聞でも紹介されました。
 ベル活動は、PTA総務部(森川桂子さんと亀崎典子さん)とベルマーク委員の45人のお母さんたちが中心です。収集は各学期1回。委員はクラス分を持ち帰り、家庭で活動日までに会社番号別に分けておきます。
  そして、活動日に集計作業をして発送します。今ではベル預金で行事用テントを購入しようかと考えているそうです。
  「ベルマークには、長い間かかわってきました。総務部の任期が終わっても協力していきたいと思います」と森川さんと亀崎さんは話していました。

600万点達成校を訪ねました!

最初に購入品目決めると集まりよくなる

京都市の深草小学校
  京都市の深草小学校(佐藤嶺子校長、855人)が600万点を達成しました。参加から37年、府下で5校目です。
  学校は地域との連携を大切にします。近所の農家からテニスコート2面大ぐらいの「いも畑」を借り、子どもたちは農協、農業試験場の人たちの指導でサツマイモの栽培をします。収穫時には隣の幼稚園児を招いて、いも掘りをし、焼きいもなどの「いもパーティー」を開きます。佐藤校長は、子どもたちが自分が住んでいる地域が好きになり、地域の中の一成人として生活していける子どもになって欲しい、と願っています。
 ベルマーク活動は子どもたちが持って来たマークを担任が布袋で集め、PTA(小坂千里会長)のベルマーク委員会(塩川美紀委員長)に渡します。各クラスから選ばれた25人の委員は年に3回、午前中に集まります。集まる前に各委員が家でマークを整理し、台紙にマークを貼り付け、集計を済ませています。ベル箱は学校の正門わきのほかに、スーパー、郵便局、図書館、2つの幼稚園に置かせてもらっています。スーパーの箱には毎回、5000点以上のマークが入れられて、地区民の協力の大きいことが分かります。協力に感謝の意を表すため、各ベル箱には前回の集計点数、預金残高、購入品目を書き、お礼を述べます。給食エプロンなど大きな買い物がある時は目標額と目的などを書いておきます。
  塩川委員長、佐々木雅代副委員長らは「ベルマーク委員に選ばれた時は何をしていいのか分からず、大変なことだと思っていましたが、達成感とやりがいがあって楽しい。ベルマークで何を買うか、最初に目標を決めておくと、マークの集まりがよくなることも分かりました」と、600万点達成を喜んでいました。

600万点達成校を訪ねました!

図書の検索システム購入 朝の読書タイムに役立つ

兵庫県尼崎市の武庫北小学校
   兵庫県尼崎市の武庫北小学校(伊藤勲校長、685人)が600万点を達成しました。県下で13校目です。子どもたちが持って来たマークは育友会(藤木徳子会長)の学級委員会の中にあるベルマーク委員(橋本直子代表)が担当します。ベルマーク委員は各クラスから選ばれた32人で、各学期に2回のペースで集まります。集まる前に各委員が家でマークを切り揃え、数えやすいように束ねています。学校ではこれを各社の整理袋に入れ、集計するだけです。家で作業を済ましているため学校での作業は午前中に終ります。昨年まで作業のあとはみんなでティータイムを設けていましたが、働くお母さんなど、帰りを急ぐ人が多くなったため、ティータイムは無くしました。
  今年からベルマーク委員会発行の「ベルマーク新聞」を作っています。子どもたちがマークを持ってくる日、お母さんたちが集まる日、マークのきり方などを詳しく載せています。昨年度の集計点数32万点や過去5年間の集計点数の推移を棒グラフで示した図も掲載、保護者から「解りやすい」と好評です。
  昨年、ベルマークで図書の検索システムを購入しました。同校は毎朝、授業の始まる前の15分間、計算タイム、読書タイム、漢字タイムなでを設けていますが、読書タイムにはこの検索機「図書丸」が活躍。お母さんたちが交代で登校、図書の管理をしています。橋本代表は「ベルマークの委員をして、初めて1枚1枚の点数の大切さがわかりました。ティータイムが無くても、みんな和気あいあいで手伝ってくれます」と喜んでいました。

500万点達成校を訪ねました!

