★ 800万点達成校を訪ねました!
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宜野湾市の台風に遭った小・中学校に
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神奈川県鎌倉市の清泉女学院中学高等学校(神保勝朗校長、1071人)が参加42年で800万点を達成しました。
1301校が参加する神奈川県で3校目の800万点校です。昨年秋には、同女学院の小学校が700万点を達成しています。 戦国時代の武将、北条早雲ゆかりの玉縄城址の高台にある濃い緑に囲まれた広々としたキャンパスからは、富士山や湘南の海が一望できます。 福祉活動も活発で、地域の養護学校との交流や募金活動にも取り組んでいます。 ベルマーク活動は、生徒会のベルマーク委員会(府川朋美委員長・高3)の48人とPTAのボランティアのお母さんたちが中心です。年間計画で決めた集計日までに、委員が収集袋を配り、クラスごとに集めたベルマークを会社別に仕分けします。委員会の日に持ち寄って、ひとまとめにして保管します。 引き継いだ、ボランティアのお母さんたちは、手分けして家庭に持ち帰り、次の集計日までに点数計算まで済ませておきます。3月にまとめて発送します。 沖縄県宜野湾市にある沖縄カトリック小学校・中学校が台風の被害にあった時には、ベル預金で冷水機を2台買って贈り、喜ばれました。ここ数年は、友愛援助にも参加しています。 中学生の時から、お姉さんの影響でベルマーク委員をしてきた府川さんは、「5歳上の姉が委員長をしていた時に700万点校で紹介されました。母もボランティア歴6年のベテランなんですよ」と話してくれました。 200万円以上貯まったベル預金で、合唱祭のためにキーボードの購入を考えているそうです。 |
北海道で初の500万点
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1430校あまりがベルマーク運動に参加する北海道で初の500万点校が誕生しました。北見市立中央小(林紘三校長、360人)です。先生方やお父さん、お母さんたちは、「集めたマークの累計が500万点に届くというのは知っていましたが、まさか、北海道のベルマーク運動のトップだなんて」とびっくり。「ちりも積もれば山となる、ということわざは本当ですね。これからも仲間のお母さん方と協力してがんばります」と喜んでいました。
道東部に位置する北見市一帯は明治30年(1897)、高知県の移民団と屯田兵が入植、開拓が始まりました。そして、大正から昭和初期にかけて興したハッカ産業が「北見」の名を全国に広めました。現在は、ハーブによるまちおこしを進め、また、4つの大学を擁する学園都市としても有名です。 同小の創立は大正11年(1922)と歴史の年輪が刻まれていますが、ベルマーク運動の活動歴も1962年以来と長く、一般のお母さん方の自然の協力に支えられています。 活動の中心は、PTAのベルマーク委員会(山口絵里委員長、15人)。前期、後期の2回、学年ごとに20人ほどのお手伝いのお母さんたちが仕分け、集計をし、それをベルマーク委員が財団に送ります。 マーク集めに関しては、特別なことはしていないそうですが、毎年、グループや個人の方からマークのプレゼントがあり、お母さん方を喜ばせています。 お母さんたちは、「ベルマークの作業を通じて、お母さん同士の交流の輪が広がりました」「ベルマークで、子供たちの夢を実現するお手伝いが出来て、楽しいですね」などと話していました。 |
県内で2校目の500万点校に
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宮城県古川市の古川第一小(青沼拓夫校長、737人)が500万点を達成しました。県内で500万点に届いたのは、仙台市東六番丁小に次いで2校目です。
学校創立は明治6年。巣立った卒業生は1万3千人に及び、大正デモクラシーの中心的な役割りを担った吉野作造もその1人です。 子どもたちが持ってきたマークは、児童会のベルマーク委員(24人)とPTAの福利厚生体育部員(23人)が仕分けします。 青沼校長先生らは、「長年、続けてきたPTAや児童の地道な活動によるところが大きい。今後も継続して取り組んでいくのが、これまでの皆さんの努力に報いることになるのだと思います」と話していました。 |
