学校訪問


達成校目次

★ 1000万点達成校を訪ねました!

  愛知県岡崎市の児童福祉施設「米山寮」   2年足らずで100万点上積み
ベル預金はなんと500万円
老朽校舎の移転新築 着々進む

★ 600万点達成校を訪ねました!

  鹿児島市の錦江台小学校   23年余で600万点
親子で取り組み達成
創立30周年を目標に

★ 400万点達成校を訪ねました!

  神奈川県三浦市の名向小学校   商品を購入してみて
「1点が1円」の重み
  福井県武生市の国高小学校   活動見なおしで
大きな弾み
  静岡県藤枝市の藤枝順心高校附属幼稚園   先生たちの力強い支えと
PTAの地道な努力が実る
  広島県向島町の向島中央小学校   参加から13年で400万点達成
体力向上目指し一輪車を8台購入

★ 300万点達成校を訪ねました!

  福島県原町市の原町第三小学校   「地域の協力が力になっています」
  静岡県沼津市の開北小学校   地域との交流は積極的
岩崎恭子さんの母校
  清水市の清水高部小学校   卓球台や楽器を
ベル預金で購入
  岐阜県北方町敬愛学園北方幼稚園   地域がマーク収集に協力的です

★ 200万点達成校

  北海道千歳市立北栄小学校   神奈川県川崎市立下小田中小学校
  愛知県蒲郡市形原小学校   岐阜県岐南町北小学校
  東大阪市近畿大学附属小学校   岡山市旭東中学校
  広島県海田町海田西小学校  

1000万点達成校を訪ねました!

2年足らずで100万点上積み
ベル預金はなんと500万円
老朽校舎の移転新築 着々進む

愛知県岡崎市の児童福祉施設「米山寮」
 温かくて力強いボランティア活動に支えられた愛知県岡崎市の児童福祉施設「米山寮」が、1000万点に達しました。県内で2校目。園舎の建て直しを含む懸案の「米山せきれいの郷」づくりも軌道に乗り、「喜びを全国の支援者のみなさんと分かち合いたい」と05年10月の完成を心待ちにしています。
  社会福祉法人「米山寮」は、家庭に事情がある子と目の不自由な子ら58人が生活しています。
  ベル活動による支援は80年から。岡崎市民、企業、全国へと輪が広がり、集まったマークは岡崎市のボランティアグループ「火曜会」が整理しています。
  支援活動のもう一つが、園舎や子どもらの遊び場、地域住民や支援者らとの交流の場、障害者の自立を目指す「福祉の街」などからなる「せきれいの郷」づくり。市の鳥「ハクセキレイ」にちなんだ計画に向けて、数年前から目標額3億4000万円の募金活動などを展開してきました。
  この間、老朽化した園舎が集中豪雨で損壊して仮住まいとなり、事業費に対する愛知県などの補助金も財政難を理由に削減されました。しかし、支援者は募金目標額を2億円上積みして活動した結果、3万6000平方メートルの用地を確保、04年夏には総事業費約10億円の第1期工事の地鎮祭にこぎつけたのです。
  ベル活動も拍車がかかり、2年足らずで100万点を集める勢いに。預金も500万円を超えました。
  事務長の金原勲さんの案内で「せきれいの郷」の建設現場を訪ねました。建物はすべて木造。石積みされた日本庭園風の池、雑木林の中には車いすで散策できる遊歩道、何種類もの木々が植栽された小道など、優しさがいっぱいです。
  「ベルマークに代表される善意の集積です。木造にしたのは、ぬくもりがあり、子どもたちの健康を害する結露の心配もないから。池の石はすべてここの整地で出てきたもの。4200本の植栽は支援者のみなさんからです」と金原さん。植栽の一本一本に寄贈者名の札があり、火曜会の名前もありました。
  「ベル預金での買い物は、新しい郷にふさわしく、みなさんの善意のシンボルになるものを選びます」と、主任でベル担当の戸谷一彦さん。火曜会の会長、稲垣和子さんも「楽しくやってます。それが実を結ぶのだから、一層楽しみですね」と話しています。

600万点達成校を訪ねました!

