★ 700万点達成校を訪ねました!
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欠席者の少ないのが自慢
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兵庫県尼崎市の武庫東小学校(川野吉信校長、892人)が700万点を達成しました。参加から40年、県下で6番目に集票点数の多い学校になりました。
毎月末、担任が子どもたちにベル袋を配り、5日に子どもがベルマークを持参、各教室に設置したベル箱に入れます。箱は洗剤の空き箱を利用して作ったものです。育友会(口田幸治会長)の厚生部(上原明子部長、26人)が毎月1回のペースで午前中に集まり、子どもたちが持って来たマークを整理します。ベル袋は1年間使い、お母さんたちが「ありがとう」スタンプを押して、返します。 最近、働くお母さんが多くなっていますが、毎回の作業で休む人が少ないのは自慢の1つです。どうしても出席できない人は友達に交代してもらうなど、代理人を立てることにしています。ガムなど小さいマークも10枚単位にしてセロテープでとめます。手間が掛かるようですが、結局、集計の時に便利で、能率が上がります。小さいマークの整理はみんな嫌がるので、毎回、学年ごとにグループを組んで、担当する協賛会社を順番に交代しています。昨年の夏が格別に暑かったので、ベルマークでウォータークーラーなどの購入を検討中。上原部長は「作業を通じて友達が出来、苦労を分かち合うのはいいことです」と話してくれました。 |
回収は毎月5のつく日に計3回も
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静岡県に6校目の600万点校の誕生です。参加から43年の静岡市清水入江小学校(鈴木淳校長、679人)。そこには、ベル活動の「お手本」ともいえる取り組みがありました。
驚くのが活動のきめ細かさ。回収は毎月5のつく日で月に計3回も。5・6年生のベルマーク委員が教室を回って集め、昼休みや委員会活動日に仕分けます。これを各クラス2人ずつのPTA学年委員会(委員長・柴田真里さん)が毎月第2水曜日に整理、その都度、財団に送ります。 ベル便りも財団のお知らせなども入れて毎月発行。毎月の集票点数などをグラフにして廊下へ。600万点達成のニュースも早速、貼り出しました。情報をみんなが共有すれば励みになり、協賛企業の参加・脱退などにもすぐ対応できます。スーパーなど8ヵ所にもベル箱を置いてあります。 今年の夏休みには3人の6年生が柴田さんらと東京・銀座のベル財団事務局を見学。報告を廊下に掲示しました。入江小の卒業生でもある柴田さんは「同窓会でも、ベルマークを夢中で集めたことが話題になります。これからも力強く続くようがんばっています」と話します。 清水港に近い古くからの街で、「地域を良くしよう、という住民の思いは熱い」と鈴木校長。全国の子ども会や交通安全会の発祥の地といわれ、地域ボランティアによるお年寄りらに対するデイサービスも誇れる活動、と聞きました。 Jリーグ・清水エスパルスの選手や日本代表チームの主将をつとめ、現在は解説者の長谷川健太さんや、「ちびまる子ちゃん」の作者・さくらももこさんも卒業生。「ちびまる子ちゃん」の舞台やストリーの多くは入江小時代が題材のようで、「ベルマークを集めよう」の巻もあります。 |
「地域ぐるみの協力が実りました」
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千葉市立都小(小川進校長、647人)が500万点を達成しました。1100校余りが活動する千葉県内で12校目。運動参加40年目で成し遂げました。
都小はJR千葉駅から東へ約3`の住宅地にありますが、周辺には、田畑が散在するなど田園の風景も残っています。こうした雰囲気に、じかに触れるために、地域の皆さんの協力で米作りや昔の暮らしの体験を取り入れているほか、植物や小動物の観察を通じて自然環境を大切にする意識を育てています。 この学校のベルマーク活動は、PTA整備委員会(五十嵐真奈美委員長)の20人のお母さんたちによって進められています。 まず、3カ月ごとにめぐってくるベルマーク収集日の1週間前に「ベルちゃん便り」を発行して児童たちに知らせ、収集袋を全校家庭に配ります。 収集日には、集まったマークを3班に分かれた委員のお母さんたちが手づくりの番号シートの上に振り分け、各班で集計します。 長年の活動で、卒業生や一般住民の方が、近くの児童にマークを託してくれることも多く、そうした地域ぐるみの協力が500万点という大きな成果につながりました。 小川校長先生やPTA会長の税所(さいしょ)一代さんらは、「ありがたいことですね。これからは、ベルマーク運動が、へき地学校などへの援助に直接つながっていることなどを児童やお母さん方にもっと分かってもらえるように努力して行きたいですね」と話していました。 |
