★ 700万点達成校を訪ねました!
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「地域とのつながりを大切にしたい」
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「蔵造りの街」・埼玉県川越市の高階小(森正弘校長、691人)は、運動に参加して42年で700万点を超えました。県内では4校目の達成です。学校のある新河岸は、商店街と住宅地に囲まれた静かな環境の中にあります。かつて江戸と川越とを結ぶ物資を運ぶ重要な交通の拠点、「新河岸川の舟運」として近在に名を知られ、栄えた町でした。
運動は、年度初めにPTAがボランティアを募り、25人くらいの「ベルマークボランティア」(代表・関口百合子さん)が担当、収集日は年間7回あります。毎月第3月曜日の作業日には毎回10〜20人くらいが参加、午前中の2時間を和気あいあいと作業します。 PTA会長の藤本薫さんは「この地域は、高階小の卒業生が多く、昔から学校と地域との結びつきが強く、ベルマーク収集の呼びかけには、回覧板を回していただくなど、町会ぐるみの協力態勢が自然に生まれています。今年から初めて町会の代表の人たちも、学校でのベルマーク整理作業に参加していただくことになりました」。 森校長も「『地域とともに伸びる学校』をめざし、地域と一体となった教育に力を入れています。地元の囃子連によるお囃子学習会、地元の有志に寄贈された山車を年2回引きまわすなど、郷土の文化と直接ふれあう体験をしています」と話します。 「ベルマークは設備品を買えるばかりではなく、幅広い援助活動をしていることを知りませんでした。子どもたちにも伝えて行きたいです」と副会長の佐野弥寿子さん。 学校では、「環境保護とリサイクル活動として『エコチャレンジスクール』に取り組んでいます。省エネ・ごみ・美化などで「子どもたちに物の大切さを知ってもらおうと考えています。ベルマークはその一環です」と榎本康治教頭は話しました。 |
「地味な運動ですが、1点ずつ
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千葉県市川市行徳小(野村敏校長、869人)が700万点を達成しました。運動歴は長く、今年で42年目。1100校あまりが取り組む千葉県内でも4校目という輝かしい成果をつかみました。
東京湾を望むこのあたりは、水陸両面の交通の中心として昔から栄えました。東西を結ぶ行徳街道は、一帯で作られていた塩の輸送路として重要な役目を果たしてきたほか、成田山新勝寺に参詣する人々でにぎわったそうです。 児童たちは、地元の古老に聞いたりして、こうした「生の歴史」を自然に身に付けられる恵まれた環境の中で勉強しています。 この学校でベルマーク運動をになっているのは、PTAベルマーク係のお母さんたちですが、76人もの大所帯です。 マークの収集日は、月に1回。給食室や卒業生の家庭からも届けられます。係のお母さんたちは、自分たちの都合の良い時に仕分けをします。 お母さんたちは、「地味な運動ですが、1点ずつでも、みんなで集めれば大きな成果に届きますね」と話していました。 |
「品物の購入は児童たちに
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埼玉県さいたま市の三橋小(中川新五郎校長、1231人)が参加42年で600万点を達成しました。県内の参加校1002校中8校目です。
明治22年創立の、全国でも10指に入るマンモス校だそうです。 JR大宮駅から西へ約2`。住宅街に囲まれた校舎には公民館との融合施設があり、地域の人たちとの連携もスムーズに行っています。 ベル活動は、PTAの総務ベルマーク班(松永浩子委員長)を中心とする30人のお母さんと、5、6年生40人で組織する助け合い委員会の児童が協力して行っています。 各クラスに児童が作ったベル箱を置いています。毎月のベルマーク週間にマークを持ち寄り、自分たちで箱に分けて入れます。助け合い委員会の児童は各クラスのベルマークを回収して大まかに分けるまでが担当。 引き継いだPTAは、ボランティア協力委員の136人のお母さんと一緒に点数計算をして年3回発送します。各クラス4人のボランティア協力委員のお母さんは、学年ごとに担当月を決めて年2回お手伝いします。 郵便局やスーパーにベル箱の設置をお願いしてたくさんのマークを集めています。 「今までは、購入する品物は学校側で決めていました。今回は児童とPTAのお母さんとで決めることにしました。児童には夢のある品物を選んでもらいたいですね」と先生たちは話してくれました。 |