14人の里子を応援する児童会

横浜市の横浜英和小学校
 横浜市の横浜英和小(永井輝男校長、388人)が500万点を達成しました。神奈川県で最も古い歴史を持つ私立の小学校です。
  子どもたちは、小高い丘の上の学校に「100段階段」と呼ばれている急な階段を登って通学しています。豊かな緑に恵まれ、野鳥も姿を見せてさえずっています。晴れた日には、屋上から富士山や丹沢の山々を見渡すことができます。
  横浜英和小の子どもたちは、礼拝や聖書の授業を通して、世界には飢えに苦しむお友達がいることを知りました。児童会では、月に1回、給食のおかずを我慢し、援助することになりました。1回で生み出せる金額は約7万円。現在14人の里子を応援しています。
  ベル活動は、PTAのベルマーク委員会(中条順子委員長)を中心とする各クラス1人ずつ計12人のお母さんたちです。年に5回、「ベルマーク整理日」を設定、自分のクラス分のマークを会社番号別に整理します。点数計算は、12クラス分を会社番号ごとにまとめ、担当会社を決めて持ち帰り、次の整理日までに家庭で行います。発送は年2回です。
  「自分が委員になって初めて、先輩方の大変さがわかりました。これからも、協力しながら続けていきたいですね」と中条さんは話していました。

500万点達成校を訪ねました!

活動をスムーズにするため 委員長の人気を工夫

静岡県磐田市の城山中学校
 Jリーグ・ジュビロ磐田のホーム、静岡県磐田市の城山中学校(内野劔次校長、865人)が、県内14校目、中学校では初の500万点を達成しました。42年余にわたる生徒たちの地道な活動の成果です。
  ベル活動を率いるのは、各クラス1人ずつ、計48人のベルマーク委員会。月1度の委員会活動日、クラスで集まったマークを持ち寄り、整理します。
  ベルマークだよりに、クラスごとの収集点数や各クラス3位までの氏名などを掲載。ベスト3のクラスには賞状を出すなど、「やる気」を高めています。
  委員の任期は1年ですが、活動をスムーズにするため、委員長の任期は2年生の後期から3年生の前期まで、としています。「こうした活動を、42年も前から先輩たちから受け継いできた結果が500万点だと思うと、すごいですね」と、前委員長の石井陽さん(3年)と現委員長の水谷美紗さん(2年)。
 伝統行事の全校合唱コンクールの充実を目指し、近年はベル預金で全クラスにキーボードを置くことを目標にしており、1年生のクラスを残すだけとなりました。
  市東部にあって、ジュビロ磐田のヤマハスタジアムもすぐ近く。福祉体験や清掃ボランティアなどを通して地域との結びつきを大切にしています。内野校長は「500万点も家庭や地域の力があってのこと。それにしても、地道な活動を継続させてきた生徒たちはすごい。人格の形成にも役立っているでしょう」と話していました。

500万点達成校を訪ねました!

運動をして、1点が1円の大きさを知る

大阪府堺市の湊西小学校
チンチン電車が走る阪堺線東湊駅に近い大阪府堺市の湊西小学校(朝井健雄校長、562人)が500万点を達成しました。参加から40年、府下で7番目です。
 PTAのベルマーク委員会(花田妙子委員長、21人)が奇数月の第3木曜日の午後に集まります。同委員は各学年から、1クラスから3人がペアで選ばれています。ペアになっているのは集まる日に1人が都合が悪くなっても、他の2人が出席、3人分のマークを一緒に家に持って帰ればよいからです。作業は各自が家でします。整理しにくいマークがあるので、分担するマークは毎回、順番で交代します。校区の郵便局、スーパー、パン屋さんにベル箱を置かせてもらっています。パン屋さんが業務用のマヨネーズに付いたマークを切り取って集めてくれています。ユニバーサルスタジオに勤める人がフィルムの空き箱を集め、大口の提供をしてくれていたのですが、フィルムにマークが付かなくなって、大きな痛手です。
  西谷啓三先生がベルマーク委員会の活動をビデオに録画するなど協力的で励みになります。学校創立50周年記念にマークで液晶プロジェクターを購入。講堂に集まり、臨海学校の様子などをスクリーンに映しています。村田美和子副委員長はベルマークを担当して3年になりますが、「手軽に出来るボランティアです。1点が1円の大きさ知りました。ベルマークのことを知らない人にも教えてあげたい」と話していました。

500万点達成校を訪ねました!

