学校訪問


達成校目次

★ 700万点達成校を訪ねました!

  伊勢市の有緝(ゆうしゅう)小学校   ベル預金はここ数年 図書購入にあてる
生活の充実と援助に子らも一翼を担う

★ 600万点達成校を訪ねました!

  福井県春江町立春江小学校   県内一の大規模校
児童とPTAが連係して成果

★ 500万点達成校を訪ねました!

  埼玉県栗橋町の栗橋小学校   利根川にすむ巨大魚ハクレン
国内でただ1つの産卵場所

★ 300万点達成校を訪ねました!

  東京都北区の王子第一小学校   「小さな積み重ねが大きな成果」実感
  稲城市稲城第一小学校   「縦割り班」が運動を盛り上げ
  大垣市の宇留生(うるう)小学校   「コツコツやる 大切さを知る」
  徳島市の昭和小学校   部員61人が年に6回集まる
貯めて大きな買い物を
<こちらは7月検収分になります>

★ 200万点達成校

  埼玉県春日部市豊春小学校   静岡市安西小学校
  静岡県大仁町大仁北小学校   京都市私立七条幼稚園
  奈良県御所市御所小学校   岡山県倉敷市連島東小学校
  広島市八木小学校   山口市大内小学校
  熊本県八代市麦島小学校  

700万点達成校を訪ねました!

ベル預金はここ数年 図書購入にあてる
生活の充実と援助に子らも一翼を担う

伊勢市の有緝(ゆうしゅう)小学校
 伊勢神宮のおひざ元で、三重県内5校目の700万点校が誕生しました。伊勢市の有緝(ゆうしゅう)小学校(平松光代校長、541人)。児童の活動とそれを支えるPTAの力で成果を重ねてきました。
  児童のベルマーク委員会は5・6年生20人ほどで構成。各自が担当クラスを持ち、月末にベル袋を配布して翌月初めに回収、委員会活動の時間や昼休み、放課後などに仕分けます。作業場は空き教室を生かした専用のベルマーク室です。ポスターなどでクラスへの呼びかけも十分です。
  児童が仕分けしたマークは、PTA地区理事らの福利厚生委員会(藤由理恵委員長ら7人)へ。委員はそれぞれ受け持つ番号を決めてあり、自宅で整理して学期末に集計、発送します。
  学校では朝の読書など本に親しむことに力を入れており、ベル預金もここ数年は本の購入に充てています。
  古くから商人の町。創立120年になる学校への住民の想いは強く、総合学習などの「先生」もいっぱい。子どもたちも校区を流れる勢田川の美化に力をいれ、3年前に自分たちで作詞した合唱「この想い届くから~FOR勢田川~」を、市の行事など機会あるごとに発表しています。
  平松校長は「700万点は、児童に地道に積み重ねていくことや受け継いでいくことの大切さを教えるとともに、生活の充実や援助に役立つ活動の一翼を自分たちも担っている、ということを感じてくれたと思う」と話します。
  老朽校舎の建て直し計画が進んでいますが、ベル活動も着実に受け継がれていくでしょう。有緝の「緝」には、「集める」といった、ベル活動にふさわしい意味もありますから。

600万点達成校を訪ねました!

県内一の大規模校
児童とPTAが連係して成果

福井県春江町立春江小学校
 福井県春江町の春江小学校(松川誠一校長、965人)が、県内4校目の600万点校に名乗りあげました。県内一の大規模校の児童とPTAがスクラムを組んだ成果です。
  月初めの収集日、子どもたちはマークをクラスにある10番ごとの区分け箱へ。これをベルマーク係が会議室の番号別整理箱に入れ、さらに児童のボランティア委員が整理します。
  あとは委員長の白畑倫誉(みちよ)さんら各クラス一人ずつからなるPTAボランティア委員会の役割。午前・午後の部に分けた整理日を隔月に設けていますが、一般保護者の応援もあり、それぞれ1時間半ほどで終えるそうです。
  「600万点が、40年間もみなさんが取り組まれてきた結果だと思うと、わたしたちもきちんと活動して引き継がねばならない、と改めて思います」と白畑さん。「説明会で聞いたベルマーク箱を校区に置くことも話し合っていきたい」とも話されました。
  九頭竜川を挟んで接する福井市のベッドタウンとして、人口も増加。春江小も08年度には2つの学校に分割の予定ですが、それまでは教室の余裕もなく何かと大変です。
  松川校長は「大規模校だけに、先生と児童がクラスだけでなく全校で一体となることを心がけるとともに、保護者や地域との結びつきもより深めるよう工夫しています。その意味でも、ベルマーク活動が活発なのはうれしい」と話しました。

500万点達成校を訪ねました!