「マイペースでできる
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秋田市の勝平小学校(大友俊一校長、793人)がベルマーク運動参加31年で集票500万点を達成しました。
勝平小は、秋田市の西部、雄物川と秋田運河・日本海に囲まれた地域にあり、北に秋田運河を利用した工場施設、南に住民の居住区域が広がっています。 学校の設立は昭和45年。3年後にベルマーク運動に参加しました。PTAの保健厚生部を中心に運動を続けています。卒業生や地域の人々の協力も得て運動は着実に進展、これまでにグランドピアノ、オルガン、テント、児童図書などを購入、子供たちの学校生活にうるおいを持たせています。 感謝状をお届けして学校を訪問した日、大友校長のほか、佐々木ひろ子教頭、PTA会長の佐々木修さん、副会長の加藤寿一さん、保健厚生部長の今野淳子さん副部長の吉田正子さん、昨年度保健厚生部長の飯塚有美子さんが迎えてくれました。 年6回「ベルマーク作業日」を設け、児童が家庭で集めたベルマークを学級ごとに回収、PTA室や会議室で保健厚生部員が仕分け、集計をします。総数170人の保健厚生部員が交代で作業にあたります。 ベルマーク運動は「マイペースでできるボランティアなので気軽に参加できる」「赤ちゃんを連れて参加してくださる方もあって、作業がとても和やか」と好評だそうです。 運動に携わって気がついたこととして「集めたマークがどのように援助に役立てられているか、知らない人もいるのでPRがとても大切だと思います」という声が聞かれました。 PTA会長の佐々木さんは「500万点達成を機に、運動の素晴らしさををもっとPRして発展させていきましょう」、副会長の加藤さんも「リサイクルベルマークは、環境への貢献という時代の要求に合った活動です。ペットボトルの回収などにも有効なのではないでしょうか」と話してくれました。 |
ベル運動と共に歩んだ
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千葉市の轟町小(峯田勉校長、688人)が500万点をつかみました。運動参加は1961年。ベルマーク運動と一緒に歩んだ息の長い活動の結果です。PTAや先生方は、「これからも、無理なく、無駄なく、根気良く」と気持ちを新たにしていました。
この学校の周辺には、千葉大をはじめ、大学や高校、中学などがたくさんあって、文教地区の真ん中にあるといっても過言ではありません。また、市内の子ども会の発祥の地としても知られ、子ども会活動が盛んです。 ベル活動を引っ張っているのはPTAベルマーク委員会(渡辺美恵子委員長、11人)。年間3回、全校児童と先生方にベルマーク袋を配り、それぞれの委員が担当クラスの分のマークを自宅で仕分けします。 お母さんたちは、「無理なく取り組めるボランティア活動に参加出来て良かったです」と喜んでいました。 |
地域との結びつきを深めたい
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千葉県柏市の柏第八小(久保田進校長、776人)が集めたマークが、運動参加34年目で500万点になりました。県内では14番目の500万点校です。
柏八小は、JR柏駅から南へ約2`。近くには、Jリーグの柏レイソルが名乗りをあげた日立総合グラウンドがあります。 ベルマーク運動に、一生懸命取り組んでいるのは、PTAベルマーク委員会(奥田純子委員長)の6人のお母さんたち。「たった6人で?」と思うかも知れませんが、このチームには、46人もの学級委員のお母さんたちがついていて、仲良く一緒にマークの仕分けや集計などの作業をこなしています。 卒業生や一般の家庭の協力をいただくために、校区内にベル箱を置かせてもらうこともこれから検討するそうです。 お母さんたちは、「実際に参加してみて、この運動の奥の深さを知り、取り組み意欲を高めることが出来ました」「自分たちの学校のためだけでなく、へき地学校などへの支援に役立っていることが分かりました」と話していました。 |
