★ 700万点達成校を訪ねました!
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神奈川県山北町の川村小が700万点神奈川県山北町の川村小学校
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神奈川県足柄上郡山北町の川村小(杉山健治校長、586人)が700万点をクリアしました。1299校が参加する県内で5位というすばらしい記録です。運動に参加して43年間で達成しました。
県西部の山北町は山梨県との県境に位置し、丹沢山系のふところに抱かれた緑豊かな町です。 この学校のベルマーク活動を担当するのは、PTAベルマーク委員会(佐藤千佳子委員長)の17人のお母さんたち。 毎月第1金曜日に学校に集まってマークを仕分けしたあと、自宅に持ち帰って点数計算します。 これまでは、在校生の家庭を対象に活動してきましたが、今年度から校区の皆さんにも協力を呼びかけることにしました。現在、ベル箱を置かせていただく場所や個数、住民の皆さんへの周知の方法などを検討しています。 お母さんたちは、「これからも、ベルマーク運動に対する関心を低下させず、より活発な活動に育つよう願っています」と話していました。 |
「日常のベル活動の努力が大きな成果生む」岩手県内トップを走り続ける水沢小学校
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岩手県水沢市の水沢小(吉田政校長、851人)は、ベルマーク運動に参加して42年目で、県内初の600万点を達成しました。藩校立生館から引き継がれ、明治6年に創立、131年の長い歴史を持つ学校です。水沢は幕末、昭和にかけて活躍した高野長英、後藤新平、斎藤實の生誕地で、今でも地域と学校では「ふるさとの3偉人」として、地域と学校をあげて祭りなどで称えています。
ベルマーク運動は、PTA施設委員会(高橋真由美委員長、50人)と児童会ベルマーク委員会(菊地祥子、高橋宏幸担当教諭)が担当しています。児童たちは委員会活動の時間に仕分けや呼びかけのポスターを作るなどの活動をしています。その後はお母さんたちの出番です。 同校の600万点は県内では抜きん出ており、その取り組みの様子を学校にお尋ねすると、 吉田校長は「特別なことは何もしていません。普段の地道な活動の積み重ねです。しいてあげると児童数が多いことかも知れません」と淡々と話しました。PTA会長の佐野淳一さんは、「私も子どもの時、この学校でベルマークを集めていました。いまでも習慣になっています。近所の人たちも、きっとそうだと思います。よくマークを届けてくれます」。「初めて担当することになりましたが、先輩からの引き継ぎがよく助かっています」と高橋さん。 同校に101年続く校歌に「流れてつきぬ・・・」という一節があります。「いつまでも流れて尽きることなく脈々と受け継がれている」ことのようです。この精神が歴代の「水小っ子」たちに浸透して、ベルマーク運動のけん引役になっているのかも知れません。 水沢市は、南部鉄器の産地としても知られています。JR水沢駅のホームに鉄製の「みちのく風鈴」が、涼しい音を響かせ、色とりどりの短冊が揺れていました。「みちのくの種山ケ原に燃ゆる火のなかばは雲にとざされにけり」(宮沢賢治)、「ふるさとの山にむかひて言ふことなしふるさと山はありがたきかな」(石川啄木)。 |
ベルマークで子どもたちの物を
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東京都豊島区の朋有小(山口武校長、388人)が400万点を達成しました。1779校が参加する都内で31校目。
朋有小は昨年4月、元の時習小と大塚台小が統合して開校した新しい学校ですが、ベルマーク運動は41年間の歴史があります。60階建てのサンシャイン60に近く、都会の真ん中ですが、地域の住民は人情に厚く、下町の気さくな雰囲気が漂っています。 ベルマーク活動の中心は、PTAの学級学年部の皆さんです。5月は5年、6月は6年といった具合に、毎月1回、学年ごとに集まってマークの仕分けや集計をし、年間1、2回財団に送ります。 先生方やお母さんたちは、「区の財政が年々厳しくなっていくので、備品の整備や充実など少しでも子どもたちのためになるよう、これからもがんばっていきたい。そのためには、もっとベルマークのことを知ってもらい、たくさん集めていただけるようにPRにつとめたいものです」と言っていました。 |
東京都板橋区の第十小学校
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東京都板橋区の板橋第十小(窪田みね子校長、329人)が400万点を達成しました。1782校が参加する都内で32校目です。この学校の活動歴は長く、ベルマーク運動がスタートした翌年の1961年以来43年間に及ぶ先生方やお母さん、児童の見事なバトンタッチの結果でした。