利根川にすむ巨大魚ハクレン
国内でただ1つの産卵場所

埼玉県栗橋町の栗橋小学校
 埼玉県栗橋町の栗橋小(増田靖夫校長、587人)が参加24年で500万点を達成しました。県内の参加校1001校中13校目です。
  栗橋町は、利根川をはさんで茨城県と接しています。国道4号線の利根川橋付近は、巨大魚ハクレンの国内でただ1カ所の産卵場所で、毎年初夏には、川面で豪快なジャンプが見られることで有名です。
  ベル活動はPTAの環境部(染谷佳子部長)の19人のお母さんと5、6年生の福祉委員会の児童12人が協力しながら進めています。
  児童は月初めに、家から持ってきたベルマークを各クラスのベル箱に分けて入れます。福祉委員は、ベル箱を回収、委員会の日に会社番号ごとに仕分けし、ベル箱を教室に戻します。引き継いだPTAは、毎月1回、募ったボランティアのお母さんたちと一緒に点数計算をして年3回発送します。
  「スーパーや銀行、学校医、郵便局などにお願いしてベル箱を置かせていただいています。これからも、地域の人たちに協力していただけるように、次の年の部員の方々にも引き継いでいきたいですね」と染谷委員長は話していました。

300万点達成校を訪ねました!

「小さな積み重ねが大きな成果」実感

東京都北区の王子第一小学校
 東京都北区の王子第一小(柳楽和子校長、700人)が300万点を達成しました。1792校が活動する都内で87校目。運動参加43年目の成果でした。
  王子地区は、かつては大きな製紙工場がありましたが、現在では、その跡地にマンションが建ち並んでいます。
  この学校のベルマーク活動の中心はPTA総務委員会(橋本清美委員長)の26人のお母さんたちです。毎月15日に児童が持ってきたマークを総務委員が集め、第3土曜日に仕分け・集計し、9月と3月に財団に送ります。
  お母さんたちは、「小さな積み重ねが、大きな結果を生み出すことのすばらしさを実感しました」「地道に活動するのが大切ですね」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

「縦割り班」が運動を盛り上げ

稲城市稲城第一小学校
 東京都稲城市の稲城第一小(深見眞一校長、527人)が300万点に届きました。1968年に、この運動に参加して以来37年目。1782校が参加する都内では86校目の達成校です。
  都心から西へ約25`。北側には多摩川が流れ、住宅と農地が混在する、落ち着いた環境の中で勉強しています。上級生と下級生が一緒に遊んだりゲームや運動をする「縦割り班活動」に年間を通じて活発に取り組んでいます。
  ベルマーク活動の主体は、PTAのベルマーク委員会(千葉真弓委員長)のお母さんたち。毎月第2火曜日に集まってマークの仕分けや点数計算などをします。お母さんたちは、「子供たちの教育に直接役に立つ備品が充実してきました」「ベルマークを集めることによって、各家庭が教育活動に参加しているという意識が高まってきています」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

「コツコツやる 大切さを知る」

大垣市の宇留生(うるう)小学校
 岐阜県内17校目の300万点校に、大垣市の宇留生(うるう)小学校(小野正芳校長、582人)が名乗りをあげました。42年間の成果です。
  毎月3日間の回収日に、マークを「アート童夢」という絵画の飾られた部屋の前の小箱へ分けて入れます。小箱の管理や放送での呼びかけは児童のJRC委員会の仕事。「300万点なんて想像できない。コツコツやることの大切さが分かりました」と委員長の桑原大誠君と副委員長の和田直樹君=ともに6年。
  整理はPTA児童委員会(委員長・川瀬三代さん)が、3クラスある3年生の保護者にお願いして年に各クラス1回ずつ、計3回、アート童夢で行ないます。
  市郊外の創立130年の学校。「みんな体を動かすことが大好きで、運動場に草が生える間がないほど」(小野校長)といい、木登りや相撲なども楽しんでいます。合唱も盛んで、体育大会や合唱コンクールなどで得たカップや楯は、玄関の陳列ケースに収めきれないほどです。

300万点達成校を訪ねました!