ベル袋には「3塁打」、「ホームラン」・・
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日本海の波が洗う千里浜で知られる石川県羽咋市の羽咋小学校(井上克彦校長、577人)が、県内5校目の500万点校に。40年間、児童・先生の活躍と父母らの力が実らせました。
毎月5日がベルの日。持参したマークを2年生以上は自分たちで番号別に小箱へ。1年生のマークは5・6年生のベルマーク委員が仕分けします。委員たちはベル袋に「たくさんありがとう」の押印や、50〜99枚入っていたら「3塁打」として銀色のシールを、100枚以上には「ホームラン」として金色シールを貼ったり、学年末に金・銀・銅を発表してもいます。 あとはベル委員会担当の松生文子先生がマークを等分して、20人で構成するPTA環境委員会(委員長・大山富美子さん)に整理をお願いします。「先生と子どもらの活動に支えられています。それにしても、500万点達成という快挙は全ての先輩に知って欲しいですね」と大山さん。現在、ベル預金は80万円以上あり、楽しみにしているそうです。 千里浜でのマラソンなど運動も活発。8月6日には平和集会を開き、広島へ千羽鶴を送っています。井上校長は「他人を思いやる心が育って欲しい。ベルマークも自分らの欲しいものを得るためだけではない、というベル活動の意義への理解を深めていきたいですね」と話していました。 |
ベルマーク活動のお蔭で
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茨城県下妻市の下妻小友幼稚園(福西基園長、園児72人)が300万点を達成しました。675校が参加する同県内では36番目。幼稚園としては、初のケースです。
関東鉄道常総線下妻駅から徒歩5分ほどの住宅街の一角に、1927年、アメリカ人宣教師によってつくられました。小友(しょうとも)は、英語の「リトル・フレンド」の訳です。 キリスト教の精神に、「遊びを中心とした保育」「たくさんの絵本にふれさせ、情操豊かな子どもに育てる」「ありったけの力で元気に遊ぼう」など、先生方や父母の願いを込めた幼児教育を実践しています。 この幼稚園のベル活動には、いくつかの特徴があります。毎月ベルマークの日に、子どもたちがベルマーク商品のパッケージや袋のままもってきてます。年長組の園児が教室に並べた協賛会社別の段ボール箱へ入れます。 それを、先生方や都合のついたお母さんたちが取り出してマークを切り取り、集計して財団に送ります。 今のところ、スーパーなどにベル箱を置かせてもらったりはしていませんが、卒園児の家庭や商店の人がマークを届けてくれることもしばしばです。教頭の浅野道子先生やお母さんたちは、「ベルマークのおかげで、たくさんの設備品を購入することが出来、また、へき地学校など、よそのお友達の役に立てて、本当に感謝しています」「母親同士、楽しい会話のひと時が持てて、ありがたいですね」などと話していました。 |
ベルを通して子供たちが
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埼玉県川越市の新宿小(奥平昇校長、774人)が参加22年で300万点を達成しました。
学校周辺は、高層住宅が多く、都心に出る便利さから住宅開発が進んでいます。 ベル活動は、PTA総務財政委員会(岩田和美委員長)の11人のお母さんたちです。毎月第3週をベルマーク収集週間とし、学期ごとに2日間の整理日を決めて、ボランティアのお母さんと一緒に点数計算をして発送します。 ベルマーク収集は大切な活動と位置づけて、学校だよりなどで地域の皆さんにお知らせしています。 お母さんたちは、「ベルマークを通して、子どもたちも1点1円の重みを理解し、お菓子などについているマークも大切にしています」と話していました。 |
★ 200万点達成校 |