中心になって活動に取り組んでいるのは、PTAのベルマーク委員会(広野あけみ委員長)の26人のお母さんたち。毎月第2火曜日の収集日に学校に集まってマークの仕分けをします。 学年ごとに担当するベルマーク番号を決めて、それぞれが自宅に持ち帰り、10毎ずつセロテープで止め、点数と枚数を記録します。それを次の収集日に学校に持ち寄ってまとめます。 マークは、卒業生の家庭からも寄せられ、委員のお母さんたちを喜ばせています。委員の皆さんは、「ベルマークに関心を持つようになりました。小さな積み重ねが大きな成果をもたらす、やりがいのある活動、との認識が深まりました。児童たちには、人のために役立っている運動、ということをぜひ知ってほしいと思います」と話していました。 |
八戸市立白鴎小、長者小2校が
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青森県八戸市で、2校が共に300万点をクリアしました。市立白鴎小(小林吉春校長、612人)と長者小(津田健造校長、473人)です。県内の運動参加校454校中、29、30位。仲良く大台に乗りました。
白鴎小は市東部の漁港の近く、長者小は市の中心部、と立地条件や周辺の環境は異なりますが、どちらもベルマーク運動が盛んな学校です。 白鴎小の活動の中心はPTA環境厚生委員会の43人のお母さんたちです。毎月1回の活動日に、各クラスの回収箱からマークを集め、ボランティアのお母さん方と仕分けをします。終わらない時は手分けして家に持ち帰り、学期末に委員が集計して財団に送ります。 一方の長者小はPTAベルマーク委員会の58人のお母さんが主体です。毎月、学校の集金日の前日にベルマーク回収袋を全校児童に渡し、集金日に仕分け、集計をします。 ◇ 両校のお母さんたちが会って、お互いの学校の取り組み方などを紹介して意見を交わしました。 白鴎小環境厚生副委員長の佐藤恵子さんは、ベルマーク歴10年のベテランです。「お子さんの卒業後もお手伝いしていただけるOBの方に、年度初めの4月に活動日をお知らせして、お願いしています。長く委員をされたかたも大勢いらっしゃるので、作業もスムーズで、とても助かります」と佐藤さん。 長者小ベルマーク委員長の酒井郁子さんは「委員の人数は多いのですが、毎回集まってくださるのは、そんなにいません。OBにお願いする白鴎小のやり方をうちの学校でも取り入れてみようかしら。良いことを教えていただきました」 佐藤さんは、「スーパーや郵便局にベル箱を置かせていただき、回覧板で住民の皆さんにお知らせしています。長者小で工夫されている収集方法があれば、教えて下さい」 長者小ベルマーク委員の大久保恵さんは、「学校の集金日とベルマークの回収日を一緒にし、マークがあっても無くても袋を持ってきてもらうようにしたら、今までよりマークが集まるようになりました」 3人は、それぞれの学校の取り組み方法を披露し合い、「これからも、ベルマーク交流を続けていきたいですね」と話していました。 |
活動を通じて人の
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千葉県柏市の逆井小(伊藤一司校長、378人)が300万点を達成しました。1105校が活動する県内で87校目。参加24年目で300万点に届きました。
逆井地区は東武野田線で柏から3駅目。学校の敷地内には、えびねランの自生地もあって、周辺には、緑もかなり残っています。 ベルマーク活動を取りまとめているのは、PTAの副学級委員長で、毎月1回、ベルマークの日を設定。マークを回収、仕分けし、年間2回、財団に送ります。お母さんたちは、「活動を通じて人の輪が広がりました」と話していました。 |
活動を通して1点が1円
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千葉県八街市の八街東小(行方正夫校長、933人)が運動参加22年で300万点に達しました。1102校が活動する県内では88校目です。
八街(やちまた)は、道が四方八方に通じている、という古い言葉から名付けられた、といういわれの通り、西は千葉市、北には成田市、南は茂原市、そして東には太平洋を望む九十九里浜に通じています。また、神奈川県の秦野市と並んでおいしい落花生の産地としても有名です。 この学校のベルマーク活動は、PTA厚生部が担当しています。お母さんたちは、毎月1回集まってマークを仕分け、集計し、7月と12月、2月に財団に発送しています。 部員の皆さんは、「1点が1円のお金になって役立っていることを知りました。また、PTA活動自体が活性化したことも、大きなメリットでした」と話していました。 |
★ 200万点達成校 |