ベル袋の返却は心をこめて
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金沢市の緑小学校(石川公文校長、629人)が、ベル袋に「ひとこと」を書き添えるなど心のこもった活動で、県内6校目の500万点校になりました。参加から31年間というハイペースでの成果です。
活動を率いるのは各クラス一人ずつと執行部員で構成する育友会ベルマーク部(部長・中谷敦子さん)。毎月15日、子どもたちがマークを入れてくる袋は「心の通い袋」と命名されています。 手書きのキャラクターが印刷され、ぬり絵にもなります。マークを取り出すと、スタンプやシールに加えて「寒くなったけど、風邪に気をつけてね」「夏休み、楽しんでね」「マラソンがんばって」などと一言ずつ書いて返します。部員が自分のクラスの子どもたち一人ひとりを思い浮かべながら書くのです。 ベル便りの発行は原則として年3回ですが、協賛会社の入・脱退などで臨時号もたびたび。「もちろん、500万点達成のニュースも出します。意識を高めて、年間集票点数の県内ベストテンを目指します」と中谷さん。 育友会長の上村和弥さんも話します。「500万点を築かれた先輩たちに敬意を払いたい。これからも目標を設定するなどして力強く継続していきたいですね」。買い物の目標は校舎の各階に冷水機をそろえることにしたそうです。 金沢市西部の団地の学校で、最近新たな開発が進み児童数増加。学校では3年前から縦割り教育に力を入れ、1年生から6年生まで15人ほどのグループに分けて掃除のほか、運動会や遠足などを通して、豊かな成長を目指しています。 |
「マーク集めは当然」
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長崎県大村市の三城小学校(林田栄治校長、492人)が参加42年で、県内で初めて500万点を達成しました。1995年に400万点を突破してから、9年で100万点を上積みしました。
PTAベルマーク部の田川美穂子部長は「ベルマーク運動の取り組みは、PTAにとっては当たり前の活動としてお母さん方に受けとめられているようです。先輩たちの努力の積み重ねで活動が定着し、500万点達成という成果になりました」と喜んでいました。 マーク収集は、年度初めに回収用のベル袋を作り、PTA会員の各家庭に1枚配ります。新しく協賛会社に加わったセイコー・エプソン社の使用済みインクカートリッジの回収は、職員室内に回収ボックスを置き、ビニール袋に入れて持参するように、全児童によびかけています。校区内の郵便局やスーパーなど5ヵ所に収集箱を設置して、地域にも協力をお願いしています。 ベルマーク部の作業は年間計画に沿って進めています。毎月第1週の金曜日にマークを回収し、翌週の水曜日に集計作業をします。集計作業は年8回、発送作業は年3回の計11回の作業です。部員150人を振り分け、各学期に1回ずつ、都合のいい日に出るようにしています。 田川部長は、ベル部活動5度目のベテラン。副部長は石橋由美子さんと島内恵美子さんの2人で、石橋副部長は2度目。 田川部長と石橋副部長は「ベルマーク活動は作業が単純で年3回出て、時間も1時間半くらいなので、仕事を持っている人も無理なく参加できて出席も良い。作業は雑談しながら、和やかな雰囲気の中で進めています」と話しています。 同校は、ベルマーク運動創設40周年の2000年5月に、長崎市で開かれたベルマーク運動説明会で、運動に貢献した学校として表彰されています。 |
桐工芸や藤棚などが
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埼玉県春日部市の緑小(飯山吉晴校長、686人)が、運動参加以来27年という速さで400万点に届きました。県内では、35校目の400万点校です。