部員61人が年に6回集まる
貯めて大きな買い物を
<こちらは7月検収分になります>

徳島市の昭和小学校
 徳島市昭和小(岩井博校長、570人)が県下で2番目に、参加から35年で300万点を達成しました。
  阿波踊りのメーン会場近くにある昭和小は、毎月1日を「ベルマークの日」と決めて、子どもたちがマークを持参、担任が集めます。PTA(佐川和文会長)の研修部(藤本陽子部長)が年に6回、学期毎に2回集まっています。部員は18クラスから選ばれた61人です。少子化で、空いた教室があるので、この教室を利用して午前中、約2時間の作業をします。部員数が多く、全員が集まると教室が狭いので、3班に分かれて集まります。学校の作業だけでは終わりませんので、後は会社別に分けたマークを各自が持ち帰り、家で子どもたちとします。集計が終われば、年に3回の発送です。マークを貯めて、ウオータークーラーなど子どもたちが喜ぶ、大きな買い物をしようと、みんなで考えているところです。
  藤本部長は「ベルマーク係は2年目ですが、運動が海外援助にもつながっている事を知り、素晴らしいことだと思います。例えば1円を贈ることはできませんが、10点を集めれば1円を贈ったことになるので、気軽にできるボランティアと思っています」と話していました。

★ 200万点達成校


埼玉県春日部市豊春小学校
 高守孝二校長、779人。「みんな友達、豊かな心」を目指し、福祉教育や地域との連係、読書などを通した教育活動に力を入れています。運動はPTA厚生部が担当、集まったベルマークは月に一度、第3火曜日に仕分け・計算・送付まで終わらせます。

静岡市安西小学校
 杉田義則校長、384人。子どもたちが持ち寄ったマークは職員室に集められ、PTAで役職を持たない保護者のみなさんが定期的に手分けして整理しています。ことし創立90周年の学校。異学年のペア遠足など楽しい学校生活を送っています。

静岡県大仁町大仁北小学校
 堀江賢司校長、308人。1984年の開校と同時に運動に参加。マークを毎週集め、児童のボランティア委員会が大まかに仕分けし、PTA厚生委員会が整理します。先生や保護者による朝の読み聞かせや読書で本に親しんでいます。

京都市私立七条幼稚園
 捨田利サカへ園長、320人。毎月1回、保育料と一緒に園児が袋に入れえて持参。保護者会(大谷満子会長)の連絡員40人が送迎バスのコース別に分かれて集まります。エレクトーンはお誕生会で、和太鼓は学期末の生活発表会で活躍しています。

奈良県御所市御所小学校
 上西義次校長、450人。毎月15日を「ベルマークの日」と決めて、子どもたちが各教室に掛けたベル袋に入れます。PTA保健体育部が中心になってボランティアのベルマーク委員を募ります。毎回20人以上が集まります。食器乾燥機が重宝しています。 

岡山県倉敷市連島東小学校
 秋田孝校長、547人。毎月の第2水曜日に子どもたちが袋で持参、担任が集めます。PTAの厚生部(三宅美和部長)が月1回のペースで集まります。部員は地区から選ばれ、作業も学校ではなく地区の集会所など家の近くに集まり成果をあげています。

広島市八木小学校
 中村浩子校長、546人。担任が子どもたちから回収したマークを、クラスから1人ずつ選ばれたPTA財務委員会(横田美子委員長)が毎月1回のペースで集まります。ソフトバレーボールは各学級に配り子どもたちが昼休みに、プールの長椅子は見学者が利用しています。 

山口市大内小学校
 竹内芳雄校長、668人。参加18年で達成。PTA研修委員会(18人)は、年5回のベルマーク収集日の前に「ベルマークだより」を発行しています。藤本康子委員長は「委員5人で説明会に参加したが、いい勉強をさせていただきました」。

熊本県八代市麦島小学校
 中村憲次校長、501人。参加21年で達成。PTAベルマーク委員会(西村文子委員長ら16人)と児童たちのベルマーク委員会が両輪になって進めています。運動会用のテントが古くなり、買い物は毎年、新しいテントを購入しています。
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