23年余で600万点
親子で取り組み達成
創立30周年を目標に

鹿児島市の錦江台小学校
 鹿児島市の錦江台小学校(隈元克仁校長、808人)が、県内で2校目に600万点を突破しました。参加23年余の短期間の達成で、年平均26万点という高い集票点数。PTA事業部(東望美部長ら23人)は、「快挙! 23年余で600万点達成!」の見出しで「ベルだより」を出し、全児童とPTA会員らに知らせました。
  錦江台小は今年が創立26周年の歴史の浅い学校。新設校だったことから設備の充実を目指して、PTAがベルマーク運動に力を注いできました。平良行雄PTA会長は「23年間、こつこつと取り組んできたPTAのみなさんの努力が実を結びました。この間、約590万円の備品類を購入しています。学校の予算は限られており、ベルマーク運動は有意義な活動です」と喜びを語っていました。
  11月25日に行われた整理・集計作業にはKKB鹿児島放送、朝日新聞社、南日本新聞社のテレビ・新聞3社が訪れ、熱心に取材していました。
  ベルマーク活動は、PTAと5、6年生児童のベルマーク委員会(17人)の親子で進めています。毎週月曜日に児童たちがマークを回収し、月2回朝(15〜20分)と月1回6校時に集まって、ベルマーク担当の先生の指導で、牛乳パックを使ってマークを種類・番号別に分ける作業をして、お母さんたちを助けています。事業部は2カ月に1回、整理・集計して、部長、副部長、書記の3人で学期ごとに送付しています。
  東部長と川田貴代美・前部長は「子どもたちのベルマーク委員会の活動が大きな力になってPTA活動を支えています」と、学校側の協力に感謝していました。
  平良会長と東部長は「創立30周年に向けて、ベルマークで何ができるか検討します」と力強く話していました。

400万点達成校を訪ねました!

商品を購入してみて
「1点が1円」の重み

神奈川県三浦市の名向小学校
 運動参加校数が全国5位の神奈川県内でも活発な活動校が多い三浦半島にある三浦市の名向小(岩田格校長、388人)が400万点校になりました。県で62校目。参加38年のバトンタッチの結果でした。
  この学校は、市内西部にあって、周辺には、名産の三浦スイカや三浦大根、キャベツなどの畑が広がり、学校の畑でも三浦大根などを作っています。また、1`も行くと油壷湾や小網代湾など風光明媚な海の景色が楽しめます。
  ベルマーク活動を担当するのは、PTAのベルマーク委員会(新倉竹子委員長)の22人のお母さんや先生たち。毎月、第2火曜日にマークを回収して仕分け・集計し、学期末に財団に送ります。校区内のスーパーやコンビニもベル箱を置いて、協力してくれています。
  お母さんたちは、「1点1円という小さなところから教材や備品など思わぬ大きなものを購入できるのは、大きな喜びですね」「長年の積み重ねを、来年以降も引き継いで行ってほしいですね」などと話していました。

400万点達成校を訪ねました!

活動見なおしで
大きな弾み

福井県武生市の国高小学校
 ベル活動の力強い継続には改革も必要――。福井県内11校目の400万点になった武生市の国高小学校(大瀧茂樹校長、670人)も、担当のPTA施設部の活動見直しで大きな弾みがつきました。
  国高小のベル活動は、まず集めたマークを児童会ベルマーク委員会が仕分け、ベル袋に「ありがとう印」を押すなどします。強化週間を設けて休み時間に作業したりもしますが、先生が部屋にいなくても委員らは黙々とやりとげます。
  これに比べPTAのベル活動は停滞気味でしたが、昨年度の施設部では「手間を惜しまず、活性化しよう」と発奮。従来は自宅でしていた整理・集計を「みんなで会話も楽しもう」と学校でやることにしたのを始め、ベル財団のホームページを活用してPRを展開しました。
  保護者会の日には仕分けのお手伝いをお願いしたり、ベル箱を銀行や公民館にも設置。ベル預金で買った品々を玄関に展示するなどもしました。「お陰でベル意識がPTA・地域全体に広がりました」とベル担の鈴木博美先生は話します。
  市中心から少し離れた校区ですが開発が進み、新市庁舎も建設の予定とか。地域もPTAも学校環境の変化に対応したコミュニティーづくりを迫られており、ベル活動の役割も大きくなりそうです。

400万点達成校を訪ねました!