4年で百万点上積み 地域の協力のおかげ500万点達成した

熊本市の託麻原小学校
 熊本市の託麻原小学校(803人)が、1月に参加43年余で、県内で2校目の500万点を達成しました。2000年12月に400万点を突破してから、4年で100万点を上積みしました。
  森下吉郎校長は「PTAのお母さん方が、熱心にベルマーク活動を続けていただいたおかげです。自治会や老人会など校区民の協力もあり、地域と学校が密着しています。教育予算が年々厳しくなっています。全児童が使えるような備品類は、学校予算ではなかなか購入できず、ベルマークで購入しています。ありがたいです」と感謝していました。
  PTAベルマーク委員会(27人)は、熱心な取り組みが認められて3年前に専門委員会になり、予算がつくようになりました。
 マーク収集は校内が年3回、地域内14町は年2回。仕分け・整理作業も同じ回数で行い、回収したマークは委員に振り分けて家庭でします。発送は年5回。家庭での作業について「子どもや主人も加わって作業をしており、家族のコミュニケーションが取れて楽しい」と話す委員も。
  買い物は、児童が使える物を中心にしています。今年度はステンレスフレーム傘立て2点、ドッチビー6点、マーチングドラム2点、ビデオデッキなど計13点を約24万7000円で購入しています。来年度は全児童用にポケット防犯ベルを予定。
  藤原京子委員長はベル委3年目、委員長は2年目。山ア美津子副委員長はベル委2年目で、共に前任地でもベルマーク運動に携わったベテラン。「4年で100万点積みでき、500万点達成はすごい。昨年の創立50周年に達成できなかったのが残念です。地域の協力のおかげです」と喜んでいました。

400万点達成校を訪ねました!

集計作業は100人体制で行います

千葉県船橋市の八栄小学校
千葉県船橋市の八栄小(熱海敏行校長、888人)が400万点を達成しました。
  明治6年創立。伝統的にスポーツが盛んな学校で、ミニバスケットボールでは市や県のトップレベルです。
  ベル活動は、PTAの厚生委員会(伊藤美央子委員長)を中心とする26人のお母さんたちが進めています。お手伝いのお母さんたちがクラス分を家庭で会社別に仕分けるなど一生懸命支えてくれます。1回の集計作業はお手伝いのお母さんを含めて100人体制で行います。
  昨年はベル預金で拡大コピー機を購入しました。
  「ベルマークはいろいろな人の協力を得て、しかも地道な作業で成り立っています。1人ひとりに負担のかからない、もっと楽しく活動が出来るように工夫していきたいと思っているんですよ」と伊藤さんは話していました。

400万点達成校を訪ねました!

学区には一葉記念館 ベル袋に一覧表つけ配布

東京都台東区立の東泉小学校
東京都台東区立の東泉小(佐久間茂和校長、351人)が参加32年で400万点を達成しました。
  学区には、新五千円札の肖像として採用された樋口一葉の「一葉記念館」があり、代表作「たけくらべ」は記念館のある竜泉寺町が舞台になっています。
 東泉小では、3年生以上の子どもたち約100人で構成する「オーケストラ」活動を行っています。小学校では珍しく弦楽器もとり入れた本格的なものです。36回目となる2月の定期演奏会を地域の人たちも楽しみにしています。
  ベル活動は、PTAの教養委員会(清本昌代委員長)を中心とする、各クラス1人ずつ計12人のお母さんたちです。年度初めに、ベル袋に一覧表を付けて全校児童に配ります。回収と学校での活動は年2回です。
  活動日には、家庭で会社番号ごとに分けたクラス分のマークを持って集まります。全クラス分を会社番号ごとにまとめ、再び全員で手分けして持ち帰り点数計算をしてきます。全体集計と発送は委員長と副委員長の担当です。
  「ベルマークが、子どもたちの必要な備品をそろえるだけではなく、新潟県中越地震緊急援助にもつながる運動だということを知りました。これからも途切れることなく活動を続けていきたいですね」と清本さんは話していました。

400万点達成校を訪ねました!