マーク整理に児童が参加し
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福井市の麻生津小学校(清水鷹信校長、548人)が、4年間に100万点を積み上げて県内9校目の500万点を達成。「この勢いでさらに盛り上げます」(漆崎勝彦PTA会長)と、頼もしい限りです。
もともと熱心な麻生津小のベル活動に拍車がかかったのは、99年からマークの整理に子どもたちが自由参加し始めたのがきっかけでした。「マークがたまり過ぎかな、と思ったら校内放送で呼びかける。すると30人ほどの子どもがパッと集まってきて、ゲームを楽しむように、サッと済ませてくれます」とPTA担当の武田弘子先生。 PTAベル担の厚生委員会も収集や作業を改善してきました。ベル箱を校区内の公民館などのほか、「私らも利用するから」と校区外のスーパーにも置かせてもらうことに成功しています。作業は昼と夜の部があり自由選択。自宅での作業もOKです。 00年春、400万点を達成。そして今度は500万点。ベル預金では毎年、鉛筆削りを補充するほか、球具やミュージックベル、ビデオデッキなど買い物も盛りだくさんです。 校区は市南部の古くからの街。同じ敷地にある麻生津幼稚園など校区内の5つの幼・保育園と連携して先生・子どもたちの研究・交流を深めています。 音楽活動も盛ん。ミュージックベルを楽しんだり、アカペラにも挑戦。3年前に「名古屋へ行かない?」の呼びかけで始めた合唱は、めきめき力をつけ、名古屋でのコンサートも達成しました。 「600万点も、4年以内に果たせればいいですね」(厚生委員長・増永裕美子さん)。こちらの目標も大丈夫でしょう。 |
校内にデイサービスセンター
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千葉県鎌ケ谷市立初富小(江口勝善校長、683人)が300万点をクリアしました。1105校が活動する県内で86校目。学校創立の翌年の1975年から取り組んできて、29年目に達成しました。
鎌ケ谷市は都心から約1時間。都内に通うサラリーマンのベッドタウンとして宅地化が進んでいますが、梨を中心とした果樹栽培も盛んに行われ、緑がたくさん残っています。 この学校には、デイサービスセンターが併設されていて、お年寄りと児童たちの自然な形のふれあいが進んでいます。 ベルマーク活動の主体は、PTAのベルマーク委員会です。各教室に設置したベル箱から毎月第3木曜日にマークを集め、各学年の当番のお母さんたちが集計します。 児童の家庭向けに年間3回、「ベルマークタイムス」を発行して協力を呼びかけ、また、銀行やスーパーにもベル箱を置かせていただいて、卒業生の家庭や一般の住民の皆さんの応援をいただいています。 |
児童たちからバトンタッチして
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青森市の戸山西小(坂本隆基校長、674人)が参加22年で300万点を達成しました。
JR青森駅から東南へ約7`。戸山西小は、新しくできた団地内にあります。学校の温水プールは、地域の住民にも夜間開放しています。年4回、PTAと一緒に子どもたちが、廃品回収を行うなど、地域との結びつきを大切にしています。 ベル活動は、PTAのベルマーク委員会(3年生の父母)の30人のお母さんたちと、児童会のリサイクル委員会(30人)が協力しながら取り組んでいます。 年4回、自分たちでイラストを書いたベルマーク袋を全児童に配り、回収するまでが児童の委員。引き継いだPTAは、グループに分かれて、その日のうちに点数計算まで終わらせます。 昨年は15万点以上を集めましたが、それには、学区内のスーパー「食彩館戸山店」の協力が大きく貢献しています。「どの商品にベルマークがついているか分かるようにして欲しいのですが」との要望をうけた阿部透店長が、2年前に手作りで「ベルマーク参加商品」の札を商品の棚につけてくれました。このお店には、ベル箱と一緒にベルマークの一覧表も置かせてもらっています。 「委員は、毎年新しい人に代わります。今後は、スムーズに活動をするためにも何人かは続けて活動できるようにしていきたいですね」と昨年度委員長の佐々木省子さんは話していました。 |
★ 200万点達成校 |