先生たちの力強い支えと
PTAの地道な努力が実る

静岡県藤枝市の藤枝順心高校附属幼稚園
 「あっ、ロッテのガム。57番だ」「83番。味の素はこの箱だね」。静岡県藤枝市の藤枝順心高校附属幼稚園(多賀須節園長、406人)が、園児たちもマークの仕分けに参加する取り組みで、県内33校目の400万点に達しました。
  月初め、園児たちが自宅からマークを持ち寄ると、年長さんたちが一枚一枚を確認しながら、大きな番号をつけた箱へ。床を駆け回り、ゲームを楽しんでいるようで、早くて、間違いもさほど無さそうです。
  園児任せばかりではありません。一人一役のPTAでベルマーク係希望のお母さんが、毎月2回の整理・集計日に各自年間2回ほどの割で参加します。マークは卒園生らからも届きます。
  37年間の財団への送票は108回。見事な継続は、園児の指導や特に責任者を決めていないPTAベルマーク係の運営など、先生たちの力強い支えがあるからにほかなりません。このところ買い物をしていないので預金もあり、楽しみにしています。
  藤枝駅近くの高校と同じ敷地内。高校の生徒と園児との触れ合い体験や部活動を通じての交流もあり、その中から幼児教育への進路を目指す生徒もいるそうです。

400万点達成校を訪ねました!

参加から13年で400万点達成
体力向上目指し一輪車を8台購入

広島県向島町の向島中央小学校
 瀬戸内海に浮かぶ人口1万7千人の小さな島。そこの広島県向島町向島中央小(槇勝博校長、517人)が400万点を達成しました。参加からわずか13年で、県下で14番目に多い学校になりました。
  PTAにあたる奨学会(新田浩正会長)の文化部(越智明美部長、11人)が年に4回集まります。文化部員だけでは手が足りないので、ボランティアや学級代表、地区代表の人たちにも手伝ってもらいます。作業は午後に学校に集まり、約2時間します。校区のスーパー2カ所にベルマーク箱を置かせてもらっていますが、匿名のまとまった寄贈があったりして、地区民の協力がありがたいです。子どもたちが持ってきたベル袋には「ありがとう」のスタンプを押して返します。
  児童の体力が全国の平均レベルより低いため、体力づくりに力を入れています。ベルマークで一輪車8台を買いました。子どもたちは自分の体力を記録する「がんばりカード」を持っています。休み時間に一輪車の練習をし、どの程度乗れたかを書き込むのです。バック乗りが出来るようになると、カードに「名人」のシールを貼ってもらいます。

300万点達成校を訪ねました!

「地域の協力が力になっています」

福島県原町市の原町第三小学校
  福島県原町市立原町第三小学校 鈴木進一校長、589人。原町市は、太平洋に面した仙台市といわき市の中間にある相双地区の中心都市で、勇壮な「相馬野馬追」は夏の風物詩として有名です。11月8日、薄っすらと紅葉に染まった学校を訪ねました。
  同市はベルマーク運動が盛んで、県内2位に700万点台の原町第一小学校、9位に原町第二小学校、そしてこのた原町第三小学校が300万点校に仲間入りしました。
  運動は児童会ベルマーク委員会とPTAベルマーク委員会が連携して活動しています。毎月1、15日を「ベルマークの日」と決め、収集を家庭に呼びかけ、集まったマークは学級ごとにベルマーク係が仕分けます。毎週月曜日に児童委員会があり、各学級のマークを集めて仕分け箱に入れます。その後はPTAにバトンタッチします。
  PTAのベルマーク委員は、年4回(昼の部、夜の部)集まり点数を計算、送票と発送はベルマーク委員長が担当しています。「今年度は、育成委員会にもお手伝いしていただき、たくさん貯まったベルマークの山を崩すことができ助かりました」と、委員長の常磐千恵子さん。
  学区内の商店などにベルマーク収集箱を50カ所以上置かせてもらい、運動の大きな力になっています。「商店やスーパーから集まるマークのうち、特に地元の協賛会社『成田もやし』は目立ちます」と副委員長の横山正美さん。
  「校内では、いま『新潟県中越地震の被災校に救援を』という話題が出ています。みなさんと相談して、ぜひベルマークを緊急友愛援助として役立てたいと考えています」と、鈴木校長先生とベルマーク担当の佐藤由子先生は話してくれました。

300万点達成校を訪ねました!

地域との交流は積極的
岩崎恭子さんの母校

静岡県沼津市の開北小学校
  静岡県沼津市の開北小学校(若松春子校長、433人)が、県内61校目の300万点に達しました。PTA文化部(部長・奥村京子さん)では、アイデアに満ちた取り組みで一層の盛り上げを図っている中での朗報です。
  毎週月曜日がベルの日。今年から、登下校用玄関に文化部員が趣向をこらして製作した郵便ポスト風のベル箱を置き、登校してきた児童にベル袋を入れてもらい、学期ごとに整理・集計しています。校区の郵便局や商店7ヵ所にもベル箱を設置。授業に使う楽器や給食のメニューに付いているマークも見逃しません。
  沼津駅北側の工場や商店、マンションなどが建ち並ぶ校区で、学校には空き教室を活用して住民が趣味を楽しむ「開北ホール」や乳幼児のための「らっこ」があり、地域との交流も積極的。バルセロナ五輪の金メダリスト、岩崎恭子さんが先輩であることも児童の誇りです。

300万点達成校を訪ねました!