この学校は、春日部市の中心部にあって、桐工芸のお店や藤棚が地場産業や昔ながらの風物詩となっています。 ベル活動にがんばっているのは、PTA厚生委員会に所属する16人のお母さんたち。この委員さんたちが中心となり、応援のお母さんを含め、40人ほどで年に4回、集めたマークの仕分けや集計をします。 空いた教室を利用して毎週2回、地域のお年寄りたちが児童と一緒に昔の遊びなどをして楽しむ「ふれあいサロン」が開かれ、ここにもベル箱が置かれています。 また、子どもたちが進学する近くの中学は、ベルマーク運動に加わっていないので、卒業生の家庭からマークが届くこともあり、お母さんたちを喜ばせています。 |
集めたマークが実際に
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横浜市南区の永田小(伊東久美子校長、497人)が400万点を達成しました。1300校余りが参加する神奈川県内で61校目。運動参加39年間の成果です。
永田小は、わが国の「海の玄関」の横浜港の南西に位置しています。今年はちょうど開校40周年。記念の年に、もう1つうれしい知らせが届きました。 この学校のベルマーク活動を中心になって取り組んでいるのは、PTAの学年学級委員会のメンバーです。毎月第3水曜日の収集日にマークを集め、年間3回、仕分け・集計して財団に送ります。この時は、PTAのお母さんたちに呼びかけて、手伝ってくれる「サポート隊」を募ります。 お母さんたちは、「コツコツ集めたマークが、実際に子どもたちの役に立つ教材や備品になることの喜び」をかみしめていました。 |
毎年、ベルマーク担当は
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兵庫県尼崎市の立花西小(福井章校長、682人)が参加から37年で400万点を達成しました。各クラスにベルマーク担当の子どもがいて、教室のマークを集めます。PTA(石井正己会長)の福祉厚生部(山田智美部長)が2カ月に1回、PTA会議室に集まって、これを仕分けします。昨年まで、毎月1回集まっていましたが、働くお母さんが多くなったので、2ヵ月に1回にしました。毎月だと集まりが悪かったのですが、2ヵ月に1回にすると、集まりが良くなりました。
部員は1年と2年の7クラスから1人ずつ、7人が選ばれます。毎年1、2年生のお母さんから選びます。理由は入学時にベルマーク担当を経験していると子どもが小学校に在籍する間、ずっとベルマークに関心を持ってくれるからです。7人だけでは手が足りないので、お手伝いさんを募ります。お手伝いさんも1,2年生のお母さんたちに呼びかけ、クラス別に有志を募っています。作業は牛乳パックの空箱を利用します。学校でできなかった残りの作業は7人が家に持ち帰ってします。お手伝いさんたちは「ベルマークは身近に出来るボランティアであることが分かった。みんなに教えてあげたい」。これまでに黒板クリーナー、CDラジカセ、広報部員が使うデジタルカメラなどを購入しています。 |
「無理せず、仲良く、地道に頑張る」青森県木造町の向陽小学校
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西に日本海、南に秀峰・岩木山(1,625b)をのぞむ青森県木造町の向陽小が、300万点を達成しました。
青森といえば、雪。それは下から吹き上げてきます。厳しい冬の寒さが、口を重くさせ、言葉を少なくさせるのでしょうか。「どさ」「ゆさ」(「どこへ行くの」「お湯に入りに」)というのは、その象徴な会話として有名なようです。 気候風土が、多彩な人材を育てるのかな。世界的な版画家・棟方志功やブルースの女王・淡谷のり子、作家・太宰治など青森県は、キラ星のごとく人材を輩出しています。頑張り精神が必要といわれる角界では、横綱だけで6人も出ています。そのうちの1人、旭富士はこの学校の出身です。 木々の葉が黄色く染まり始めた10月下旬、向陽小学校を訪ねました。葛西校長と担当の栗山先生が迎えてくれて、作業をしてくれるPTAベルマーク委員会のメンバーを紹介してくれました。いつもは10人ほどが集まるところが、この日は吉川秀子委員長も都合が悪く、参加してくれたのは、木津優子、斎藤雅子両副委員長と境谷恵子、今牧子委員の4人。「今日は本当に集まりが悪くて……」といいながらも楽しげに作業開始。 「井戸端会議じゃないけど、おしゃべりできていいですよ」「いろんな話ができて、いい息抜きになります」「転勤族だけど、ベルマーク運動で友達ができました」などと話しながらも、手は休めない。