どもたちが会社別に仕分けしてもらい助かります

新潟県柏崎市の枇杷島小学校
新潟県柏崎市立枇杷島小(吉田昭男校長、299人)が1963年の運動参加以来41年目で400万点を達成しました。630校余りが活動する県内で9校目。昨年、学校創立130周年を祝ったばかりの同小では、「またまたうれしい知らせです」と喜んでいました。
  この学校のベル活動は、PTAベルマーク部(石坂りち子部長)のお母さんたちと児童会ボランティア委員会(関澤智皓委員長)の子どもたちが中心です。
  毎月、ボランティア委員がベルマーク袋を配ると、この袋に入れて持ってきたマークをクラスごとに会社別に仕分けして、校舎の廊下にあるベルマーク箱に入れてくれます。そこからの全体的な仕分け、集計がお母さんたちの役目です。「子どもたちが几帳面にやってくれるので、本当に助かります」とお母さんたち。
 地域住民の皆さんにも、町内会の回覧板で協力をお願いしていますので、近所の在校生に託してたくさんいただけるそうです。
  ところで、新潟県下に大きな被害をもたらした中越地震では、震源地から30`ほどの柏崎市でも震度5の大揺れに見舞われ、その後のたび重なる余震で同小の子どもたちも経験したことのない恐怖体験をしました。
  やっと、心の落ち着きを取り戻し、勉強やベル活動などに励んでいます。

400万点達成校を訪ねました!

ベルマーク活動を総合学習に取り入れ

愛知県豊川市の国府小学校
 マークを切りそろえる子、台紙に貼る子……。お母さんと子どもたちの作業が、たんたんと進みます――。ベル活動を総合学習に取り入れている愛知県豊川市国府(こう)小学校(榊原文雄校長、610人)が、36年余の取り組みで県内19校目の400万点校になりました。
  毎月第3水曜日は「ベルマークの日」。昼休み、各クラスの代表が教室に置いた缶や箱に入ったマークを、PTAの地区単位で選ばれた女性部(部長の原田利恵さんら9人。婦人部の呼称を「時代に合わせて」04年度から変えたそうです)のみなさんが待つ部屋に持ってきます。
  女性部の作業には少ない部員を補う応援団がいます。各クラス2人ずつのPTA学級委員が学年単位に当番で加わるほか、5時限の授業が始まると6年1組の児童全員が駆けつ けてくれます。6年1組では総合学習のテーマに福祉・ボランティアを選び、ベルマークの整理も体験しているのです。
  原田さんは話します。「累計点のことなど知らずに活動してきましたが、400万点と聞いて先輩たちの活動を誇らしく思います。子どもたちの整理体験も素晴らしい。低学年も含めて広げることができればもっといいですね」
  市西部にあって130年の歴史を持ち、3世代・4世代が卒業生という家庭も珍しくない校区。「かわいい魚屋さん」「ふたあつ」「ないしょ話」などで知られる作曲家・山口保治も卒業生とあって国府小合唱部の力もなかなか。愛知県での国際博覧会「愛・地球博」の会場でも披露してくれることになっています。

400万点達成校を訪ねました!

ベル袋の絵、お母さんたちが知恵絞り、毎年更新

奈良市の六条小学校
 薬師寺が近くにあって、遠くには山焼きで知られる若草山を見下ろす奈良市立六条小学校(上田義美校長)が400万点を達成しました。参加から37年、県下で7校目です。児童数が多いときには1600人を越した時もありましたが、現在は860人で、福祉教育に力を入れています。学校の近くに養護学校が2校あり、そこの子どもたちを招いて運動会や水泳教室を開いています。
  ベルマークはPTA(久保田千代美会長)の総務部(松葉理恵部長、14人)が担当、毎月1回のペースで集まります。集まる日はPTAの広報誌「あゆみ」で連絡します。子どもたちが家からマークを持ってくるベル袋の絵はお母さんたちが毎年考えて、カエルなどのかわいいマンガを描き換え、印刷しています。作業は午前9時から昼ぐらいまでして、残りは各自が家に持ち帰って点数計算などします。ベルマークのお買い物は点数を貯めて何か大きな物を買っては、と言う意見とその年度に貯めた点数はその年で記念になる物を買おう、と言う2つの意見があり、学級懇談会で検討することにしています。

400万点達成校を訪ねました!