卓球台や楽器を
ベル預金で購入

清水市の清水高部小学校
  静岡市の清水高部小学校(平岡三生校長、616人)が県内62校目の300万点校に。41年間、子どもとお母さんたちが力を合わせてつないで来た成果です。
  毎週金曜日が収集日。児童のJRC委員会が児童集会で「マークは回りを残して切って下さい」などと呼びかけたり、集まったマークの大まかな仕分けをし、PTA学年委員会のお母さんたちが整理・集計します。ベル預金ではマーチングクラブの楽器や卓球台、最近ではごみ箱やなわとび、ボールなどを購入しています。
  学校周辺は南方に約500メートル間隔で国道1号バイパスや東海道新幹線が走り、新しい団地もできていますが、まだまだ田園も残っていて、自然がいっぱい。ことしも児童らがJAしみずの指導で田植えを体験、秋の収穫も終わり、もちつきやしめ縄づくりを楽しみにしています。

300万点達成校を訪ねました!

地域がマーク収集に協力的です

岐阜県北方町敬愛学園北方幼稚園
   岐阜県内のベルマーク活動が盛んな町のひとつ、北方町にある敬愛学園北方幼稚園(棚橋敏雄園長、286人)が、県内18番目の300万点校になりました。お母さんたちと職員たちの頑張りで、27年間という児童数などの割には短期間での成果です。
  園児たちが可愛いベル袋に入れて持参するマークを、PTA役員会の時に整理・集計します。ベル預金ではこれまでに整理棚をはじめ、オルガンやポスターを作る拡大コピー機などを買いました。
  岐阜市のベッドタウン・北方町内の学校は、県内トップの700万点校である北方小学校など、活発なベル活動を展開しています。地域の商店なども協力的で、子どもたちは幼いときからマークを集める習慣ができており、北方幼稚園を巣立った子どもたちも小学校・中学校・高校へと活動を引き継いでいるようです。

★ 200万点達成校


北海道千歳市立北栄小学校
 佐藤信男校長、292人。スクールバンドがあり、今年度全国大会に出場、これまでに全道大会や全国にも出場している。PTAの厚生委員会が中心に取り組んでいる。各教室には収集箱を常備。仕分け・点数計算は一般PTAがお手伝いしてくれます。

神奈川県川崎市立下小田中小学校
 石澤久志校長、960人。パンジーの里・下小田中小は四季折々の花が咲いています。PTA学級委員会が担当、毎月1回、委員たちが1時間程度行います。ベルマーク預金を新潟県中越地震の緊急友愛援助に寄付しました。

愛知県蒲郡市形原小学校
 広瀬紀明校長、494人。39年間で県内113校目。児童会の「おたすけスクール」活動のひとつ。「ベルマ郵便」というベルマークではがきや切手を買う校内郵便活動など、アイデアいっぱいの取り組みで収集、整理・集計しています。

岐阜県岐南町北小学校
 赤塚邦芳校長、450人。22年間という比較的短期間で達成。児童が大まかに仕分けしてくれたマークを、PTA学年委員会(委員長・松澤みどりさん)が学年単位で当番を決めて整理。預金では図書室の展示棚や掃除機などを買いました。

東大阪市近畿大学附属小学校
 木原晴夫校長、594人。児童会の4、5、6年生委員が毎月第1、3の土曜日に集まり、マークの整理をします。PTAに当たる保教会(大坂伊知朗会長)の施設部(山本とし子部長)が子どもたちの作業の後を受け継ぎます。

岡山市旭東中学校
 延本大作校長、882人。生徒会(三村沙和美会長)が校内放送、新聞で呼びかけ、ボランティアが毎月1回のペースで放課後に集まります。マークで車イスを買って、老人ホームに贈ったり、新潟県中越地震の緊急支援をしています。

広島県海田町海田西小学校
 崎本美恵子校長、235人。PTA(土井健治会長)の文化教養厚生委員会(箭原さゆり委員長、11人)がボランティアの協力を得て毎月集まります。年3回の集計は毎回3回の点検を繰り返し、1点の間違いも無いのが自慢です。
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