そのうち、「それはそうと、この間、全国少年相撲選手権大会が東京であったんだよね。その団体戦で、今さんの息子さんのチームが3位になったってさ」と、ビッグニュースも飛び出した。 本校の運動参加は1970年。クラスごとに子供たちが袋を配って、回収。それをPTAの委員会が月1回仕分け、整理の作業をするシステム。「モットーは1枚でも、2枚でも、無理をせず」と、3番目の子供が在学中で、すでに12年間も運動を続けている木津さん。 児童数は420人とさほど大規模でもないのに、34年間で300万点。好成績を残せたのは、「仲良く、無理せず」に、「地道に頑張る」精神が加わったからでしょう。 岩木山も頂上付近がうっすらと雪化粧を始めていました。もうすぐ吹雪混じりの北風が吹きつけますが、PTAの集会室には、温かい会話を交わしながら頑張っているお母さんたちの姿があるでしょう。 |
共同作業の中から
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埼玉県春日部市の上沖小(横塚雅光校長、1046人)が300万点に届きました。運動参加26年目という、比較的速いペースの達成です。県内では83校目。
学校の周辺は、新興住宅地ですが、緑も多く、桐たんすや麦わら帽子など昔ながらの地場産業もしっかり息づいています。 ベルマーク活動の中心は、PTA厚生部(佐竹佐智子部長)の30人のお母さんたちです。各教室や職員室、給食室にベル箱を置き、学期毎に厚生部員全員で仕分け・集計します。 お母さんたちは、共同作業の中から、部員同士の連帯感が生まれました、と喜んでいました。 |
ベルマークの買い物で物差しを
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さいたま市桜区の神田(じんで)小(杉浦健治校長、546人)が300万点校となりました。1979年の運動参加以来25年目。埼玉県では84校目でした。
都市化の波が急速に押し寄せているさいたま市ですが、この学校の周辺は、田畑もまだ、たくさんあり、子どもたちは落ち着いた雰囲気の中で勉強や運動に励んでいます。 ベル活動はPTAのベルマーク委員会(小島ゆう子委員長)の6人の委員ですが、年間3回の収集日には2学年ずつのお母さん方にお手伝いをお願いし、なごやかに作業を進めています。 平成9年の学校創立20周年の時は、貯めたベル預金26万点で1000本の物差しを購入して児童らに配りました。平成14年には56万点余りでバスケットボールのユニホーム1式をそろえました。 先生方やお母さんたちは近く20万点分のベル預金で、まとまったものを購入しようと話し合っているそうです。 |
地味な活動ですが、一人ひとりの
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千葉市美浜区の浜第一小(小川重夫校長、458人)が300万点校になりました。運動参加26年目。千葉県内では89校目の300万点校です。
この学校の校区は、以前は海面でした。東京湾の埋め立てが進み、新しい学校や団地などが生まれたのです。 ベル活動の中心は、PTA資源部の12人のお母さんたち。毎月集めたマークを自宅で仕分け。学期末に学校に持ち寄って全クラス分を集計します。 地域の皆さんへは、自治会長さんを通じて協力を呼びかけます。今、団地の集会所やマンションの管理人室の前など5カ所にベル箱を置かせていただいています。 お母さんたちは、「地味な活動ですが、1人ひとりの皆さんの協力の積み重ねで成り立っていることを、少しでも多くの皆さんに知っていただきたいですね」と話していました。 |
エプソン販売参加を機に
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横浜市神奈川区の神大寺小(齋藤惣太郎校長、793人)が300万点校の仲間入りをしました。神奈川県内で153校目、43年間の積み上げの結果です。