2人でペアを組んで計算と点検を分担

広島市の中筋小学校
 広島市の中筋小学校(吉竹邦昭校長、1177人)が参加からわずか27年で400万点を達成しました。県下で15校目です。
  まず、4、5年生から選ばれたベルマーク委員会(中島佑生里委員長、30人)が毎月1回、委員会活動の時間に集まってマークを切り揃えます。あと、PTA(武本英成会長)の生活委員会(坂田敦子委員長)が引き継ぎます。お母さんたちも毎月1回集まりますが、子どもたちがマークを切り揃えてくれているので、会社別に仕分けするだけで、ハサミを使わずにすみます。残った作業は家に持ち帰ります。2人がペアになって、1人が計算、あと1人がこれを点検します。
  学校のホームページをつくって、協力を呼び掛けると、エプソンのカートリッジが正月明けまでに550個貯まりました。このホームページはベルマークのホームページにもつながるようになっています。子どもたちはホームページでマークの点数を調べています。集まったマークは毎月東京へ送りますが、少しでも送料を安くするため、マークを貼る台紙を小さくしたり、薄くしたり工夫します。宅配便業者も1円でも安い所を探します。坂田委員長らは「2人がペアを組んで作業をすると、相手の家にマークを持って行って、家を知るなど、仲良くなります。最初は静かに作業をしていましたが、仲良くなるとおしゃべりをしながら、にぎやかになりました」。

400万点達成校を訪ねました!

有志のお手伝いさんも参加、部員たち励みに

高知市に小高坂小学校
 高知城の北西にある高知市立小高坂小学校(前田開校長、393人)が参加から43年で400万点を達成しました。県下で2校目です。子どもたちが持って来たマークはPTA(竹村晴夫会長)の事業部(藤内みどり部長、10人)が担当、参観日や懇談会にあわせて、年に3、4回集まり、作業します。部員だけでは手が足りないので、お手紙でお手伝いさんを募ります。お手伝いさんは有志ですが、毎回、10数人が、多いときには20人を超える人が駆けつけてくれます。おかげで作業は学校だけで終り、家に持って帰ってするのは発送作業程度で済んでいます。有志の積極的な参加が部員たちの励みになっています。校内の売店に高さ50aのベル箱を設置しています。ノートなど文具を買った子どもたちが協力してくれるのも楽しみです。
  藤内部長らは「ベルマークを担当して初めてマークの付いている商品を知りました。この商品を買うように心掛けていますが、小さな点数がこんなに大きな点数になるとは、驚きです。ティータイムを設けて、おやつを食べながら、子育てについておしゃべりするのも楽しかったです」と話してくれました。同校の4、5、6年生20人は一輪車クラブを作って、特別活動を楽しんでいました。

300万点達成校を訪ねました!

友愛援助をこれからも続けて行きたいですね

青森市の大野小学校
青森市の大野小(須藤兼四郎校長、896人)が300万点を達成しました。運動参加24年目の成果です。
  同小はJR青森駅から南へ約3キロ。このあたりは新興住宅地で田んぼが住宅や商店に変わりつつあります。青森市では児童数の最も多い学校です。
  ベル活動は、PTAのベルマーク委員会(青山美貴子委員長)を中心とする20人のお母さんが進めています。委員会では前半を仕分け日、後半を集計日と決めて月に2回活動しています。ベルマークだよりには、学級別の収集結果や全校の収集率を報告するなどしてベルマークを子どもたちに浸透させてきました。今、ベル預金で卓球台の購入を考えています。
  「ベルマーク委員会ではこれまで、友愛援助で日本ユネスコ協会に寄付をしてきました。これからも続けて行きたいですね」と福士裕司教頭先生は話していました。

300万点達成校を訪ねました!

黄門様お手植えのしだれ桜が学校のシンボルです

茨城県水戸市の見川小学校
  茨城県水戸市の見川小(長谷川正一校長、659人)が300万点を達成しました。
  この学校は、JR水戸駅から西へ約4`。見川地区は水戸市のベッドタウンとして大型の住宅用地が造成されたところです。校庭には黄門様お手植えのしだれ桜があって今でも美しい花を咲かせています。この桜も学校創立130周年に色を添えています。
  ベル活動は、PTAの厚生委員会(松野さと子委員長)の18人のお母さんたちが中心です。収集、整理ともに年3回。活動日には、全員で会社番号別にマークを仕分けします。手分けして持ち帰り、家庭で点数計算をしてきます。発送は委員長と副委員長が担当しています。
  「子どもたちも、委員会活動として体験したらいいのになあと思います。そうすれば自然とベルマークの素晴らしさがわかるんですけどね」と松野さんは話していました。

300万点達成校を訪ねました!

校庭にあるクスノキが学校のシンボルです

金沢市の押野小学校
  金沢市押野小学校(福田信一校長・594人)が石川県内17校目の300万点校になりました。参加から24年間という比較的短期間での達成です。
  子どもたちが持ってきたマークは、育友会(PTA)厚生部が中心になり、他の部のみなさんも加わって当番を決め、仕分けや集計に当たっています。ベル預金では一輪車などのほか、最近では児童会の要望にこたえてスポットライトを購入、講堂でのイベントに活躍しています。
  金沢市西部にあって、校庭に校舎の3階以上の高さまで伸びるクスノキがシンボルの学校。図書館教育に力を入れており、図書室にはお奨めの本や課題図書、新入本などのコーナーが。全児童を縦割りグループに分けて遠足やまつり、昼休みを思いきり遊ぶ異学年交流や、校長先生が率先してひねる俳句づくりなども楽しんでいます。

300万点達成校を訪ねました!

子どもたちのベル袋はみんな色が違います

愛知県岩倉市の岩倉北小学校
 愛知県岩倉市の岩倉北小学校(中島博明校長、842人)が、300万点校に。県内37校目。核となるPTA厚生委員会(委員長の広瀬全代さんら12人)では「私たちの活動は地味で」と話されますが、28年余で着実に積み上げました。
  子どもたちのベル袋は形や色がみんな違います。家庭にあった封筒などに年間の回収日程表を貼り付けたものだからです。回収日、児童のボランティア委員が各教室から集めます。委員会日に大まかな仕分けも。厚生委員のお母さんと作業することもあります。
  厚生委の整理には、一般会員を対象に昨年度から始めた「人材バンク」にベル係として登録した会員や、今年度初めて募った「ベルスタッフ」が応援してくれます。PTA広報「かわらばん」でのPRも欠かしません。
  「でも、なかなか浸透しないのが悩み。派手さはないが、気持ちは盛り上がっています」と委員たち。PTA会長の山下展央さんは「歴代のがんばりの結果ですね」と感慨深げでした。

300万点達成校を訪ねました!

活動支える主婦らのボランティア 月1回のペースで作業しています

愛知県大府市愛光園
  愛知県大府市にある障害者通所施設「愛光園」(施設長・多田真さん、42人)が、愛知県内38番目の300万点になりました。27年間、地域のボランティアのみなさんが力を合わせて積み上げてきた結果です。
  愛光園のベルマーク活動を中心になって支えるのは、大府市内の主婦らで作るボランティアグループ「ローベル会」。ロータスクーポンとベルマークを社会に役立てて行こうと活動しており、市の社会福祉会館や施設へ市民から寄せられるマークを、月1回のペースで整理・集計しています。
  ベル預金ではこれまでにピアノをはじめ、電化製品などを購入してきました。多田施設長は「私たちだけではとてもできません。地域の方々のお力に支えられてのことです。ローベル会のみなさんは毎年園で開く感謝の集いにお招きするぐらいですが、本当にありがたいことです」と話しています。

300万点達成校を訪ねました!