横浜港からは、ちょっと離れていますが、市営地下鉄の片倉町駅に近く、割に便利なところです。 ベル活動の主体は、PTA学年学級委員会(西條昌子委員長)の23人のお母さんたち。近くの農協と薬局に置かせてもらっているベル箱を含めて、毎月月末のベルマーク週間にマークを回収。PTAの定例会の時に委員全員で仕分けや集計をします。 メンバーの皆さんは、「エプソン販売が協賛会社になってくれたことで、同時にリサイクル運動にも取り組むことが出来るようになりました。良かったですね」と喜んでいました。 |
細かい作業もスムーズに
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遠くにみなとみらい地区の高層ビル群が一望できる丘の上。横浜市唯一の円形校舎で知られる南区の蒔田小学校(森田徳明校長、児童542名)が運動参加41年で300万点を達成しました。ベルマーク預金でこれまでに一輪車やベルマーク整理庫、和太鼓などを買いました。
11月8日は年3回のベルマーク集計日。「こんにちは」。PTA保健厚生委員会のメンバーとベルマーク協力者のお母さん方が次々と2階の会議室に集まってくる。机の上には協賛企業ごとに分けられたベルマーク整理袋。「今日もよろしくお願いします」。秋山久美子委員長の掛け声で計算作業が始まります。 「うちは細かい作業の好きなお母さんが多いので助かります」と秋山さん。次の大台に向け、皆さん張り切っています。 |
「ベル預金でデジカメ
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神奈川県横浜市鶴ヶ峯小(庄子豊校長、541人)が参加41年で300万点を達成しました。
横浜駅から相模鉄道で約10分。学校は小高い丘の上の静かな住宅地にあります。 この学校は、毎月19日を「一句の日」として全校児童が俳句を作り、本にします。また、児童は5月30日を「ゴミゼロの日」として地域の人と一緒に校区のゴミをなくす活動をしています。 ベルマーク活動は、PTAの学年学級委員会の18人のお母さんたちが中心です。月に1度、クラスのベル箱からマークを回収し、家庭で会社番号ごとに仕分けします。次の活動日に全クラス分を会社番号ごとにまとめます。委員のお母さんは手分けして持ち帰り、点数計算をしてきます。発送は年5回です。 秋のPTA行事「ゆめつるフリーマーケット」では、ベルマークが通貨の代わりとなるくじ引きコーナーもあり、地域の人たちからもマークがたくさん集まります。 「ベル預金で子どもたちのために、デジカメを何台も買うことに決まったんですよ」と委員のお母さんたちはうれしそうに話していました。 |
地域住民と一体になった
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横浜市旭区の不動丸小(網谷洋校長、906人)がこの秋、300万点校になりました。神奈川県で156校目、32年間のバトンタッチの結果です。
地域住民と一体となった催しが学校の年間行事の中に位置付けられています。また、大都市ヨコハマでは珍しく、学校内に農地があり、秋には児童たちが丹精こめて育てた野菜の収穫祭があります。 ベルマーク活動は、PTAの学年委員会が中心ですが、集めたマークの仕分け作業の際はボランティアのPTAの方にお手伝いしてもらっています。 児童たちには、この運動が、へき地学校などへの援助に役立てられていることを伝えているそうです。 |
パソコン80台を校内ランで結び
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金沢市の鞍月小学校(木本重史校長、555人)が、300万点を達成しました。39年間の取り組みで石川県内16校目です。
毎月児童が持ち寄るほか、資源回収などを通して地域からも収集。育友会(PTA)厚生委員会のみなさんが自宅で整理した後、夜間に学校へ集まって集計しています。 県庁や県警本部が校区に移転。街は急速に様変わりしつつありますが、子どもたちは花づくりや縦割り教育などで情操豊かな生活を送っています。児童会ではアルミ缶の回収活動を展開、この9月には車いすを老人施設へ贈りました。 80台ほどのパソコンを校内ランで結んでおり、校区特産の梨にちなんだキャラクター「なっしー」が案内してくれるホームページは、昨年度の第1回全日本小学校ホームページ大賞(J−KIDS大賞)の県優秀賞に選ばれました。 |
★ 200万点達成校 |