子どもの安全に気を使いながらベル運動
ベルマークで図書の購入しました

兵庫県姫路市の高岡小学校
   優雅な鷺の姿を連想させるところから、別名白鷺城とも呼ばれる国宝姫路城。その西にある兵庫県姫路市の高岡小学校(別所啓子校長、791人)が300万点を達成しました。
  最近、小学校で起きる凶悪事件のため、同校はスクールヘルパー制を設けました。児童の登校時間に毎朝、2人のお母さんが当番で校門わきに立ち、先生と一緒に子どもたちの登校を確認します。下校時は8人のお母さんが班別集団下校の列に加わって、決めたポイントまで送って行きます。ポイントには迎えに出る親もいます。門立ちをする学校は多くなっていますが、「下校時のスクールヘルパー制度は市内でも初めての試みでしょう」と、学校は言っていました。
  5月の遠足では近くの海に潮干狩りに出かけていますが、バスをチャーター、学校と海をピストン運転して子どもたちを運びます。教室の黒板横には、防犯ブザーが設置されています。使い方が子どもたちにも分かるように図解され、ブザーに付いたひもをひくと大きな警報音がなります。先生がいない時に、不審者が教室に入ってきたら、子どもたちはこのひもを引き抜き、非常を知らすことにしています。
 同校は毎月、10日を「ベルの日」と決め、PTA総務部(久保田江美子部長、14人)のお母さんたちが毎月1回集まります。ベルマークで図書を購入しました。子どもたちは授業の始まる前の15分間を「高岡タイム」と名付けて、自分の好きな本を読むことにしていますが、購入した図書はこの時役立ち、子どもたちから喜ばれています。


★ 200万点達成校


青森市三内西小学校
 齊藤勝校長、441人。国特別史跡の三内丸山が近くにあり、恵まれた学習環境にあります。運動はPTAのベルマーク委員会の92人が担当。収集日は毎月1回。卒業生の家族からも寄贈があります。購入品にはひな壇や拡大コピーがあります。

埼玉県上尾市東小学校
  河原塚貴美代校長、807人。近くには水上公園や武道館など県のスポーツ施設があります。ベルマークはPTAの保健部が担当。集まったマークをクラスの係りが持ち帰り、仕分け。係りから回収したものを保健部が点数計算、送票しています。

千葉市千城台東小学校
 濱田清校長、429人。千城台高校や文化施設など公教育の場として恵まれた環境にあります。PTA文化部は、月初め児童たちにベル袋を渡してクラスの文化部の人が回収。地域の皆さんには回覧板を通して協力を呼びかけています。

長野県高遠町高遠小学校
 宮下廣規校長、259人。近くの高遠城址公園は、春にはヒガンサクラが満開です。児童のベルマーク委員会が担当。切り揃えは1、2、3年生が、仕分けを4、5年生が、点数計算を6年生とPTAが担当。送票は担当職員です。

岐阜県高山市国府(こくふ)小学校
 本永義博校長、489人。25年余で達成。県内44校目。2月1日、市町村合併で国府町立から高山市立に。祝賀ムードの中に飛び込んだうれしいニュースです。ベル活動は4年生が中心になり、PTA母親委員会と協力、校区の公共施設などにもベル箱を置いて回収しています。

大阪府枚方市春日小学校
 山本修司校長、566人。PTAの学級委員が毎月1回のペースで集まります。みんなの都合で、午前中の時もあれば、夜に集まって作業する時もあります。中越地震で20000点の援助をするほか、学校の横断幕を作る予定です。

東大阪市鴻池東小学校
 藤川伸章校長、585人。毎月20日を「ベルマークの日」と決め、5、6年生の児童が委員会活動の時間に、織田ひとみ、橋村年子両先生の指導でマークを切ります。PTAベルマーク委員会(延原智栄委員長、6人)が後を引き継ぎます。

神戸市ひよどり台小学校
 平本秀範校長、356人。各学年の廊下に置いたベル箱に子どもたちがマークを入れると、PTA(栗原奈歩委員長、11人)が毎月第2水曜日の午前中に集まります。作業は学校で済ませるため、時には午後にずれ込むことがあります。

長崎県五島市福江小学校
 中ア一之校長、656人。参加43年で達成。愛育会ベルマーク部(19人)は、毎月第2月曜日にマークの整理作業をし、11月と3月の年2回発送しています。鵜瀬美由喜部長は「200万点達成は休まずに継続して活動をしてきた成果です」。
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